ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2970587
全員に公開
山滑走
剱・立山

アルプスと日本海を山スキーで繋ぐ3月の栂海新道

2021年03月04日(木) 〜 2021年03月06日(土)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
53:29
距離
47.6km
登り
3,288m
下り
4,936m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:00
休憩
0:57
合計
7:57
10:00
32
スタート地点
10:36
10:36
13
10:49
10:50
138
13:08
13:21
55
14:16
14:21
101
16:02
16:22
50
17:12
17:29
28
17:57
雪倉岳と赤男山のコル
2日目
山行
10:37
休憩
1:20
合計
11:57
6:01
50
雪倉岳と赤男山のコル
6:51
6:51
99
8:30
8:47
9
8:56
9:09
15
9:24
9:24
25
9:49
9:49
30
10:19
10:19
61
11:20
11:28
31
11:59
12:03
75
13:18
13:38
2
13:40
13:41
86
15:07
15:11
24
15:35
15:35
27
16:02
16:15
101
17:56
17:56
2
17:58
3日目
山行
4:22
休憩
0:09
合計
4:31
10:59
7
11:06
11:06
4
11:10
11:10
137
13:27
13:33
106
15:22
15:23
7
15:30
ゴール地点
天候 4日:晴れ 5日:曇り時々雨 6日:雨
過去天気図(気象庁) 2021年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
栂池より入山、ゴンドラとリフト使用。
ロープウェイは運転開始前期間だったため未使用。
親不知からは鉄チンさんにピックアップしてもらいました。
コース状況/
危険箇所等
【ルート情報】
[赤男山と雪倉岳のコル]
泊まれる箇所がいくつかありました。赤男山と朝日岳の間のコルもフラットで広くて泊まれそうです。
[長栂山〜Co1623.6]
めちゃくちゃ快適に滑れる広いバーン!これから向かう犬ヶ岳に向けて滑り込む最高の滑走ができました。
[Co1623.6〜Co1612.3]
尾根が広く快適にハイクできました。
[Co1612.3~犬ヶ岳]
尾根が狭く厳しいトラバースや雪稜歩行を強いられます。特に崩落地周辺の雪稜はクレバスが多数開いており、ヒドゥンクレバスもあるので、シートラしながらここを通過するのに非常神経をつかいました。
[犬ヶ岳〜白鳥小屋]
尾根のアップダウンが連続するので、東面をうまくトラバースしながら進みましたが、雪崩の巣窟でした。ちょっと滑るだけでズルズルすべるので、尾根をうまく使ってすすみました。
[上路集落〜入道ヶ岳〜親不知]
雪が少なく登りは夏道があまり使えませんでした。滑走はシールで標高400mほどまで滑れ、そのあとはシートラ、最後100mほどは夏道で下山できました。

