また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 3281824
全員に公開
雪山ハイキング
妙高・戸隠・雨飾

撤退したのが吉だった@火打山-妙高山

2021年06月15日(火) 〜 2021年06月16日(水)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
16:07
距離
21.2km
登り
1,545m
下り
1,524m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:10
休憩
2:14
合計
9:24
10:16
60
11:16
11:22
140
13:42
13:43
58
14:41
16:33
20
16:53
16:53
35
17:28
17:33
41
18:14
18:21
30
18:51
18:54
27
19:21
19:21
19
2日目
山行
5:55
休憩
1:24
合計
7:19
7:31
7:33
32
8:05
8:20
45
9:05
9:26
49
10:15
10:55
30
11:25
11:29
31
12:00
12:01
89
13:30
13:31
50
休憩は登り区間では何度も取っています。
初日の昼食は高谷池ヒュッテのベンチで取って、夕食と翌日の朝食はテント場で取っています。
2日目の昼食は黒沢池ヒュッテに戻ってきた時に取りました。
天候 1日目:曇りのち晴れ
2日目:晴れのち雨(雹)
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
笹ヶ峰高原登山口駐車場
コース状況/
危険箇所等
笹ヶ峰-富士見平間は十二曲りの上の方が勾配のきつい岩場の直登が続いて疲れます。その先は勾配こそ緩みますが、雪がルートを覆う区間が多くできます。
富士見平-高谷池ヒュッテ間は雪のトラバースが2ヶ所あって要注意ですが、チェーンスパイク無しでも慎重に歩けば問題ないです。
高谷池ヒュッテ-火打山間は登り区間で雪が残っていますが、勾配が急な訳ではないので、チェーンスパイクがあれば楽でしょう。
高谷池ヒュッテ-黒沢池ヒュッテ間はあまり起伏の多くない稜線を進み、雪もさほど多く出てこないので楽ですが、黒沢池ヒュッテに下る区間だけ雪の斜面を適当に進む形になります。
黒沢池ヒュッテ‐大倉乗越間は踏み跡が急になくなり、ルートも雪で覆われてルートファインディングが必須になります。木々が横になって道を塞いで、それを回避するのが面倒です。ピンクリボンのマーキングを見落とさないようにしないといけません。
大倉乗越から先は急勾配の下り区間がありますが、斜面を雪が覆っていて、下降することは無理です。12本アイゼンやピッケルを持っていても、シャーベット状の緩い雪では役目を果たさないばかりか、刺激を与えて雪崩になる恐れがあるので、無理はできません。踏み跡が途中で完全に消えていたのも納得です。
朝5時に家を出て、ずすさんと道の駅にらさきで7時に待ち合わせ、10時ちょっと前に笹ヶ峰登山口に到着。
2021年06月15日 10:08撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
6/15 10:08
朝5時に家を出て、ずすさんと道の駅にらさきで7時に待ち合わせ、10時ちょっと前に笹ヶ峰登山口に到着。
すぐに準備を済ませて、10時10分頃に登山開始。
2021年06月15日 10:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/15 10:11
すぐに準備を済ませて、10時10分頃に登山開始。
前半は高低差がほとんどないような木道を進みます。
2021年06月15日 10:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 10:13
前半は高低差がほとんどないような木道を進みます。
グリーンハウスからの道と合流。
木陰なので日差しが強い割に涼しいです。
2021年06月15日 10:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 10:29
グリーンハウスからの道と合流。
木陰なので日差しが強い割に涼しいです。
緩やかながらわずかに勾配がついてはいますが、まだまだ歩きやすいので、テント泊装備の超重い荷物を背負っている身には助かります。
2021年06月15日 10:32撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 10:32
緩やかながらわずかに勾配がついてはいますが、まだまだ歩きやすいので、テント泊装備の超重い荷物を背負っている身には助かります。
小さな丸木橋の掛かった沢と、このちょっとバージョンアップした橋の沢の二つが前半に出てきます。
2021年06月15日 10:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 10:42
小さな丸木橋の掛かった沢と、このちょっとバージョンアップした橋の沢の二つが前半に出てきます。
ちょっとだけ登りらしくなってきました。
2021年06月15日 10:53撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 10:53
ちょっとだけ登りらしくなってきました。
せっかく登ったのにちょっと下ってしまいます。
2021年06月15日 11:09撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 11:09
せっかく登ったのにちょっと下ってしまいます。
もう道端に残雪が出てきました。
2021年06月15日 11:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 11:11
もう道端に残雪が出てきました。
黒沢橋に到着。
地図で沢を横切るところになりますが、まだまだ前半ですね。
2021年06月15日 11:12撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/15 11:12
黒沢橋に到着。
地図で沢を横切るところになりますが、まだまだ前半ですね。
そこから登りが大変になってきます。
2021年06月15日 11:22撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 11:22
そこから登りが大変になってきます。
雪解け水を集めて水量がたっぷりの滝。
2021年06月15日 11:22撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 11:22
雪解け水を集めて水量がたっぷりの滝。
木道が完全に階段化しています。
