実は穂高は初めてでして(^^ゞ重太郎新道楽しかったです♂


- GPS
- 30:00
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 1,850m
- 下り
- 1,839m
コースタイム
5:20 上高地バスターミナル
7:10 岳沢小屋(10分休憩・行動食摂取)
9:10 紀美子平(15分休憩・おにぎり1ヶ摂取)
10:45 奥穂高山頂着(10分撮影…待ち)
10:55 奥穂高山頂発
11:30 穂高岳山荘着(大休止・30分昼食)
12:00 穂高岳山荘発
14:15 涸沢小屋着
2日目
6:00 涸沢小屋発
7:15 本谷橋
8:10 横尾山荘(中休止・20分)
9:25 徳沢(15分休憩・コーヒー1杯戴きました)
10:25 明神分岐(5分休憩)
11:20 上高地バスターミナル
天候 | 1日目…ガスが多くて…午後からは雨 2日目…終日雨…土砂降り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
・旧沢渡中の駐車場の第三エリア(新設)が始発のバスが来ます ・1日500円 ・今日はピーク日和で4:40が始発でした |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な個所 一杯あります^^; 重太郎新道は下りには向かないルートです。難易度は剱の一般登山道の核心部と変わり ありません。長いですし険しいです。 岩が苦手な方は涸沢経由のピストンが無難かもしれません。 吊尾根は高度感がありますが、慎重に歩けば問題ないでしょう。ただ奥穂までの最後の 一登りは、手足を沢山使いますのでそれなりの覚悟が必要です。 奥穂から穂高山荘までも最初は穏やかですが、小屋までの最後の下り高度感があります。 慎重に進めば問題ないでしょう 雨のザイテングラートを降りましたが、怖いと思った処はありませんでした。急斜面ですが、穂高の上部にしては上り下りしやすいルートだと思います。 涸沢の雪渓今年は雪が多く残っています。登りは問題ないかもしれませんが、下りに使う際は軽アイゼンを持参した方がいいかも知れません。何人か思いっきり転んでました。 私は着けようか着けまいか迷いましたが(雪は苦手なので)シングルステッキの先っぽのゴムを取って凌ぎました^^; 他のコースは問題ないと思います。 下山後の温泉…この付近はたくさんありますが、今回は坂巻温泉へ 500円源泉かけ流し、コスパの高い日本秘湯を守る会のお宿の湯です。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
7月に入って仕事の山に押しつぶされて、行きたいのに行けない日々が続き悶々としていました。
せっかく作った足腰が日に日に衰えて、また作り直さないと…そんな…
そんなことしてたら、夏山シーズンが終わってしまう!(>_<)
鬱に成り掛けていた矢先に、朗報が…「月曜日の全体会議延期!」フフフ(^_-)(*^^)v
これはチャンス到来!1日まるまる予定を入れていたので、間髪入れずに休暇を申請し
メンバーに宣言「絶対山行くから…仕事入れないで…仕事入れたら…」…と。
そんなこんなで、天気予報を見ながら計画を練ると、どこも悪い予報ばかり(-_-;)
南アの未踏峰に思いを馳せつつも、豪雨でアクセスが遮断されたら一巻の終わりですし、火曜日の予定はビッシリ!
こういう場合は雨を覚悟して「行きたいところに行く」それしかないと今回のプランを選択しました。
実は…穂高は鬼門中の鬼門。過去何度計画したことでしょう。でもことごとく回避・撤退を繰り返しているお山。
それが、私にとっての苦い経験の穂高です。
仲間が転落したことのある重太郎新道から、天候が安定していたら前穂を取って、奥穂・涸沢・北穂を練り歩き
北穂高小屋に一泊して、翌日下山というプランは2,3年前から温めていたのですが
中々実行できずにいました。
今回はこのプランの天候不良バージョンを実行しました。節操ないですが、最高峰の奥穂は行こうと。
天気予報が外れる微かな期待を持って、上高地を出発しました。
天気は…雨が降りそうで降らない?そんな感じでスタートです!
