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Yamareco

記録ID: 219634
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北沢峠-仙丈-間ノ岳-農鳥岳-笹山-奈良田

2012年08月24日(金) 〜 2012年08月26日(日)
 - 拍手
GPS
70:35
距離
33.6km
登り
2,849m
下り
4,080m

コースタイム

北沢峠 1100-05
Co2370 1157-1207
大滝の頭 1228
Co2710 1300-09
小仙丈 1328
仙丈小屋分岐 1400
仙丈ヶ岳 1420
Co2970 1424-32
仙丈小屋 1444

8/25
仙丈小屋 0432
仙丈ヶ岳 0453-0511
大仙丈 0534
Co2760 0603-14
2676独標 0635
苳ノ平 0648
伊那荒倉岳 0711-20
2676独標 0753
横川岳 0822-32
野呂川越 0846
Co2400 0911-23
Co2615 1010-22
Co2855 1110-20
三峰岳 1140
間ノ岳 1227-42
三国平分岐 1325
農鳥小屋 1340

8/26
農鳥小屋 0437
Co2920 0502-09
西農鳥岳 0527
農鳥岳 0559-0615
大門沢下降点 0647
広河内岳 0711-21
2772独標 0754
大籠岳北のコル 0807-18
大籠岳 0834
白河内岳 0911-21
笹山北峰 1028-42
笹山南峰 1048-52
2560独標 1110
幕営地 1134-45
2256独標 1152
1760独標 1230-40
水場入口(1603表示)1251
1344独標 1315
Co1240 1322-32
山ノ神 1349
白河内河原 1402-06
吊橋 1417
奈良田第一駐車場1425
天候 8/24 霧、夕方雷雨。気温高い
8/25 晴れのち霧。気温高い
8/26 晴れのち時々曇り。気温高い
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
奈良田第一駐車場に駐車。バスで広河原乗換、北沢峠へ
コース状況/
危険箇所等
仙丈-横川岳:倒木少なく歩きやすい
横川岳-三峰:倒木やや多い。荷物が大きいと難儀だろう。
大門沢下降点-広河内:歩きやすい。
広河内-2772独標:特に広河内の下りがはっきりしない。ガスられると苦しい。
2772独標-白河内岳:晴れていればまずまず問題なさそう。とても快適。
白河内岳-笹山:白河内の南面がややこしい。ガスられると苦しい。樹林帯は踏み跡がしっかり。
笹山-奈良田:滅茶苦茶急だが、判りにくい所はあまりない。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
セリバシオガマ。樹林帯には必ずと言って良いほどあった。
セリバシオガマ。樹林帯には必ずと言って良いほどあった。
ハイオトギリ
稜線、ガスの中
ウサギギク
トウヤクリンドウ
トウヤクリンドウ
小仙丈から仙丈
タカネツメクサ
雷が怖いので仙丈山頂は通過
雷が怖いので仙丈山頂は通過
イワギキョウ
雷鳥一羽目
雷鳥二羽目
雷鳥三羽目
仙丈小屋。この後間もなく雷雨
仙丈小屋。この後間もなく雷雨
発達途中の雄大積雲。この雲は影響なし
発達途中の雄大積雲。この雲は影響なし
鋸岳〜甲斐駒。後方は八ヶ岳あたりで圏界面まで延びた積乱雲
鋸岳〜甲斐駒。後方は八ヶ岳あたりで圏界面まで延びた積乱雲
