上高地〜西穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳〜上高地



- GPS
- 56:00
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,987m
- 下り
- 1,988m
コースタイム
2日目・・・3:55西穂山荘-4:52西穂独標-6:07西穂高岳-7:40天狗岳-8:18天狗のコル-9:51ジャンダルム-11:16奥穂高岳-(途中はしご部分で渋滞し1時間ほど待つ)-13:06穂高岳山荘-15:06涸沢ヒュッテ-16:33本谷橋-17:32横尾-19:01徳沢-19:52明神館
3日目・・・明神館7:00-上高地河童橋7:43
天候 | 晴れとくもり(西穂山荘〜奥穂高岳は晴れ) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂高岳〜奥穂高岳は特に危険箇所が多いです。 なかでもロバの耳付近の下りは厳しいです。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
今回は、妻と2人で、西穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳の縦走をしました!
西穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳を縦走中は、ほぼ晴れていて景色を楽しめたので、最高の山行になりました!
今年の夏は、富士山、八ヶ岳、剱岳、鳳凰三山と登ってきていたのですが、八ヶ岳以外天気が悪く、今ひとつパッとしないシーズンをおくっていました。
そういうわけで、この夏、思い出に残るような山に行こうと思い、ぱっと思いついたのが「西穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳」でした。
とはいっても、結婚する前に「西穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳」を縦走したことがあり、その危険度はわかっていたので、天気予報がいまひとつだったこともあってやめようかなあと思ったりしていました。
ところが直前に天気予報が劇的に良くなり、やめる言い訳もできなくなったので(^_^)やっぱり挑戦することにしました。結果、非常に天気がよかったこともあり、最高の山行になりました!
<1日目>
松本の安いホテルに泊まり、沢渡に駐車して、バスで上高地帝国ホテル前まで行き、そこから登りました。特に危険と思うようなところはありませんでした。
上高地から西穂山荘までのコースタイムは、4時間程度だったのですが、意外とはやく着いて、妻と二人でびっくりしていました。
昨年9月の連休に、蝶ヶ岳でテント泊をした時にあまりにも寒くてたいへんだったのと、今回のコースは荷物が重いと危ないかもしれないことを考慮して、今回はテントを持ってこないで西穂山荘に泊まりました。
ところがその日は山荘がものすごく混んでいて、暑く狭くとても寝苦しかったです。
結局、私は食堂で寝ました(^^)
とはいっても、テント場も満杯だったので、テントを持ってきても張れなかったかもしれません。
<2日目>
天候が崩れる前に奥穂高岳にたどり着きたかったので、暗いうちから歩き始めました。星がきれいでした。ただ、西穂高岳までにもそれなりに危ないところはあるので、あまりにも早く出発してしまうと、暗い中で危険箇所を通過することになってしまうかもしれません。明るくなると目の前には絶景が広がりました。
西穂高岳山頂で休むと(私も妻も)進むのをためらってしまうかもしれないなあ(^_^)と思ったので、西穂高岳山頂手前で、靴ひもを結びなおすなど状況を整えてから登頂し、写真だけとってすぐに通過しました(^_^)
西穂高岳から天狗のコルまでは、特に下りで危険を感じました。こういう厳しいところは、基本的に登りよりも下りの方が危険だと思います。
天狗のコルでは、偶然にも、2年前に西穂山荘のテント場で出会って、2人で一緒に「西穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳」を縦走したAさんに出会いました!こんな偶然ってあるんですね!
天狗のコルからジャンダルムまでは、ジャンダルムの直前あたりを中心に危険を感じました。
ジャンダルムは、西穂側から見て左側から登りました。ジャンダルム自体を登るのはそれほど難しくありませんでした。ジャンダルム頂上でも晴れていたので、景色がとてもよかったです!
ジャンダルムから先は、今回のコースで最も厳しい部分だと思います。
特に、ロバの耳付近の下りは、正直、「ここはミスしそうだし、ミスしたら滑落して助からないかもしれない」と思いました。
左側から降りるのも右側から降りるのも危なそうで、結局どっちが正しいのか良くわからないところがありました(^^)
私個人の感想としては、「馬の背」よりロバの耳付近の下りの方が怖かったです。
それでも、難所を乗り越え、奥穂高岳にたどり着いたときの達成感は今でも忘れられません。
天気も「馬の背」を超えるまでずっと晴れていました!
その後、山荘があまりにも混みすぎなのでその日のうちに下山しようということになり、涸沢経由で下山しました。
横尾で電話をかけたところ、上高地のホテルはすべて一杯だったのですが、明神館があいていたので、そこに泊まりました。シャンプーが使えるお風呂があり、一人に1つベッドがあるので、たいへん快適でした。
明神にたどり着いたのは、20時近くで、横尾〜明神はヘッドランプをつかうことになったのですが(^^)
(暗いうちから歩き始め暗くなってからも歩いたのは初めてだと思います。結局16時間ぐらい歩いたことになりますね^^)。
<3日目>
明神から上高地まで歩き、沢渡までバスにのり、車で家に帰りました。
若干筋肉痛になっていて妻に馬鹿にされました(^^)
<全体の感想>
今回は、天気が良く、景色が良くて本当に良い山行になりました!
ただ、前回「西穂高岳〜ジャンダルム〜奥穂高岳」を登ったときも思ったのですが、このコースは危険箇所が多く、周りの人に「簡単に行けるよ」とはなかなか言えないなあと思いました。
妻は本当によくがんばったと思います。最後まで怖いとか全く言いませんでした!もっとも、「危険箇所を登っているときに振り返ってくれなかった」と後で言われましたが(^^)
(とは言っても私は自分のことで必死で振り返るよう余裕がなかったのですが^^)
最後に今回の登山は、さまざまなみなさまのご協力のもとに成り立っているのだと思っております。みなさまありがとうございました。
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