丹沢の沢巡り�� ユーシン沢〜蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳
Luske
体力度について
- GPS
- --:--
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,131m
- 下り
- 2,438m
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標高グラフを拡大コースタイム
08:10 ユーシンロッジ
08:20 入渓点
09:00 檜洞-ユーシン沢の出合
12:00 登山道(神ノ川乗越)
13:45 蛭ヶ岳
15:20 丹沢山
16:10 塔ノ岳
【8月16日】
06:45 尊仏山荘
08:00 鍋割山
09:20 雨山峠
09:50 雨山橋
10:25 玄倉ダム
11:00 玄倉ゲート
| 天候 | 15日：晴れのち曇り 16日：晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
玄倉ゲート前に広い駐車場があり、そこに駐車しました。 ゲート前にトイレ、登山ポストは無いので、 そちらは丹沢湖ビジターセンターを利用。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○ユーシン沢の入渓点 前回の檜洞レコと同じ場所から入渓します。 入渓点までの道は、前回とは少し変えてみて、ユーシンロッジ裏手にある鳥居から向かいました。 鳥居の先に道があるので、それを辿っていけば、同じ道に出ます。 こちらの道の方が少しだけ近道出来そうです。 ○ユーシン沢 檜洞との出合を右(赤布が付いている方)へ進めばユーシン沢になります。 特に難しい箇所はありませんが、ユーシン沢の2番目の滝には注意を。 一見、左壁を簡単に登れそうですが、ルート上には脆い岩が混ざってます。 手掛かり、足掛かりは慎重に選んで下さい。 特に迷いそうな分岐は無く、沢通しで進んで行けば、標高1175m付近で右岸側に目印のテープが見つかります。 そこで沢を出て、踏み跡を辿って行けば楽に登山道（神ノ川乗越付近）に出られました。 ○尊仏山荘 今回の宿。 夕食・朝食付きで6000円。 夕食はカレーライス、朝食はオデン。どちらも美味しかったです。 この時期は登山者が少ない為、山荘は空いており、4人部屋の個室を一人で快適に利用出来ました。 |
写真
今日はここから入渓点を目指した。
前回の道よりも少しだけ近道出来る。
入渓して2番目の滝。前回の檜洞レコではカットしたけど、この滝は少々厄介。
左側に残置スリング付きの巻き道があるが、危険そうなルートなので、右側の大岩を登って通過した。
2
前回の檜洞レコではカットしたけど、この滝は少々厄介。
左側に残置スリング付きの巻き道があるが、危険そうなルートなので、右側の大岩を登って通過した。
今日は赤布の付いてある右股へ。
ユーシン沢を進む。
左壁を登ったが、ルート上に脆い岩が混ざっている。
手掛かり、足掛かりは慎重に選ぼう。
ゴーロ歩きが多いので飽きるかもしれないけど、
癒しの沢だね
この辺は、野営にも適した場所で、
野営の形跡が幾つか見られた。
どうやら、ここから沢を出るらしい。
危険な箇所は無く、歩き易い道だった。
泊まり客はあまり居ない様だった。
今夜はこの山荘にお世話になります。
雲の切れ間から光が差し込み、
丹沢の山々が浮かび上がる。
まだ朝早いので気温は高くなく、歩くのは快適。
沢に比べればなんて事ない道だけど、一般登山道としては厳しめ。
この日は特に問題なかったけど、増水した時は危なそうだ。
これにて、丹沢の山旅は終了。
名残惜しいが、これから宮城へ帰るかぁ
感想
この日も快晴！
朝から天気が良く絶好の沢日和。
ユーシンロッジを出発し、今回の丹沢沢巡りの最後の沢となるユーシン沢へと意気揚々と進む。
沢への入渓点は、昨日の檜洞と同じ。
同じ地点から入渓し、しばらくは同じルートを進む。
そして、途中の二股で檜洞と逆側(右側)へ進んで、ユーシン沢へ入るという道のりだ。
昨日も通った道なので、檜洞との出合まではスムーズに事が運び、ユーシン沢へと足を踏み入れる。
ユーシン沢は、檜洞と同じく水流の綺麗な沢だった。
