赤岳キレット、テン泊で西岳・編笠山・権現岳・赤岳・阿弥陀岳

2025年07月31日(木) 〜 2025年08月01日(金)

• GPS: 23:17
• 距離: 19.3km
• 登り: 2,186m
• 下り: 2,187m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:22
• 休憩: 3:22
• 合計: 9:44

距離 8.3km 登り 1,057m 下り 302m

5:15 スタート地点
5:18 舟山十字路
5:24 5:25 舟山十字路 水場
5:43 5:48 広河原
6:20 6:42 信玄の隠岩
9:48 10:17 西岳
11:15 11:30 乙女の水
11:45 12:55 青年小屋
13:35 14:35 編笠山
14:59 青年小屋

2日目

• 山行: 11:14
• 休憩: 2:19
• 合計: 13:33

距離 11.0km 登り 1,129m 下り 1,884m

4:50 青年小屋
5:24 5:32 のろし場
6:07 6:09 西ギボシ
6:27 6:28 東ギボシ
6:37 6:38 権現小屋
6:40 6:41 縦走路分岐
6:48 6:53 権現岳
6:58 権現小屋
7:04 7:06 縦走路分岐
7:43 7:46 旭岳
8:25 8:27 ツルネ
8:35 8:37 龍頭龍腹
9:00 9:06 キレット小屋
10:40 10:48 天狗尾根 稜線分岐
11:28 11:36 真教寺尾根分岐
11:38 11:40 竜頭峰
11:51 12:13 赤岳
12:20 12:23 竜頭峰分岐
12:32 12:33 キレット分岐
12:42 12:57 文三郎尾根分岐
13:20 13:22 中岳
13:38 13:50 中岳のコル
14:29 14:46 阿弥陀岳
14:50 14:51 西の肩（岩場）
14:57 15:04 西ノ肩
16:34 16:35 不動清水
17:15 17:21 御小屋山
17:34 美濃戸口・舟山十字路分岐
17:56 17:57 虎姫神社
18:23 ゴール地点

天候

一日目、晴れ
二日目、晴れ、赤岳付近でガスに小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

船山十字路の駐車スペースを利用、トイレなし　10台ほど停められます。
船山十字路への道は舗装路ですが狭く退避場所も余りありません。
対向車が来ましたら鬼バックですが救いは直線が多いことでしょうか。

