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Yamareco

記録ID: 3415714
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳〜栂海新道〜親不知 憧れの縦走路へ

2021年08月02日(月) 〜 2021年08月05日(木)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
34:21
距離
45.9km
登り
3,526m
下り
4,714m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:24
休憩
0:27
合計
5:51
6:28
63
7:31
7:31
2
7:33
7:45
154
10:19
10:28
46
11:14
11:20
59
2日目
山行
7:24
休憩
1:01
合計
8:25
5:44
5:45
18
6:03
6:18
30
6:48
6:57
34
7:31
7:42
50
8:32
8:46
54
9:40
9:40
119
11:39
11:39
20
11:59
12:10
93
13:43
13:43
8
13:51
3日目
山行
8:42
休憩
1:38
合計
10:20
4:47
8
4:55
4:55
63
5:58
6:00
29
6:29
6:45
22
7:07
7:08
61
8:09
8:10
91
9:41
9:41
21
10:02
10:29
107
12:16
12:18
47
13:05
13:54
64
14:58
14:58
9
15:07
4日目
山行
9:55
休憩
1:21
合計
11:16
4:52
52
5:44
5:58
23
6:21
6:21
14
6:35
6:36
51
7:27
7:28
100
9:08
9:09
0
9:09
9:34
17
9:51
9:52
57
10:49
10:50
8
10:58
10:58
62
12:00
12:01
39
12:40
13:15
27
13:42
13:42
48
14:30
14:31
97
16:08
ゴール地点
天候 初日:ガス
2日目:晴
3日目:晴/曇り
4日目:晴
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
毎日アルペン号で猿倉に5:40着
コース状況/
危険箇所等
【コース概要】
・猿倉〜白馬岳頂上宿舎
大雪渓は程よく締まっており先行者のステップをトレースすることで順調に高度を稼げた。6本爪とチェーンスパイクで迷ったがチェーンスパイクを選択。特段問題なく歩けた。大雪渓の後は秋道に移行しており、小雪渓のトラバースはないが、かなりの急登

・白馬岳頂上宿舎〜朝日小屋
良く整備されており、危険個所はなし。三国境を過ぎると登山者はめっきりと減る。
雪倉岳避難小屋までの間の雪渓通過はこの時点では3か所。うち1か所はアイゼン無しで通過。残る2か所は雪渓の下を巻いて通過した。ちなみに雪倉岳の登りは予想外にきつかった。水平道はその名とは逆に、細かなアップダウンが多く地味にきつい。朝日小屋についたらビールを買わずにいられない。

・朝日小屋〜栂海山荘
吹上のコル以降はいよいよ栂海新道への登山者のみが辿る道。黒岩山までは高山植物が群生した湿地帯に木道が設置されているところが随所にあり、予想を裏切るが登りはきつい。
黒岩山以降は地図に「起伏の多い灌木帯の尾根道」とあるように細い尾根道をひたすら行く。サワガニ山と犬ヶ岳間の崩落個所は富山県側の斜面を迂回するが体力を消耗する。登山道復旧に尽力された関係者の方々に感謝。北俣の水場から犬ヶ岳間はヤセ尾根の急登で注意を要する。

・栂海山荘〜親不知
アップダウンを繰り返しながら徐々に標高をさげていく。本来下山路であるのに、一つ一つの登りはきつい。特に下駒山、白鳥山の登りはテント泊の荷に疲れ果てた身には高温も相俟っていじめとしか思えない。自分的には「最も辛かった登りベスト5」に入る。坂田峠以降は舗装路も現れ、ゴールが近くなったことが実感できるが、最後までアップダウンの連続。入道山を越え、416m地点の登りを過ぎるとようやく標高を下げていく。時に日本海を望み黙々と歩くとやや唐突に国道にぶつかり、縦走路は終焉を迎える。

【主要施設】
・猿倉荘
登山相談所が併設されています。計画書を提出すると「栂海ですか、私は夏は遠慮したいですね〜」と先制パンチ
トイレ(水洗。ペーパーあり。現在、白馬尻小屋は解体されており、この先頂上宿舎までトイレは無し)
給水所あり

・白馬岳頂上宿舎
テント1張1,000円+宿泊者1名1,500円
トイレ(ペーパー付)
給水所あり
携帯:宿舎とテン場の間の標高が高い地点で通じる(au)

・朝日小屋
テント1張2,000円
トイレ(バイオトイレ、ペーパー無し)
給水所あり
携帯:小屋近くで通じる(au)