超重いリュックが肩に食い込みます。
2021年06月15日 11:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 11:25
木道が完全に階段化しています。
超重いリュックが肩に食い込みます。
いよいよこのルートの核心部の十二曲りに入りました。
しばらく急勾配区間になります。
2021年06月15日 11:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 11:42
いよいよこのルートの核心部の十二曲りに入りました。
しばらく急勾配区間になります。
こんな感じの階段によるつづら折れ区間です。
テン泊装備にはキツいです。
2021年06月15日 11:44撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 11:44
こんな感じの階段によるつづら折れ区間です。
テン泊装備にはキツいです。
信州北部と新潟県境の固有種のシラネアオイが登場!
2021年06月15日 11:45撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/15 11:45
信州北部と新潟県境の固有種のシラネアオイが登場!
ずすさんの体がザックで覆われて見えません(笑。
2021年06月15日 11:54撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 11:54
ずすさんの体がザックで覆われて見えません(笑。
ミヤマタンポポ
2021年06月15日 11:56撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 11:56
ミヤマタンポポ
ムラサキドウダンという名のツツジ。
関東ではとっくに終わってますが、こちらは今なんですね。
2021年06月15日 11:58撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 11:58
ムラサキドウダンという名のツツジ。
関東ではとっくに終わってますが、こちらは今なんですね。
シラネアオイは花弁の数を増やすと何かサンショウバラみたいな雰囲気ですね。
2021年06月15日 12:01撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 12:01
シラネアオイは花弁の数を増やすと何かサンショウバラみたいな雰囲気ですね。
ツバメオモト
2021年06月15日 12:04撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 12:04
ツバメオモト
花を見ながら気を紛らわせて長い階段のつづら折れを登って行くと、十二曲りがいつしか終わりました。
でも、ここからがまた急勾配の直登区間になります。
2021年06月15日 12:07撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 12:07
花を見ながら気を紛らわせて長い階段のつづら折れを登って行くと、十二曲りがいつしか終わりました。
でも、ここからがまた急勾配の直登区間になります。
イワカガミが群生していました。
2021年06月15日 12:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 12:13
イワカガミが群生していました。
ええ〜、まだ3kmしか来ていないの?
2021年06月15日 12:15撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 12:15
ええ〜、まだ3kmしか来ていないの?
岩場の直登が続き、とにかく疲れます。
2021年06月15日 12:18撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 12:18
岩場の直登が続き、とにかく疲れます。
段差も大きいので、思いリュックが体を後ろに引っ張って、上に進みづらいです。
2021年06月15日 12:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 12:23
段差も大きいので、思いリュックが体を後ろに引っ張って、上に進みづらいです。
イワカガミの群生地。
2021年06月15日 12:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 12:24
イワカガミの群生地。
ムラサキツリガネツツジのつぼみ。
2021年06月15日 12:31撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 12:31
ムラサキツリガネツツジのつぼみ。
かわいいミヤマカタバミ
2021年06月15日 12:38撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 12:38
かわいいミヤマカタバミ
シラネアオイのスリーペア
2021年06月15日 12:44撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
6/15 12:44
シラネアオイのスリーペア
ルート上にも雪が被り始めました。
2021年06月15日 12:45撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 12:45
ルート上にも雪が被り始めました。
もう急勾配はありませんが、雪が多くなり、解けかけて踏み抜くことも多くなります。
2021年06月15日 13:18撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 13:18
もう急勾配はありませんが、雪が多くなり、解けかけて踏み抜くことも多くなります。
やっと富士見平まで登ってきました。
2021年06月15日 13:39撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 13:39
やっと富士見平まで登ってきました。
すっかり雪道登山になりました。
2021年06月15日 13:44撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 13:44
すっかり雪道登山になりました。
火打山の稜線が見えてきました。
2021年06月15日 13:53撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 13:53
火打山の稜線が見えてきました。
まだまだ雪の上を進みます。
途中2回ほど雪の斜面をトラバースしますが、慎重に進まないといけません。
