記録ID: 340641
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無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
南アルプス南部縦走 荒川三山〜赤石岳〜聖岳
2013年08月27日(火) 〜
2013年08月30日(金)


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 26:31
- 距離
- 48.2km
- 登り
- 5,846m
- 下り
- 5,813m
コースタイム
8/27 (火)
05:47 椹島ロッヂ発
08:56 清水平
10:07 見晴岩
12:05 千枚小屋着
13:37-16:11 千枚岳往復&まったり
8/28 (水)
05:10 千枚小屋発
05:47 千枚岳
06:27 丸山
06:54 荒川東岳 (悪沢岳)
08:11 荒川中岳
08:29 荒川前岳
09:36 荒川小屋
10:19 大聖寺平
11:16 小赤石岳
11:40 赤石岳
13:37 百間平
14:22 百間洞山の家着
8/29 (木)
05:25 百間洞山の家発
06:26 中盛丸山
07:10 小兎岳
08:02 兎岳
10:06 前聖岳 (聖岳)
10:28 奥聖岳
12:08 小聖岳
13:04 聖平小屋着
8/30 (金)
05:19 聖平小屋発
06:04 岩頭滝見台
07:29 造林小屋跡
08:09 聖沢吊橋
09:26 聖岳登山口着
05:47 椹島ロッヂ発
08:56 清水平
10:07 見晴岩
12:05 千枚小屋着
13:37-16:11 千枚岳往復&まったり
8/28 (水)
05:10 千枚小屋発
05:47 千枚岳
06:27 丸山
06:54 荒川東岳 (悪沢岳)
08:11 荒川中岳
08:29 荒川前岳
09:36 荒川小屋
10:19 大聖寺平
11:16 小赤石岳
11:40 赤石岳
13:37 百間平
14:22 百間洞山の家着
8/29 (木)
05:25 百間洞山の家発
06:26 中盛丸山
07:10 小兎岳
08:02 兎岳
10:06 前聖岳 (聖岳)
10:28 奥聖岳
12:08 小聖岳
13:04 聖平小屋着
8/30 (金)
05:19 聖平小屋発
06:04 岩頭滝見台
07:29 造林小屋跡
08:09 聖沢吊橋
09:26 聖岳登山口着
天候 | 8/27 晴 8/28 晴 8/29 晴一時曇 8/30 曇一時雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
しずてつジャストライン南アルプス登山線利用 http://www.justline.co.jp/rosenn/noriai201305281800.html 他と勝手が違うので幾つかポイントを。 - 基本的に予約が必要。片道3,000円。但し、予約なしの人も空席があれば乗れるようでした。 - 長時間なので、途中停車は約1時間おきに2箇所。(i) 横沢: トイレのみ (ii) 井川駅: トイレと売店あり。おでん買ってる人もいました。また、鉄道駅なので、タイミングが合えばアプト式鉄道列車(南アルプスあぷとライン)を見ることができます。 - 最終停車場は"畑薙第一ダム"ですが、この時期の入山時は、その手前の臨時駐車場で下車します。これは、畑薙第一ダムから椹島行き東海フォレスト運用バスと接続する関係で、ダムの駐車場が小さく、繁忙期のマイカー駐車需要に応えられないので、マイカーの人を効率的に拾うためのようです。但し、ややこしいのが、下山時、静岡駅行きには、畑薙第一ダムから乗車すること... - 臨時駐車場前では、井川山岳協会の方々が登山相談所を開設されていました。登山届もここで提出。しずてつジャストラインを下車してから、接続が悪く、東海フォレスト運用バスに乗るまで1時間以上空いてしまうのですが、ここで無料でお茶をサービスしてもらいました。 - ちなみに、下山届も書くように奨励されていました。自分は椹島ロッヂにて提出 2. 畑薙第一ダム〜椹島 東海フォレスト運用バス利用 http://www.t-forest.com/alps/park_ride.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
A. 山小屋 どの小屋も食事が工夫されていて美味しかったです。 1. 椹島ロッヂ - 風呂あり、シャンプー、ボディソープあり - 帰路寄った時に気付きましたが、管理棟ではソフトバンクの電波がバリバリに入ります。 - ネット接続されたラップトップPCがあり便利 - ここは昔は別の用途に使っていたのでしょうか。形的には三部屋をブチ抜いて大部屋にしている感じ。作業員さん長期滞在用個室だったのかも。 2. 千枚小屋 - シュラフに毛布一枚、小型まくら - 建物は焼失後に建て替えたとのことで、とてもきれい。宿泊スペースは3階まであり。土間でした。天気が良ければ富士山がよく見えて最高のロケーション。 - 宿泊した日は時間があったので、千枚岳までピストン。翌日登る荒川東岳、小赤石岳、赤石岳、聖岳などの展望を楽しめます。小屋番さんが時間を変えて二人上がってきていたのが印象的。一人は静かに景色を楽しみ、もう一人はタイムトライアルのようでした。 3. 百間洞山の家 - シュラフに毛布二枚、断熱シート、小型まくら - 独自の工夫が感じられる小屋でした - 名物のとんかつは揚げたてで美味しかった!一度に揚げられるのが8枚なので、夕食時間も8人づつ15分おきに呼ぶという徹底ぶり。