【避難小屋情報】
雪倉避難小屋:凍り付いており、また小屋中に雪が詰まっていたため、使用できませんでした。
栂海山荘:屋根のみ見えていましたが、掘り返して使うには大変苦労しそうです。
白鳥避難小屋:2Fの梯子のついている側の窓にはかぎがかかっておらず、そこから入れます。使用料2000円/1人
その他周辺情報 富山コンフォートホテルさん使用、登山に理解のあるホテルのようでした。
自然園を横切る。先週の山行を生かして楽なラインで
自然園を横切る。先週の山行を生かして楽なラインで
船越を目指す
綺麗な空
バテないようにのんびり稜線へ上がりました
バテないようにのんびり稜線へ上がりました
稜線はカリカリ。シートラ
稜線はカリカリ。シートラ
小蓮華着。シートラは苦手・・・
小蓮華着。シートラは苦手・・・
稜線は雪が少ない。西面を下すのはなかなか苦労しそう
稜線は雪が少ない。西面を下すのはなかなか苦労しそう
雪倉避難小屋は使えず
雪倉避難小屋は使えず
徐々に色づく山山。雪少ない
徐々に色づく山山。雪少ない
最後の登り。
雪倉着。
ここから滑走。ギリギリ暗くなる前。
雪倉着。
ここから滑走。ギリギリ暗くなる前。
今日の宿。3テンに二人は快適。暖かくて整地も楽で良い宿でした。
1
今日の宿。3テンに二人は快適。暖かくて整地も楽で良い宿でした。
朝焼け。
朝日岳からは日本海が大きく見える。良い山でした。
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朝日岳からは日本海が大きく見える。良い山でした。
朝日岳を超えて長栂山へ
朝日岳を超えて長栂山へ
長栂山は下りやすい良い斜面
長栂山は下りやすい良い斜面
いざ核心部へ
ここは看板が出てた。
ここは看板が出てた。
木のないところはクラックがある。
木のないところはクラックがある。
どっちに進んでもクラック
どっちに進んでもクラック
ハマるえびちゃん。
ハマるえびちゃん。
もうスキーは無理。
もうスキーは無理。
再びシートラーゲン。
再びシートラーゲン。
犬が岳から先へ
犬が岳前の崩落地
犬が岳前の崩落地
ぐずぐずの雪壁登攀もあります
ぐずぐずの雪壁登攀もあります
ブロードな尾根もあります。
ブロードな尾根もあります。
ナイフリッジを進むウサギパイセンのトレース
ナイフリッジを進むウサギパイセンのトレース
何とか日暮れ前に白鳥山へ
何とか日暮れ前に白鳥山へ
白鳥小屋。助かった。
白鳥小屋。助かった。
栂池高原スキー場より、行ってきます
Photo:@dopaminetia
2021年03月04日 08:20撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
3/4 8:20
栂池高原スキー場より、行ってきます
Photo:@dopaminetia
ここから長い旅が始まる・・・
Photo:@dopaminetia
2021年03月04日 10:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/4 10:01
ここから長い旅が始まる・・・
Photo:@dopaminetia
先週のイグルーは見事につぶれていました。
Photo:@dopaminetia
2021年03月04日 10:36撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/4 10:36
先週のイグルーは見事につぶれていました。
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小蓮華まで行きます。遠いし重いなぁ〜
Photo:@dopaminetia
2021年03月04日 10:38撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/4 10:38
小蓮華まで行きます。遠いし重いなぁ〜
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船越〜小蓮華の稜線
Photo:@dopaminetia
2021年03月04日 12:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/4 12:59
船越〜小蓮華の稜線
Photo:@dopaminetia
イェア!
Photo:@dopaminetia
2021年03月04日 12:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/4 12:59
イェア!
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船越の頭着!
Photo:@dopaminetia
2021年03月04日 13:16撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/4 13:16
船越の頭着!
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ここからシートラ
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2021年03月04日 13:16撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/4 13:16
ここからシートラ
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小蓮華に着きました
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2021年03月04日 14:17撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/4 14:17
小蓮華に着きました
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次は雪倉岳に向かいます。
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2021年03月04日 14:17撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/4 14:17
次は雪倉岳に向かいます。
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滑り込む斜面を探します。
Photo:@dopaminetia
2021年03月04日 14:48撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/4 14:48
滑り込む斜面を探します。
Photo:@dopaminetia
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2021年03月04日 14:48撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/4 14:48
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ここを落とす
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2021年03月04日 14:55撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/4 14:55
ここを落とす
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避難小屋着!扉は固く中には入れませんでした
Photo:@dopaminetia
2021年03月04日 16:00撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/4 16:00
避難小屋着!扉は固く中には入れませんでした
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日が暮れていく
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2021年03月04日 16:05撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/4 16:05
日が暮れていく
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雪倉着!ここから落として赤男山に向かいます。
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2021年03月04日 17:10撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/4 17:10
雪倉着!ここから落として赤男山に向かいます。
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赤男山と雪倉岳のコルで日が暮れたのでここで幕営!
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2021年03月04日 18:39撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/4 18:39
赤男山と雪倉岳のコルで日が暮れたのでここで幕営!
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新しい朝だ!今日が核心部
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2021年03月05日 05:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
3/5 5:58
新しい朝だ!今日が核心部
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さ、行きます。
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2021年03月05日 05:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/5 5:58
さ、行きます。
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赤男の斜面をトラバースして朝日岳とのコルへ向かいます。
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2021年03月05日 06:09撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
3/5 6:09
赤男の斜面をトラバースして朝日岳とのコルへ向かいます。
Photo:@dopaminetia
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 08:07撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/5 8:07
Photo:@dopaminetia
朝日岳の斜面。下部は急でした
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2021年03月05日 08:07撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/5 8:07
朝日岳の斜面。下部は急でした
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朝日岳〜
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2021年03月05日 08:28撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/5 8:28
朝日岳〜
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ついた!
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2021年03月05日 08:28撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/5 8:28
ついた!
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ここから先、3月の記録はあまりない・・・
土曜の天気は悪いので、何とか白鳥避難小屋までつきたいが・・・
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 09:04撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/5 9:04
ここから先、3月の記録はあまりない・・・