2021年06月15日 13:55撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 13:55
まだまだ雪の上を進みます。
途中2回ほど雪の斜面をトラバースしますが、慎重に進まないといけません。
これから開きそうなんですが、名前は分かりません。
2021年06月15日 13:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 13:57
これから開きそうなんですが、名前は分かりません。
木道が有り難いです。
2021年06月15日 13:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 13:57
木道が有り難いです。
サンカヨウと言う花ですが、葉がとても大きいですね。
2021年06月15日 14:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 14:05
サンカヨウと言う花ですが、葉がとても大きいですね。
きれいに咲いたキヌガサソウ。
器量よしです。
2021年06月15日 14:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 14:11
きれいに咲いたキヌガサソウ。
器量よしです。
火打山がやっとはっきり見えましたが、まだまだ遠い。
2021年06月15日 14:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 14:16
火打山がやっとはっきり見えましたが、まだまだ遠い。
木道が雪の下に隠れてしまうことが多々ありました。
2021年06月15日 14:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 14:30
木道が雪の下に隠れてしまうことが多々ありました。
やっと高谷池ヒュッテに到着。
2021年06月15日 15:18撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 15:18
やっと高谷池ヒュッテに到着。
もう3時ですが、まずはテント料金を払ってベンチで昼食にします。
それにしても、水場が水滴レベルだったのはガッカリ。
2021年06月15日 14:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 14:57
もう3時ですが、まずはテント料金を払ってベンチで昼食にします。
それにしても、水場が水滴レベルだったのはガッカリ。
テント場はちょっと離れていました。
夕食用に500ccの水を400円で2本買う羽目になりましたが、とりあえずテントを張って、今日中に予定通り火打に登ることにしました。
2021年06月15日 16:00撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 16:00
テント場はちょっと離れていました。
夕食用に500ccの水を400円で2本買う羽目になりましたが、とりあえずテントを張って、今日中に予定通り火打に登ることにしました。
ヒュッテから湿地の脇を抜けて行きます。
2021年06月15日 16:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/15 16:14
ヒュッテから湿地の脇を抜けて行きます。
まだまだ遠いですねぇ。
2021年06月15日 16:45撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 16:45
まだまだ遠いですねぇ。
イワイチョウの葉が丸まって密集しています。
花はこの後出てくるでしょう。
2021年06月15日 16:47撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/15 16:47
イワイチョウの葉が丸まって密集しています。
花はこの後出てくるでしょう。
この辺りまでは歩きやすいんですけどね。
2021年06月15日 16:49撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/15 16:49
この辺りまでは歩きやすいんですけどね。
逆さ火打
2021年06月15日 16:50撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 16:50
逆さ火打
あっ、これは!
2021年06月15日 16:52撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 16:52
あっ、これは!
ミズバショウの花が咲いている♪
2021年06月15日 16:52撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 16:52
ミズバショウの花が咲いている♪
6月半ばで山桜が咲いているんですねぇ。
2021年06月15日 17:06撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 17:06
6月半ばで山桜が咲いているんですねぇ。
シラネアオイが今回の主役。
2021年06月15日 17:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 17:13
シラネアオイが今回の主役。
いよいよキツい登りが始まります。
2021年06月15日 17:15撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 17:15
いよいよキツい登りが始まります。
階段も多いです。
荷物はアタックザックで軽いものの、もうさすがに全身が疲れて休み休み登ります。
2021年06月15日 17:21撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 17:21
階段も多いです。
荷物はアタックザックで軽いものの、もうさすがに全身が疲れて休み休み登ります。
雪の直登も。
まさか今の時季雪が残っているとは思わず、チェーンスパイクも持って来なかったので、ずすさんのものを片側だけ借りて装着しました。
2021年06月15日 17:30撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 17:30
雪の直登も。
まさか今の時季雪が残っているとは思わず、チェーンスパイクも持って来なかったので、ずすさんのものを片側だけ借りて装着しました。
あそこか?
いや、まだまだでした。
2021年06月15日 17:45撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 17:45
あそこか?