ただ、昨日よりも早い時間に入渓していた為に沢はまだ薄暗く、また全体的に檜洞よりも水が少なめな感じ。
その為、檜洞に比べると水の青さがあまり際立たないような印象を受けた。
スリリングな小川谷廊下、美しい水流の檜洞、この2つの素晴らしい沢を歩いた後では、
若干見劣りしてしまうのは否めない。
しかし、水が綺麗なのは確かであり、もし丹沢に来て真っ先にこのユーシン沢へ入渓していたら、
キャッキャウフフ言いながら、童心に帰ったように水と戯れつつ沢を歩んでいたに違いない。
（今年3＊歳・・・、早く大人になりたいものである。。。）
檜洞と同じくユーシン沢も特に問題となりそうな箇所は無し。
特筆すべき危険箇所は無い、と言っても良いかもしれない。
しかし、そこは沢。油断は禁物。
特にユーシン沢に入って2つめの滝は注意して登るべきだ。
滝の左側に登り易そうな岩壁があり、そこを登るのだが、岩が脆い箇所が混ざっており、
慎重にホールドや足場を選ばないと危険。
一見簡単そうに見える滝。
しかし、そこには目では判らない危険が潜んでいる事もある。
そういう滝が、最も危険な滝なのだ。
・
・
・
まぁ、これは私の沢師匠の言葉の受け売りであるが、その言葉の意味を再認識させられる滝であった。
遡行は順調に進み、やがて終了点に到着。
先の小川谷や檜洞では、沢よりも沢から出る事に苦労させられたが、ユーシン沢の詰めは簡単だった。
間違えそうな分岐もなく、沢通しで進んで行けばやがて沢は涸れてきて、右岸側に目印の赤テープが見つかる。
後は、そのテープに従って沢を出て踏み跡を辿って行けば、楽に登山道(神ノ川乗越付近)に出られた。
踏み跡はしっかりと残っており、途中に危険な箇所も無し。
ユーシン沢の沢登りはあっけなく終了した。
しかし、今日はここからが本番。
折角、丹沢まで来たのだから、沢登りだけではなく、ピークハントもやってみたい。
ここから丹沢主稜を進み、丹沢最高峰の蛭ヶ岳、そして更に丹沢主脈を進み、塔ノ岳へ。
それら丹沢の主なピークを踏んでみたいと思った。
その行程では日帰りでは無理そうなので、今夜は塔ノ岳の山頂にある尊仏山荘に泊まる。
昨日、ユーシンロッジで会った登山者の方に話を伺ったところ、尊仏山荘は丹沢でも最も人気のある山小屋だが、
今の時期の丹沢は暑すぎて人が訪れず、一年を通して今が一番空いている時期なのだそうだ。
（冬も営業しているそうだが、真夏の時期は冬よりも人が少ないらしい。）
更に、営業小屋なのでビールも販売している。
この暑い中、稜線を歩いて山小屋でビール飲んだら最高だろう。
やはり、涼しい沢歩きと違って灼熱の登山道歩きは辛いものがあったが、
尊仏山荘で飲むビールを心の支えとし、稜線を歩き続ける。
そして、4時間の登山道歩きの末に、尊仏山荘に到着。
やはり山荘はガラガラで、この日の泊まり客は私を含めて5名のみ。
客が少ないので、普段であれば4人で使う個室を私一人で利用させて貰えて、居住環境は極めて良し。
部屋に荷物を降ろした後、早速ビール購入し、外に出てみれば、これまで山を覆っていたガスが晴れており、
塔ノ岳山頂からは、これまでガスで見えなかった丹沢の山々が一望出来た。
それら山岳風景は、東北の飯豊・朝日に比べれば、それほど山の深さを感じさせるものではない。
しかし、遠方に見える富士山と絶妙と言える程に良く調和している。
今年の元旦、北岳から見た富士山も印象的だったが、この塔ノ岳から見る富士山も、それに負けず劣らず印象的。
ここまでの登山道歩きは真夏の暑さも加わり辛いものだったが、その価値はあった、と思った。
やがて日が沈み、燃えるような夕日の空が広がる。
この絶景を前にして、もはや言う事無し。ビールもうめぇ。
丹沢は、沢だけでは無く、山の光景も素晴らしい山域であった。
翌日の16日も、朝から快晴。
尊仏山荘の方に話を聞くと、今日はこの1週間で最も良い天気になりそうだ、との事。
当初は、熊木沢出合に通じる登山道を通って最短で玄倉ゲートまで下山するつもりだったが、
その話を聞いて、それは勿体ないように思えた。
そこで、少し遠回り。
鍋割山経由での下山ルートに計画変更。
まだ気温の低い早朝に山荘を出発し、鍋割山方面へと下山する。
絶好の登山日和であるが、やはり登山者は少なく、鍋割山稜にて出合った登山者は2名のみ。
その後は林道上にて、玄倉ゲートからユーシンロッジまでを往復するという登山者1名に会っただけであった。
