前穂高岳から奥穂高岳、西穂高岳から上高地

2012年08月24日(金) 〜 2012年08月26日(日)

• GPS: 33:20
• 距離: 16.8km
• 登り: 2,288m
• 下り: 2,286m

コースタイム

<8/25>上高地ターミナル　5:10=>河童橋　5:15=>岳沢分岐　5:29=>風穴　6:05=>岳沢ヒュッテ　7:30　=>カモシカの立場　8:50　=>紀美子平　10:30=>前穂高岳　11:10=>紀美子平　11:40=>奥穂高岳　13:40=>穂高岳山荘　14:20
<8/26>穂高岳山荘　5:00=>奥穂高岳　5:35=>ジャンダルム　6:30=>天狗のコル　7:35=>天狗岳　8:00=>間ノ岳　8:40　西穂高岳　9:45　ピラミッドピーク　10:25　独標　10:47=>西穂高山荘　11:30=>上高地　14:20

天候

8/25　曇り時々晴れ
8/26　晴れ時々薄曇り

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

高尾ICから中央道を松本ICで降り、沢渡へ。　帰りも同ルート

コース状況／危険箇所等

<8:25>
・上高地〜岳沢小屋：要所要所に標高が書かれた看板が有り、また、休憩場所も多く、歩きやすい。
・岳沢小屋〜紀美子平：要所には鎖、梯子がが設置され、また、浮石も取り除かれ、良く整備されている。
・紀美子平〜奥穂高岳：吊尾根は比較的水平な部分が多く、すれ違い易い。
・奥穂高岳〜穂高岳山荘：下りは急だが、要所には梯子が掛けられ、また、道標もしっかりしており歩き易い。
*穂高岳山荘は1畳に二名の混雑。　団体も結構いた。
*生ビールは無いのでご注意を。

<8/26>
・奥穂高岳〜ジャンダルム：最初の馬の背は痩せた岩稜を歩くことになる。　強風の場合には注意が必要。　馬の背からロバの耳は鎖場の下り、登り、トラバースが続くが、三点確保をしっかりとれば問題は無い。
ジャンダルムは奥穂側を正面から登るルートにはフィックスも有るが要注意。一般的には基部を左側にトラバースし、裏から登る。
・ジャンだルム〜天狗のコル：ジャンだルムからは有名な逆層のスラブ帯を通過するが、余り鎖に頼らないこと。　振られてコースから外れる可能性が有る。
・天狗のコル〜天狗岳：コルは唯一、岳沢小屋への下山ルートが有る。　コルからはいきなり垂直に近い鎖場が続くが、程なく到着する。
・天狗岳〜間ノ岳：印象に薄い。　特に危ない箇所も無いが、間ノ岳への長い登りから、頂上直下の登りは注意が必要。
・間ノ岳〜西穂高岳：そろそろ疲れが足に来るころであるが、下りには注意が必要。　此のルート、4つの危険マークの内の一つが此処だ。
・西穂高岳〜西穂山荘：独標までは岩稜が続くが、今迄の道に比べれば歩き易いが、行き交う人が格段に多く、時間待ちも発生する。　がれ場では落石を落とすこと、受けることの両方に最新の注意が必要になる。
・西穂山荘〜上高地：樹林帯の急下降であるが、木の階段も整備され、歩き易くなった。
*西穂山荘でノンアルコールビール発見。　美味しかった！！