土曜の天気は悪いので、何とか白鳥避難小屋までつきたいが・・・
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長栂山への登り返し
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 09:04撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/5 9:04
長栂山への登り返し
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さて!長栂からCo1623.6へ向かいます。
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 09:33撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/5 9:33
さて!長栂からCo1623.6へ向かいます。
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いい斜面でした!でもちょい固い!
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2021年03月05日 09:44撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/5 9:44
いい斜面でした!でもちょい固い!
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犬ヶ岳を正面に見ながらガンガン高度を落としていく。
気持ちいい!いい斜面でした!
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 09:51撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/5 9:51
犬ヶ岳を正面に見ながらガンガン高度を落としていく。
気持ちいい!いい斜面でした!
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Co1623.6からの稜線。序盤は歩きやすかったです。
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 11:26撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/5 11:26
Co1623.6からの稜線。序盤は歩きやすかったです。
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犬ヶ岳手前の稜線は細く雪庇とクレバスが入り乱れていて非常に神経をつかいました。
シートラで雪稜を行く形ですね
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 12:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/5 12:59
犬ヶ岳手前の稜線は細く雪庇とクレバスが入り乱れていて非常に神経をつかいました。
シートラで雪稜を行く形ですね
Photo:@dopaminetia
がんば〜
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 12:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/5 12:59
がんば〜
Photo:@dopaminetia
犬ヶ岳についた〜!!
あとちょっと!
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 13:14撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/5 13:14
犬ヶ岳についた〜!!
あとちょっと!
Photo:@dopaminetia
あそこが白鳥山。まだまだあるが・・・
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 13:14撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/5 13:14
あそこが白鳥山。まだまだあるが・・・
Photo:@dopaminetia
ついた!
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2021年03月05日 13:18撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/5 13:18
ついた!
Photo:@dopaminetia
栂海山荘は屋根がちょろっと見えていました。
掘り返して使うには非常に大変そうです。使えないとみておくのが無難でしょうかね。
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 13:37撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/5 13:37
栂海山荘は屋根がちょろっと見えていました。
掘り返して使うには非常に大変そうです。使えないとみておくのが無難でしょうかね。
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さ、先にすすみます。
まずは犬ヶ岳から下る。
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 13:39撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/5 13:39
さ、先にすすみます。
まずは犬ヶ岳から下る。
Photo:@dopaminetia
下駒ケ岳手前の斜面。ここは広めでしたが、下駒ケ岳直下は急でした。何とかシールで上がれました。
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 15:35撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/5 15:35
下駒ケ岳手前の斜面。ここは広めでしたが、下駒ケ岳直下は急でした。何とかシールで上がれました。
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白鳥避難小屋が見えます。
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 16:23撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/5 16:23
白鳥避難小屋が見えます。
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あとちょっと・・・鞍部にクラックがありました。
経ってる雪壁にクラックが走っており、シートラしてよじ登りました。
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 16:23撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/5 16:23
あとちょっと・・・鞍部にクラックがありました。
経ってる雪壁にクラックが走っており、シートラしてよじ登りました。
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ついた〜クッソ疲れた!
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 17:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
3/5 17:58
ついた〜クッソ疲れた!
Photo:@dopaminetia
来た道。もう犬ヶ岳は見えません
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 17:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/5 17:58
来た道。もう犬ヶ岳は見えません
Photo:@dopaminetia
お疲れ様!
Photo:@dopaminetia
2021年03月05日 17:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/5 17:58
お疲れ様!
Photo:@dopaminetia
さ、3日目。
鉄チンさんが富山から出迎えに上がってきてくれました!
Photo:@dopaminetia
2021年03月06日 10:52撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
3/6 10:52
さ、3日目。
鉄チンさんが富山から出迎えに上がってきてくれました!
Photo:@dopaminetia
白鳥を落としていきます。
Photo:@dopaminetia
2021年03月06日 11:13撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/6 11:13
白鳥を落としていきます。
Photo:@dopaminetia
白鳥を下って上路集落への最後の樹林!
Photo:@dopaminetia
2021年03月06日 11:56撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/6 11:56
白鳥を下って上路集落への最後の樹林!
Photo:@dopaminetia
上路からは最後の入道が岳を詰めていきます。
下部は雪が少ないので、シートラ薮漕ぎ・・・
Photo:@dopaminetia
2021年03月06日 12:57撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/6 12:57
上路からは最後の入道が岳を詰めていきます。
下部は雪が少ないので、シートラ薮漕ぎ・・・
Photo:@dopaminetia
これぞ!山スキー!
Photo:@dopaminetia
2021年03月06日 12:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
3/6 12:59
これぞ!山スキー!
Photo:@dopaminetia
入道ヶ岳!最後の下り!
Photo:@dopaminetia
2021年03月06日 13:53撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/6 13:53
入道ヶ岳!最後の下り!
Photo:@dopaminetia
帰るぞ〜!
Photo:@dopaminetia
2021年03月06日 13:54撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/6 13:54
帰るぞ〜!
Photo:@dopaminetia
右の尾根を進む!
Photo:@dopaminetia
2021年03月06日 14:52撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3/6 14:52
右の尾根を進む!
Photo:@dopaminetia
ここで雪が切れる!
Photo:@dopaminetia
2021年03月06日 15:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/6 15:01
ここで雪が切れる!
Photo:@dopaminetia
終わった〜!!
Photo:@dopaminetia
2021年03月06日 15:16撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
3/6 15:16
終わった〜!!
Photo:@dopaminetia
下山完了!栂海新道山スキー完走‼
Photo:@dopaminetia
2021年03月06日 15:26撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
6
3/6 15:26
下山完了!栂海新道山スキー完走‼
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下山口で待ち構えてくれていた鉄チンさんからレッドブルの差し入れ!みんな!ありがとう!
Photo:@dopaminetia
2021年03月06日 15:44撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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3/6 15:44
下山口で待ち構えてくれていた鉄チンさんからレッドブルの差し入れ!みんな!ありがとう!
Photo:@dopaminetia
撮影機器:

