恵那山・富士見台・神坂山（広河原ルートより周遊）
長野県
岐阜県
JJ0JVL
体力度について
- GPS
- 11:22
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,617m
- 下り
- 1,610m
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●恵那山山頂<EL.2,191m>7:34 --- 前宮ルート分岐<EL.2,174m>7:54 --- 天狗ナギ崩壊地<EL.1,875m>8:42 --- 大判山<EL.1,695.9m>9:22 --- 姥ナギ崩壊地<EL.1,589m>9:39 --- 鳥越峠<EL.1,544m>10:02 --- 千両山<EL.1,692m>10:30/10:43 --- 神坂峠<EL.1,544m>11:02 --- 神坂小屋<EL.1,544m>11:38/11:43 --- 富士見台<EL.1,739m>12:53/12:05
●富士見台<EL.1,739m>12:05 --- 神坂山<EL.1,684.2m>12:35/12:38 --- 萬岳荘<EL.1,739m>12:52/13:10 --- 神坂峠<EL.1,544m>13:22 --- ヘブンス分岐<EL.1,544m>13:58 --- 広河原登山口<EL.1,253m>14:50/14:55 --- 駐車場<EL.1,140m>15:21
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年08月の天気図 |
| アクセス |
中央自動車道(下り) 飯田山本ICより約30分。 中央自動車道(上り) 園原ICより約10分 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・中央自動車道 飯田山本IC より 駐車場の間にコンビニは3軒有り。 ただし、 園原IC からは駐車場の間にコンビニは無いので注意すること。 ・トイレは駐車場に簡易トイレ、恵那山山頂避難小屋付近、神坂小屋、萬岳荘に有り。 ・特に危険箇所は無いが浮き石には注意すること。また、天狗ナギ・姥ナギ崩壊地ではロープの外には立ち入らないこと。 ・[熊除け鈴」も この季節は必需品。 ・登山ポストは駐車場と登山口に有り。 |
写真
20万分の1日本シームレス地質図データベースhttps://gbank.gsj.jp/seamless/
恵那山、富士見台… 93:約1億年前〜6500万年前に噴火した火山の岩石(デイサイト・流紋岩類)
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https://gbank.gsj.jp/seamless/
恵那山、富士見台… 93:約1億年前〜6500万年前に噴火した火山の岩石(デイサイト・流紋岩類)
車2台駐車有り。
暗い中、ポストに登山者カードを入れ出発。
ヘッドランプを頼りに歩く。
短いトンネルなので怖いことはありません。
広河原コース唯一の危険箇所。雨天、増水時注意。
振り向くと南アルプス南部が雲海に浮かんでいます。
背丈ほど有り、昨夜の局地的な雨でビッショリ濡れていました。
笹が大きく刈られており、北〜東の方向が展望できます。御嶽山と北アルプス。
濘(ぬか)るんでいる場所は、最後まで雪が残った場所。
一等三角点到着。
スッパツを付けなかったためパンツを伝わり、登山靴の中もびしょ濡れ。
三角点の石柱は花崗岩。岩石は濃飛流紋岩類の溶結凝灰岩。
溶結凝灰岩は緻密で硬いため、浸食に抵抗して恵那山の広い山頂域を形成しています。
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岩石は濃飛流紋岩類の溶結凝灰岩。
溶結凝灰岩は緻密で硬いため、浸食に抵抗して恵那山の広い山頂域を形成しています。
天水のタンク有り。煮沸すれば飲めます。
小屋内は綺麗に使用されていました。
雲で中央、南アルプス等は見えませんでした。
山頂まで○○．○�劼派充┐気譴討い泙后�
節理が開口して谷側へクリープしており崩壊が進んでいる。
ガスがなければナギ崩壊地が良く見えるかと思います。
土壌中の水分が多いため、凍結融解で出来たもの。
左の山は風越山。凹んだ所は鳩打峠。右は高鳥屋山と梨子野山。
中央自動車道の恵那山トンネルがこの下を走っています。
火砕流が堆積物が大量に重なると自らの熱で再溶融して緻密な硬い岩石になります。
昭和31年7月 西筑摩郡神坂中学校生徒会。
デザインが変わりましたが以前のバッチは標高が違っていました。2,196m？だったような記憶があります。
間伐材を残存化粧型枠としてコンクリートを打っていました。
約11時間の行程を無事終了。
感想
●観察等のポイント 濃飛流紋岩類の観察、富士見台前輪廻地形、風衝草地、アースハンモック、東山道等
恵那山の登山道は営林署の作業道が2001年10月「広河原ルート」と言う名の登山道として正式に公開され、所要時間も登山口より約3.5時間と短いために人気もあり、神坂峠ルートと併用すればそれぞれの尾根道からの南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍方面などの景色を楽しみながら周遊が出来ます。また時間があれば富士見台高原まで足を伸ばして日帰り登山の行程も可能です。
50歳を過ぎてからは8時間以上の歩行時間は遠慮してきましたが、自分自身の体力を試すことができる行程を作成し、体力に応じたエスケープ方法は、� 峭�河原ルート」を往復 �⊃精籠修茲衫啼擦撚嫉魁，魴弉茲靴討猟�戦です。
なんとか予定時間の約12時間以内で回ることができました。酒、煙草をやめ健康になった身体に感謝。
恵那山と富士見台高原付近の地質の特徴は「濃飛流紋岩（のうひりゅうもんがん）」が分布しています。この岩石は火砕流が高温状態で堅く溶結して出来た溶結凝灰岩を主体とし、濃飛流紋岩類の噴出は中生代白亜紀の今から約8千5百万年前に超大規模な火山活動があり、現在の恵那山付近から始まり、木曽地方南部、飛騨地方へと及んでいったようです。
＜地質説明(案内）のためのメモ＞ 登山道の自然を楽しむ。
○駐車場〜 トンネル
白色の粗粒の伊奈川花崗岩。
戸沢層が堆積した後に貫入した物で、そのため戸沢層の各砕屑岩（さいせつがん）接触変成作用を及ぼしホルンフェルス化している。
○トンネル〜 3合目（日本シームレス地質図 173）
戸沢層 湖沼堆積物で、礫岩、砂岩、泥岩、凝灰岩などで構成。伊奈川花崗岩の貫入によりホルンフェルス化している。
濃飛流紋岩の最近の研究では、噴火活動の先触れとして大陥没が起こったと考えられ、陥没したところには湖ができ、周りから大量の土砂が運びこまれ堆積した。戸沢層はこうしてできた堆積物の地層。
○3合目〜8合目（日本シームレス地質図 52）
中生代ジュラ紀の付加帯で約1億5千年前の海底に積もった物で、主に砂岩を挟む泥岩。
○8合目〜富士見台（日本シームレス地質図 93）
濃飛流紋岩類。溶結凝灰岩…火砕流が堆積物が大量に重なると自らの熱で再溶融して緻密な硬い岩石となる。
○富士見台
前輪廻地形…等高線の広い箇所。浸食されていない一昔前の地形が残った箇所。
参考文献
・下伊那誌 地質編
・中央アルプスの山旅 飯田市美術博物館
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