写真

7/25 5:10

2012/8/25　5:10　
上高地バスターミナルから愈々出発。

7/25 5:16

2012/8/25　5:16　
お決まりの河童橋から穂高連峰を望む

7/25 5:17

2012/07/25 05:17
ついでに梓川と焼岳

7/25 5:29

2012/8/25　5:29　
愈々　岳沢に入る

7/25 6:05

2012/8/25 6:05
岳沢名物　風穴

8/25 7:05

2012 8/25 6:05
標高は既に1690m

8/25 7:18

2012 8/25 6:18
朝日を浴びる、西穂の稜線

8/25 7:42

2012 8/25 6:42
朝日に輝く、畳岩

8/25 7:45

2012 8/25 6:45
岳沢小屋が近づく。　標高1900m

8/25 7:50

2012 8/25 6:50
岳沢小屋手前から、上高地　遠望

8/25 7:50

2012/8/25 6:50
ガスの中の上高地と、乗鞍岳　遠望

8/25 8:08

2012/8/25 7:08
天狗のコルを望む

7/25 7:16

2012/8/25 7:16
岳沢小屋が見えてきた

8/25 8:25

2012/8/25 7:20
岳沢小屋　到着

8/25 8:26

2012/8/25 7:26
岳沢小屋のオブジェ？

7/25 7:39

2012/8/25 7:39
休憩　約20分

7/25 7:57

2012/8/25 7:57
岳沢小屋　上のお花畑から乗鞍岳、焼岳遠望

8/25 9:18

2012/8/25 8:18
最初の鎖場

8/25 9:19

2012/8/25 8:19
最初の長い梯子も登場

7/25 8:51

2012/8/25 8:51
カモシカの立場

8/25 10:31

2012/8/25 9:31
前穂高岳を望む

8/25 10:40

2012/8/25 9:40
岳沢パノラマを過ぎる

8/25 11:12

2012/8/25 10:12
次は雷鳥広場に到着

8/25 11:15

2012/8/25 10:15
紀美子平前の最後の鎖場

8/25 11:25

2012/8/25 10:25
紀美子平　到着（Yさんだけ）

8/25 11:58

2012/8/25 10:58
前穂高岳　頂上（Yさんだけ）

8/25 12:16

2012/8/25 11:16
前穂高岳から穂高岳山荘を望む

8/25 12:46

2012/8/25 11:46
紀美子平で合流

7/25 11:48

2012/8/25 11:48
奥穂高岳に向け　吊尾根を歩く

7/25 12:09

2012/8/25 12:09
吊尾根　中間部

8/25 13:23

2012/8/25 12:23
吊尾根最低鞍部から涸沢

7/25 12:24

2012/8/25 12:24
吊尾根から前穂高岳を振り返る

7/25 12:24

2012/8/25 12:24
吊尾根から前穂　北尾根を望む

8/25 14:17

2012/8/25 13:17
奥穂高岳への最後の鎖場

7/25 13:27

2012/8/25 13:27　
奥穂の登りで、北穂高岳を望む

7/25 13:27

2012/8/25 13:27
奥穂高岳の頂上が遠くに望まれる

8/25 14:33

2012/8/25 13:33
奥穂高　南稜の頭

7/25 13:33

2012/8/25 13:33　
奥穂　南稜の頭辺りからの　ジャンダルム

7/25 13:44

2012/8/25 13:33
奥穂　頂上付近で休む登山者。愈々ガスが湧いてきた

7/25 13:46

2012/8/25 13:46
奥穂の頂上から、岳沢、上高地を望む

7/25 13:49

2012/8/25 13:49　
喧騒の奥穂高岳

7/25 14:11

2012/8/25　14:11　
穂高岳山荘への下りと、涸沢岳

7/25 14:24

2012/8/25 14:20
穂高岳山荘　到着。宿泊の手配だが、混んでいる予感

7/25 16:30

2012/8/25 16:29　
宴会の後、外に出てみる。テントサイトもほぼ一杯

7/26 4:55

2012/8/26 4:55
小屋の中は明かりがつき、そろそろ朝食

7/26 4:55

2012/8/26 4:55
朝焼けの中のシルエット

7/26 5:14

2012/8/26 5:14　
登り始めて直ぐに、東の空から日の出が

7/26 5:17

2012/8/26 5:17
モルゲンロートに輝く涸沢岳、槍ガ岳、北穂高岳

7/26 5:31

2012/8/25 5:31
之から行く、馬の背、ロバの耳、ジャンダルム。既に馬の背を下降してるパーティが見える

8/26 6:38

2012/8/26 5:38
今日の天候を占うように輝いているジャンダルム

7/26 5:42

2012/8/26 5:42
馬の背を行くYさん

7/26 5:58

2012/8/26 5:58
馬の背を降り、ロバの耳へ

7/26 6:01

2012/8/26 6:01
