1日に3回登頂?! 空木岳赤椰岳の絶景稜線歩き

2021年06月20日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 23.9km
• 登り: 2,497m
• 下り: 2,486m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:40
• 休憩: 2:05
• 合計: 10:45

4:45 駒ヶ根高原スキー場駐車場
5:25 5:30 空木岳登山口駐車スペース
5:45 タカウチ場
6:10 6:15 池山尾根水場
6:30 尻無
6:40 6:45 マセナギ
7:45 7:50 ヨナ沢ノ頭
8:20 空木平カール分岐点
8:40 8:50 駒石
9:15 駒峰ヒュッテ
9:25 9:50 空木岳
10:30 10:55 赤梛岳
11:35 11:45 空木岳
11:50 駒峰ヒュッテ
12:00 12:10 駒石
12:10 駒峰ヒュッテ
12:20 12:30 空木岳
12:35 駒峰ヒュッテ
12:45 駒石
12:55 空木平カール分岐点
13:15 13:20 ヨナ沢ノ頭
13:55 14:00 マセナギ
14:05 尻無
14:25 14:30 池山尾根水場
14:40 タカウチ場
15:00 空木岳登山口駐車スペース
15:30 駒ヶ根高原スキー場駐車場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駒ヶ根高原スキー場の無料駐車場を利用。(現在この先の林道は通行止めで、マイカーはここまでです)朝5時頃には満車だったそうです。

コース状況／危険箇所等

全体的によく整備されています。
マセナギ〜迷い尾根間は痩せた尾根道で、鎖場や梯子場もいくつかあります。転んだらヤバそうですが、歩きにくくはないので注意しながら歩けば問題ありません。1ヶ所崩落ヶ所があり梯子も流されていましたが、ここも注意しながら歩けば問題ありません。
他は危険箇所ありません。

その他周辺情報

私はコロナ禍という事で寄りませんでしたが、温泉は早太郎温泉こまくさの湯などがあります。新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため臨時休業していましたが、2021/6/6より営業再開しています。入浴料は700円、下記URLの画面提示で50円引きです。営業時間はコロナ禍で変動する可能性があり、下記ページ参照下さい。
http://www.komakusanoyu.com/

写真

6/19 20:20

妻と娘が帰省中で1人だったので、珍しく前日夕方に出発。駒ヶ根名物ソースカツ丼でエネルギー補給。駒ヶ根高原スキー場の駐車場にPM10:00に到着、私で5台目でした。

6/20 4:58

久々に前夜泊してのびのび車中泊してたら、気持ちよすぎて1時間寝坊(笑) AM4:40頃、すっかり明るくなってから出発。林道終点までの間、どえらい数のギンリョウソウがありました。

6/20 4:52

とにかく凄かったです。こんなに沢山見たのは初めてです。

6/20 5:06

三本木地蔵。

6/20 5:14

林道終点から駒ヶ根市街方面を望む。昨日の雨が嘘のような青空。梅雨の晴れ間の超ナイスタイミングです。

6/20 6:16

お次はマイヅルソウが超大量。ギンリョウソウとマイヅルソウの写真だけで約50枚。今回も序盤からローアングル撮影のスクワットで脚を苛めてしまっています。

6/20 6:18

マイヅルソウとギンリョウソウのコラボ。

6/20 6:25

お次はイワカガミの超超超大群落。

6/20 6:24

ギンリョウソウとイワカガミのコラボ。

6/20 6:54

物凄い数咲いてました。

6/20 7:46

色ついてるの、ぜーーーーんぶイワカガミです。

6/20 7:00

キスミレさんも。

6/20 7:09

マセナギ〜迷い尾根間は痩せ尾根のルートで、こんな感じの梯子場や鎖場がいくつかあります。難しいところはないので、注意して歩けば問題ありません。

6/20 7:17

この鎖場が1番気を付けたいとこ。

6/20 7:22

迷い尾根手前で1ヶ所崩落箇所があり、写真左の梯子が流されています。ここも注意して歩けば問題ありません。

6/20 8:04

シロバナノヘビイチゴかな。

6/20 8:17

ヨナ沢の頭〜空木平避難小屋分岐間でわずかに残雪ありますが、滑り止め不要です。空木平避難小屋方面へ行く場合は、空木平避難小屋〜駒峰ヒュッテ間は残雪あり、アイゼン必要です。

6/20 8:23

空木平避難小屋分岐で南アルプス方面の景色がひらけます。

6/20 9:39

八ヶ岳。

6/20 8:31

左から甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、白嶺三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)。