上高地の遊歩道から岳沢小屋までは、それなりに高度上げるいい道が続きます。
小屋で一息入れ、関西弁の親父さんが話しかけてくれました。
「どこまで行くん?」「天候次第ですが、奥穂取って涸沢に降りようかと…」
「火曜日どうしても仕事に穴をあけられないので、涸沢まで降りたらよっぽどのことがない限り降りられるでしょ?」
結局この親父さん私のプランに便乗してこられ奥穂で写真を撮ってもらいました^^;
さあ鬼門の重太郎新道です。何年前だったでしょう?友人が足を滑らせ腕を骨折して
岳沢小屋で手当て受けて、下山したのは・・・
今回は一人です。慎重に歩を進めていきますが。梯子や鎖も豊富で手を使って登って行くこの感じ !(^^)! 楽しくて、楽しくて
切り立った岩場をどんどん行く感覚は、早月尾根の核心部に似ているかな?
悪いイメージは直ぐに吹っ飛んで夢中になって手足を動かしていました(^^ゞ
関西弁の親父さんにも紀美子平手前の岩場で、渋滞待ちをしているときに追いつき
思っていたより早く到着することが出来ました。
しかし…天気はガスガスガス。今にも降り出しそうです。
関西弁のオトンは「前穂行くん?」と。…少し間をおいて考えて「今日は、この天気ですから、パスします」。
難波のオトンも「じゃワシもそうしよう」と。(笑)
吊尾根は今までの急登が嘘のように、緩やかに奥穂まで導いてくれる感じです!
晴れていたらビクトリーロードのような素晴らしい風景が見れるんだろうな〜と思いつつ
緩やかではあるものの、切れたった路は油断をすると危険がいっぱいのようです。
もの凄い勢いでトランシバー鳴らして「緊急です」と走り去っていったのは救助隊の方のようです。
少しアドレナリンが引いて我に返り、自分を戒めながら当たり見渡しながら歩を進めると
涸沢方面の視界が少しだけ効くポイントを見つけられました。
今回の山行で一番のご褒美が、ここの景色だったかな?
涸沢カールと屏風岩、そして常念の端正なピラミダルな風貌がとても印象的でした。
そして、最後の奥穂山頂までの一登りも、中々素敵な傾斜が付いていてすれ違うのが怖いくらいです(^^ゞ
そして、念願の奥穂高山頂につきました。。。何も見えないけど^^;
山頂付近には数人方が写真撮影で待機され、何も見えないけどココまでこれた
達成感をかみしめているようでした。
この天候では長居は無用です。とっとと穂高山荘に向かうことにします。
途中穂高山荘でデポした団体さんが、何組も身軽になって奥穂に目指されていました。
…ただ、この天候で荷物なしで上がっていくのは…山荘についてしばらくすると雨が降り出して来たので少し心配。。
山荘で昼食を取っていると雨脚がだんだん強くなってきたので慌てて食事を済ませます。
急ぎ身支度をして…やっぱり予定通り涸沢に降りることにしました。
雨は次第に本降りになり、途中で上下のカッパを着込み完全防水防寒装備に。
初めてのザインテングラートを楽しむほど余裕はありませんでしたが、時間に余裕があるのでゆっくり下ることにしました。
涸沢には過去2回来ています…そうここから上には行けなかったんですね。
晴れ男を自負しているのですが、穂高と相性の悪さは天下一品です。(-_-;)
涸沢に着くと横尾まで降りるか?ちょっと迷て「今日すいてます?」と小屋番さんに尋ねると
「すいてますよ」と。じゃ泊まろうとテラスのある涸沢小屋にお世話になることにしました。
時間はタップリあります。そういう時は飲むに限ります!(^O^)/
小屋のテラスでおでんとビールで涸沢を眺めながら、のんびりとした時間を過ごしました。
久しぶりに山の中での一泊です。天候は今一でも「ここに居る」ことが何よりも幸せと雲の流れを見ながら噛みしめていました。
楽しい時間が過ぎるのはあっという間です。食事をとり天気予報を見入ると…明日は全国的に雨雨雨…
ただ、消灯前に夜空を見上げると、満天の星空が輝いていました^^
天気予報外れろ〜天気良かったら北穂取りに上り返そう!ほろ酔いかげんをいいことにそんなことも考えたり。
しか〜し、現実は…雨音が叩きつける音で夜中目を覚ますと、その音が止むことはありませんでした。
これだけ雨に打たれながらの山行は、いつ以来だろう?山に行けば雨に合うことは日常
ですがヤマレコ着け始めてからは…ないな〜!鷲羽−水晶と、縦走した以来かな?