ロバの耳を登る。　先行の二人に追いつく

7/26 6:06

2012/8/26 6:06
ロバの耳をトラバース

7/26 6:10

2012/8/26　6:10　
ロバの耳　付近、今度は登り

7/26 6:12

2012/8/26 6:12
ロバの耳付近の下り

7/26 6:16

2012/8/26 6:16
ジャンダルム直登パーティ

7/26 6:23

2012/8/26 6:23
ジャンダルム基部へのトラバース

7/26 6:33

2012/8/26　6:33
ジャンダルムにて

7/26 6:40

2012/8/26 6:40　
ジャンダルム基部に咲く可憐なイワギキョウ？

7/26 6:40

2012/8/26 6:40
ジャンダルム基部で先行パーティを待つ。（直登組）

7/26 6:42

2012/8/26 6:42
久しぶりに平らな場所を歩く

7/26 7:12

2012/8/26 7:12
コブ尾根ノ頭への登り

7/26 7:18

2012/8/26　7:18　
天狗のコルへ下る

7/26 7:19

2012/8/26　7:19
天狗のコルへの下り

7/26 7:38

2012/8/26　7:38　
天狗のコルで寛ぐYさんと先行パーティ

7/26 7:57

2012/8/26　7:57　
天狗の頭への登り

7/26 8:00

2012/8/26　8:00　
天狗の頭付近のYさん

7/26 8:17

2012/8/26　8:17　
有名な逆層スラブ

7/26 8:26

2012/8/26　8:26　
間ノ岳への登り

8/26 9:42

2012/8/26　8:42　
間ノ岳から西穂　方面を望む

7/26 8:47

2012/8/26　8:47　
西穂への下り

7/26 9:14

2012/8/26　9:14　
前穂を望む

7/26 9:46

2012/8/26　9:46　
西穂　到着

7/26 9:51

2012/8/26　9:46　
西穂　から前穂、明神でしょうか

7/26 10:24

2012/8/26　10:24　
ピラミッドピークへ

7/26 10:26

2012/8/26　10:26　
ピラミッドピークから可なり下に独標を見る

7/26 10:32

2012/8/26　10:32　
独標への道

撮影機器：

COOLPIX AW100 ニコン

D90 ニコン

感想

s-mochi

前回の上高地は2007年6月の西穂高岳だったので、5年が経過した。
久しぶりの上高地は、人は多いが天気が良いのが何より。
バスターミナルから河童橋までのメインストリートからは、今日、明日歩く、穂高の稜線が眺められる。
岳沢は要所に標高が書かれた鉄製の看板が有り、風景にはミスマッチだが、気持ちに余裕を持たせてくれる。
程なくして、岳沢名物の風穴に到着した。　噂に違わず、可也涼しい。　自然の冷蔵庫とは此の事か？
岳沢小屋にはコースタイムの半分近くで到着した。　此処で暫し休み、前穂高岳を目指す。
お花畑、梯子、鎖場、雷鳥広場、紀美子平までは、急傾斜の道が続くが、時間的には早めに到着したが、既に多くの人でにぎわっていた。多分、穂高岳山荘かた、奥穂高岳を高えて来た方々だろう。
吊尾根は岳沢側とほぼ平坦に進むが、時々、登りも有るが、あっというまに奥穂高　南稜の頭に到着した。　此処からは奥穂高岳山頂にある、石積みと、方向指示器が眺められる。
奥穂高岳山頂には数十にが居り、皆、それぞれ感慨に耽っている様だ。
山頂を後に、穂高岳山荘に降りる。　当初の予定では、通常よりは混んでいる、という程度だったが、安定した天候のせいか、テント場、小屋共に、満員状態で、1畳に二名だった。
明るいうちから、宴会、夕食、19:00には就寝した。
翌26日は、ヘッドランプが無いことから、4:00起き、5:00発に変更した。
お弁当を朝食頂き、5:00に、先ず、奥穂高岳に向かう。　朝焼け前の梯子も特に問題無く、途中でモルゲンロートを迎える。　30分程で頂上に着き、愈々、西穂高岳に向かう。
馬の背からロバの耳へは急な鎖場を下り、また登る。　トラバースをしてジャンダルムの基部に立つと、正面を3人パーティがアンザイレンし登攀している。　
ジャンだルム基部へは、左側をトラバースし到着する。　頂上へは鎖場を登り、程なく到着した。　3パーティが休憩していた。
此処からは、天狗のコルへは長い下りが待っている。先行パーティの行動を待ちつつ、コルに降り立つ。　狭いコルだが、唯一、岳沢小屋へのルートがあり、嘗ての避難小屋も見られた。
コルから先は今迄とは多少違い、三点確保部分も減ってくる。間ノ岳、西穂高岳と進むにつれ、稜線上には人が増えてくる。西穂高岳の山頂には今迄にない、人数が休息している。　西穂山荘方面を眺めると、ピラミッドピーク、独標には多くの人影が見え、其の途中、途中では多くの人と行き交い、手軽さと、人気の高さを実感した。　独標を過ぎると、危険な個所は無くなり、西穂山荘迄もう一息。　西穂山荘では、多くの人が休憩しているが、上高地に下山したのはわずかであり、途中で2−3パーティに抜かれ、下からは5パーティ位が西穂山荘を目指して登って行った。