念願の甲武信ヶ岳へ(雁坂峠から十文字峠を経て栃本へ)
- GPS
- 21:54
- 距離
- 37.5km
- 登り
- 3,310m
- 下り
- 3,604m
コースタイム
- 山行
- 3:28
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 3:47
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 10:30
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:27
天候 | 6/11:晴れ のち 土砂降り 6/12:晴れ のち 曇り 6/13:曇り のち 土砂降り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
6/13:栃本関所からバスで三峰口へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎全般的に 百名山へ辿る名門ルートなので基本しっかりと整備されている。 道迷いはないだろう。 ただし急勾配、鎖場、きわどいトラバースなど、難所は多々ある。 特に十文字峠〜栃本の前半は急斜面を細い踏み跡でトラバースするので、 慎重を要する。 |
その他周辺情報 | ◎大滝温泉游湯館 シャワーのみ利用可とのこと ◎西武秩父温泉「祭の湯」 通常利用可 ※ただしどちらも利用せず |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
コンロ
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
|
---|
感想
小学生の頃、埼玉県で一番高い山は甲武信ヶ岳と教わりました(実は三宝山ですが)。それ以来、甲武信ヶ岳という名はどこか頭の隅に焼き付き、埼玉県民として一度は登りたいと思うようになり、どうせなら由緒正しい秩父往還から雁坂を経てと数年前にチャレンジしましたが、あまりの暑さと虫の多さに途中で断念。その後リベンジの機会を狙っていましたが、この度平日に休暇を取れることになり、梅雨入りにより雨天が予想されましたが思い切って雁坂経由で甲武信ヶ岳へ行き、その後十文字峠を抜け栃本へ下る、由緒正しい伝統のあるコースを辿ることにしました。
チャレンジにあたり、1泊にするか2泊にするか迷いに迷ったのですが、マイカーが使えず電車バスでの往来となることから、スタート時間が遅くなること、そして終バスも平日は17時台、休日は16時台とどちらも早い時間で万が一乗り遅れると路頭に迷うことが予想されることから、2泊としてゆとりを持った工程としました。
宿泊地は雁坂小屋と十文字小屋とし、それぞれに予約を入れましたが、雁坂小屋の御主人に川又からのコースは途中で崩落しているので危険だと止められ、急遽黒岩尾根コースに変更。川又バス停から登山口まで車で送迎してもらうことにしました。
さて当日。始発電車に乗り川又バス停に8時半ごろ到着予定でしたが、家に忘れ物をし始発を乗れず。。 次の電車に乗ったのですが三峰口駅でのバスの乗り継ぎが悪く予定より1時間半遅れの10時過ぎにやっと川又へ到着。そこからさらに送迎してもらい10時半スタートというなんとも遅立ちとなってしまいました。スタート時は晴れていましたが午後から崩れるとの予報で先を急ぎましたが、案の定途中からポツポツ降り始め、やがて土砂降りに。。 全身ずぶぬれ、靴もグジョグジョ。最悪のスタートとなりました。眺望ゼロの中やっと雁坂小屋へ到着。小屋番も不在で私一人で一晩を明かしました。
2日目。昨日の土砂降りが嘘のように晴れ上がり最高の天気! 富士山の絶景も堪能!! そして念願の甲武信ヶ岳へ。残念ながら途中からガスが濃くなり眺望は良くありませんでしたが、子供の頃から憧れ続けた山の頂を踏みました。そして十文字峠へ。シャクナゲは盛りを過ぎていましたが、山小屋の御主人と楽しい一晩を過ごさせて頂きました。
そして3日目。終始土砂降りの中ひたすら忍耐の山行となりましたが、バスの時間までには余裕がありゆとりをもって下山することができました。
3日間で眺望がのぞめたのは2日目のAMだけ。あとはほぼ土砂降り山行ではありましたが、あの日あの時あそこへ行かなければ拝めない「絶景」は、たぶん一生忘れることはない素晴らしい景色でした。
また一つ、夢が叶いました。
コメント
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こんにちは。念願のコース踏破おめでとうございます。
埼玉県民で山登りをされている方なら、いつかは歩いてみたいコースの一つではないでしょうか。かく言う私も憧れている稜線で、このコースを歩きたいがために、甲武信ヶ岳、三宝山へは脚を踏み入れないようにしています。笑
蛇足ですが、きれいな小鳥はウソ、お花はイワカガミですね!土砂降りのロングコースお疲れ様でした。
montblanc55さん、コメントありがとうございます。
そうなんです、憧れなんですよ!!