夜明けの鋸岳〜甲斐駒。後方八ヶ岳
夜明けの鋸岳〜甲斐駒。後方八ヶ岳
夜明けの鳳凰〜小太郎山と富士山
1
夜明けの鳳凰〜小太郎山と富士山
大仙丈。後方遠くに大沢岳、中森丸山
2
大仙丈。後方遠くに大沢岳、中森丸山
大仙丈から中央アルプスと御嶽
大仙丈から中央アルプスと御嶽
大仙丈から北アルプス
大仙丈から北アルプス
ヨツバシオガマ
大仙丈、甲斐駒。後方八ヶ岳
大仙丈、甲斐駒。後方八ヶ岳
ハクサンフウロ
2676独標から間ノ岳〜塩見
2676独標から間ノ岳〜塩見
トモエシオガマ
苳の平のマルバダケブキ
苳の平のマルバダケブキ
2676独標から大仙丈、仙丈と甲斐駒
1
2676独標から大仙丈、仙丈と甲斐駒
野呂川越に近づくと倒木が多くなる
野呂川越に近づくと倒木が多くなる
三峰への登り
三峰岳から仙丈
三峰岳から間ノ岳
三峰岳から間ノ岳
三峰岳から塩見
タカネヒゴタイ
間ノ岳に着くと同時にガスられる
間ノ岳に着くと同時にガスられる
25日の日の出は西農鳥中腹より
25日の日の出は西農鳥中腹より
朝日を浴びる塩見
1
朝日を浴びる塩見
間ノ岳。北岳はわずかに顔を出す。後方赤岳
間ノ岳。北岳はわずかに顔を出す。後方赤岳
南アルプス南部全景
南アルプス南部全景
西農鳥より間ノ岳、北岳
1
西農鳥より間ノ岳、北岳
西農鳥より。農鳥の上に富士山
西農鳥より。農鳥の上に富士山
白嶺南嶺。後方笊ヶ岳?
1
白嶺南嶺。後方笊ヶ岳?
農鳥山頂。これ以降しばらく人に会わず
農鳥山頂。これ以降しばらく人に会わず
農鳥より富士山
農鳥からズームで塩見
1
農鳥からズームで塩見
荒川三山と間に赤石。右後方中森丸山と大沢岳
荒川三山と間に赤石。右後方中森丸山と大沢岳
大門沢下降点
広河内へ向かう
広河内山頂。後方塩見
広河内山頂。後方塩見
広河内から荒川三山と間に赤石
1
広河内から荒川三山と間に赤石
広河内から農鳥
広河内から塩見
ミヤマホツツジ
ハクサンシャジン?
ハクサンシャジン?
2772独標より。このあたり起伏が少なく、快適。
2772独標より。このあたり起伏が少なく、快適。
タカネビランジ
大籠岳より北方。広河内、右は北岳
1
大籠岳より北方。広河内、右は北岳
白河内岳。ここから半ば樹林帯に入る
白河内岳。ここから半ば樹林帯に入る
白河内から塩見岳
白河内から塩見岳
白河内から北方。広河内、右は北岳
白河内から北方。広河内、右は北岳
笹山北峰より。蝙蝠岳〜塩見
笹山北峰より。蝙蝠岳〜塩見
笹山からの下り。最初は倒木が多い。
笹山からの下り。最初は倒木が多い。
イチヤクソウ
水場の分岐
最後の下り。暑さで朦朧となった身には手すりがありがたかった。
最後の下り。暑さで朦朧となった身には手すりがありがたかった。
吊り橋を渡れば奈良田
吊り橋を渡れば奈良田

感想

8/24
余裕を持ちすぎて6時過ぎには奈良田に着いてしまい、車の中で1時間半ほど仮眠。
奈良田広河原間、広河原北沢峠間のバスは共に一台でほぼ満席。(前者は釣り人も多い)
山沿い雷雨の予報であるが、空の色はあまり濁ってはおらず、そんなに不安定でも
なさそうではある。
しかし、さすがに11時登山開始では、1ピッチ目後半からガスに包まれる。
小仙丈あたりで、一瞬ガスが切れ、伊那谷の上空で発達した雄大積雲の横顔が見える。
仙丈の山頂をスルーすることも考えたが、まだなんとか持ちそうなので山頂へ向かう。
とはいえ、山頂は素通りし、少し下ったところで休む。三羽の雷鳥を見て、
小屋についてから30分程で雷雨となった。
雷雨の収まった夕方、伊那谷の上空に第二段の雄大積雲の発達過程を見る。
本に書いてある通り、10分位で発達する様子が見えた。(この雷雲は仙丈にはこなかった)

