破風山(梨百90座目。雁坂峠からは感動的な絶景!)


- GPS
- 12:01
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,816m
- 下り
- 1,811m
コースタイム
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 3:21
- 合計
- 11:55
天候 | 午前:快晴 午後:晴れのち曇り時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
雁坂トンネル有料道路料金所手前の左右にある無料の駐車場です。 24時間利用可能なトイレがあります。 以下、登山口ナビさんのページ( https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-1392 )からの引用です。 緯度経度:35.862503 138.764327 雁坂トンネル有料道路の山梨県側の入口料金所前にある無料駐車場。 アクセスは中央道の勝沼インターチェンジを下りて国道20号線の東京・大月方面へ向かい、勝沼大橋を渡った先の柏尾交差点を県道38号線の塩山・山梨方面へ左折、すぐにフルーツライン(東山東部広域農道)へ右折して道なりに進み、県道213号線につき当たったら三富・雁坂トンネル方面へ右折する。 国道140号線(雁坂みち)につき当たったら秩父方面へ右折、道の駅みとみを過ぎてループ高架橋から広瀬トンネルを出てすぐのところにある。 駐車スペースは道路の左右にあり、トンネルに向かって左側(秩父方面)にはトイレが併設、右側(甲府方面)は雁坂峠へ向かう林道に隣接している。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大きな危険箇所は特にありません。 コース上の唯一の難所は、途中にある渡渉(岩場のトラバース)です。 トラロープが渡してあります。 水に濡れた岩を渡らなければいけませんが、それほど滑りやすい岩質ではないので、ゆっくりと慎重にいけば大丈夫です。 沓切沢出合から井戸ノ沢までの間で沢沿いを登っていきますが、一部やや不明瞭な箇所があります。 ただ、ピンクテープが比較的短い間隔で設置されているので、それを辿っていけば迷うことはないと思います。 |
その他周辺情報 | <笛吹の湯> 内湯が二つ、サウナ+露天風呂の温泉施設です。 露天風呂はかなりぬるめで、長時間入るのが好きな方にはいいかもしれません。 入浴料金は510円です。 ※現在はコロナの影響で、利用時間の制限がされていて、予約の方優先です。 自分が着いたのは14時半くらいでしたが、その時点で既に予約がいっぱいで、入れるのが16時からと言われたので、仕方なく入らずに帰りました。 URL http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/gover/public/search/institution/mitomi_02/ |
写真
写真が斜めっているように見えますが、駐車スペースが緩やかな坂の途中にあるためです。
先着は2台。
2台とも車内には誰もいなかったので、既に出発された後のようです。
自分は2時ちょうどに出発しました。
ただ、峠から見ると既に陽が昇っていますが、撮影ポイントは峠から雁坂小屋方面に少し下った場所なので、太陽はまだギリギリあの山の向こうです。
そして、あの山は昨日登った和名倉山なのでした。
前回に登った際は多めの雪にラッセルを強いられ、峠から標準CTで40分のところ、3倍の2時間もかかってしまいました。
今日は写真を撮りながらゆっくり登っても、標準CT通りの時間で到着できました。
標高は2,260m。
破風山は山頂が東西に分かれていて、ここは東峰ということになります。
残念ながらここは梨百ではないので、単なる通過点に過ぎず、西峰までもう少し歩かないといけません。
標高は2,318m、自分にとって山梨百名山90座目です。
周りは木々に囲まれているため、展望はありませんが、ここから甲武信ヶ岳方面に少し進むと、開けた斜面に出ます。
せっかく休んでいたのに、ゴメンね。
トラロープを掴んだ瞬間、一斉に飛び立ち、辺りを舞うアサギマダラが綺麗でした。
動画を撮ればよかったな〜。
ちょっと後悔・・・。
一般利用者は16時からになるそうです。
ガックシ・・・。
もういいや。
本格的な渋滞に巻き込まれたくないので、今日はもう寄り道せずに帰ることにしました。
先週もほぼ同じシチュエーションの写真を撮ったような・・・?
↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=2519823&pid=91f0e2fa5e39bc97f37b9d84513764e3
デジャヴ!?