6/20 11:45

雲海に浮かぶ甲斐駒ヶ岳がカッコ良すぎる。

6/20 8:19

左から仙丈ヶ岳と白嶺三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)。

6/20 8:32

塩見岳の左奥には富士山の頭がひょっこり。

6/20 10:42

左から荒川三山(悪沢岳、中岳、前岳)、真ん中が赤石岳、右が聖岳と上河内岳。

6/20 9:45

荒川三山と赤石岳アップ。

6/20 8:26

駒石に登りたいので私はこっちのルート。左奥が目指す空木岳ピーク。

6/20 8:29

名前も容姿もかっこいいぜ宝剣岳。

6/20 8:53

駒石と雲海。雲海に浮かぶのは八ヶ岳連峰。空木平避難小屋分岐から先は森林限界を突破し、低木と花崗岩の白ザレと奇岩巨岩ロックガーデンの高山らしい最高の道になります。

6/20 8:45

6/20 8:52

足元にはキバナシャクナゲがたくさん。

6/20 9:17

ツガザクラ。

6/20 9:07

花崗岩の白ザレと奇岩巨岩ロックガーデン。

6/20 9:10

御嶽山と左奥にはおそらく白山。

6/20 9:10

御嶽山アップ。噴火当日に登る予定でしたが、所用でキャンセルし、夕方にニュースで噴火を知ったときの気持ちが甦りました。あれから何度か登ろうと思いましたが、やはりその時の気持ちがフラッシュバックしてなかなか行けずにいます。

6/20 9:18

最高すぎる駒峰ヒュッテの絶景スカイテラス。ヒュッテはまだ閉鎖中です。

6/20 9:26

AM9:25、1回目の登頂です。登山口から4時間40分でした。思いの外スイスイ登ってこれました。

6/20 9:31

久しぶりにやった。

6/20 9:36

こんなのとか

6/20 9:37

こんなのも撮っていただきました。

6/20 11:32

空木平避難小屋分岐から見るよりも塩見岳の左奥の富士山の頭が出てきました。

6/20 9:40

遠く槍穂や大キレットも見えました。

6/20 9:40

槍穂アップ。

6/20 9:40

北側。宝剣岳(中央とんがりピーク)と木曽駒ヶ岳(宝剣岳の左)方面。木曽駒ヶ岳の左奥には北アルプスも(槍穂〜大キレット)。

6/20 9:33

南側。赤椰岳、南駒ヶ岳(中央ちょい右)、越百山方面。これからこっちに行ってきます。

6/20 9:50

空木岳を出発してすぐ。ヒュッテ側では見かけなかったハクサンイチゲにも会えました(気付かなかっただけかもしれませんが)。

6/20 9:51

ミヤマキンバイも。

6/20 11:32

ミヤマキンバイ。

6/20 9:54

帰りの空木岳への登り返しが大変そうだけど、最高の縦走路です。

6/20 9:57

奇岩巨岩ロックガーデン。

6/20 9:57

空木岳からはアップダウンがめちゃ多そうに見えますが、こういうのはほぼ全部巻いてほとんどトラバースで歩きやすいです。

6/20 10:00

赤椰岳(左)南駒ヶ岳(中央)。カッコいいなあ。南駒ヶ岳の右奥に見えるのは昨秋登った恵那山。

6/20 10:09

空木岳を振り返る。こう見えてほとんどトラバース、空木岳直前で10分くらい頑張るだけです。人も少なくてマジで最高の縦走路。

6/20 10:09

おっ！乗鞍岳も見えた！

6/20 10:10

乗鞍岳からちょい左にいくと御嶽山と左奥におそらく白山。

6/20 10:13

コメバツガザクラかな。

6/20 8:54

イワウメ。

6/20 10:30

AM10:30赤椰岳までやって来ました。ここで携帯電話が不調でバッテリーが落ちました。時間的には南駒ヶ岳まで行けますが、下山連絡ができず家族に心配かけるので、今回はここまでにしときます。

6/20 10:30

空木岳方面への稜線。最高すぎる。

6/20 10:30

縦構図で。いかにもアルプスに来たぜって感じの景色。

6/20 10:34

赤椰岳まで来ると富士山の頭がいつの間にか塩見岳の右側にお引っ越ししています。

6/20 10:48

乗鞍岳。

6/20 10:39

南駒ヶ岳カッコいい。超行きたい気持ちを押さえ込んで下山します。ちなみにこの左下に摺鉢窪避難小屋という小屋が見えていましたが、現地に行った方によると、雪崩にやられたのか、崩れているそうです。

6/20 11:07

赤椰岳から空木岳への縦走路。気持ち良い。

6/20 11:32

いつの間にか富士山がまた塩見岳の左側に戻ってら。

6/20 11:19

空木岳への登り返し。

6/20 11:33

雪渓越しの南アルプス。

6/20 9:32

AM11:35本日2回目の登頂。

6/20 11:45

木曽駒ヶ岳方面からヘリがやって来て旋回していました。

6/20 11:42

撮っていただきました。

6/20 11:46

南アルプスオールスターズと防災ヘリ。

6/20 11:46

機体には長野県、アルプスとあります。事故ではなかったようです。パトロールかな？

6/20 11:50

駒峰ヒュッテの絶景スカイテラスは別のパーティーで賑わっていました。静かに珈琲タイムにしようと今回は素通り。

6/20 11:56

これ、超気持ち良かった(笑)
こんな呑気なことしてましたが、この後大変なことに気付くことになるのであった。。。

6/20 12:00

駒石近くまで降りて絶景山カフェ。カルモデミナス地方の豆と、池山の水場で汲んだ中央アルプスの天然水で淹れました。アブが写り混んでやがる、、

6/20 11:36

珈琲を飲みながら、山頂に携帯を忘れたことに気付きました。よりによって1番高いとこかよ。本日3回目の登頂となりました。

6/20 12:39

帰りの駒石。これも謎の3回目(笑)