いや、まだまだでした。
体力のあるずすさんはもうずっと先に行っちゃいました。
2021年06月15日 17:47撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 17:47
体力のあるずすさんはもうずっと先に行っちゃいました。
これこそ最後の登り。
2021年06月15日 18:01撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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6/15 18:01
これこそ最後の登り。
やっと到着!
6時ちょい過ぎだから、まだまだ明るいうちです。
2021年06月15日 18:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6
6/15 18:13
やっと到着!
6時ちょい過ぎだから、まだまだ明るいうちです。
ずっと奥に白馬方面の山々が見えますね。
2021年06月15日 18:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
3
6/15 18:14
ずっと奥に白馬方面の山々が見えますね。
ちょっと右は雲海と夕日が見えます。
2021年06月15日 18:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
3
6/15 18:14
ちょっと右は雲海と夕日が見えます。
反対側には明日登る(はずだった)妙高山が。
2021年06月15日 18:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 18:16
反対側には明日登る(はずだった)妙高山が。
今回持って行ったフィルムカメラは、1975年製のミランダRE-IIで、レンズは28mm・50mm・135mmの三本立てでした。
2021年06月15日 18:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
3
6/15 18:17
今回持って行ったフィルムカメラは、1975年製のミランダRE-IIで、レンズは28mm・50mm・135mmの三本立てでした。
チェーンスパイクのない方は、やはりずすさんが持ってきていたダイソーの紐をぐるぐる巻いて簡易草鞋仕様にしてました(^∇^)b
2021年06月15日 18:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 18:24
チェーンスパイクのない方は、やはりずすさんが持ってきていたダイソーの紐をぐるぐる巻いて簡易草鞋仕様にしてました(^∇^)b
明るいうちに下山します。
2021年06月15日 18:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 18:26
明るいうちに下山します。
シャーベット状の雪の下りではチェーンスパイクも滑りますね。
2021年06月15日 18:48撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 18:48
シャーベット状の雪の下りではチェーンスパイクも滑りますね。
ナナカマド
2021年06月15日 18:58撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 18:58
ナナカマド
やっかいな雪の斜面を過ぎれば歩きやすいです。
ミズバショウの群生地に流れ込む沢の水がきれいだったので、ここで夕食と朝食用の水をキープ。
2021年06月15日 19:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 19:16
やっかいな雪の斜面を過ぎれば歩きやすいです。
ミズバショウの群生地に流れ込む沢の水がきれいだったので、ここで夕食と朝食用の水をキープ。
薄暗いけれどもまだまだ明るいです。
2021年06月15日 19:21撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
6/15 19:21
薄暗いけれどもまだまだ明るいです。
ヒュッテまで結構長いです。
2021年06月15日 19:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/15 19:26
ヒュッテまで結構長いです。
戻ったら早速夕食タイム。
まずは千切りキャベツと焼肉のたれ味のトンテキ。
2021年06月15日 20:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/15 20:04
戻ったら早速夕食タイム。
まずは千切りキャベツと焼肉のたれ味のトンテキ。
アルファ米ができたら中華丼と野菜スープでホクホクに。
2021年06月15日 20:15撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/15 20:15
アルファ米ができたら中華丼と野菜スープでホクホクに。
夜は一気に気温が下がり、持って行った服を全部着ても寒さに震えてぐっすり眠れず、完全に寝不足です。
2021年06月16日 05:19撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/16 5:19
夜は一気に気温が下がり、持って行った服を全部着ても寒さに震えてぐっすり眠れず、完全に寝不足です。
朝の天気は快晴ですね。
2021年06月16日 05:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
6/16 5:20
朝の天気は快晴ですね。
朝食は卵入りの肉じゃがと卵スープ。
6時に食べました。
2021年06月16日 05:34撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
6/16 5:34
朝食は卵入りの肉じゃがと卵スープ。
6時に食べました。
6時40分にはテント場を出発。
まずは今営業をしていない黒沢池ヒュッテまで行って、荷物を置いてアタックザックで妙高山に登る予定です。
2021年06月16日 06:38撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 6:38
6時40分にはテント場を出発。
まずは今営業をしていない黒沢池ヒュッテまで行って、荷物を置いてアタックザックで妙高山に登る予定です。
当初、ルートをちょっと間違えましたが、こちらは踏み跡が雪の上にほとんどなくて地図をよく確認しないといけません。
2021年06月16日 06:55撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 6:55
当初、ルートをちょっと間違えましたが、こちらは踏み跡が雪の上にほとんどなくて地図をよく確認しないといけません。
雪解け水がルート上に流れ込んでいることもあって、歩きづらいです。
2021年06月16日 07:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 7:05
雪解け水がルート上に流れ込んでいることもあって、歩きづらいです。
こちらが黒沢池ヒュッテ方面へのルート。
2021年06月16日 07:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 7:11
こちらが黒沢池ヒュッテ方面へのルート。
少し登れば、ほぼ平坦な稜線を進みます。
2021年06月16日 07:15撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 7:15
少し登れば、ほぼ平坦な稜線を進みます。
ミツバオウレン
2021年06月16日 07:21撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 7:21
ミツバオウレン
ショウジョウバカマ
2021年06月16日 07:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 7:24
ショウジョウバカマ
茶臼山に到着。
2021年06月16日 07:28撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 7:28
茶臼山に到着。
まだまだあまりアップダウンはありません。
2021年06月16日 07:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 7:42
