北岳、間ノ岳



- GPS
- 49:00
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 2,394m
- 下り
- 2,153m
コースタイム
07:00 広河原
08:51 二俣分岐
10:41 八本歯のコル
11:45 北岳山荘
13:01 北岳山頂
14:00 北岳山荘
2013.07.14
07:50 北岳山荘
08:30 中白根山
09:35 間ノ岳
10:47 三峰岳
14:15 野呂川越
15:00 両俣小屋
2013.07.15
06:00 両俣小屋
08:00 野呂川橋
天候 | 2013.07.13 曇り時々晴れ、後雨 2013.07.14 曇り後晴れ 2013.07.15 曇り後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
00:00 JR中央線 甲府着 04:20 山梨交通バス 広河原行き ※04:00の段階でバス4台分の登山客が並んでました。 さらにバス20台が続くとのことで、相当な人数が南アルプスに入っていたのでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原〜二俣:夏道。 二俣〜八本歯のコル:雪渓。そこそこの傾斜。スリップ、転倒、滑落注意。雪渓下りに自信がない人は下山路にしない方が良い。目の前で滑落者目撃。 八本歯のコル〜北岳山荘:細いトラバース道。雨天時スリップ注意。お花畑多数。 北岳山荘〜北岳:夏道。 北岳山荘〜間ノ岳:夏道。 間ノ岳〜三峰岳:ガスっている場合、間ノ岳山頂標識から三峰岳の最初の印(石に『←ミブ』の文字)を見つけるまでが肝。あとは随所に印あり。 三峰岳〜野呂川越:急な降りあり。樹林帯に入ると倒木多数。 野呂川越〜両俣小屋:急な降り。倒木そこそこ。 両俣小屋〜野呂川橋:林道8km。 テント場代:北岳山荘\600、両俣小屋\500 水場:北岳山荘\100/L、両俣小屋無料 トイレ:二俣に仮設トイレ、北岳山荘にバイオトイレ、両俣小屋にトイレ |
写真
感想
ジャンダルムに行くつもりが、連休の北アルプスは天気が全滅っぽいため南アルプスに計画を変更した。
北岳、間ノ岳、農鳥岳を経て奈良田に降りる予定だったが、北岳山荘で合流した友達の別パーティーが間ノ岳から三峰岳経由で両俣小屋に降るとのことで一緒に行動することとなった。
大樺沢雪渓を利用する登山者が多かったが、滑落する人やスリップする人など結構いて危なっかしいと思わざるをえなかった。
2013.07.13
07:00 広河原出発。凄まじい登山者数で、なんでもさらにバス20が続いているとか。テン場も大変なことが予想されるため、さっさと進むことにする。
いきなりの渋滞発生で行列のまま二俣分岐に到着。ちょうどいいウォーミングアップになった。二俣分岐で思いのほか大樺沢方面に進む人が多く、ちょっとびっくり。
08:51 二俣到着。仮設トイレあり。行動食とドリンクで補給する。ここで軽アイゼンを付ける人が多く、その後はトレースを進むようだ。
少し行くと上から滑落してくる人がいた。スピードは出ていないが、なかなか止まらないなーと思うくらい止まらなかった。他にも苦労して登り降りしている人がいた。
トレースを進んでも何の意味もないため、相方を雪渓中央位に連れてしばらく練習してもらった。チェーンスパイクを付けていても足の置き具合によっては簡単にスリップすることが良く分かったようだ。何度か膝をついていた。しばらくジグザグに登る。
雪渓ってトレースのステップ使えばどうとでもなるけど、自分でステップ切れるようにならないと意味がないと感じる。ガスに巻かれて見失ったり、滑ってトレースから離れたりした時に問題なく対処できるか。
相方にはもっとレベルアップしてもらわないとね。
10:41 八本歯のコル 雪渓が終わってからの連続ハシゴは寝不足の身になかなかに堪えた。が、北岳バットレスはやはり良い眺めだ。北岳山頂と山荘への分岐あたりで雨が強くなり合羽を着込む。山頂行っても展望ないだろうし、山荘へ向かう。
11:45 北岳山荘到着。受付を済ませ、先週と同じ場所にテントを設営。ペグ忘れたんで困った…
水筒と行動食を詰め込んで15分後に北岳へ向けて出発。
先週ほどではないがそこそこの強風でちと寒く感じた。ついでに安物のネオプレン手袋は役に立たないことが良く分かった。シールスキンの防水手袋でも買ってみるかね。ナスも出たことだし。
13:00 北岳山頂。強風だが雨は無く快適。ちょいちょいガスが晴れて景色もそこそこだった。友達のパーティが通過してもいい時間帯のため10分少々待ったが来ず。テントに戻ることにした。
14:00 北岳山荘到着。見事なテント村ができていた。やはり本日のテント村は入山者数が多いこともあり、早いな。あっという間に場所がなくなっている。早めに上がってきて正解だった。
その後15:00頃友達が上がってきて、宴会しようとしたが大雨になり中止。
ペミカン豚汁作って夕飯とした。ところが、ATSチタンクッカーにプリムスのP114サクラを使ったら、初めに出力が高すぎたようで焦がしてしまった。
どうもATSは熱を分散させるだけでなく、本体のチタンに効率よく伝えるために強火だと焦げ付きやすいんだろう。いい勉強になった。
2013.07.14
07:50 北岳山荘出発。朝焼けは楽しめたがその後ガスりはじめ、あっという間に真っ白になってしまうわ強風だわでゆっくりと中白根方面に向かって歩きだした。
08:30 中白根山到着。この前後で北岳方面が晴れてきて雲に隠れる北岳が望めた。
西側からの強風が稜線を越えるあたりで雲に変化するところが良く見え、雲がどういう風に発生するのかなんとなくわかる気がした。
間ノ岳方面には山肌を越えて行く滝雲のようなものが見れて、これはこれで曇りもいいものだと思われる。
09:35 ガスガスの間ノ岳到着。展望もなにもなく、適当に休憩して三峰岳方面に向かう。
ここはガスっていると最初の印を見つけるまで少し不安になるかもしれない。
方向を確認して薄いトレースを辿れば『←ミブ』の石が見えてくるはずである。
三峰岳へはそこそこの岩稜帯を楽しめる。
10:47 三峰岳。ここからは南の塩見岳や東の白根三山、北の甲斐駒、仙丈ヶ岳と素晴らしい展望が楽しめた。
14:15 野呂川越到着。ここからの急降りは結構きつかったな。
15:00 両俣小屋到着。雨が降ってきたため、5分でテント設営。相方も随分と慣れて来たもんだ。
雨上がり後はビールやワインと肴でワイワイ飲んでいい気分だ。
2013.07.15
06:00 両俣小屋出発。林道歩きが思いのほか辛かった。
08:00 野呂橋到着。下山完了。バスまで靴を干したりじゃんけん罰ゲームで腕立てしたり時間を潰した。ちなみに胸筋が筋肉痛になった…
ジャンダルムは行けなかったけど、これはこれで楽しめる山行だった。
そのうち仙丈ヶ岳か甲斐駒ケ岳から塩見岳まで縦走とかしてみたいけど、いかんせん休みが取れない。まぁ今年の夏も相変わらず北アルプスを縦横無尽に歩きつくそうと思う。
でも次はとりあえず甲斐駒ケ岳から鋸方面に縦走したいなー。あれはとても楽しめそうだし。
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