6/20 12:44

空木岳と駒石を振り返る。絶景をありがとう！

6/20 14:24

3回の登頂で少し疲れたので、この後はもくもくと歩き続けました。気温も上がって下りなのに少し暑く、池山小屋分岐の水場はオアシスでした。

6/20 14:48

でっかいキノコはベニタケの仲間だそうです。

6/20 14:59

林道終点まで来ました。

6/20 16:02

PM3:30下山。山頂から3時間かからなかった。登山バッジは、駒峰ヒュッテがやってなかったし、ロープウェーまで行けばあるだろうとは思いますが、そこまで行くのは面倒で諦めようかと思いましたが、すぐ近くの駒ヶ根ファームにありました。種類も豊富です。温泉に行きたいところですが、コロナ禍という事で〆のソフトクリームを食べて帰路につきます。

撮影機器：

E-M10MarkII OLYMPUS CORPORATION

SOV36 Sony

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ

感想

ra-men

instagramにものっけました。@akfm59

今回は梅雨の晴れ間を狙って空木岳にしました。当初計画では、駒ヶ根高原スキー場から池山尾根ルートで空木岳へ登頂し、赤椰岳、南駒ヶ岳と縦走して引き返すつもりでしたが、珍しく前日早く出発できて、のびのび車中泊したら、気持ちよすぎて大寝坊。挙げ句、携帯が不調で途中で充電切れとなり、家族に心配かけると悪いので、南駒ヶ岳は泣く泣く諦め、赤椰岳までのピストンとしました。
スキー場からマセナギまでは、平坦な場所も多く、徐々に登っていきます。ギンリョウソウ、マイヅルソウ、イワカガミが超大量でした。
マセナギから迷い尾根までは痩せ尾根の急登です。転んだら危険な場所が多いですが、よく整備されていて歩きにくい箇所はありません。
ここからしばらく歩いて空木平避難小屋分岐に着くと、森林限界を突破していよいよ高山らしい最高の景色になります。このルートはここまでが長い！空木平野避難小屋〜駒峰ヒュッテ間には残雪あり、アイゼンが必要です。私は駒石に登りたくて行きも帰りも駒石側のルートです。
駒峰ヒュッテから空木岳山頂までは、急登ですが距離はないのでひと頑張りすれば登頂です。目の前の木曽駒ヶ岳と宝剣岳、反対側は赤椰岳、南駒ヶ岳、越百山方面の稜線、遠くには南アルプスや富士山、御嶽山、槍穂なども望めます。
空木岳から赤椰岳までの縦走路は、人も少なくて歩きやすくて、とにかく最高の道でした。赤椰岳直前、帰りは空木岳直前で登りをひと頑張りすればいいだけです。
赤椰岳から空木岳へ戻ったら、あとはコーヒータイムを楽しんだりしながらひたすら下るだけのはずでしたが、2回目の登頂の際、携帯を山頂に置き忘れる失態。駒石近くで呑気にコーヒーを淹れながら気付きました。よりによって1番高いとこまで戻ることとなり、まさかの3回目の登頂(笑)
下山時には気温が上がって下りなのに汗ばむくらいでした。ろくに写真も撮らずにもくもくと歩き続け、空木岳山頂から2時間50分くらいで駐車場まで戻り、一目散にソフトクリームを食べに行きました(笑) 次は南駒ヶ岳・越百山方面への縦走にしようか、それとも木曽駒ヶ岳・宝剣岳方面へ繋いでみようか、まだまだ歩いてみたい道が満載の素晴らしい山域でした。

コメント

ばいしくる

たまには...
お疲れ様でした

梅雨の合間に素晴らしい稜線展望でしたね！
僕にも経験ありますが、子供が生まれてからしばらくは色々と山へ出かけられなくなりますよね。
しかし、たまにはソロでこういった馬力のある山行をするってのが、良いストレス発散になりますね
奥様と娘様に、おみやげ忘れずに！それが、次回もチャンスを活かせる秘訣です(笑)

あ、最後に72枚目のキノコは、タマゴタケではなく「ベニタケ」の仲間かと思います。毒成分のあるベニタケの仲間が多いので、キノコを食べたくなったときには、ご注意を

ra-men

Re: たまには...
超ラッキーな晴れ間でしたー！
タマゴタケは幼菌のうちは分かりやすいですけど成菌は似たやつ多いですね。キノコは詳しいひとと一緒じゃないと怖いので自分では触ったこともありません。いつかご馳走してください(笑)