感想

去年の今頃、ヘルニアをやらかして夏の間、ほとんど山に行けず非常に苦しかったのですが、それもヘルニコアのおかげで何とか12月に良くなり、そこに飛び込んできたいっしーからの3月栂海新道の話。
これは行くしかないと、12月から山スキーを復帰させ、2日二一度自転車を漕いだり、シートラ歩荷トレをしたり。何とか体を仕上げて間に合わせられたのは本当に良かった

【3月4日 (木)】
気合十分で栂池の駐車場で即準備を終わらせゴンドラに乗る。ゴンドラの終着駅でまさかのビーコン忘れ、自分は駐車場に出戻り。
ビーコンを回収してまたゴンドラで上に向かおうとするも、財布をゴンドラ終着駅の荷物の中に忘れ、一瞬焦る。携帯のSuicaで会計できたので良かったですが、最先が思いやられる感じでもっと集中しないとなと感じました。
それも、終着駅でビーコンを取りに向かう前に、いっしーに『財布持った?』と確認してもらっていたのに....これはやらかしですね。反省。
初日は天気悪いも良く軽快に林道を詰め自然園に。先週作ったイグルーはぺちゃんこに潰れていました。週初めに雨が降ったので、そのせいでしょうか。入口も塞がっていましたが、潰れた底は空洞になってました。中入れるのかな?笑
自然園から船越の頭まではいつも通りの道を上げました。途中スプリットボーダー、スキーの2人組のパーティと少し会話をして、ピークへ。日本海まで行くと答えたら驚いてましたが、その方も水晶に誘われていたようで、なかなか強い方のようです
船越の頭から小蓮華はシートラで向かいました。自分は船越から先、この時期は行ったことがなかったので、いよいよ未知の山域に入っていくという感じがとても強かったです。
南沢山でシートラトレをしていたので、きつい登りでしたが快適に上げれました。
小蓮華山の東面は雪が少なく三国境方向に少し進んでからドロップ。ドロップポイントから雪倉避難小屋のコルに向けて滑りますが、ここは地形図よりも複雑に地形が入り組んでいて、滑ったあと、尾根、沢のトラバースを繰り返してCo2235を少し過ぎたあたりでトランジットし避難小屋へ。雪倉避難小屋は扉が開かず、窓から除くと雪が中にびっしり入っており、使えなさそうでした。
小屋から雪倉岳は夏道が出ていたのでここもシートラ、Co2467当たりでシールとクトーで雪倉岳にいたりました。
雪倉岳からは北面落としましたが、時間が遅いのと、北面ということもあって、ガリガリの面が多数。沢筋はパウダーが残ってましたが、フラットライト過ぎて酔うレベル。おっかなびっくり落として赤男山手前のコルで初日は終了。
今回はいっしーのプロモンテの3テン。広くて過ごしやすかったです。この広さで2キロ切ってるのはすごい。初日は日没ギリギリまでま動いていたので飯を食べて20:30に就寝。