下山は開き直り落ちていきました。。。
上高地に午前中につき、ガラガラのバスに乗り一路沢渡へ!
今日の温泉は…釜トンネル手前の坂巻温泉へ。日本秘湯を守る会のお宿がこの時間だと
日帰り温泉をしていると聞き
初めて浸からせていただきました。源泉かけ流し温泉を貸し切るのですから気分がいいこと。お勧めです!
今回は、雨覚悟の山行で一応穂高で一番高いところに行ったので100名山の数に入れさせてもらえたら80座目になります。本来思い描いていたチャレンジは出来ませんでしたけど。前穂に行かなかった判断。北穂に行かなかった判断。涸沢に降りた判断。初日に横尾まで降りなかった判断。そもそも、ここにこの来ようとしたこと全部私の自己責任。
その責任が果たせて、家族のもとに無事帰れることを幸せと云うのかもしれません。
日常に疲れたら山に行きましょう!でも、本当の幸せは日常に戻れることなのかな!
そんな思いを強く思った山行でした。
…重太郎新道癖になりそうです^^;
最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
穂高岳山荘から涸沢への道で・・・
申し訳ないですが追い越している者です
生憎の雨でしたが、中高年(僕も)が多くてビックリ
涸沢の雪渓ではアイゼン付けて無かったので、2〜3回滑り慌ててアイゼンを付けました。
でも4本では心許無かったです
重太郎新道は楽しいに共感です
二週連続で歩きましたから
niiniさん。こんばんは
コメントありがとうございます。
生憎の天気でしたが楽しかったですね!
重太郎新道2週続けて行けたら、たいていの処は行けちゃいますね。
このコースを日帰りでまとめられるのですから素晴らしい足をお持ちですね
私も基本雪山はやらないのですが、残雪出てきたら
対応する道具と足の運びは…場数を踏めば何とかなる?もんです。
いずれにしても山は自己責任!いっぱい判断していっぱい間違えて、最後は「正解」を導けられたらこんな楽しいことはありませんね。
お立ち寄り戴きありがとうございましたm(_ _)m
岩場好きなnaotosasさんですから、
てっきりこちらは何度も行かれているのかと思ってました!
ご友人が重太郎で滑落されて以来、初だったのですね
ちょっとお天気がイマイチでしたのが残念ですが、
久しぶりの山中泊まりで、リフレッシュなさったようですね
ここは本当にぜひお天気
今度は前穂や北穂も含めて、ぜひぜひ再訪なさってください。
もう1000倍位感動されること、請合いますよ〜
行ってると思うでしょ?
行ってるんですけど
行けてなかったんです)^o^(
正直お伝えすると…ここ数年は行く気に馴れなかった。
あれだけ冷たくあしらわれると、恋心も醒めてしまいます^^;
皆さんの楽しいレコのおかげで呪縛から解き放された感じです。
あぁ…
もっと早く行けばよかった。
次回は晴天を狙います
奥穂登頂 おめでとうございます
いきましたね〜
重太郎は登りも下りも使ってますが、吊り尾根と
重太郎は大好きですよ〜
前穂山頂からの景色も
次は是非行ってください。
穂高で良いのは9月下旬の紅葉前は天候が安定して
草紅葉もキレイです。ジャンまでいかがですか〜
Carolさんこんばんは^^
いや〜奥穂だけ捕りに行ったわけではないんですけど
結果的にそうなってしまいました
本当はいろいろ考えていたんですけど
選択肢が限られてしまったので
私なりのバリアをはらしてもらいました!
最近老眼なのかPC見過ぎなのかの
目が悪くなって…ジャン?
ジャンってなんですか?
ロバ?馬の背?
私には決してこれからも見聞きしてはいけない
世界かな?って思っています
carolさんのactiveなコメントが大好きです!
また、どこかの山域で
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