【雪纏う白き槍】大天井岳・燕岳 中房温泉から

2019年11月03日(日) 〜 2019年11月04日(月)

• GPS: 29:32
• 距離: 25.2km
• 登り: 2,507m
• 下り: 2,487m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:57
• 休憩: 1:56
• 合計: 9:53

6:08 スタート地点
6:18 6:18 中房温泉登山口
6:47 6:47 第１ベンチ
7:04 7:12 第２ベンチ
7:36 7:37 第３ベンチ
8:04 8:09 富士見ベンチ
8:29 8:30 合戦小屋
8:40 8:47 合戦山(合戦沢ノ頭)
9:14 9:14 ベンチ
9:24 10:14 燕山荘
10:45 10:45 蛙岩
11:00 11:05 大下りの頭
12:08 12:11 小林喜作レリーフ
12:18 12:25 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
12:46 12:57 大天荘
13:07 13:14 大天井岳
13:23 13:23 大天荘
13:36 13:37 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
13:41 13:45 小林喜作レリーフ
15:04 15:06 大下りの頭
15:25 15:29 蛙岩
16:01 燕山荘

2日目

• 山行: 3:00
• 休憩: 1:10
• 合計: 4:10

7:25 燕山荘
7:29 7:31 いるか岩
7:43 7:43 めがね岩
7:51 8:02 燕岳
8:13 8:30 北燕岳
8:39 8:39 燕岳
8:44 8:47 めがね岩
8:55 8:56 いるか岩
9:00 9:24 燕山荘
9:27 9:28 ベンチ
9:29 9:36 燕山荘
9:41 9:41 ベンチ
9:54 9:54 合戦山(合戦沢ノ頭)
10:01 10:02 合戦小屋
10:14 10:15 富士見ベンチ
10:29 10:29 第３ベンチ
10:46 10:47 第２ベンチ
11:05 11:06 第１ベンチ
11:26 11:26 中房温泉登山口
11:35 有明山裏参道登山口

天候

2日 はれのちくもり 東側無風 西側冷風
3日 はれ 麓はガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

往路：永福IC〜安曇野IC 中房温泉まで下道で90分くらい

駐車場：安曇野市営第2駐車場の2段目 入口脇に無理矢理停めた

復路：403号で聖高原 麻績IC〜更埴JCT周りで本庄児玉IC 関越大渋滞につき下道で2時間ほどかかって帰宅

コース状況／危険箇所等

中房温泉〜燕山荘
全く問題なし。ベンチがたくさんあった。

燕山荘〜喜作レリーフ
少し凍っているところもあったが、アップダウンもそれほどなく、歩きやすい稜線。

喜作レリーフ〜大天井岳
完全に雪道、要アイゼン、ストックピッケルもあればなお良い。

燕山荘〜北燕岳
所々凍っているが慎重に行けば問題なし。

その他周辺情報

安曇野ICからすぐにセブンとファミマ。穂高の町にもセブンとファミマ。

安曇野しゃくなげの湯
http://syakunagenoyu.info/
中房温泉から車で30分。大人700円。内湯露天共に充分の広さ。塩サウナや炭酸泉も。

安曇野翁
http://azuminookina.com/
高瀬川対岸の高台にある蕎麦処、着いた瞬間に田舎そば売り切れは無念。二八のもりそば900円。ネットで評判だったのでハードルを上げて行くも、余裕で上回る新蕎麦の佳き香り。再訪決定。