【3月5日(金)】
2日目は3:30起き。水を作ったり飯を食べて6:00スタート
赤男山の西面をトラバースして朝日岳の手前のコルから朝日岳に登ります。
序盤100m程は急斜面の上りが続き、雪も硬かったのですが、クトーとシールで登れました。
朝日岳山頂で最後の白馬の山々を見てから長栂山に向けてドロップ。
ここの北面もガリガリで硬い。仕方ないですね。ここから先の3月の記録はなかったので、自分たちで対応して行かなければいけません。
朝日岳と長栂山のコルの辺りまで滑り込んで、長栂山に登り返し。
長栂山からはシールを剥いでCo1623.6までロングラン。
目の前に犬ヶ岳を見ながら一気に滑り降りていきます。
ここの斜面、計画でも長く滑れるだろうなと思ってはいましたが、緩斜面でパウダーだと苦労するかもと思っていましたが、雪質は重雪〜ザラメで快適に高度を落とせ、この山行で最も楽しいランとなりました!これぞツアースキーという長大なルートに感動しました。
Co1623.6の西斜面をトラバースしてピークを巻き、尾根に乗りました。Co1612.3まではブロードでシールで歩きやすい尾根でした。ここを1時間ほどで歩けたので『ひょっとして今日中にアウトできる?!』とお思いましたが、この後に難儀しました。
Co1623.6から犬ヶ岳まではとてもスキー向きと言える斜面ではなく、西面をトラバースしたり、シートラをしたりを繰り返してピークを、一つ一つクリアしていく感じになります。特に尾根線はそこら中にクレバスが空いており、まさに地雷原。踏み抜き多数、腰まで埋まる..
とはいえ、両サイド急斜面になってる上、東面は雪庇が出ており、西面は濃い薮。もうある程度落ちるのを覚悟して慎重に尾根線を歩きました...
犬ヶ岳まで着いた時ほっとしましたが、まだ白鳥の尾根がこんな感じなのかなとまだ気は抜けません。
栂海山荘は屋根だけ見えてる感じでした。掘り返して使うのは難儀しそうですね。犬ヶ岳に13:30に着いていたのと、今晩の予報が荒れることはわかっていたのでもうここは気合いで白鳥避難小屋を目指すことに。
栂海山荘からまずは自分が北東面を落とす。
トラバース気味にエントリーすると湿雪雪崩が・・・・
そこかしこでズルズルと滑るのと、東面側には雪庇がせり出しているので危ない感じ。一旦沢底から対岸に滑っていっしーとリグループ。
雪崩が怖いので、さらに下部の尾根から距離をあけつつ登り返してあとは慎重に東面をトラバースしました。
Co1209.7と下駒ケ岳の間は尾根線をすすめましたが、下駒ケ岳直下の斜面は急でキックターンの連続で登ります。
山頂付近は非常にきゅうだったので、ここも東面から巻き上がりました。
ここも雪崩が怖い・・・とはいえ、西面は薮が濃くて登れません・・・
下駒ヶ岳と白鳥山の鞍部の1092のコルは雪壁にクラックが走っており、ここもシートラで壁にへばりついてよじ登りました。雪がグズグズで踏み抜いてこわかった〜
そこからはシールで一気に白鳥避難小屋へ詰め上がれました。
犬ヶ岳の手前から白鳥避難小屋までこの時期の情報がほとんどない中、何とか到達出来て本当に安心しました。
土曜日は天候が悪化する予報だったので、ここは是が非でも到達したかったので本当にいい結果になりました。