・栂海山荘
利用料2,000円(テント1,000円)
毛布あり
トイレ)(ワイルドなボットン便所、ペーパー無し)
携帯:小屋近くで通じる

【栂海新道の水場(縦走時点)】
・黒岩平:出ていた(沢)
・北俣の水場:しっかり出ていた。栂海山荘には水場は無く、飲料水はここで調達要
       登山道から往復約10分
・黄連の水場:出ていたとのこと(他の方からの情報)
・白鳥山手前の水場:枯れている
・シキ割:しっかりと出ていた(登山道沿いであり有難い)
その他周辺情報 親不知観光ホテル:立ち寄り湯+親不知駅への送迎で1,500円。前日予約要、入浴は15:00までに完了が必要
(私は間に合わず、タクシーで親不知駅に行きました)
5年ぶりの毎日アルペン号。プレミアムシートでした
3
5年ぶりの毎日アルペン号。プレミアムシートでした
猿倉荘に到着
給水と用を足し出発です
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給水と用を足し出発です
おなじみの風景
白馬尻小屋は休業とのことで解体されていました
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白馬尻小屋は休業とのことで解体されていました
山行を通じて素晴らしい高山植物が迎えてくれましたが、名前が分かりません
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山行を通じて素晴らしい高山植物が迎えてくれましたが、名前が分かりません
さあ、大雪渓へ
順調に高度を上げていきます
11
順調に高度を上げていきます
ここまでの群落は初めてです
3
ここまでの群落は初めてです
緊急避難小屋。数人が座れる程度の広さです
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緊急避難小屋。数人が座れる程度の広さです
ようやく頂上宿舎に到着。疲れた〜
1
ようやく頂上宿舎に到着。疲れた〜
やっぱりこれ。美味し
3
やっぱりこれ。美味し
白馬山荘を見上げる。でかい
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白馬山荘を見上げる。でかい
この日のテン場。三十数年前の記憶が蘇る・・・
4
この日のテン場。三十数年前の記憶が蘇る・・・
メインディッシュ。鶏肉を味噌とカレー粉で漬けたものを焼きました。我ながら美味
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メインディッシュ。鶏肉を味噌とカレー粉で漬けたものを焼きました。我ながら美味
2日目の朝食。卵かけご飯(コンビーフ入り)
3
2日目の朝食。卵かけご飯(コンビーフ入り)
ヘリコプターが荷揚げをしています
3
ヘリコプターが荷揚げをしています
白馬岳山頂への途中、剣岳が見え、テンション上がる
6
白馬岳山頂への途中、剣岳が見え、テンション上がる
旭岳。立派な山容です
6
旭岳。立派な山容です
白馬山荘の向こうにピークが
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白馬山荘の向こうにピークが
杓子、鑓
白馬山荘で
槍ヶ岳を遠望
山頂に到着
山頂からの剣岳。いつ見てもかっこいい
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山頂からの剣岳。いつ見てもかっこいい
旭岳。登山道が無いのが残念
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旭岳。登山道が無いのが残念
これから向かう雪倉岳、朝日岳方面
5
これから向かう雪倉岳、朝日岳方面
後立山南方の山々
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後立山南方の山々
見事な雲海
剣岳、毛勝山
三国境。ここからは人が減ります
1
三国境。ここからは人が減ります
雪倉岳が遠い
白馬岳を振り返る
3
白馬岳を振り返る
白馬岳と旭岳
見事な岩稜
雪倉岳への道。雪渓を三回越えました
2
雪倉岳への道。雪渓を三回越えました
雪倉岳避難小屋
内部はきれいです
1
内部はきれいです
雪倉岳山頂に到着。ハードな登りでした
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雪倉岳山頂に到着。ハードな登りでした
朝日岳、前朝日
水平道とは名ばかりで全く水平ではない
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水平道とは名ばかりで全く水平ではない
ようやく朝日小屋が見えたが、遠い・・・
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ようやく朝日小屋が見えたが、遠い・・・
やっぱりこれ。美味し
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やっぱりこれ。美味し
