【3度目の正直】十石山〜乗鞍岳
- GPS
- 15:52
- 距離
- 28.3km
- 登り
- 2,415m
- 下り
- 2,318m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:07
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 9:35
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
3年連続で挑んでいる十石山〜乗鞍岳の縦走。
2年連続で十石山敗退だが、今年は盤石の天気展開を狙ってのアタック。
今度こそうまくいくだろうか。
27日 3回目の十石山
今回は東海北陸道からではなく、中央道中津川から木曽路を辿って乗鞍高原へ。
乗鞍はガスの中。冬型の影響が残っているのだろうか。
8時54分発のバスに乗り込んで白骨温泉へ。
添乗員のお姉さんは昨年度と同じ人。今回も気を付けてと声をかけてくれる。
十石山への道は、過去2年はスキーを履けたが今年は雪がなくスキーを抱えて歩く羽目に。
登山道からは雪が硬いのでシーアイゼンをつけて登っていく。過去2回はラッセルに苦しめれたが今回は楽できそうだ。
毎度毎度の最初の急登をぜぇぜぇいいながらこなしていく。
スキーと歩きのトレースがそれぞれある。いつもうまくかわせないポコは今回はトレース頼りにうまうまく。
たら地から再び尾根に取り付くとまた急登。このころには天気もすっかり回復し、青空が広がる。
2300mくらいに来ると木が疎になり、いよいよ青空と白い世界を思い思いに歩く感じになってくる。
右手には穂高を中心とする北アルプス、後方には中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳。3回目にして初めて素晴らしい景色を望みながら真っ白な十石山に登っていく。
小屋に入りたいのも山々だが、明日の行程がそこそこ長いの今日のうちに2328くらいまで進めておくことにする。
十石山の台地から金山岩方面に進むと岩稜チックになり尾根が細くなる。
行けるところまでスキーでいってアイゼンストックに切り替える。
ズボズボのラッセルに苦しめられながら、細いところを越えてスキーに履き替える。
そんなこんなで金山岩につく。一段下ろせば木もしっかりあいそうだが、振り返れば北アルプス、行く手には乗鞍。最高のロケーションで、夜も荒れないのでここで幕営することにする。
寒くもないので、日没近くまで外で思い思いに過ごす。こんなに気持ちのいいテンバはいつ以来だろうか。空気が澄んでいるのかあんまり焼けなかった。
沈むとともに満月が登ってきて夜とは思えない明るい夜。
寒くなったらそそくさとテントに逃げこみ、ぺミカンカレーを食す。微妙に寝不足気味なので早々に沈。
28日 ついに乗鞍岳へ
3時起き。いつもの棒ラーメンを啜ってのんびり目に準備をして5時半出発。
雪が硬いのと下り出しは急なので、アイゼンをはいて.2328目指して下っていく。
.2328からはスキー。今日もシーアイゼンを付けて登っていく。
硫黄岳に登っている最中に浅間山の向こうから日が昇ってくる。刻一刻と白い山々の色が移ろう最高の時間。
硫黄岳にたどり着きどでかい四ツ岳を横目に桔梗ヶ原の台地にのる。
だだっ広い大地の先に見える乗鞍の風景はどことなく五色ヶ原やトムラウシを彷彿とさせる。
バス道で畳が原方面へ向かう。右手には後ろには相変わらずの北アルプス、右手には白山を望むことができるようになる。
バス道は時折雪がなくなるので何回かスキーを脱ぐ場面もあった。
畳が原あたりで一息入れて、肩の小屋を目指す。摩利支天を避けてトラバース道を行くが、小屋の手前が真っ白い斜面。トレースもあるが、万一雪崩れると自分どころか、位ヶ原を歩いている人まで巻き込みそう。
ということで、アイゼンに切り替え、急な斜面を登って尾根にのって肩の小屋。
肩の小屋にスキーと荷物をデポして剣ヶ峰アタックへ。
空身なのに朝日岳への登りがなかなかしんどい。ここまでの疲れだろうか。
相変わらず、北アルプスが見えているが、朝日岳まで来ると笠の向こうに薬師、三俣蓮華に向こうに後立が見え始める。
朝日岳からひと登りで剣ヶ峰のピークへ登ると大きな御嶽が迎えてくれた。
ピークは少し風が強いが、これまで歩いてきた十石山からの稜線を望むことができる。
久々の充実の縦走に大満足だ。思い思いに景色を楽しんで写真を撮って下り始める。
途中、日帰りで乗鞍に来ていた同じ山岳会の人たちと会うことができ、楽しい邂逅となった。
肩の小屋からはスキーを履いて広大な位ヶ原を滑っていく。雪は固くシュカブラやトレースで滑りにくいが、斜度が緩いのでそこそこ楽しむことができる。
スキーコースに入ると、雪はさらにガタガタで苦労するが、先週のスキー場の練習の成果もあってかぼちぼちスキー場にたどり着くことができた。
あとはスキー場をばーっと下って、とぼとぼ歩いてネイチャーセンターの愛車のもとへ。
充実の疲労感を温泉で洗い流し、木曽路に出る途中で冬至そばを食べて帰路についた。
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