8/25
耳栓をして寝たら寝過ごし気味になって出遅れる。それでも山頂での日の出には
難なく間に合った。仙塩尾根方面に行く人は少なく、大仙丈の山頂からは一人になる。
樹林帯に入ってもそこそこ風が通り、倒木も少なく下り基調なので調子が良い。
しかし、横川岳を過ぎて野呂川越への下りの途中から倒木が多くなる。荷物が軽いから
まだ何とかなるが、大荷物だとしんどそうである。
野呂川越から三峰岳は、その倒木に加えて細かいアップダウンの混じった登りであり、
地名もなく獲得標高だけが頼りの所で、かつ1ピッチで標高200mちょっとしか
稼げないので、面白くない。なお、結局、三峰岳まで誰にも会わなかった。
三峰岳は山頂というにはあまりにささやかな岩峰であるが展望は良い。
三峰岳から間ノ岳へ岩稜をたどるうちにガスに包まれる。
複雑な山容の間ノ岳から農鳥小屋へ向かう。
20年前に南部から縦走してきてこの小屋で山行を打ち切り、親父さんに「軟弱もの」と
云われた。(その残りがこの日の行程でもあった)
その親父さんも年のせいか大分丸くなったような気がする。
小屋の掲示に、笹山5時間とあったのは心強いが、並んで二軒小屋12時間等と
書いてある。これらはまさか、親父さんの足でのことじゃないだろうな。

8/26
小屋を出て西農鳥の登りの途中で日の出を見る。西農鳥、農鳥岳は、登山を始めた
1989年以来の山頂。
農鳥から大門沢下降点間の何でもないところで、単にルートが左折している所を
下降点と錯覚して、ルートをはずす。
大門沢下降点から広河内岳までは快適な尾根歩き。広河内岳から東のコルまでの下りが
判然としない。大籠岳が近くなるにつれて歩きよくなってくる。
この辺りで単独の方とすれ違った。
大籠岳手前のコルに一本だけカンバの木があり、日陰を作っていたので
ありがたく休ませてもらう。
晴れて良い天気であるし、風も程良く吹いている。大籠岳から白河内岳と、
たどる稜線は標高差が非常に少なく、快適そのもの。
しかし、濃霧にでもあったらケルンが頼りであり、確実に歩き通す自信はなく、少なくとも
大幅なタイムロスを見込む必要がありそう。白河内岳の下りは二重山稜であり、しかも
一旦樹林帯に入るので注意が必要。もっとも、さすがにここは目印も多めであるが。
2682独標の北の小コブ(地形図では閉じたコンターなし)の下りは西側の岩稜を
普通に下れば良いのだが、慎重になりすぎて時間をロスする。
そこから、笹山北峰までは西側の樹林帯の巻き道主体で長く感じた。結局、農鳥小屋から、
小屋の掲示より余計に、6時間近くかかっている。
笹山北峰で休んでいると、奈良田から日帰りで登ってきた人数人に出会った。

さて、展望は北峰で終わり。展望のない笹山南峰から、いよいよ標高差1900m弱程の下り。
まさに下降に次ぐ下降。最初は倒木が多く、効率が悪いが、まだ暑くなかったので
救われた。下るに従って道は良くなってくるが、気温が高くてどうにもならない。
それでも、特に1400m位から下はアセビが多くて日差しがあまり通らず、また、
前半の稜線歩きが快調で、水に余裕があった分、気持ちは楽であった。
山ノ神からは手すりのついたジグザグ道で、普通ならつまらない道だが、
暑さで朦朧となった身には大変ありがたかった。

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