写真

7/31 5:16

船山十字路の駐車スペースは平日なので2台だけ

7/31 5:24

水場

7/31 5:35

事前の調査で渡渉有りとのことで今日はジャバジャバ歩くつもりでしたが水量少なく飛び石で対岸に渡る事ができました。

7/31 5:40

次の渡渉も並んで置かれている石では無く、左手から渡る事ができました

7/31 6:00

コバイケイソウ

7/31 6:06

オダマキ

7/31 6:18

ソバナ

7/31 6:53

オオヤマサギソウかな

7/31 8:05

この辺りまでは比較的歩きやすい道でした

7/31 8:55

イチヤクソウ

7/31 9:01

苔むす樹林帯の道となり眺望は有りませんが木々の間から阿弥陀岳・中岳・赤岳

7/31 9:26

ギンリョウソウ

7/31 9:36

リネンソウ

7/31 9:44

西岳に到着、ココまで誰にも合わず。

7/31 9:46

マツムシソウ

7/31 9:48

イタドリかな

7/31 9:49

イブキジャコウソウ

7/31 9:50

オトギリソウ

7/31 9:51

トンボが沢山飛び、アブは一掃されました。

7/31 9:53

ヤマハハコ

7/31 9:59

ギボシに編笠山

7/31 10:00

富士山アップで

7/31 10:08

アカバナ

7/31 10:11

ウスユキソウ

7/31 11:11

アキノキリンソウ

7/31 11:13

？

7/31 11:15

水場、テント泊もこの水場を利用しますが青年小屋でも歩荷でこの水を運んでおります。
今季は雨が少なく水量も少ないが枯れることは無いそうです。

7/31 11:27

イチヤクソウ

7/31 11:28

コイチョウランかな

7/31 11:37

小屋前ではクルマユリが咲いていました

7/31 11:38

青年小屋

7/31 12:25

フラットな場所が多いので寝心地は良いです。
本日は6張りのみ。
難点はトイレが男女兼用が一つだけなので混雑時はどうかな？

7/31 13:07

ゴゼンタチバナの咲き残り

7/31 13:25

編笠山、後ろは南アルプス

7/31 13:25

富士山アップで

7/31 13:26

甲斐駒ヶ岳アップで

7/31 13:29

赤岳方面

7/31 13:30

赤岳アップで
明日はあの尾根を登ります。

7/31 13:32

北アルプスは雲がかかる

7/31 14:44

青年小屋、広いテン場です。

7/31 17:53

夕食は何時もの生米炊いて一合飯にレトルトカレーです。

8/1 3:39

薄っすらと天の川

8/1 4:57

おはようございます。
木曽駒ヶ岳

8/1 5:24

のろし場からギボシに権現岳

8/1 5:25

北アルプス

8/1 5:26

手前は編笠山で奥に南アルプス

8/1 5:32

コゴメグサ

8/1 5:34

シコタンハコベ

8/1 5:38

ウメバチソウ

8/1 5:40

タカネナデシコ

8/1 5:40

イブキジャコウソウ

8/1 5:41

イワオウギかタイツリオウギ

8/1 5:42

ギボシのガレ場を登ります。
この辺り花が多いです。

8/1 5:43

ミヤマウイキョウ

8/1 5:49

ムカゴトラノオ

8/1 5:51

ミヤマジャジン

8/1 5:53

ミヤママンネングサ

8/1 5:57

タカネシオガマ

8/1 5:58

ヤマハハコ

8/1 5:58

ミヤマホツツジかな

8/1 6:01

鎖場

8/1 6:14

イワベンケイ

8/1 6:21

鎖場、ホールドは沢山有ります。

8/1 6:32

8/1 6:34

ウサギギク

8/1 6:39

ミヤマダイモンジソウ

8/1 6:45

ガタ君

8/1 6:47

権現岳

8/1 7:00

イザ、赤岳キレットへ

8/1 7:03

ムシトリスミレ

8/1 7:06

ゲンジー梯子、61段・20m

8/1 7:11

無事到着。
見た目ほど高度感は有りません。

8/1 7:11

トラバースして旭岳へ

8/1 7:20

振り返り、梯子

8/1 7:26

トウヤクリンドウ

8/1 7:34

旭岳山頂から

8/1 7:47

8/1 8:08

今日は北アルプスも綺麗に見えています。

8/1 8:26

ツルネはコマクサが沢山咲いていますがやはり踏み込んだ跡が・・・
登山の技量とマナーは比例しない事がわかってきました。

8/1 9:05

キレット小屋は今季は休業のようです。

8/1 9:38

ガレ場を登ります

8/1 9:47

ココからが核心部。
マーキングを頼りにルンゼを辿ります。
鎖などの人工物は有りません。

8/1 10:01

8/1 10:08

タカネツメクサ

8/1 10:08

ミヤマダイモンジソウかな

8/1 10:09

ミヤマウイキョウ

8/1 10:10

ミヤマヒゴタイ

8/1 10:21

凄く楽しいのだが体力不足で休み休み

8/1 10:32

写真ではわかりにくいですが左に梯子が有りますが鎖で登った方が宜しいかと

8/1 10:34

天狗尾根の小天狗、大天狗はガスの中。
楽しみにしていたので残念。

8/1 10:36

この辺り結構お花畑

8/1 10:44

8/1 10:44

8/1 10:46

タカネサギソウかな

