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Yamareco

記録ID: 3157214
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

焼岳南峰〜西穂ピラミッドピーク縦走

2021年04月29日(木) 〜 2021年05月02日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
75:57
距離
17.9km
登り
2,278m
下り
1,453m
歩くペース
ゆっくり
2.02.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:36
休憩
0:45
合計
9:21
9:27
72
10:39
10:49
6
10:55
11:21
190
14:31
14:32
10
14:42
14:50
188
17:58
17:58
50
18:48
2日目
山行
6:07
休憩
0:48
合計
6:55
9:35
178
12:33
12:43
10
12:53
12:58
9
13:07
13:09
10
13:19
13:50
160
16:30
宿泊地
3日目
山行
8:54
休憩
1:00
合計
9:54
6:42
195
宿泊地
9:57
10:40
102
12:22
12:24
141
14:45
14:46
64
15:50
16:04
32
16:36
4日目
山行
5:40
休憩
2:21
合計
8:01
5:22
31
5:53
5:54
97
7:31
7:49
42
8:31
9:10
33
9:43
10:02
51
10:53
10:54
18
11:12
12:15
28
12:43
12:43
40
13:23
天候 雨、吹雪、雷
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
28日の夜 松本駅で一晩を過ごす。
1
28日の夜 松本駅で一晩を過ごす。
今回は一週間は入る予定だが25キロに抑えた
今回は一週間は入る予定だが25キロに抑えた
9:30に中の湯へ到着
9:30に中の湯へ到着
つづら折りの林道を歩いていく
つづら折りの林道を歩いていく
最初は半袖で登っていく
最初は半袖で登っていく
ピークが見える辺りから吹雪になり、端からの縦走をと考えていたので南峰へ向かった。
つく頃には、一面吹雪。下まで降りるルートを探すが暗くなってしまった。
ピークが見える辺りから吹雪になり、端からの縦走をと考えていたので南峰へ向かった。
つく頃には、一面吹雪。下まで降りるルートを探すが暗くなってしまった。
風が通らない地形で唯一テントが張れた場所。
朝起きると最高の景色だった。
もちろんハーケンもザイルも全て持ってきてますよ。
GWはフル装備です。
7
風が通らない地形で唯一テントが張れた場所。
朝起きると最高の景色だった。
もちろんハーケンもザイルも全て持ってきてますよ。
GWはフル装備です。
テン泊した所から5m程行ったところに残置を発見。
懸垂して安全に降りる。
昨日は反対に降りようとしていたから、ビバークは良い判断だった。
テン泊した所から5m程行ったところに残置を発見。
懸垂して安全に降りる。
昨日は反対に降りようとしていたから、ビバークは良い判断だった。
30mで十分
意外と降雪量も増えてきた。昨日だいぶ降ったからな。
2
意外と降雪量も増えてきた。昨日だいぶ降ったからな。
焼岳北峰へ向かいピークハント
焼岳北峰へ向かいピークハント
そこから長い雪渓をトラバース
そこから長い雪渓をトラバース
ルンゼを降りきった所から焼岳を望む
3
ルンゼを降りきった所から焼岳を望む
ピークを一つ越えると焼岳山荘
ピークを一つ越えると焼岳山荘
ぼろい目印を見つけた!
しかしここからが地獄だった。
1
ぼろい目印を見つけた!
しかしここからが地獄だった。
藪漕ぎ、踏み抜き、吹雪から雷になった瞬間停滞を決める。
藪漕ぎ、踏み抜き、吹雪から雷になった瞬間停滞を決める。
16:30程だったがウロウロしていいところ見つからなかったらいやだから、さっさと準備をした。
テントに入ると大雨が3時間ほど続いた。マジぎり
3
16:30程だったがウロウロしていいところ見つからなかったらいやだから、さっさと準備をした。
テントに入ると大雨が3時間ほど続いた。マジぎり
前日の雨は夜には雪に変わっていた。
目印もトレースもない中ルーファイしながら、
恐怖のトラバースをストックで抜ける。
2
前日の雨は夜には雪に変わっていた。
目印もトレースもない中ルーファイしながら、
恐怖のトラバースをストックで抜ける。
ガスっているが視界はまだある方。
GPSが大いに役に立つ。
ガスっているが視界はまだある方。
GPSが大いに役に立つ。
相方にルーファイ任せて、初の白テープが出てきた時はちょっと感動した。
1
相方にルーファイ任せて、初の白テープが出てきた時はちょっと感動した。
ボチボチ看板が出だす。
ボチボチ看板が出だす。
看板が多くなってきたので、もう山荘は近いとみた
看板が多くなってきたので、もう山荘は近いとみた
と、開けたところにテントが!!
2
と、開けたところにテントが!!
16:30 西穂山荘にたどり着く。
前日濡れたすべてのものを乾かすために今回はちょっとだけズル。
16:30 西穂山荘にたどり着く。
前日濡れたすべてのものを乾かすために今回はちょっとだけズル。
次の日5:00スタート
布団で寝れたのが悪かったのか緊張感が切れ体が更に重くなり足が前にでなくなっていた。
2
次の日5:00スタート
布団で寝れたのが悪かったのか緊張感が切れ体が更に重くなり足が前にでなくなっていた。
赤く焼ける焼岳。
太陽は僕らに力をくれる。
4
赤く焼ける焼岳。
太陽は僕らに力をくれる。
丸山辺りでは大して風はなかったので、行けると判断。
しかしもうすでに心は折れていた。
1
丸山辺りでは大して風はなかったので、行けると判断。
しかしもうすでに心は折れていた。
独標手前の坂を上り切った所でザックをデポ。
独標手前の坂を上り切った所でザックをデポ。
意外と雪質は悪い サラサラな20cm
2
意外と雪質は悪い サラサラな20cm
1:30程で独標に到着。
少し風が出てきて皆ここで引き返す。
2
1:30程で独標に到着。
少し風が出てきて皆ここで引き返す。
ピラミッドピークも真っ白だ。
6
ピラミッドピークも真っ白だ。
相方、頑張ってついてきている。
1
相方、頑張ってついてきている。
風でトレースが消えていく
2
風でトレースが消えていく
ピラミッドピークまでもう少し
2
ピラミッドピークまでもう少し
やっと到着。
パウダースノーの下に氷になった雪がある。前爪が効きにくい。
4
やっと到着。
パウダースノーの下に氷になった雪がある。前爪が効きにくい。
なんだかんだ言って行けた気もするが、気力と
気象状態を考えると今回はココを最高点とした。
3
なんだかんだ言って行けた気もするが、気力と
気象状態を考えると今回はココを最高点とした。
なので、おれは山頂での一服。
なので、おれは山頂での一服。
降りるほうも視界は30m程。トレースも消えかけてる。
離れないように確認しながら降りる。
降りるほうも視界は30m程。トレースも消えかけてる。
離れないように確認しながら降りる。
予報通り風は強まってきた。時折青空は見えるが幻
予報通り風は強まってきた。時折青空は見えるが幻
降りてきたら雪が少し増えていた。
降りてきたら雪が少し増えていた。
山荘へ到着。明日アタックの人でめっちゃ人が増えていた。
俺は一服
山荘へ到着。明日アタックの人でめっちゃ人が増えていた。
俺は一服
定番ですね。
西穂山荘味噌ラーメン。
食いたくなかったけど流れで食べる事に。
定番ですね。
西穂山荘味噌ラーメン。
食いたくなかったけど流れで食べる事に。
相方はロープウェイについて、カツカレーを平らげていた。
よく食うやつだ
4
相方はロープウェイについて、カツカレーを平らげていた。
よく食うやつだ