こんな天気の良い日に勿体ないなぁ、とも思うが・・・
暑い・・・夏の丹沢は暑すぎる＞＜
朝方は涼しかったが、林道へ下る頃には日は高くなり、容赦ない日光が照りつける。
今日の登山道歩きは下りだったから、まだ良いが、これを登る事を想像すると・・・
うん、確かに登山者が少ないのも頷ける。
涼しい時期だったら、1000円払ってでも塔ノ岳に登りたい、と思うだろうけど、
今の暑さでは、1000円貰えても登りたくない、かも^^;
その暑さにもめげずに、果敢に登山道を歩む登山者の姿は、私から見れば勇者のように思えたよ。
また次回、夏に丹沢に訪れたいと思うけど、やはり私は沢に逃げます。
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最終日は、私たち夫婦の行きつけの塔ノ岳の山荘にお泊まりいただきありがとうございました（笑。
といっても、私たち、夏場はやはり、たまに沢登に行くくらいで、稜線には行きませんねぇ。
今シーズンもかれこれ、２カ月遠ざかってます。
いつもの丹沢が、新鮮に感じたレコでした。
今週末は、どこも天気が良くなさそうなんで、残暑見舞いに塔にだけにでも行ってくるかな。
暑い毎日ですが
清涼飲料水を飲んだようなすっきり爽やかな気分になれるレコ
ありがとうございます。
丹沢水系はとても美しいですね〜
そして富士山が見えるドラマチックな景観、とても素晴らしいです。
そういえば、子供の頃の夏休み
郷里の里山の沢でいとこ達と泳ぎ、
親戚のおじさんがうなぎを捕まえてお吸い物にして食べた記憶があります。
夏休みと沢とうなぎ…今だからこそ言える贅沢なキーワードですね
まだまだ暑いですが
次は東北の沢に戻ってこられるのでしょうか？
レコ、楽しみにしております
ricalojpさんのホームにお邪魔させて頂きました
尊仏山荘は、多くの方の記録でその名を目にしておりましたので、ぜひ一度泊まってみたいと思ってました。
大変居心地の良い山荘で、1泊だけではなく、長逗留したくなりましたよ。
でも居心の良いのは小屋が空いている今の時期だけで、特に紅葉のシーズンなんか混み合うんでしょうね^^;
天気が良くないのでしたら、逆に登山チャンスかもしれませんね。
日差しが差さない分、気温が低くて登りやすいかも。
そういえば、塔ノ岳で日の出を待っている時、ヘッドライトを付けた登山者が数名登って来られてました。
日の出前の涼しい時間を利用しての登頂のようです。
暑さの厳しい丹沢では、こういう登山スタイルもあるのだな、と興味深く思いました。
丹沢はとても水の綺麗な山域で、充実した沢の日々を送って参りました。
沢だけではなく、山の景色も素晴らしく、特に塔ノ岳から眺めた夕日の光景は忘れられません。
沢がメインだったので、あまり多くの山景色は見られませんでしたが、
今度は紅葉に染まる丹沢の山々も見てみたいものです。
沢でうなぎ捕まえて・・・、それって、凄いですね
私、うなぎが大好物であります！
沢で野営しながら、うなぎを捕まえてその場で食べる、
そんな事が出来たら、もう天国ですよ
いいなぁ、私もそんな沢を訪れてみたいっ＞＜ｂ
さて、次は恐らく東北の沢でしょうか。
一つ、行ってみたい沢がありまして、夏が終わる前に是非行きたいと計画しております。
山行が続きましたので、今週末は別の過ごし方をしようかと考えてますので、訪れるのは9月になってからかな？
（丹沢のレコで8月分の写真容量を使いきってしまったし・・・）
それまで夏の暑さが続いていて欲しいものです
ユーシン沢もいってみたくなりました。
丹沢の主稜線を歩かれたようで沢も山も充実した山行でしたね。
丹沢山のみやま山荘も人気です。
あと鍋割山は鍋焼きうどんで有名で自分もぼっかや小屋のお手伝いさせてもらったりしてなじみの小屋です。
身近な小屋に出入りできるのも丹沢の魅力のひとつかもしれないです。
ぜひ、またいらしてください。
西丹沢以外にもいい沢あるので自分もレベルアップしてコラボできるようになったらうれしいです。
ユーシン沢は、檜洞に比べると見所が少ないようにも感じましたが、
こちらも良い沢です。
詰めが楽なので、そういう点では、檜洞よりもオススメ出来る沢かもしれません。
丹沢の沢だけではなく、山も良かったですね〜
尊仏山荘以外にも、良さそうな山荘が沢山あり、そういう点も魅力です。