3日目、朝日岳山頂。ガスっていました
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3日目、朝日岳山頂。ガスっていました
ガスが一瞬晴れて朝日岳山頂からの剣岳
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ガスが一瞬晴れて朝日岳山頂からの剣岳
うっすらと日本海が見えます。待ってろよ〜
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うっすらと日本海が見えます。待ってろよ〜
素晴らしいお花畑
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素晴らしいお花畑
雪渓と雲海。ここでしか見れない景色
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雪渓と雲海。ここでしか見れない景色
朝日小屋で購入した鱒寿司。行動食としていただきました
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朝日小屋で購入した鱒寿司。行動食としていただきました
日本海がはっきりと見える。ここまで来たら行くしかない
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日本海がはっきりと見える。ここまで来たら行くしかない
吹上のコル。ここから栂海新道へ
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吹上のコル。ここから栂海新道へ
行くぞおおおおお
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行くぞおおおおお
予想とことなりのどかな風景
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予想とことなりのどかな風景
徐々に暑くなってきた
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徐々に暑くなってきた
黒岩平。幕営したくなる
1
黒岩平。幕営したくなる
しばらくはこんな道が続く
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しばらくはこんな道が続く
黒岩山。ここから本格的な?道へ
3
黒岩山。ここから本格的な?道へ
下山路なのに上がっている・・・
3
下山路なのに上がっている・・・
サワガニ山。ここから白鳥山までが栂海新道の核心部か
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サワガニ山。ここから白鳥山までが栂海新道の核心部か
崩落部分。左側の斜面をトラバースする
1
崩落部分。左側の斜面をトラバースする
灌木も多くあり、体力を消耗する
1
灌木も多くあり、体力を消耗する
北俣の水場。ここで6ℓの水を確保。めちゃくちゃ重い
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北俣の水場。ここで6ℓの水を確保。めちゃくちゃ重い
苦闘の末、ようやく犬ヶ岳山頂に到着。もう少しで栂海山荘だ。がんばれ!自分
5
苦闘の末、ようやく犬ヶ岳山頂に到着。もう少しで栂海山荘だ。がんばれ!自分
ありがとうございます
5
ありがとうございます
栂海山荘に到着
ワイルドなトイレ(入り口)
4
ワイルドなトイレ(入り口)
最終日。白鳥山までが正念場か?
3
最終日。白鳥山までが正念場か?
しかしこの凸凹は何なんだ・・・
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しかしこの凸凹は何なんだ・・・
本山行で初のご来光
5
本山行で初のご来光
振り返ると犬ヶ岳と栂海山荘
1
振り返ると犬ヶ岳と栂海山荘
黄連の水場は出ていたとのことです
1
黄連の水場は出ていたとのことです
菊石山山頂。この登りもきつかった
1
菊石山山頂。この登りもきつかった
下駒ケ岳山頂。記憶に残るきつさ
2
下駒ケ岳山頂。記憶に残るきつさ
白鳥避難小屋
熊さんと思われる糞を沢山見ましたが幸い実物には遭遇せず
1
熊さんと思われる糞を沢山見ましたが幸い実物には遭遇せず
坂田峠に到着。もう少しだ、がんばれ、俺
3
坂田峠に到着。もう少しだ、がんばれ、俺
無事下山を祈る
2回目の車道
二本松峠
入道山。最後のピーク
1
入道山。最後のピーク
親不知に到着。あまりの疲労に呆然としていた
6
親不知に到着。あまりの疲労に呆然としていた
親不知観光ホテル。残念ながらお風呂には間に合わず
1
親不知観光ホテル。残念ながらお風呂には間に合わず
下山後のコーラは美味い
3
下山後のコーラは美味い
これも飲みました
4
これも飲みました
親不知隧道
夢に見た日本海
えちごときめき鉄道の整理券
4
えちごときめき鉄道の整理券