甲武信ヶ岳だけなら西沢渓谷や毛木平から日帰りで登れますが、
埼玉県民として埼玉の名峰はやはり埼玉から登るべきで、
しかも伝統ある雁坂峠と十文字峠も合わせて辿れるこのコースは、
「THE王道」といった貫禄があります。
(本当は川又からの秩父往還で制覇したかったですが。)
また一つ夢が叶い、心地よい感慨に浸っている今日この頃です。(^^♪
小鳥やお花の名前、教えて頂きありがとうございました。
早速追記させて頂きます。
これからも宜しくお願いします!
この時期にゴールデンコース踏破とはやりましたね!
雨の中大変だったでしょうが、2日目の富士や両神、甲武信三宝へ向かう展望は最高でしたね。
十文字〜栃本は私も観音様見物でずっと気になっているのですが、なかなか実行できないでいます。 godohan
godohanさん、いつも私のレコのチェック、そしてコメントありがとうございます。
godohanさんは昨年毛木平から甲武信ヶ岳や十文字峠を辿られているのですね。
天気も良かったようで羨ましい限りです。
土砂降りのロングトレイルも、考えようによっては良い部分もあるのですが、
なんといってもズブヌレの後にバス電車で帰らねばならなかったのが一番憂鬱でした。。
(特にきれいに着替えた後、ビショビショの重いザックを背負う瞬間。)
現在埼玉県の県境制覇を目論んでいますが、
ロッククライミングの経験も道具も無いので、
両神山西側の赤岩尾根攻略をどうするか頭を悩ませている今日この頃です。
やっぱり単独だと無理かな??
johroさんこんにちは。
じっくりと見させていただきました。
一日目から大雨の中、三日間のロングハイクお疲れ様でした。
私も甲武信、雁坂の周遊は西沢渓谷からはあっても、川又方面からは
なくいつかチャレンジしたいです。
しかし川又からの雁坂峠、十文字峠からの川又は崩落が激しいらしいのでとても行けません。
十文字小屋の主人(この日は甲武信小屋の徳さんだったようです)
の話では来年あたりから整備が入るらしいですが。
いつになるかです。
三日間お疲れ様でした。
ogawawasiさん、私のレコへもコメント頂きありがとうございます。
十文字小屋の小屋番は女性だと認識していたのですが、
当日お邪魔したら予想に反しぶっきらぼうな男性の声に出迎えられ、
正直面くらいました。(笑)
しかしビールを購入したらワラビのおつまみを出してくれ、
その後夕飯時までずっと二人で楽しい話をさせて頂き、
会話の中でこの方は甲武信小屋の経営者で通常は奥様が十文字小屋の管理をしているけれど、
ここ最近はこの方が十文字小屋の小屋番をしていると伺いました。
翌朝、出発間際に名刺を頂きそこに「山中徳治」と記されていました。
下山後色々調べたらものすごく有名な方なのでビックリしてます。
そんな方と甲武信小屋ではなく十文字小屋でお会いでき、
しかも独り占めできたなんて本当にラッキーですね。
甲武信、十文字とも、コロナの影響で山小屋経営は危機的状況のようです。
廃業も本気で考えているとおっしゃっていました。
早く平常に戻り誰もが気兼ねなく山小屋を利用できるようになってほしいですね。
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