立山縦走(雄山〜大汝山)
- GPS
- 07:50
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 840m
- 下り
- 832m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ(ガス多し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山ケーブルカー:立山駅⇔美女平 片道¥700 立山高原バス:美女平⇔室堂 片道¥1660 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは室堂ターミナルにありました。 地獄谷周辺の散策コースは有毒な火山ガスが発生している為、通行禁止になっています。 随所に残雪が多く残っており、アイゼンやトレッキングポールがあった方が安心だと思います。 トイレは室堂、雄山神社社務所、大汝山休憩所、雷鳥荘、みくりが池温泉にありました。 |
写真
感想
7月に入り、連日の暑さで山歩きも辛くなってきた今日この頃、ダイトレ歩きの途中ではありますが、海の日の3連休の前日に休みが取れたので、憧れの北アルプスの立山に行ってきました♪
大阪から比較的アクセスがし易いことと、3000m越えの高山の中で日帰りが可能そうだったので決めました。
立山は、飛騨山脈(北アルプス)北部の立山連峰に位置する山ですが、立山という名の独立峰はなく、雄山(おやま、標高3,003m)、大汝山(おおなんじやま、標高3,015m)、富士ノ折立(ふじのおりたて、標高2,999m)の3つの峰の総称だそうです。
前日の夜に大阪から夜行バスで富山駅に早朝に着いた後、富山地鉄の電鉄富山駅から立山駅へ向かい、立山駅から7時発のケーブルカーの始発に乗って美女平駅へ。
美女平から高原バスに乗り換えて約50分で立山登山の起点の室堂に8時過ぎに到着しました。
この日の室堂発の最終バスは17時。約9時間近くの行動時間があるので、室堂から一ノ越経由で雄山に登り、縦走路を大汝山、富士ノ折立、真砂岳、別山と稜線を歩いて、剣御前小屋から雷鳥坂を下って雷鳥沢キャンプ場を目指し、雷鳥荘からみくりが池を経て室堂に戻るコースを目標にすることにしました。
ここ何日間かの立山はガスが濃く、山頂付近は風もかなり強いらしいとも聞いていたので、雄山からの室堂へ引き返しや、真砂岳手前で大走りルートで小回りすることも視野に入れてスタートしました。
室堂は標高2400m以上なので、私たちにはスタート地点で既に未体験の高地にいることになります。
この日の室堂の気温は朝8時で11度!大阪の猛暑の中を過ごしてきたので、とても涼しく(寒く?)感じました。
室堂から一ノ越方面に石畳の遊歩道を歩き始めますが、所々に残雪が残った道と遊歩道を交互に進みます。
一ノ越までは比較的なだらかな雪渓を歩いて、少しずつ高度を上げていく感じなんですが、改修工事中の一ノ越山荘から先は雪はなくなり、足場の悪いガレ場の急登になります。
高所で空気が薄いからか、ゆっくり登っても息が切れます。
約1時間かかって雄山の一等三角点に到着。雄山神社の社務所で山バッジを購入して、頂上の雄山神社峰本社で登拝祈祷をしてもらいました。
雄山山頂はガスで覆われ、かなりの強風だったので、この先の縦走に不安を感じましたが、雄山から大汝山までは距離も短く、大汝山休憩所で美味しいココアを飲みたいという私の意見が採用(?)されて、大汝山へ向かいます。
大汝山への縦走路はガレた岩場の稜線で、剣山や関西の山とは様子が違います。
足元の悪い稜線を黄色いペイントの目印を頼りに進みますが、何しろガスで視界が悪いし、風も強いので、慎重に歩くこと約20分で大汝山の山頂に着きました。
山頂の近くの休憩所で昼食休憩と食後のココアをいただいてホッと一息。結局、この日は雄山から大汝山までが一番視界が悪かったと思います。
大汝山休憩所からはまだ時間に余裕もあったし、少し視界もよくなってきた気がしたので別山方面に向かうことにしました。
大汝山から10分ほどで富士ノ折立と書かれた案内板の前に着きましたが、ガスで山頂に向かう道がよく分からなかったので、そのまま真砂岳に向かいます。
富士ノ折立を過ぎると、右が内蔵助カール、左に室堂平という歩きやすい尾根道になります。この辺りで時折ガスが晴れて雄大な景色を楽しむことができました。
この時は室堂方面から白い雲が凄いスピードで斜面を登って、内蔵助カールに降りていく様子を見れて感動的でした!
更に先に進むと、真砂岳頂上へのなだらかな稜線が見えて、大走りルートとの分岐になります。この時に12時50分。別山に向かうと時間がギリギリになりそうだったので、大走りルートを降りることにしました。
大走りルートの最初はなだらかなザレ道を下りていきますが、途中から雪渓を渡ります。用意してきたアイゼンを着けて初めてのアイゼン歩きです。
暫く雪渓を歩くと脇道があったので、アイゼンを外して歩いていると、なんと雷鳥がいました!しかも雛を3羽連れた雷鳥の親子です♪
雷鳥親子のあまりの可愛らしさに時間を忘れて、ずっと写真を撮ってました。
思わぬ雷鳥の登場に感激した後は、また雪渓の脇道を歩きますが、やがて脇道がなくなって雪渓のみになったので、再びアイゼンを装着。
そしてこの雪渓の斜度が段々と急になっていきます。雪道に慣れない私たちは、滑落の不安から一歩一歩時間をかけて、足場を作りながら雪渓を下りました。
本当にこの道で合っているのか不安でしたが、雪渓に残った1つの踏み跡を頼りに下っていくと、なだらかな雪渓と合流するカーブがあって、曲がりきった先に雷鳥沢の施設が見えて一安心しました。
ここからはまた快適な雪渓歩きになりましたが、コースタイム80分の大走りルートを2時間かかってしまってました。
残雪の少ない時期なら脇道がずっとあったのかもですが、結局、誰にも会わなかったってことは、皆さんは普通に別山からの道を選択されるのかも知れませんね。
雪渓から浄土川に架かる手造り感のある橋を渡り、雷鳥荘の綺麗なトイレを拝借してから、室堂に向けて地味に辛い登り返しでした。
みくりが池温泉の手前でまた雷鳥がいたけど、登り道がきつくてスルーします。
室堂に着いたのは16時ちょうど。バスの時間まで売店や展望台でゆっくりと過ごして立山を後にしました。
夜は富山市内のホテルに泊まって、美味しいものも食べて、楽しい休日を過ごしました。
今回の立山は初めての3000m峰で、初めてのアイゼンでの雪渓歩きや、雷鳥との出会いに感動したけど、もっと晴天の日にまた来て、今回は見れなかった剱岳も見てみたいです。お疲れさまでしたぁ♪
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する