【3月6日(土)】
この日は白鳥山を滑って入道ヶ岳を超えて日本海に至る最後のルート。
富山の鉄チンさんが応援に駆けつけてくれるということで、しばらく避難小屋で待機。外は雨が降っており、トイレにも出たくない感じ・・・・
麓から無線で『今から登る』と鉄チンさん。待つしかないですね。
朝ごはんをゆったり食べて荷物をまとめて・・・予報では昼前ごろに雨が上がる予報でしたが、あがる気配なし。
10:30に鉄チンさん着。ずぶぬれ・・・ここまでありがとうございます!
白鳥山は現地ガイトの鉄チンさんの先導で滑り降りていきます。
雨が強くストップ気味でつらかった〜
白鳥山北面は初めてでしたが、上部は疎林で雪と景色が良ければすごく楽しい斜面なんだろうなぁ〜と思いましたが。雨で視界があまりなかったのは本当に残念。
1度ルートミスもありましたが、ちょっと登って本来のルートに復帰。
上路集落まで到達したら、ここで鉄チンさんと一度お別れして入道ヶ岳を登ります。
400mそこそこの山でも登山道は雪で埋まっており、かといえ、シールが快適に使えるわけでもなく、登れそうな沢尾根をつないで高度を上げていきます。
雨も止まないし、正直ここはきつかったですが、まぁ、ここ1年を振り返えって、山に行けなかったことを思えば大した辛さじゃないですね。
山頂直下では雪付きが良く、最後はシールで上げれました。
そこからシールでそのまま滑走。標高270m付近で雪が切れて、夏道がちらほら見え始めたところでシートラ。鉄塔付近で雪が完全に切れ、目指していたゴールに到着!


日本海とアルプスをスキーでつなぐ、本当に素晴らしい旅が出来ました!
自分の今持っている山スキーの技術をすべで注ぎ込んで達成できた本当にいい山でした。誘ってくれたいっしー、出迎えてくれた鉄チンさん!本当にありがとう!
圧倒的成長とヘルニアからの復活を遂げて1歩強くなれました!

山スキーを始めて三年。スティープもツアーも色々体験してきたが、そろそろ記録のほとんどないルートをやりたいなと思っていた。去年の夏、ニュースによるとどうやらラニーニャで雪が多くなるらしい。ロングなルート、大好きな白馬山域を見ていたら栂海新道が目に入った。調べてみると5月や四月の記録は見つかったものの、スキーというより登山。三月で雪が多ければスキーをより生かしたラインになるのではないかと思って企画。
朝日岳まではトマホーク氏の昨年の記録を参考にさせてもらいました。今年は前の週に雨や爆風があっていたので基本カリカリ、雪が少ない稜線でした。雪倉以降は風が弱そうな幕営適地沢山あり。
二日目は当初犬が岳までで泊まる予定でしたが、調子が良ければ雨の防げる白鳥小屋まで行こうと話して出発。
長栂山の先までは気持ちいいスキーを楽しめます。サワガニ山までは地形図通りブロードな尾根で宿泊も出来る。
サワガニ山の先は西面の沢を生かしてちょい巻き。1582峰から先は地獄のシートラーゲン。夏に崩落したあたりはクラックの上を進むしか選択肢無し。この時期がギリギリかな。しっかり確認したところ、崩落したあたりは西側をトラバースして避けて沢筋に入り込んで回避できました。
意外と早く犬が岳着。白鳥山へ行くしかない。
犬が岳から先を見ると東面の雪付きは十分。考えていた沢筋から、傾斜の緩い面を繋いでのトラバース。かなり楽が出来ました。
下駒ヶ岳への登りはスキーで大丈夫。最低鞍部付近は状態悪くてシートラーゲン。何とか日暮れ前に白鳥小屋まで。最高な一日だった!!!

二日目夜から大雨。三日目、富山から鉄チンさんが上がってきてくれる!!うれしい!!!
白鳥山からは尾根、峠、尾根とつなげて栂海新道をきっちりトレースすることも考えたが、今回はいかにスキーを生かすかを第一に考えていたので、上路へ下って、入道山手前のコルへ突き上げるルートを取りました。結果、上りの道が南面で雪付き悪く藪漕ぎ等苦戦・・・峠に行ったほうが楽だったかも・・・

ぬれねずみになりながら最後は日本海へ!

良い山が出来ました!!

まずは何よりヘルニア前よりも強くなって復活してくれたえびちゃんありがとう!!
そして、鉄チンさん、様々なサポートありがとう!!

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コメント

偉業達成おめでとう
いやー
冬にやる?このルート
それも病み上がりの身体で(笑)
流石です!!
これで完全復活ね!!無事で何より
素晴らしい仲間の存在は大事ね
おつかれさまー

やっぱトレーニングは必要よね
見習らお!!
2021/3/11 23:35
Re: 偉業達成おめでとう
あざます!
夏の間、めっちゃリハビリしてましたし、ヘルニコアって注射が効いたのもでかいですね〜
緩和されてからも2日に1回は20分エアロバイクとかやってましたし、ほんとトレーニング大事です
2021/3/14 0:51
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