感想



北アルプスの末端から劔へ上る計画。
今までの雪の状況だったら行ける気しかしなかった。
しかし、天気は水物。思ったようにいかない。
しかも1日で西穂山荘まで抜ける予定が、3日もかかるという。前半で力を使い果たしてしまって、大事なところで力を出せるか不安が残り、敗退とした。
あれくらいの風や吹雪なんてなんてことないのだが、雨に心折られてしまった。
ま、俺の力不足です。
このマニアックなルート、結構厄介ですぜ。お試しあれ。
”ハードハイカーズ”〈Liew2fow〉

昨年2020.6に交通事故に遭い脊椎破裂骨折という大けがを負った。
そこからおよそ1年近くリハビリと体力作りに励み、今回の大縦走は復帰後初の試みだった。まだ後遺症は残る身体で挑戦。
背負ったザックは18キロ(水食糧込み)。

悪天候を承知で挑み、周囲からは吹雪を心配されたが実際は天候での危機的状況なんかは事前判断ですべて切り抜けたため一切ない。
核心は焼岳小屋から西穂山荘まで降雪樹林帯のルーファイと通過でした。
新雪どっさり斜面のトラバースや踏み抜き、藪漕ぎ、雨吹雪、とにかく条件悪いやつオンパレードで、ソロなら泣きそうなほど孤独な道のりだった。
無事西穂山荘のテント場が見えた瞬間は安堵感から涙ぐんだほど。

厳冬期の西穂は何度もピーク踏んでいるので今回いけずとも心残りはない。
むしろ後遺症残る下半身でもダブルアックスを使い冬期バリエーションルートを越えられたことに達成感と今後の復帰への兆しがみえ嬉しかった。
二度と同じ条件で通りたくない道NO1(笑)でも思い出深い山行でした。

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技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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