蕎麦まで出てきた - また、大根おろしやカレーが別皿で用意されていて感心 - トイレはB1Fですが、一度外履きに履き替えた後、改めてトイレ各ブースのスリッパに履き替えるスタイル。掃除がし易いのかな。使用中かどうかすぐに分かるので便利。 - チオビタドリンクを300円で売っていたのには驚き。つい買ってしまいました(笑) - 水豊富 - 当日は標準6人のブロックに4人宿泊 4. 聖平小屋 - 到着時のフルーツポンチサービスは有難い - アットホームな雰囲気 - シュラフのみ、毛布枕なし。寒くはなかったのですが、下が硬く、かつレインウェア等を枕代りに使っても頭の置き所が定まらず寝る体制がなかなか作れず苦戦(笑) - トイレは宿泊棟から100mほど離れたところに。テント場からの方が近い。夜は途中でつまづいたりしないように注意。 - 水豊富 - 当日は標準7人(最大9人)詰められるブロックに4人 B. 聖岳登山口に下山後 - 椹島ロッヂにてシャワーを有料で使えます。シャワーブースをイメージしていましたが、風呂場の浴槽にお湯が無い状態でシャワーのみ使用。レストハウスにて500円でチケット購入し、その券を風呂場前に置かれたホワイトボード下の箱に入れます。シャワーであれ、数日ぶりのお湯は有難いです。 - 椹島ロッヂレストハウスでは食事が取れます。昼食にとろろ蕎麦、確か800円。これがとても美味しかったです。 - 椹島ロッヂで時間がある場合は、ログハウス風建物が立派な南アルプス白旗史朗写真館なども。レストハウスにてチケット購入、200円。ジックリ見ても30分あれば回れます。 - 椹島ロッヂから畑薙第一ダムまでは、東海フォレスト運用バスにて。乗車前に、レストハウスにて関連宿泊施設に泊まった時の領収書を提示し、スタンプを押してもらい、番号付きの整理券を受け取る。乗車時はこの番号順に乗車。 - 畑薙第一ダムには屋根付きの待合場所があるのみ。飲物の自動販売機あり。30分程待つことになるのでダムでも眺めながらブラブラするのがオススメ。ちなみに、このダムは、"高さ125メートルの中空重力式コンクリートダムで、この型式単体のダムとしては堤高が世界一"とのことです。 http://ja.m.wikipedia.org/wiki/畑薙第一ダム C. 聖岳登山口に下山後 [2013.11追記] 上記Bが通常パターンかと思いますが、2013.8時点の現地情報で以下のパターンも可能のようでしたので追記しておきます。ただし、自分が実際試した訳ではなく、また、宿泊者のみが利用可能だったり、日帰り入浴に制限があったり、運用期間や曜日についても制限が多いようなので、ご自分が行かれるときは、よくよく確認して実行されることを強くお勧めします。 (i) 井川観光協会バスにて白樺荘へ (無料) 10:00 聖岳登山口 > 11:00 白樺荘 (ii) 白樺荘にて入浴・食事 http://www.city.shizuoka.jp/deps/kouiki/akaisisirakaba.html (iii) コミュニテイバスにて上落合へ移動 (1,200円) 14:25 白樺荘 > 16:30 上落合 (iv) 静鉄路線バスにてJR静岡駅へ移動 (1,200円) 16:41 上落合 > 17:50 JR静岡駅 総じて、南アルプス南部は、アクセス手段の運用と関連情報がきちんと整理されているとは言いがたく、来シーズンは少しでも改善されればと思います。 |
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感想
初めて出かけた南南ア、南アルプス南部縦走。
山々は大きく深く、どこまでも続く稜線。山慣れた大人の登山者さんが多く、落ち着いた雰囲気。また、入山が同じタイミングだと、自然とお話しする機会も増え、それも楽しかったです。天気に恵まれ、素晴らしい山行となりました。
アップダウンが多く、体力勝負。独りだけで急登を黙々と歩くような時間帯もあり、そんなときは何も考えることもなく、ほんとうに無我の境地。
大きな山々の懐に入れてもらい、数日後、そこをそっと離れ、何事もなく山行を終えられたことを感謝する。そんなことを強く感じさせられたルートでした。
登山者さんだけでなく、各所に配置されたロッヂ・小屋も独自色が強い。北アルプスや八ヶ岳のメジャーな小屋と設備は違うかもしれないけれど、この場に相応しい形で運用されていました。小屋の方達も、山が好きなんだなあ、自分達の小屋をしっかり守っているんだなあ、ということが強く伝わってきました。
日本の山ってほんとうにいいな。心からそう思えた山行でした。感謝。
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コメント
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富士山の写真は傑作だと思います!
表現が古くてすみませんが、恐らく拍手した皆さんが思っていると思います(^O^)/
motamota3さん、こんばんは。うれしいコメントありがとうございました!
富士山の写真は、たまたま、あの時間帯にあの場所にいて、シャッターが切れた結果なので、運が良かったです。
韓国岳の近くにお住まいのご様子、いいですね〜
南アルプス南部、すばらしい場所でしたので、motamota3さんが遠征されるときはぜひ選択肢の一つとしてご検討ください。
九州の山は未踏なので、機会を作って出掛けたいと思います
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