白峰三山(奈良田→広河原)

2012年09月04日(火) 〜 2012年09月05日(水)

• GPS: 32:00
• 距離: 26.0km
• 登り: 3,332m
• 下り: 2,615m

コースタイム

※北岳には登っていません。

(初日)
奈良田7:00→大門沢小屋9:30→稜線12:30→農鳥岳13:20→農鳥小屋14:20
農鳥小屋テン泊

(2日目)
早朝、農鳥小屋から西農鳥岳中腹まで往復
農鳥小屋7:20→間ノ岳8:20→北岳山荘9:40→(トラバースルート)→八本歯のコル10:20

八本歯のコルから池山吊尾根ピーク(バットレス展望地)まで往復、所要片道15分程度
八本歯のコル11:50→広河原14:10

天候

9/4曇りときどき晴れ
9/5晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

奈良田第二P(登山口最寄りの未舗装駐車場)は犬がうるさいので要注意です。

写真

9/4 8:14

二日目の方が好天であることが予想されたため、奈良田からの逆走ルートで挑戦です。大門沢小屋までの道は意外と起伏があり、しかも途中でハチの大群に遭遇して大巻きせざるをえず、早くも疲弊…

9/4 10:37

小屋で休息を取ってから出発です。少し歩くとやや開けた大門沢に飛び出し、目指す稜線も見えました。植生を見る限り、残雪期はこのもうちょい下あたりまで滑れるのかな…？

9/4 11:26

さて、奈良田⇔稜線ですが、噂通りの鬱蒼とした森、ホントに展望がありません…「南アルプスの森は深いのである」…by PEAKS 9月号

9/4 11:26

また、2000m〜2600m付近はよく整備されているとは言え相当な急坂です。多くのガイドブックではこのルートは下り推奨となっていますが、展望が皆無なことを除けば登りに使った方が楽で安全ではないかと僕は感じました。

9/4 12:36

出発から5時間半、稜線に到着です。ここまで来れば、もう登りはあってないようなものです。

9/4 13:06

一気にルンルンの稜線歩きに変わります。彼方には再来週登る予定の荒川三山。

9/4 13:13

西農鳥岳が見えてきました。山頂に突き上げる谷(滝ノ沢左俣?)が気になります・・・

9/4 13:22

農鳥岳に到着。ここにきて急にガスが湧いてきたので早々に退散。まあ今日は展望は期待できません…

少し進むと今日の宿泊地、農鳥小屋が見えました。そして後方には雲をまとった間ノ岳がズドドドドーンン！！！　これには大感激。

9/4 13:52

先程の谷です。斜度も手頃そうです。いつかは…

9/4 15:40

予定より結構遅れてしまいましたが、小屋には14時20分に到着。水場が結構遠い(下り7分登り13分)ので要注意です。

9/4 15:51

農鳥小屋です。噂通り、旧態依然を地で行く小屋でした。賛否が分かれそうですね。

9/4 16:12

この日のテン場は僕含め3張のみでした。鳳凰三山を眺めながらのんびり夕食。暮れゆく稜線、お休みなさい…

(2日目)この日は朝寝坊をしようと思っていたのですが、この絶景が垣間見えて眠気がぶっとんでしまいました。寝床を撤収し、西農鳥岳中腹まで登り返して朝食をとることにしました。それにしても、この圧倒的な高さ、圧倒的な美しさ・・