まだまだあまりアップダウンはありません。
木道が現れましたが、あまり利用されていないようですね。
2021年06月16日 07:46撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 7:46
木道が現れましたが、あまり利用されていないようですね。
黒沢池ヒュッテが見えてきました。
雪の斜面を下りますが、ルートが覆われていて適当に下るしかないです。
2021年06月16日 07:55撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 7:55
黒沢池ヒュッテが見えてきました。
雪の斜面を下りますが、ルートが覆われていて適当に下るしかないです。
ヒュッテ前の分岐。
直進が妙高方面で、右が富士見平方面です。
帰りはそちらに進みます。
2021年06月16日 08:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 8:10
ヒュッテ前の分岐。
直進が妙高方面で、右が富士見平方面です。
帰りはそちらに進みます。
途中から完全に踏み跡が消えて、ピンクリボンを頼りに進みます。
木々の枝が雪で倒れて、それを越えるのが大変面倒です。
2021年06月16日 08:19撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 8:19
途中から完全に踏み跡が消えて、ピンクリボンを頼りに進みます。
木々の枝が雪で倒れて、それを越えるのが大変面倒です。
シラネアオイが群生していますね。
2021年06月16日 08:37撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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シラネアオイが群生していますね。
やっと外輪山のようになった尾根の鞍部の大倉乗越に登ってきました。
2021年06月16日 09:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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やっと外輪山のようになった尾根の鞍部の大倉乗越に登ってきました。
ここから一旦根元まで下ってから400mほど登り返しますが、いつの間にかガスってきましたね。
2021年06月16日 09:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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ここから一旦根元まで下ってから400mほど登り返しますが、いつの間にかガスってきましたね。
等高線図を見るとかなりの急勾配ですが、雪でルートが消えています。
何とか少し下ってみましたが、雪がシャーベット状で緩くて滑りまくります。
(土が出ているルートまで下って振り返って撮っています)
2021年06月16日 09:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 9:11
等高線図を見るとかなりの急勾配ですが、雪でルートが消えています。
何とか少し下ってみましたが、雪がシャーベット状で緩くて滑りまくります。
(土が出ているルートまで下って振り返って撮っています)
あの斜面を100mほど下るのはしっかりしたアイゼンがあっても無理でしょう。
後で調べたら、ここはロープ場になっているところですから、そりゃ緩い雪が覆った状態ではとても無理だったわけです。
2021年06月16日 09:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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あの斜面を100mほど下るのはしっかりしたアイゼンがあっても無理でしょう。
後で調べたら、ここはロープ場になっているところですから、そりゃ緩い雪が覆った状態ではとても無理だったわけです。
大倉乗越まで戻ると、妙高山は完全に雲の中。
こうなると撤退しても諦めがつきますね。
2021年06月16日 09:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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大倉乗越まで戻ると、妙高山は完全に雲の中。
こうなると撤退しても諦めがつきますね。
長居は無用なので、さっさと黒沢池ヒュッテを目指します。
2021年06月16日 09:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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長居は無用なので、さっさと黒沢池ヒュッテを目指します。
シラネアオイのつぼみを発見。
2021年06月16日 09:28撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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シラネアオイのつぼみを発見。
面倒な地点を抜けます。
途中から雨が降り始めましたので、結果的にあそこで撤退して良かったです。
2021年06月16日 09:33撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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面倒な地点を抜けます。
途中から雨が降り始めましたので、結果的にあそこで撤退して良かったです。
黒沢池ヒュッテに戻った時には雨脚がかなり強まりました。
見えづらいですが、縦方向の薄い線は雨です。
2021年06月16日 09:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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黒沢池ヒュッテに戻った時には雨脚がかなり強まりました。
見えづらいですが、縦方向の薄い線は雨です。
途中から雹になってました。
丸い粒のようなものがそれです。
2021年06月16日 09:52撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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途中から雹になってました。
丸い粒のようなものがそれです。
雨宿りしつつ、ちょっと早めの昼食にします。
ガーリックのピラフにハンバーグ、角煮とめかぶスープで満腹に。
2021年06月16日 10:31撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 10:31
雨宿りしつつ、ちょっと早めの昼食にします。
ガーリックのピラフにハンバーグ、角煮とめかぶスープで満腹に。
雨も上がったので荷物を整えて下山開始。
2021年06月16日 10:53撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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雨も上がったので荷物を整えて下山開始。
雪とガスで真っ白。
ルートなんてありませんね、こうなっちゃうと。
2021年06月16日 10:55撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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雪とガスで真っ白。
ルートなんてありませんね、こうなっちゃうと。
雪のない区間には笹がうじゃうじゃあって、やたらに濡れます。
2021年06月16日 11:00撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
6/16 11:00
雪のない区間には笹がうじゃうじゃあって、やたらに濡れます。
湿原に出ると木道がずっと続きます。
2021年06月16日 11:00撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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湿原に出ると木道がずっと続きます。
ここもミズバショウが咲いていました。