写真

11/3 6:15

三連休の中日。そりゃあこうなるわというカオス。グレーゾーン？に何とか駐車。

11/3 6:19

かなり下の路肩までギッシリ。久々に晴れた連休。皆さん気合い入ってますな。

11/3 6:27

橋を渡って舗装路登って。こちらでトイレをお借りしてから入山。

11/3 7:15

登山口の落葉松がちょうどピーク。

11/3 7:42

黄色い葉の奥には白く雪化粧した蝶ヶ岳と常念岳が。

11/3 7:48

先般の台風によるものか。

11/3 7:52

八ヶ岳がキレイに見える。テンションが上がる。

11/3 8:00

まるで浮世絵のごとき芙蓉峰も。

11/3 8:11

苔たちも寒さに負けず手を掲げる。

11/3 8:35

真白く聳ゆる大天井岳はそこだけ別世界のよう。

11/3 8:40

あっという間に合戦小屋。

11/3 8:42

由来はその合戦でしたか。大王わさび園の大王ですよね。

11/3 8:42

中央による地方の権力の統治。そんなに単純なお話ではなかったのじゃあないかしら。とか。

11/3 8:58

戸隠飯綱黒姫に斑尾。北信の山々も。

11/3 8:59

燕山荘。遠目に見ても綺麗な小屋。女性に人気なのも頷ける。

11/3 9:00

最終ベンチの脇の語呂の悪い句。

11/3 9:00

餓鬼の奥のは針ノ木と蓮華か？

11/3 9:11

そして本日のお目当ての。

11/3 9:11

雪纏う白き槍。

11/3 9:11

南アルプスもズラリ。

11/3 9:26

妙高も見えて北信五岳揃い踏み。

11/3 9:27

小屋の周りの道には滑り止めの砂が蒔いてある。感謝。

11/3 9:28

爺と鹿島槍。奥のピョコリは何だ？

11/3 9:38

ちょうど入れ替わりで特等席を確保できた。

11/3 9:40

改めて槍と対峙。うひょー。

11/3 9:40

テント受付。

11/3 10:26

お馴染みの方も鎮座ましまし。

11/3 9:40

山荘前から燕岳。

11/3 10:27

テント張り終えてひと息ついて。時間もあるので大天井岳までピストン。

11/3 10:30

絶景眺めながらの稜線散歩スタート。

11/3 10:40

振り返ると燕の奥に立山劔。

11/3 10:40

右手には鷲羽水晶裏銀座なぞ眺めつつ。

11/3 10:42

お？

11/3 10:42

半分冬毛の可愛いやつが。

11/3 10:43

物憂げな表情でウロチョロ。

11/3 10:44

艶めかしい振り返り目線を頂く。

11/3 10:44

幼妻も登場。

11/3 10:45

興奮気味にバシャバシャと撮影していたら電池が終了。

11/3 11:31

しばしiPhoneで撮影。最近のお気に入り行動食モグモグ。

11/3 12:11

レリーフの少し先で4本爪を装着。雪と戯る。

11/3 13:06

大天井小屋にて電池購入。4本800円。お酒の価格設定とビールの種類の豊富さに心意気を感じる。ラガー2本購入。

11/3 13:08

生ビールが注がれる様をガラス越しにじっと見つめるおじさん。

11/3 13:08

雪さえなければこのテント場に泊まりたかったな。

11/3 13:16

槍が近い。

11/3 13:16

穂高も近い。涸沢が綺麗なグラデーション。

11/3 13:16

上高地から横尾辺り。

11/3 13:19

針ノ木の下には黒部のダム湖。

11/3 13:19

立山劔。

11/3 13:20

燕山荘にズーム。奥に餓鬼岳小屋も見える。

11/3 13:20

来た道振り返り。稜線の東と西で寒さが全然違かったのはこういう事か。

11/3 13:09

自撮る。

11/3 13:24

広角で。

11/3 13:25

富士山と槍ヶ岳が1枚に収まる。

11/3 13:27

中央アルプス木曽駒宝剣。

11/3 13:27

南アルプス甲斐駒北岳間ノ岳。

11/3 13:27

八ヶ岳。

11/3 13:27

安曇野の奥に浅間山。

11/3 13:27

朝日と白馬五竜と鹿島槍と爺。かな？

11/3 13:27

立山劔。

11/3 13:28

もう少しでここも真っ白な世界に。

11/3 13:40

トラバースはこんな感じ。深いところは脛ぐらいまである。

11/3 13:41

アイゼンさえあれば下りは楽ちん。

11/3 14:17

このホシガラスがずーっとウロチョロ。

11/3 14:33

つかず離れず。何もあげないよ。

11/3 15:17

大下りの頭、こんなに暗いけどまだ15時過ぎ。

11/3 15:37

どれが蛙岩なのやら。

11/3 15:44

さっぱりわからず。

11/3 15:57

ピストン終了。お札の透かしのように浮かび上がる秀麗なる富士山。