9/5 6:08

【特大画像】間ノ岳に朝がやってきました。こちらもまた、何という巨大な山体…　幾度となく振り返りながら登っていきます。

9/5 6:20

朝飯の場所はこの付近に決定です。Twitter用に写真を撮ったり。

富士の姫様もご機嫌。

【特大画像】南アの巨艦。「茫洋の山」。

9/5 7:09

朝食の後、農鳥小屋に戻ってきました。どうもお世話になりました。いざ間ノ岳に出発。

塩見岳がかっこいいです。しかしながら、南ア南部の山々に関してはあまりというか全然知りません。これから少しづつ開拓していきたいものです。

それにしても圧倒的すぎる姫様。こちとら標高2,800mを歩いてるってのに、そこから更に1,000m近くも聳え立っているとは一体何事…

9/5 8:15

姫様に見とれているといつの間にやら間ノ岳に到着です。稜線には早くも秋の気配。

9/5 8:27

見覚えのある団子型の標柱が過酷な風雪のせいか随分と劣化していて、時の流れを感じました。

【特大画像】間ノ岳から望む北岳の絶景。

9/5 8:39

流石に平日の南アとあって人もまばら。

【特大画像】素晴らしい・・・　個人的には今回の山行のベストショットです。

9/5 8:32

中白根山付近の稜線は快適そのものです。左手には5月に滑った仙丈ヶ岳が。

9/5 8:35

天国です。

9/5 8:48

間ノ岳を見返る。いつかは残雪期に…！

9/5 9:34

北岳山荘を右に見て、八本歯のコルへのトラバースルートに入ります。昔は左の小屋は無かったような…

9/5 9:56

トラバースルートには様々な高山植物が。無知が悔やまれます。図鑑を買おうかな。

9/5 9:58

百花繚乱、しかし蒙昧には何が何やら…涙

9/5 10:20

前穂高岳を連想するガレ場を下り、八本歯のコルに到着です。ここからちょっと池山吊尾根を進んで、思い出の場所に向かいます…

9/5 10:37

八本歯の岩尾根をやりすごすと、すぐにこのケルンに出会います。ここから少々下ると…

9/5 10:58

【特大画像】北岳バットレスを望む絶景ポイントに到着です。す…素晴らしい…

9/5 10:54

【特大画像】圧巻の北岳バットレスを正面に、

9/5 10:58

左手には間ノ岳、

右手後方には鳳凰三山、

そして右手前方には甲斐駒ヶ岳。

9/5 10:49

こんな絶景の中でのんびり昼食、たまりません・・・

9/5 11:43

さて、名残惜しくはありますが、小一時間のんびりしてから下山にかかります。コルから大樺沢左俣を覗くと、おっ、結構雪が残ってる！！！イヤッホーウウウウウ！！！！！！！！

9/5 11:49

階段の補修工事が行われていました。ありがとうございます。

9/5 12:37

大樺沢左俣に到着。雪がたっぷり。なお、この時期の雪渓は山域を問わず劣化して危険ですので、近づく際には崩落・落石等に最大限の注意を払いましょう。

9/5 12:15

さっそく雪をポリ袋に入れ、ポカリスエットをキンキンに冷やしました。たまりません。残雪万歳。

9/5 12:52

二俣まで下ってきました。右俣にもわずかに雪が残っていました。いつかは残雪期に右俣を詰めたいな・・・

9/5 14:11

広河原に無事下山。広河原からバスで奈良田に移動して山行終了。奈良田の里温泉で汗を流して…と思いきや、奈良田の里温泉は水曜定休なのでした。南側からの間ノ岳とバットレスの絶景、おいしいとこ取りの充実の山旅でした。

撮影機器：

DSC-WX50 SONY

コメント

mamepyon

晴れて良かったですね♪
ちょうどお天気が微妙なタイミングでしたが二日目はバッチリ晴れて良かったですね。
個人的には登りは確かにキツいけど奈良田から歩いた方が三山縦走は楽しいと思っています。静かですしｗ
テント装備だと大門沢下りで歩くのは結構難儀すると思いますよ。

間ノ岳はやはりドデカいですね。

次は南部ですか。
それもまた楽しみですね。

eri0716

かかかかかっこいい〜
写真がステキすぎて保存！

北岳かっこよすぎでしょ。。

お疲れ様でした。

kamatsuka

mamepyonさん、こんばんは。
逆走の利は間ノ岳〜北岳山荘間の快適スカイラインが下り調子になるという点にもあると感じました。
間ノ岳は北から望んだ時とは迫力が桁違いですね。本当に感動しました。
稜線から望む南部の山々は深く果てしなく、一生をかけてもまだ足りないのではという気さえするほどです。
まずは畑薙ダムから悪沢岳を目指したいです。MTB頑張ります…

kamatsuka

eriさん、こんにちは。
ありがとうございます〜
しかし写真では実際の迫力の万分の一も表現できていません、是非ご自身の目で・・・！