装備
MYアイテム |
![]() 重量:8.77kg
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感想
今日は、昨日登った和名倉山と同じ奥秩父山塊に属し、山梨百名山の1座である破風山に登ることにしました。
現地に滞在している利を生かし、夜中から登り始めて雁坂峠でご来光を見ようと計画しました。
幸い、前日の夕方に降った雨はすぐに止み、夜には綺麗な星空が広がり、月が煌々と輝いていて、これは明朝の天気も良いに違いないとほくそ笑みました(笑)。
大菩薩の湯を出発したあと、夕食や買い出しを済ませてから雁坂トンネル有料道路の料金所手前の駐車場に向かいました。
そこそこ広い駐車場に車は数台しかなく、他の車から離れた位置に停めました。
アイドリングしたままでも誰の迷惑にもならないと思い、クーラーを利かせた車内で就寝。
夜中の1時半に起き、登山道入口に近い方の駐車場に車を移動させて出発準備。
2時ちょうどに出発しました。
(こんなに早い時間に登り始めるのは、初めてかも。)
クマが怖いので、Wクマ鈴&ラジオを鳴らしながら歩き始めました。
この時期のナイトハイクでの利点は涼しいことですね。
元々道は明瞭なうえ、一度歩いたことがあるので、順調に進むことができました。
それでも、明るい内に登るのと真っ暗な中登るのとでは、印象が大きく違います。
渡渉ポイントなどは鮮明に覚えていましたが、それ以外は新鮮な気持ちで登ることができました。
雁坂峠が見えても、斜面を九十九折に登ってちょっとずつ標高を上げていくので、なかなか着かず、ちょっとやきもきしました。
空が明るくなり始めてちょっと焦りましたが、何とかご来光の直前に雁坂峠に着くことができました。
峠には誰もいなくて、しばらく貸し切り状態でした。
天気は最高でした。
南側にはくっきりと富士山が見えました。
東の空には少し雲がありましたが、ご来光には影響なし。
そして偶然にも、昨日登った和名倉山からのご来光を見ることができました。
峠からだと東側は木があるため、雁坂小屋へ向かう登山道を少し下った場所からご来光を撮影しました。
ご来光のタイムラプスを撮っている間、サブカメラで写真を撮りまくりました。
上空には雲も無く、南アの山々まで見通せて、感動的な絶景でした。
タイムラプス撮影を終え峠に戻ると、女性が一人やってきたので、挨拶して山談議しました。
女性は、出会いの丘に車を停め、旦那さんを車に待たせて(!?)黒岩尾根で登ってきたそうです。
女性に、さも詳しいように山座同定を解説しましたが、後で確認したら結構間違えていました(笑)。恥ずかしい・・・。
自分もまだまだですね。
15分ほど女性と話した後にお別れし、雁坂嶺に向かいました。
今年の2月に登った時は雪が多く、雁坂嶺に着くまでにかなりのラッセルを強いられ、標準CT40分のところ、3倍の2時間もかかってしまいました。
↓その時のレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2201144.html
今日は当然雪は無いので、どのくらいのタイムで雁坂嶺に着けるのか楽しみでした。
やはり雪が無いと登山道は快適そのもので、途中で写真を撮ったりしてゆっくりと登っても、標準CTどおりの40分で雁坂嶺に着くことが出来ました。
雁坂嶺から先は初めて歩くのでワクワクします。
さすがは奥秩父主脈縦走路、歩きやすい尾根道が続きました。
東破風山への登りはかなりの急登で、結構キツかったです。
展望の無い東破風山を後にし、今日の最終目的地の西破風山へ向かいました。
途中、甲武信小屋に泊まったりテン泊した方たちと結構な頻度ですれ違いました。
東破風山と西破風山の間は大きな標高差も無く、途中には見晴らしの良い岩場もあったりして、景色を楽しむことができました。
ただ、日差しを遮るものが無いので、かなり暑かったですけど・・・。
東破風山から約20分で西破風山の山頂に着きました。
ひと通りの写真を撮った後、ベンチがあったので、そこに座って休憩しました。
休憩している間、甲武信ヶ岳方面から続々と人がやってきます。
その方たちと会話を楽しみつつ、自分はちょっと遅い朝食にしました。
話した方たちの中に、地元山梨の男性と東京墨田区から来た女性のペア(お二人とも、自分より人生の先輩です。)がいたのですが、お二人ともヤマレコを見ているとのことで、自分のヤマレコ名刺をお渡ししました。
(ちょうど1枚しかなく、女性のほうにお渡し。また印刷しておかなくちゃ。)
お二人は結構長めに休憩していたので、その間に山談義を楽しみました。
お二人を見送って、朝食を食べ終わってから、甲武信ヶ岳方面に少し下った先にある展望が良いという場所にカメラだけ持って向かいました。
50mくらい先まで行くと展望が開け、素晴らしい景色が広がっていました。
目の前にはどっしりとした木賊山、その奥に甲武信ヶ岳、三宝山、武信白岩山などが見渡せました。