2021年06月16日 11:02撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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ここもミズバショウが咲いていました。
きれいですよね。
2021年06月16日 11:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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きれいですよね。
雪を横切る区間もあります。
2021年06月16日 11:06撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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雪を横切る区間もあります。
こちらはハクサンコザクラ。
丹沢で見るコイワザクラによく似ていますね。
2021年06月16日 11:08撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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こちらはハクサンコザクラ。
丹沢で見るコイワザクラによく似ていますね。
延々と木道が続きます。
2021年06月16日 11:12撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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延々と木道が続きます。
ここで小さな沢を渡渉して、右側から左上に登ります。
2021年06月16日 11:24撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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ここで小さな沢を渡渉して、右側から左上に登ります。
この境目が踏み抜きポイントなんですよねぇ。
2021年06月16日 11:29撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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この境目が踏み抜きポイントなんですよねぇ。
岩に根を張った細い木の幹がたっぷり出ていますが、雪の重みに抗して反ってますね。
2021年06月16日 11:36撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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岩に根を張った細い木の幹がたっぷり出ていますが、雪の重みに抗して反ってますね。
またしても雷とともに雨が降ってきたので、途中でレインウェアとザックカバーを装着します。
2021年06月16日 11:44撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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またしても雷とともに雨が降ってきたので、途中でレインウェアとザックカバーを装着します。
雪が多くなってきました。
富士見平は近いです。
2021年06月16日 11:50撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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雪が多くなってきました。
富士見平は近いです。
しばらく登って行くと富士見平に到着。
ここからは下りになるので、気は楽ですが、距離は長いです。
2021年06月16日 11:58撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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しばらく登って行くと富士見平に到着。
ここからは下りになるので、気は楽ですが、距離は長いです。
雪はまだまだあります。
2021年06月16日 12:01撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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雪はまだまだあります。
ドウダンツツジがさよならを言っているみたい。
2021年06月16日 12:35撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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ドウダンツツジがさよならを言っているみたい。
キツイ急勾配区間が始まりましたよ。
多少軽くなったとは言え、やっぱりザックは重いです。
2021年06月16日 12:46撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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キツイ急勾配区間が始まりましたよ。
多少軽くなったとは言え、やっぱりザックは重いです。
十二曲りスタート。
階段なのでまだ楽です。
2021年06月16日 12:56撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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十二曲りスタート。
階段なのでまだ楽です。
オオカメノキと言うそうです。
2021年06月16日 13:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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オオカメノキと言うそうです。
十二曲りも終わり、黒沢の滝まで戻ってきました。
2021年06月16日 13:26撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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十二曲りも終わり、黒沢の滝まで戻ってきました。
もうここまで来れば平坦な木道ですからゴールはまだまだでも気は楽です。
2021年06月16日 13:28撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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もうここまで来れば平坦な木道ですからゴールはまだまだでも気は楽です。
雨は降ったり止んだりしていましたが、森林の中なので濡れずに済みました。
2021年06月16日 13:36撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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雨は降ったり止んだりしていましたが、森林の中なので濡れずに済みました。
ギンリョウソウが群れて頭を出していました。
2021年06月16日 13:46撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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ギンリョウソウが群れて頭を出していました。
沢を渡ります。
2021年06月16日 13:50撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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沢を渡ります。
タニウツギがお帰りなさいと言ってるみたい。
2021年06月16日 14:15撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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タニウツギがお帰りなさいと言ってるみたい。
やっとゴール!