なるほど、鍋割山は鍋焼きうどんですか(笑)
でも、この真夏の時期でも鍋焼きうどん・・・なのかな？
そ、それはちょっと辛そうな。。。
檜洞丸の青ヶ岳山荘も思い出深いですね。
山荘のおかみさんと話した際に「この前も檜洞を登ってきた人が居たよ。」という流れでmetaさんの話題がでました。
おかみさん、metaさんから檜洞の写真を送ってもらう事を嬉しそうに話してましたよ^^b
今回は西だけでしたが、それ以外の丹沢の沢も訪れてみたいものですね。
いつか、そこでmetaさんとコラボしてみたいものです
なるほど、最後に富士山をもってきましたか
レコを見る側にとっても、ありがたい山行計画だと
思った人は多いと思います
蛭ヶ岳からの眺めは残念でしたが、夕日、夜景、
日の出でチャラになったのではないでしょうか？
前回に続いての入浴シーン、気持ち良さそうですね。
Luskeファンも喜んでいるでしょうね
やはり夏は水泳部がよさそう。
沢師匠の言葉、山登りにも当てはまりそうですね。
気をゆるめずに行かないといけませんね。
勉強になります。
最後の写真、楽しい夏休みもおわったんだと伝わって
くる一枚ですね。
もっと居たかったと思いますが、それはまた次回の
お楽しみということで
お疲れ様でした。
最後はメインルートを楽しまれましたか。
秋に丹沢を訪れたことがありましたが、とにかく人だらけで、塔ノ岳の山頂は足の踏み場も無いほどだったのを思い出しました
夏場は空いているのかもしれませんね。
そう言えば、この時期は八ヶ岳もガラガラでした。
みなさんもっと標高の高い山に行くんでしょう
首都圏から人が居なくなる時期、ちょうどお盆時期なのも拍車をかけたかもしれませんよね。
静かな丹沢を狙うなら真夏に首都圏へ遡行ですか‥
多くの人が地方に流れる流れに逆らって上京（遡行）するのが良いのかもしれませんね
塔ノ岳山頂からの眺めは素晴らしかったです。
狙った訳ではありませんが、最終日に素晴らしい富士山の景色が見れて、
感動のフィナーレとなりました
Luskeファン・・・ぇ、居るの？
誰も得しない入浴シーンのような気がしますが、
とりあえず記念写真という事で載せてみました^^b
今回は３つの沢についてしか調べてませんでしたが、
丹沢には他にも面白そうな沢が沢山ありそうです。
次回、それら沢を訪れてみたいところです
やはり秋の塔ノ岳は人で一杯でしたか
丹沢の紅葉も見てみたいのですが、秋はスシ詰め状態かもしれませんね。
八ヶ岳もガラガラとは意外ですね。
赤岳なんか標高もあるので涼しく、今の時期は人気かと思ってましたが･･･
そういえば、最近は八ヶ岳のレコ、あまり見かけませんね。
お盆の人気は、北や南アルプスの3000mクラスなのでしょうか？
私も一度、夏の北アを訪れてみたいのですが・・・・(特に剣岳)
人で一杯、と考えると訪れる気になれません＞＜
それだったら、丹沢等の暑くても静かな山の方が良いかなぁ。
そういえば、今回は行きも帰りも高速道路は空いてました。
沢だけではなく、高速道路の遡行も快適でしたよ
塔ノ岳の山荘では、Luskeさんの事で、オーナー（花立さん）と盛り上がりましたよ。
「山荘に入ってきた瞬間から、山オーラが出てた。」
って言ってました。カレー３杯、、、、とも（笑。
オーナーの好きなお山は、飯豊、朝日なんですょ。
山荘のオーナーさん、お元気そうでなによりです
山オーラですか(笑)
この連休中は山男っぽく見せようと思い、連日ヒゲを剃らなかったので、それっぽく見えたのかもしれませんね。
普段の私はオーラの欠片もありませぬ^^;
そうそう、夕食のカレー、
とても美味しくて3杯頂きました
次回、塔ノ岳を訪れた際は、またあのカレーを食べたいです。
次回は4杯にチャレンジします
オーナーも飯豊、朝日がお好きでしたか
飯豊、朝日も日本を代表する沢大国ですね。
最も簡単な沢でも中級なので、私はとても単独で入渓する気力はありませんが、
沢シーズンも終わった10月頃にでも、のんびり登山道利用で紅葉狩りに出かけたいと考えております。
しかし、朝日の登山道は豪雨の影響で、未だに多くの部分が通行止めなのが気掛かりなところ。
秋までに復旧してくれると良いのですが・・・
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