展望地から戻って、すぐに下山を開始。
雁坂嶺では沢登りで登ってきたという女性(たぶん、50〜60代くらいだと思います。)がいたので、またまたしばらく山談義。
このご時世なので、マスクもせずに話すのはあまりよろしくないと思いましたが、楽しいのだから仕方ありません(笑)。
井戸ノ沢出合まで下ると、西破風山の山頂でお話しした男性&女性がお昼休憩していたので、ここでも休憩がてら長話。
その後、自分が先行しましたが、お二人は自分が沓切沢出合の滝を撮影している間に追いついてこられたので、そこからは一緒に歩きながら、たくさんお話をしました。
お二人(正確には男性が)は西沢渓谷の駐車場に車を停めていて、そこまで戻るということで、雁坂トンネル料金所前駐車場の手前でお別れしました。
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駐車場を出発し、笛吹の湯に向かいましたが、ここもコロナの影響で利用時間の制限をしていて、自分が着いた時間は既に予約の人でいっぱいで入れませんでした。
中央道の渋滞に捕まりたくないので温泉は諦め、そそくさと中央道の勝沼ICに向かいました。
ところが、高速に乗り合流しようとすると、既に渋滞していました(笑)。
「こんなんだったら、別の温泉に行ってゆっくりすれば良かった・・・。」と後悔するも、時すでに遅し(笑)。
その後10km程度の渋滞がどんどん追加され、勝沼ICから3時間が経っても、まだ八王子付近にいました。
結局、自宅に着いたのは19時半くらい、温泉を出発してから5時間もかかってしまいました。
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今日の山行を振りかえってみると、絶景を楽しめたのはもちろん良かったのですが、色んな人とたくさん山談義できたことも、とても楽しかったです。
昨日の和名倉山で約24km、今日の破風山で約21km、この週末で合計約45kmも歩いちゃいました。
それでもまだ少し余裕がある感じで、足も痛くなることはなく、調子は良さそうです。
週末にガッツリ登れば、平日に全く運動しなくても、脚力は維持できている感じでした。
コロナ太りで増えた体重も、少しずつ元に戻っています。
そろそろ、ずっと目標にしている以下の山々にもチャレンジしてもいい頃合いになってきたかもしれません。
・剱岳(早月尾根ピストン)
・槍ヶ岳(新穂高温泉からピストン)
・光岳(芝沢ゲートからピストン)
・塩見岳(鳥倉林道ゲートからピストン)
週末の天気が良いことが絶対条件ですが・・・。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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MonsieurKudoさん、おはようございます。
いつもながら、精力的な山歩きですね!前日の和名倉山に続いての破風山、凄いな〜と思います。これからも、ガンガンやって下さいね。
花について一つ。写真99の花は、レイジンソウではないでしょうか。花の感じも、葉もトリカブトっぽくないです。アズマレイジンソウかな。
山行お疲れ様でした。それではまた😀
fgacktyさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
花のご教授ありがとうございます。
確かに花の色といい、葉の形といい、確かにアズマレイジンソウみたいですね。
ただ、レイジンソウは、上萼片が反対側に反りますよね。
自分が見たアレはまだ咲き始めで、これからそうなるんですかね〜?
まあ、同じトリカブト属で、別名「アズマトリカブト」というくらいですからね。
写真85に私が写っていましたのでダウンロードさせていただきました。雪のある季節の笹平も良いですよ、泊まってみませんか。
heinaiさん、こんばんは。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
勝手に写真を撮ってしまい、すみません。
実は、heinaiさんの破風山避難小屋レコ、以前拝見しておりました。
heinaiさんのご尽力で、小屋が綺麗に保たれていると言っても過言ではありませんね。
破風山避難小屋は、元々は笹平避難小屋と呼ばれていたそうですね。
そして、何かと曰く付きの場所みたいですね。
自分は霊感が無いと思っていますが、そういった話を聞いた後だとちょっと怖いかも・・・。
自分が写っている写真を見つけて嬉しかったです、ありがとうございました。ご尽力などとお恥ずかしい、あそこでビールを飲むのが目的で登っています、薪を作ったりゴミ集めは片手間というか言い訳です。返信ありがとうございました。
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