午後2時15分でした。
2021年06月16日 14:16撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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やっとゴール!
午後2時15分でした。
妙高を目の前にして撤退したのは無念ですが、直後に雲で覆われて土砂降り&雷になったので、もし無理をしていたら大変危険でしたね。
結果として大正解だった訳です。
2021年06月16日 14:27撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
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妙高を目の前にして撤退したのは無念ですが、直後に雲で覆われて土砂降り&雷になったので、もし無理をしていたら大変危険でしたね。
結果として大正解だった訳です。
信濃町ICに向かいがてら、途中で美味しい手打ち蕎麦を食べてから帰りました。
ずすさんと別れてから高速道路で眠くなったので、談合坂SAで仮眠したら、ものすごい雨の音でたたき起こされましたが、いつの間にか2時間も寝ていました。
それはともかく、妙高は今度日帰りで赤倉側からピストンでリベンジ登山に行ってこないとね(^∇^)v
2021年06月16日 15:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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信濃町ICに向かいがてら、途中で美味しい手打ち蕎麦を食べてから帰りました。
ずすさんと別れてから高速道路で眠くなったので、談合坂SAで仮眠したら、ものすごい雨の音でたたき起こされましたが、いつの間にか2時間も寝ていました。
それはともかく、妙高は今度日帰りで赤倉側からピストンでリベンジ登山に行ってこないとね(^∇^)v

感想

 丹沢バリ仲間のずすさんと一泊二日でテント泊ハイキングをしてきました。目的地は笹ヶ峰から始まる火打山-妙高山の二つの百名山を歩くルートで、初日は富士見平から高谷池ヒュッテに進み、そこのテント場で幕営して火打に登り、二日目に黒沢池ヒュッテに進んで荷物を置いて妙高山を往復し、そこから富士見平に戻ってから笹ヶ峰へ下山する予定です。  一般登山道の人気のある山ですから、そう大変ではないのかなと思って、無理に朝早く出ることなく、5時に横浜を出発。ずすさんは今富士市に転勤してますので、彼とは道の駅にらさきで7時に待ち合わせました。そこから妙高の笹ヶ峰高原の駐車場まではおよそ3時間。時間通りに到着して10時15分頃に登山開始しました。
 このルートは富士見平までの距離が結構長いのと、その中間地点に等高線図の間隔がとても狭まった急勾配区間があって、テントやシュラフ、4食分の食料を積んだ重たいザックを背負っての登りはさすがに厳しかったです。富士見平の手前から雪がルートを覆うことが多くなって、ヒュッテに出るところも雪が結構ありました。
 ヒュッテに到着したのは午後2時40分。大分掛かりましたが、重装備ゆえに体力のない自分には仕方ないです。何はともあれ、お腹が空いているので、まずはテント場の代金を支払ってからベンチで「出前山頂」タイムにしますが、何とここには今の時季水場が水滴レベルしか出ていなくて、500ccのペットボトルの水を400円で買う羽目に。テント場の代金を1000円取るなら、水くらい出しておいて欲しいですね。
 そのテント場はヒュッテから結構離れていて、その間も雪の上の移動になって大変です。とにかくテントを張ってちょっと休むと、何だか面倒になりましたが、やっぱりこの日のうちに予定通り火打に登った方が良いので、下山時にヘッデン点灯になりますが、とにかくアタックザックで登ることにしました。
