赤石岳悪沢岳周遊縦走登山 椹島〜赤石小屋〜赤石岳〜悪沢岳〜千枚小屋〜椹島


- GPS
- 56:00
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 3,021m
- 下り
- 3,014m
コースタイム
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 8:50
- 山行
- 2:45
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:45
1日目:5時間15分
※今日は体調が悪く、高山病のために筋肉に力が入らずふらふらしてきたため、これにて行程終了しました。
第2日目:10時間20分 第3日目:5時間00分
天候 | 1日目:曇り 2日目:曇り一時雨+みぞれのち曇り時々晴れ 3日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全域:よく整備され、あからさまに危険な箇所はまったくありません。残雪も短いトラバースのみで、ほぼ無雪でした。 椹島〜赤石小屋 とにかく急な土と石の登り坂ですが、整備はされていてどんどん登っていけます。 赤石小屋〜赤石岳 斜面に沿って登っていきます。一本道でまず危険はありません。 赤石岳〜悪沢岳 まずは大聖寺平に向かって広めの石の道を下っていきます。荒川小屋まではなだらかな稜線歩きになります。 その後中岳へは傾斜の強いザレ場のある登り坂になります。 中岳を過ぎると一旦軽く下り、その後最後の急な登りになります。 悪沢岳〜千枚小屋 悪沢岳から先はなだらかな稜線を下っていきます。多少岩場が危険かもしれません。 千枚岳からは少し急な坂を下ります。 千枚小屋〜椹島 最初は樹林の中へ急な坂を下りますが、後は延々と木々の下の土と石の道を下っていきます。最後の最後の岩頭見晴付近は荒れた岩を再度登らせられ、その後急坂を下ります。 |
写真
感想
今回の山行は1日目までにトラブルが多く、苦しい状況となりました。
まず襲ってきたトラブルは、大阪から新名神に入ったとたんのタイヤのバーストです。タイヤがざっくりと裂けた車を路肩に駐めて、JAFが車で1時間、移動してもらって修理完了まで小一時間と2時間弱行程が遅れました。
さらに襲ってきたのは大雨です。狭い山道に豪雨で石や枝が散乱する中畑薙ダムへ向かったのですが、いつの間にやら右サイドに多数の擦り傷が。。。
下部で見にくいところで枝でも出ていたのでしょう。。
車くんにとっては天中殺のような一日でした。
この山は送迎バスのため登山開始時間が8時前から9時と遅い山なので、赤石小屋に泊まるか赤石岳山頂避難小屋に泊まるか迷いながら山行を始めました。
赤石小屋までの登り道はかなり急な坂で、距離の割にどんどん標高を稼いでいけますが2000m超えた辺りから、睡眠不足からか高山病でどんどんペースダウン。
同じバスで、スタートから抜きつ抜かれつほぼ一緒に歩いていた3人パーティーの方からもどんどん遅れていきました。わずか4時間弱の行程で、赤石小屋で本日終了となりました。ペースの速い方達は、荒川小屋や山頂避難小屋へ出発していかれました。
夕方にわずかな晴れ間の中、赤石岳・聖岳・兎岳などを眺め、夕食後には眠りにつきました。
2日目はどんよりした曇り空の中4時半前にスタートです。富士見平以降は雨が降り始め、富士見平からは一旦軽いアップダウンと共に尾根を超えていき、滝が近づいてくると稜線への勾配のきつい登りが始まります。
稜線に出たとたん吹き降りの雨になって寒かったので、山頂避難小屋へ暖まるために向かいました。
なんとそこには昨日ほぼ一緒に登って凝られた3人のパーティーの皆さんが!
お湯やコーヒーを頂いて休憩しているうちに30分近くもいてしまいました。こんな長い休憩めったにないことです。
山頂避難小屋を出て小赤石岳へ向かいますが、ガス・雨共に強くなる一方で何も見えません。さっさと大聖寺平へ下り、荒川小屋に向かいますが、悪天候の中ではよくあることですが雷鳥に出会いました。
荒川小屋に着くと、親切なスタッフの方とお話ししながら、温かい飲み物を飲んで休憩しているうちにまたまた3人パーティーの方と一緒になりました。
荒川小屋を出発すると、再び本格的な登りが始まります。途中鹿除けのネットを出入りしきつい坂をのぼりきると荒川三山の稜線に合流します。
左にほんの少し進むと、崩壊した斜面が印象的な前岳に着き、そこから戻って合流点からさらに進むとすぐに荒川中岳に到達します。全てガスガスなので感想も何も書けないのが残念です。
荒川岳避難小屋で昼食を取ろうとしているとまたまた3人パーティーの皆さんと出会い、小屋の中で暖まっていました。
小屋を出ると、さらに小一時間歩いて悪沢岳こと荒川東岳に向かいます。小屋からは少し下らされ、コルからは厳しい登りになります。登りきると山頂ですがやはりまたまたガスガスです。
東岳から少し下り始めると天候が回復し始め、近くの山並みが見えるようになってきました。そんな状態の中丸山に到着すると、雷鳥の群れがチョコチョコ歩いていたので、ここは一発頑張って撮影しました。
丸山からは一気に下りが始まり、少し岩登りを経て千枚岳に到達します。千枚岳の山頂からは、千枚小屋やその下の荷揚げ駐車場を見下ろすことが出来ました。山頂では3人パーティーの方と記念撮影をして、小屋まで一気に下山です。歩きやすい道で、一気に小屋に入ってしまいます。
千枚小屋では前日赤石小屋に泊まった方が何人もそのまま民族大移動してきている状態で、昨日からの顔見知りとして交流することができました。小屋数の限られた周遊ルートだとこういう風になるんですね。
小屋では晩ご飯までに3名パーティーの方や単独行の30代女性と軽い酒盛りを行い、夕食後もがっつりワインを飲んでいました。
翌朝は富士山のご来光を拝んでから下山を開始し、なだらかで歩きやすい下り道をどんどん駆け抜けていきます。林道との合流点より下は大きな石がガレた部分や登り返しがあり意外にペースがあがりません。それまでが快調だったため、どうにもペースの低下を感じる道の構成でした。
サワラ島に到着すると7時半、8時半のバスまでに少しゆっくりしようと思うとバスが8時に出るとのこと。荷物の整理をしているうちに後ろから2人組みの50代の超高速な男性達が到着しました。
千枚小屋からこのバスに乗ったのはこの方達と自分たちの4人だけでした。しかも一方の方はそのわずかな待ち時間でしっかりと生ジョッキを一杯やっておられ、周囲の笑いを取っていらっしゃいました。
今回は宿泊メンバーがそのまま大移動するという山行であったため、人との触れ合いが多い、楽しい3日間となりました。
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