8/1 10:46

チングルマのグルグル綿毛も伸びてきました。

8/1 11:14

ミヤマダイコンソウ

8/1 11:15

？

8/1 11:52

赤岳に到着ですがガスに小雨

8/1 12:19

文三郎尾根で降り阿弥陀岳に向かいます。
文三郎尾根というより文三郎道の方がしっくりきますね。

8/1 12:56

中岳

8/1 13:34

阿弥陀岳もガス

8/1 13:41

でも、晴れれば夏山バンザイ

8/1 13:59

此方も結構な登りです

8/1 14:29

阿弥陀岳に到着

8/1 14:29

阿弥陀岳から望む赤岳はかっこいいい。
あの稜線を登っても来たかと思うと何ともいい景色です。

8/1 14:29

赤岳から権現岳

8/1 14:59

付かず離れず案内してくれます

8/1 15:36

コレが膝負担とならぬよう降りなければならないので、結構しんどいのです。

8/1 15:47

以前に来た時もガスでした

8/1 16:25

この辺りから楽になります。

8/1 17:13

8/1 17:18

シャクナゲの咲き残り

8/1 17:23

針葉樹の落ち葉のフカフカで疲れた体に有り難い。

8/1 18:22

めっちゃ疲れました。

撮影機器：

Pixel 9 Pro XL Google

感想

てんてん

遅咲きハイカーのテン泊装備での赤岳キレット挑戦です。
赤岳キレットは県界尾根、真教寺尾根と並んでのグレーティングDとなります。
前々回、権現岳からのゲンジー梯子の様子見をしたのは何らかのトラブルでの撤退が有っても良いようにとの保険でした。
舟山十字路からの周回としてはキレット小屋が利用できれば丁度良いのですが今季の営業は無いようなので青年小屋での一泊となり、二日目の工程が長いので雷雨注意報が無い日に決行となりました。

赤岳キレット
まずは権現岳からのゲンジー梯子、61段・20mですが実際に降りてみると見た目ほどでは無く、さほど高度感は有りませんがテン泊装備ですので慎重に降ります。
その先、旭岳まで稜線を辿りますが旭岳は巻き道となっておりますので踏み跡を辿ってピークを踏みました。
ツルネではコマクサが咲き高度をどんどん下げ鞍部にキレット小屋が有ります。
キレット小屋はテン泊地でも有るのですが今季の営業は有りません。
小屋脇の斜面に植栽したのかなとも思われるコマクサが咲いていました。
キレット小屋からガレ場を登りますとやがて岩稜帯が見えてきますのでココからが核心部となります。
マーキングを辿りルンゼを登りますが鎖などの人工物は有りません。
赤岳周辺特有の脆い岩なので慎重に。
コレは凄く楽しいのですが尾根筋に到着する頃には力尽きました。
鎖と梯子が並んでかけられている場所が有りますが梯子は浮いていて登った先も難しくなっていますので鎖で登った方が宜しいかと。
その先も鎖場などが有りますが特に難しい場所では無いがヘロヘロになりながら赤岳に到着です。
なお、特に高度感の有る場所は有りませんでした。
出会った方は先行で単独の方1名（この方はピストンでした）、すれ違いで単独の方2名・1パーティ。

赤岳山頂で今日は行者小屋でもう一泊が良かったかなと思いつつ中岳を超えて阿弥陀岳です。
赤岳山頂付近ではガスに小雨となりましたが阿弥陀岳に着く頃には丁度ガスも晴れ赤岳の勇姿を望む事ができました。
阿弥陀岳から望む赤岳は格好良く、権現岳から赤岳の稜線もココを歩いてきたかと思うと何とも良い眺めです。
実はココからが結構しんどいのです。
不動清水までは結構な降りで膝負担にならぬよう降りなければなりません。
そして、道は良くなりますが船山十字路まで4.5kmは無心で歩きます。

テント泊装備
・ザック：オスプレー(OSPREY)　aether 60 AG　60Lザック
・背負った荷物は前回と同じなので14Kg+αぐらい（水2L・ザック含め）
・テント：Naturehike Cloud Up1 20D　1542g (ペグ・グランドシート等含め)
・シュラフ：イスカair450ショート（最低気温10℃ほど、薄手の長袖で下は薄手のモンベルWIC.リラックス パンツ）
・マット：サーマレスト＋フロアーマットとしてエマージェンシーシートの厚めのようなカサカサしないもの。
テント場
・予約不要で1500円
・比較的平らな場所が多く寝やすいが雨足が強いと泥ハネします
・水場は10分ほどの沢水で道はほぼフラット
・トイレは男女兼用のバイオトイレ（仮設トイレと同じ循環式）が一つのみなので混雑時は？
・トイレ脇の小屋に発電機が有るので気になる方は奥に張られた方が良いかも
・売店は21時まででビール・チューハイ有り（銘柄・価格は普段飲まないのでごめんなさい）


県界尾根、真教寺尾根、赤岳キレットと同じグレーティングDですが県界尾根・真教寺尾根は鎖場、赤岳キレットは岩稜帯＋梯子と随分と違うものでした。
最後に、権現岳や阿弥陀岳から見える赤岳へと続く稜線は何時の日か歩ける事が出来ればと思っておりましたので、夢叶いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
信州 山のグレーディング
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html
山梨 山のグレーディング
https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/shintyaku/grading.html