 火打の登り始めになる地点までも結構あって、途中ミズバショウの群生池があって、そこに流れ込む沢の水がきれいだったので、下山時に汲んで行くことにしました。火打山へは途中ルートが雪で覆われて面倒な箇所もありましたが、問題なく登れました。実はまさか今の時期に雪はあるまいと思って、自分はチェーンスパイクは持ってこなかったんですが、大失敗でした。ずすさんのやつを片側だけ借りて、もう一方はやはりずすさんが持ってきていた紐を草鞋のように適当に靴に巻いて滑り止めにしていました。
 山頂には6時10分頃に到着。まだまだ明るくて展望は最高でしたね。やっぱり登っておいて大正解でしたが、これが翌日の予期せぬ事態から考えても大正解でした。  下山してテント場に戻ったのは7時30分過ぎ。それでもまだうっすら明るくて、ヘッデンは不要なうちに戻れました。すぐに夕食の準備をしましたが、日が沈むと急激に気温が下がって寒くなりました。それでも温かい食事で一時的にほかほかになって気分は最高です。
 さて、寝る時間になってやっぱり寒いので、上着はウィンドブレーカーとレインパーカーを重ねて着て、下は登山パンツにレインパンツを重ね履きしてシュラフに入りましたが、それでも寒過ぎて震えが止まらず全く眠れません。仕方なしに着替えのインナーシャツを重ねて着て、靴下も替え用のものを重ねて手袋までして寝ますが、それでも寒くて結局眠れず仕舞い。6月半ばでここまで寒いとは。
 2日目は5時に起床(と言うか寝てませんが)し、ちょっとして朝食を取り、6時半にはテントを畳んで妙高に向かいます。ルートは茶臼山を抜けて大倉乗越に登り返し、そこから急勾配を下って妙高の根元に出て400m登り返しになります。途中、黒沢池ヒュッテに荷物を置いて、火打ちと同じくアタックザックで往復してくる予定でした。
 黒沢池ヒュッテまではあまり高低差のないルートで楽でした。ヒュッテからは残雪の登りが多くなって、木々の枝が重さで横になって、それが道を塞いで抜けるのが面倒でした。大倉乗越に出る前に既に踏み跡がなくなっていて、だれもここを歩いていないことが分かりましたが、マーキングがあるので道は確かです。 大倉乗越からの下りはすぐに雪の急斜面になり、何とか枝を掴みながら下りますが、何しろシャーベット状の緩い雪なのでとにかく滑りました。その先もルートが雪で消えた急斜面になって、もうこれ以上は下れないレベルになって、残念ですが撤退しました。大倉乗越に戻ると、ついさっきまで晴れていたのにもう妙高山が完全に真っ白で見えなくなっていましたので、諦めもつきます。その上、黒沢池ヒュッテまで戻る途中に雨が降ってきて、最後には土砂降りになりました。あそこで撤退したのは大正解でした。
 しばらく雨宿りしつつ、まだ10時でしたがここで昼食を取りました。雨もそのうち止んで11時前に下山開始。まずは富士見平までの湿原を抜けるルートを進みます。こちらのルートにはあまり雪の区間はなく、代わりに笹薮ジャングルがありましたように、今の時季ほとんど使われていないようでした。
 富士見平に出る前に雷が激しく鳴り始めて雨も降ってきたので、レインジャケットとザックカバーを着けました。多少軽くなったとは言え、やはり重たいザックが足に堪えます。
 富士見平からは多少の雪の区間がありますが、そこは平坦なのでまだ楽です。途中から急勾配区間になり、さらには一二曲りになって段々膝が痛くなってきました。それも黒沢橋まで来ると平坦な木道区間になり大分楽になりますが、笹ヶ峰までの距離は長いです。
 笹ヶ峰の登山口駐車場には午後2時15分頃に戻りました。荷物を整えて帰り道で蕎麦を食べてから高速道路に乗って、道の駅にらさきに戻ったのが5時50分頃。そこでずすさんと別れて改めて中央道に乗りましたが、途中かなり眠気が襲ってきたので談合坂SAで仮眠を取りますと、やはり寝不足のためか2時間も寝てしまいました。激しい雨音で目覚めたのが午後9時。結局自宅に戻ったのは10時半頃になりました。
 今回の山行は信越国境の山の厳しさを身に染みて思い知らされたものになりましたが、しっかり火打山の素晴らしい景観を満喫できて、つらいながらも楽しいテン泊ハイクになりました。でも、妙高に登れなかったのは無念なので、今度はピストンで反対側からのルートで日帰り登山してこようと思います。

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