11/3 16:34

豆とソーセージのキーマカレーをキリンラガーで流し込む最高タイム。しかし寒すぎてすぐにテント内に避難。

11/4 3:44

ラジオ聴きながらウトウト。午前3時に目を覚ますとちょうどオリオン。

11/4 3:50

街の明かりと北斗七星。

11/4 3:53

たまに点く小屋のセンサーライトがちょっと厄介。

11/4 4:21

ISO上げて天の川。寒さに負けてトイレ借りがてら少しだけ小屋に避難。

11/4 6:29

二度寝の後にテント開けたらちょうどライジング。

11/4 6:31

雲が多過ぎていまいち。テントに戻って朝ごはん。

11/4 7:24

外張りバリバリ。

11/4 7:24

見事に雲の海。

11/4 7:29

イロトリドリな朝。

11/4 7:51

槍はご機嫌ななめ。

11/4 7:53

白砂のビーチを進む。太陽があったかい。

11/4 7:54

雲の海の水平線に浮かぶ島々。

11/4 8:01

立地も建物も絵になる。いい小屋だ。

11/4 8:02

白い奇岩が蒼い空に輝く。コブダイ岩？

11/4 7:53

到頂。

11/4 8:12

大天井岳の雲が取れ始めた。

11/4 8:12

槍はまだまだ。

11/4 8:13

ひょっこり笠ヶ岳。

11/4 8:13

蝶と常念。

11/4 8:09

あっちも気持ちよさそうね。

11/4 8:23

って事で北燕岳まで来てみた。

11/4 8:24

先行していた女性と貸切の山頂。寒さで電池がダメになりカイロで暖めつつiPhoneと交互に撮影。

11/4 8:30

もう一声！

11/4 8:31

あれはシャチ岩？

11/4 8:31

大天井抜けたー！

11/4 8:39

燕岳山頂は常に人だかり。

11/4 8:26

ぐるりとパノラマ。

11/4 8:45

槍も抜けた！

11/4 8:45

ズーム。たまらん。

11/4 8:46

めがね。

11/4 9:08

いるか。

11/4 9:11

最後にもう1枚。

11/4 9:47

ささっと撤収。いざあの雲の中へ。

11/4 9:48

素敵な小屋と青空に別れを告げて。

11/4 9:54

白い峰々にもさようなら。

11/4 10:13

スイカ運搬機の脇を抜けて。

11/4 10:21

あっという間に雲の中。

11/4 10:59

苔も秋の色。

11/4 11:00

ワイヤーの下を潜る。

11/4 11:01

ミヤマクサゴケは早くも冬支度。

11/4 11:19

落葉松の黄色い葉が見えてきたら。

11/4 11:38

ゴール。

11/4 11:39

下界は晴れてら。

11/4 11:46

路肩の車も殆どなくなってる。

11/4 11:47

どうやら誰の邪魔にもならなかったみたい。ひと安心。

11/4 12:17

冷え切った身体を温めるべくしゃくなげの湯へ。

11/4 14:39

兼ねてから気になっていた安曇野翁。田舎そば売り切れも二八の新蕎麦はいい香り。再訪決定。

11/4 15:09

直下の公園からは北アルプスが一望。残念ながら大天井と燕は雲の中。晴れた日にまた来よう。

11/4 15:10

山と風呂と蕎麦。充実したおじさんの休日終了。この後5時間超のロングドライブが待っているとは思いもしなかったが。

撮影機器：

PENTAX K-50 ペンタックス

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

感想

otkme

珍しく暦どおりに三連休。どこに行こうかとあれこれ思いを巡らせた結果、初日から大寝坊。

すっかり出鼻を挫かれた感じで雑事片付け、買い物、テレビでラグビー観戦なぞしつつ、リスケジュール。

新潟？奥秩父？そういえば新蕎麦の季節じゃあないかと思いつき、安曇野。雪化粧したばかりの槍を眺めるべく、未踏の表銀座へ。
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混雑を懸念していた燕のテント場も、絶好のポジションを確保できた。雷鳥に導かれつつ、雪の大天井岳へピストン。

テント場の夜は予想通りの寒さだったが、使い捨てカイロでなんとかしのぐ。FMがキレイに入り、有吉さんのラグビートーク？聴きながら暗闇で一人忍び笑い。夜明け前には満点の星空。

朝はのんびりと北燕岳まで足を伸ばし、ピンと張りつめた空気の中、青空に聳える白い槍を思う存分堪能。
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紅葉真っ盛りの山麓を駆け抜け、風呂へ。塩サウナ4セットで整えて、露天のぬる湯でとろける心地。

念願の蕎麦は安曇野翁。香りの佳い二八の新蕎麦を美味いわさびで手繰る幸せ。

山と風呂とそば。おじさんの休日、ここに極まれり。