阿弥陀岳、赤岳<ついでについついついに>


- GPS
- 07:41
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,760m
- 下り
- 1,752m
コースタイム
6:11 御小屋山
6:43 不動清水
7:47 西ノ肩
7:54 阿弥陀岳8:13
8:27 中岳のコル
8:37 中岳
9:09 真教寺尾根分岐
9:11 赤岳9:53
12:54 舟山十字路
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
舟山十字路へは途中でわずかな距離ですがダート道有り。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
舟山十字路〜御小屋山 よく踏まれていて緩やかな登り。段差も皆無で歩きやすい。 御小屋山〜阿弥陀岳 御小屋山からしばらくは緩やかな登りと下り。不動滝水を過ぎた後徐々に傾斜がきつくなり段差が増える。稜線に出るとザレとゴロ石の急登になる。終盤からはロープ場もある。阿弥陀岳西の肩周辺ではしご有り。 阿弥陀岳〜赤岳 阿弥陀岳から中岳のコルまでの道のりは岩場の急傾斜。登りも下りもキツい。落石に注意。中岳の前後はザレ場が多いが傾斜は緩めなので阿弥陀より歩きやすい。赤岳へはまずガレ場の登り、キレット分岐から鎖が張られている岩場登り。阿弥陀の岩場よりステップやハングが効くので登りやすいがこちらの方が垂直により近く、落石が致命的になりやすいと思われる。 下山後は延命の湯(舟山十字路から15キロくらい、道の駅小淵沢内) |
写真
感想
今日はスタート前からしくじっていた。
前夜車を走らせ、八ヶ岳PAで車中泊するつもりがまんまと通り過ぎてしまった。慌てた挙句、次のインターで降りてしまったが行くあてもなくまた中央道に乗り直し仕方なく中央道原PAで仮眠。
予定通りに起きて出発したが諏訪インターから戻るように下道を進み、目的の舟山十字路にはトイレがないため土地勘がないこの場所では仕方なく諏訪南インター付近のコンビニまで戻り用を足す。
前段階でこの有様、でもなんとか5時ちょい過ぎに歩き出せた。それにしても舟山十字路には既に7.8台止まっていたのは驚きだった。
最初は歩きやすく緩やかな登り。快適な道のりに鼻歌交じりで進んでゆくと地図での最初のポイント御小屋山につく。ってアレ?ずいぶん早い。
地図のコースタイムの半分近い時間で着いてしまった。まあ早い分には良い、先に進む。
次のポイントでもコースタイムより大幅に早く着き、疑心暗鬼のまま阿弥陀岳の急登に差し掛かる。この登りはさすがに手ごわく、岩場とザレ場が合わさったような道。途中で痩せた部分も通るなどして、前半の「朗らかハイク」はどこ吹く風かと文句タラタラで阿弥陀岳に到着。
前半の貯金のためコースタイムから算出した時間より2時間以上早く着いてしまった。というより地図のコースタイムが間違ってんだろ!?これならピストンする行程の今回は下山時の時間短縮も可能だ。するとつい、欲が出る。その先にある凛々しいお山、赤岳ちゃん である。
友人のgarnetさんから「阿弥陀岳に行くんなら赤岳も行けるから」と言われていたが、頑なに赤岳は先延ばしにしていた。どうにも最高峰というのは位置づけが一段高く私としてはまた別の機会に、その前に他の八ヶ岳の名峰を踏んでから、という持論があったんだが。
持論を通そうかどうかとにかく今、阿弥陀の山頂はガスの中、目前にあるはずの赤岳も全く見えない。そのせいでやはりここでゆっくりして下りようかなと決意が固まってしまいそうな自分。でも時間はまだ8時になったばかり。
ようし、ここまで来たついでだ、地図のコースタイムで換算しても全然早く下りてこられるようなのでその先へ!
阿弥陀から中岳のコル、そしてキレット分岐からの赤岳の登りは滑落の恐怖を抱えつつかなりのゼーハー状態で登りつめ、薄くたなびく雲もあるが晴天の広がる赤岳に、ついに登頂した。
八ヶ岳の名峰たちも権現や編笠などは雲に隠れその姿を拝むことはできなかったもののそのほかの天狗、硫黄、横岳などはガスがはれたりかかったりではあったがよく見えた。
そして雲海が広がる視線の一番奥に見えたのは穂高・槍・劔岳の北アの名峰たち。
今年は踏み入ることはないであろう北アの、その中でもたくさんのハイカーに愛される山々。なるほど、ガス登山ばかりの私にはあまりお目にかかれない光景ではあるがスッキリ見える北アも良いだろうが、雲海の一番向こうにそびえ立つ姿を見ると夢の楽園がそこにあるように見える。それは幼少の頃にテレビで見た「西遊記」の天竺のようだ、と例えればわかりやすいだろうか?いやわかんねーな。
下山後は今日登った、見た山を頭で反芻していたらつい、長風呂になり、せっかくハードな運動で燃やした体脂肪をサービスエリアのメニューでつい、過剰摂取してしまった。あ、ついでにアイスもね。
ついでの登山でついにたどり着いた赤岳。前半ついつい張り切りすぎて後半晴れてアツイのでバテ気味でした。追憶してみるとまたも冒険野郎な山行、追跡捜査されるようなことにならずにホッとする。そしてgarnetさんに下山報告すると「だから阿弥陀まで行ったら赤岳も行っちゃうよって言ったでしょ?」とツイートされてしまうのであった(ノ∀`)
コメント
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お疲れ様でした〜。
阿弥陀まで行ったら、赤岳も行っちゃうよ!ってのがわかってもらえたと思います(笑)
だって目の前に赤岳ちゃんがいれば、いつ行くの?
続きは書きませんが、まぁ、そういうことです。
間違って送信してしまいました。
見苦しくなりすみません…。
舟山十字路までに到着前に、道迷いがあったようですが、八ヶ岳界隈で晴れてなによりでした。おめでとう♪
そんな晴れ間から見えた北アルプス!
来年こそは一緒に行きましょう。
bo-tyu-zaiさん こんばんは。
阿弥陀、お疲れ様でした。そして八ヶ岳最高峰、赤岳登頂
おめでとうございます。
甲武信でコメント頂いたサイコーの意味が後で分かりました。
頭の回転鈍いです。
舟山十字路から阿弥陀に行けるんですね。参考にさせて頂き
ます。でもそこからあの阿弥陀と赤岳のアップダウンを想像
するだけで我が隊では無理。
晴れ間もあって眺め良くて良かったですね。苦あれば楽あり、雲りあれば
晴れあり、ですね。
garnetさんの思惑通り、赤岳まで登ってしまいました。
レコの通りにコースタイムがどう考えてもおかしいので時間が余ったから、というのが本当です。阿弥陀山頂はガスだったので目の前には赤だけは見えませんでした。それでも行ってみようと思ったのは、ドン・キングならぬ曇天キングとしての真骨頂と言えましょう
次は北アとおっしゃいますが、車中泊となると2台で行くようになりますね。
そしてその前に、冬登山用のスノーシュー購入準備は出来ておりますか?
yuzupapaさんも最近歩かれた赤岳、ルートこそ違えどまた追いかけ登山になりました
赤岳直下の登りは結構気を使う岩場登り。それを乗り越えたからこそ山頂からの展望は雲で隠された山々は多かったものの、感激でした
阿弥陀・中岳・赤岳のアップダウンは激しい道のりでしたがアプローチコースが豊富な赤岳、次はどこか別のルートで挑戦したいと思います
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