梅雨の槍ヶ岳!ハバ平ベーステント連泊


- GPS
- 52:22
- 距離
- 39.3km
- 登り
- 1,768m
- 下り
- 1,761m
コースタイム
12:34槍沢ロッヂ(昼食)13:23-14:10ハバ平
7/14日 5:05ハバ平-5:39大曲り-7:01天狗原分岐7:10-8:33坊主岩屋下-
9:11殺生分岐-10:12槍ヶ岳山荘(昼食)11:18-
11:43殺生ヒュッテ11:50-14:37ハバ平
7/15日 6:00ハバ平-6:30槍沢ロッヂ-7:07一ノ俣-7:55横尾8:10-(明神、徳沢)-
11:00上高地BT(昼食)11:30-12:00沢渡駐車場
天候 | 雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨天により岩場は滑り易かったです。 雪渓は軽アイゼンとストックが歩きやすそうでしたね。 トレースをツボ足で慎重にいけばアイゼンなしも可能ですが 急斜面なのでアイゼンつけたほうが安心です。 |
写真
感想
梅雨終盤の雨の中、槍ヶ岳に行って来ました。
初日は沢渡第二駐車場に夜中の二時半に到着。
連休前だけあって駐車場は空いてましたね〜。
朝5時過ぎに周りの方にタクシー相乗りをお誘いしました。
既に相乗りの相手を見つけられたということでしたが
準備が遅れるとのことで相乗りの相手の方を紹介して頂けました。
ありがとうございます!
早速タクシーで上高地へ。
おかげさまで予定より早いスタートが切れました。
上高地は曇り空。
横尾では晴れ間が広がり夏の陽気に!
このままお天気回復かな〜と期待したのもつかの間
二の俣から本降りの雨に捕まりました。
雨の中、槍沢ロッジに到着。
テン場の受付を済まし、ロッジで昼食しながら雨のおさまるのを待ちます。
雨が小降りになるのを見計らってテン場に出発。
槍沢ロッジからハバ平のテン場までは30〜40分くらい。
ハバ平のテン場は連休前だけあって空いてました。
どこに張ろうか迷っちゃうくらいでした。
翌日のテン場は盛況で、張れない方は河原に張られてましたよ。
雨が止んでる間に設営です。
設営完了してテントに入るとザーッと本降りに。
間に合って良かった〜( ̄∀ ̄)
雨の合間にテントでお昼寝です♪
雨が上がるとテン場の散策です。
小さなテン場なのですぐ終わっちゃいました。
テン場の水場は水がチョロチョロでたり止まったりと
水量が安定しませんでした。
時間をかけて水を貯めます。
念のため浄水しておきました。
テン場のトイレは一つしかないので朝は並びます。
ベニヤ板とポリカの屋根で組んだ便所ブースは
背の高い人が立ち上がると壁と天井の間から頭が見えます。
おかげで通気は抜群ですが。。。(^_^;)
また雨が降ってきたので夕食は各自テントの中でした。
その後は雨音を聞きながらぐっすり。
早朝、止まない雨音を聞きながらと槍ヶ岳登頂の準備を済まします。
雨がおさまるのを待って出発です。
大曲を越えて雪渓を進んだ所で、槍沢の下流から雪渓を這うように
雲が上がってきました。
とても幻想的な光景でしたが、みるみるガスに覆われて視界が効かなくなります。
ガスの中は雨でした。
このガスがくせ者で雪渓のトラバースにおいて
目印のポールがなかなか見つけられずに苦労しました。
連休初日の早朝だけあってすれ違う登山者もまばらなのも
コースを見付けにくい要因でしたね。
二人で地図を確認しながら慎重に進みます。
天狗原分岐以降は時折突風が吹き、
雨で濡れた体から一気に体温を奪って行きます。
突風が止むまでの数分間、岩影に隠れて突風をやり過ごしました。
このまま突風が続くようなら、低体温症になりかねないので撤退も
考慮しないとねと話してました。
突風は時折短い時間で吹く状況だったので、
まずは山小屋まで行こうということになりました。
アイゼンとピッケルを持って行きましたが
雪渓と岩場の上りの繰り返しの為
アイゼンの脱着に手間取りましたね。
雪渓はトレースがしっかり着いてましたので
軽アイゼンとストックのほうが歩き易かったかも。
早朝は凍結箇所も多いのでアイゼンは欲しいですね。
上に登るほどガスは濃くなり視界は効かなくなってきました。
山頂はいいから近くの殺生ヒュッテでお昼食べて帰ろうかと話していたら
殺生ヒュッテから下りてきた二人組の男性に
ここまで来たんだから肩まで行ったらどうですかと
声をかけられました。
じゃあ〜肩まで行ってみますか。
ここから肩までが長く感じましたよ。
肩にある槍ヶ岳山荘は濃いガスで直前まで姿が見えなかったです。
山荘の前は時折物凄い突風が吹き
ガスが凄い勢いで流れて行きます。
山荘の中に着いた時はほっとしました。
濡れた装備を外し、キッチン槍に入ります。
冷え切った身体に温かい食事が染み渡ります。
食後は雨で濡れた衣服をストーブで乾かしながらまったり。
受付でピンバッチを購入した後は山頂方面に
よってみましたがガスで何にも見えません。
梯子も雨で濡れて素人には危険と判断して山頂は諦めて下山することに。
下山する時は沢山の登山者とすれ違いましたね。
登りとは大違いです。
水場を越えた辺りでガスが急に晴れてきました。
ずっと降り続いていた雨がようやく止みましたよ。
登りの時は厚いウ゛ェールに隠されていた見事な眺望が広がります。
山頂方面は厚い雲に覆われたままでしたが
槍沢の広大な雪渓を見ることが出来て素晴らしかったです!
雪渓に落石した岩がごろごろあるのには驚きましたね。
落石ってあんなに大きいんですね。
雪渓は途中からアイゼンを付けずにツボ足で下りて行きましたよ。
雪渓の緩やか斜面で滑落停止訓練をしてみたりと有意義な下山でしたよ。
ハバ平に戻ると、テントでいっぱい!
さすが連休初日です。
張りきれない方は、河原に張られてましたよ。
晴れ間も見えてましたが夕方からまたの雨。
二日目の夜も、テントにふる雨音を聞きながらの就寝となりました。
最終日は6時に雨の中を出発。
雨の中、上高地を目指します。
上高地BTで昼食をとり、タクシー相乗りをして沢渡へ。
沢渡につくとようやく長い雨もおしまいでした。
雨の山行は初めてでしたが、充実した3日間でしたよ。
次回こそは晴天の槍に登ってみたいですね^^
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