感想

その存在を知った学生のころから、いつかは栂海新道を日本海まで歩きたいと思っていた。今回、世では感染者が爆発的に増加し緊急事態宣言が発出される中、山行を決行することに躊躇いがあったが、自分の年齢や体力を勘案し、今年を逃すともうチャンスは巡ってこないことも考え、感染対策をしっかりと行ったうえで決行することとした。
ここ数年間、公私共にいろいろとあり山行回数が減少。中でも本格的なテント泊山行は5年間行っていないことに加え、コロナ禍や自身の怪我もあり、ランニングなどのトレーニング量が減少していたことから、体力面の不安を感じていた。結果的に、その不安は的中した。
初日、猿倉で計画書を提出。登山相談所のお姉さんからは「栂海ですか。夏は遠慮したいですね〜私は」と先制パンチを浴びつつ山行開始。大雪渓をテンポよく上げていったまでは良かったのだが、大雪渓を通過後の急登で疲れ、後半は5歩登っては一息つくほどの失速ぶりとなった。それでも、群生する高山植物に力をもらいながら一歩ずつ歩を進め、予定より早く一日の行程を終えることが出来た。頂上宿舎でのビールがこの上なく美味かったのは言うまでもない。
2日目、快晴の中白馬岳へ。近くに剣岳、遠くに槍ヶ岳を望む。三国境以降は登山者も減り、久々のアルプス稜線を堪能・・・だったのだが雪倉岳の登りは予想外に強敵だった。ピークに着いたときには既に疲れ果て、以後の行程は推して知るべし。ちっとも水平ではない水平道に悪態をつきつつ、漸く見えた朝日小屋のあまりの遠さに愕然としながらもなんとか到着。この日は500mlのビールを購入したのは言うまでもない。この時点で、今後の行程に不安を持つ。本当に日本海に行けるのだろうか。吹上のコルから蓮華温泉に下山すべきではないのか?ここで下山しても、好展望とお花畑に恵まれた、充実した山行だったのではないか?隣のテントの方との会話「明日はどちらまで?」「栂海山荘の予定です(言ってしまった)」「すごいですね」「・・・・」
3日目、朝日岳の登りはやはり苦労したが山頂からガスが晴れた瞬間に日本海が見え、テンションが上がる。そして吹上のコルでは岩に赤いペンキで書かれた「↑ツガミ」の文字に決意を固める「行くしかない」。黒岩山までの前半、黒岩山から栂海山荘までの後半と心の中で区間分けをする。前半は湿原に木道が設置された思いのほか穏やかな縦走路で始まる。直射日光ではないが徐々に気温は上昇。水の摂取量が増える。時折、雪渓を削り帽子の中に入れ頭を冷やす。黒岩山の山頂で名古屋から来たお二方に抜かれる。「小屋で会いましょう。お気をつけて」後半は灌木の多い狭い尾根道が続く、想像していた栂海新道。サワガニ山と犬ヶ岳間の崩落地の迂回路は体力を消耗した。水場の状況が全般的に不明瞭なため、北俣の水場では6ℓの水を確保。うち2ℓは栂海山荘での生活用。残る4ℓを翌日の行動用としたが、加わった水を背負っての犬ヶ岳の登りはまさに苦行。頂上近くの痩せ尾根の通過には苦労した。栂海山荘では小屋を自分のほかに2名ずつ二組が利用、テント場は朝日小屋でも一緒だった青年と、何と上高地からテント泊で縦走しているという青年の二人だった。自分は屋根裏を使用。ザックを上げるのに苦労したが、広いスペースを一人で使わせてもらった。疲れで食欲が落ちていたが、食パンをスープとコーヒーで流し込んだ。
いよいよ最終日。やはり食パンを水で流し込む。親不知でお風呂に入るためには15時までに入浴を終了しなければならない。少しでも涼しいうちに距離を稼ぎたい。白鳥山まではアップダウンが激しいが、その後は楽になるはず・・・・。この山行で初のご来光を拝み、振り返ると栂海山荘が小さく見える。菊石山の登りで小屋で同宿の一組に抜かれる。下駒山の登り。無茶苦茶きつい。名古屋から来たお二人、朝日小屋から一緒のテント泊の青年に抜かれる。これで最後尾だ。白鳥山の登り、下山路のはずなのに標高が上がっているのはどういうことか。きつすぎる。白鳥山、下駒山は「最も辛かった登りベスト5」入賞の栄誉を与えます。ようやく白鳥山避難小屋に到着するとテント泊の青年が休んでいた。こちらもきつそうだ。ゆっくりき行きましょう。ここで大休止をとり少し回復したのだが、この後、休憩時間が10分から15分、20分と増えていくことに。さあ、ここまでくればもう少しだ。気力を振り絞る。暑い。シキ割の水場が出ていたら、頭から水を被りたい・・・。水場に到着するとテント泊の青年と再びお会いする。水は出ていた。良かった。頭から被る。もうすぐ坂田峠だ。坂田峠に飲み物の自販機は無いかな?あるといいな。あったらコーラを飲もう。坂田峠に到着。自販機は無かった。ショックで大休止をする・・・さあもうひと踏ん張りだ。しかし、尻高山を通過したところで致命的なエラーをしてしまう。入浴時間には間に合いそうもない状況の報告に親不知観光ホテルに電話をしたのだが、電話を切った後、こともあろうに来た道を逆走してしまう。気が付くまで30分も歩いてしまった。「下山路なのになんで登ってんだよ、畜生」そりゃそうだ、逆走しているのだから・・・・。リカバリーを合わせ約1時間のロス。呆然となりながらも歩くしかない。大声で喘ぎながら歩く。下手な熊鈴よりも大音響だ。きっと熊さんも道を譲るだろう。最後のピーク、入道山を過ぎ、416m地点を通過するとあとは下りのみ。疲れた脚には下りもきつかったがやや唐突に国道にぶつかり、親不知に到着、縦走は終了した。親不知観光ホテルではテント泊の青年が先着しており、お互いに慰労。縦走途中は、「親不知に辿り着いたら感動で涙がちょちょぎれてしまうのではないか?」などと想像したのだが、不思議なことに大きな感慨もなくコーラ一気飲みの後、着替えを行い、汚れた身体をウェットシートで拭き、短距離で嫌がるタクシー会社に半ば強引に迎車を頼み、せっかくなので日本海をのぞむ浜辺に行き、テント泊の青年と同乗して親不知駅まで行き帰宅の途についた。

下山して2日経ってようやくレコの作成に着手した。下山後しばらくは気力・体力が減退し何をする気にもなれなかったがようやく回復した形だ。
感想を読み返すと特に栂海新道に突入したあたりから支離滅裂で、思い返すと、実際に体力的に限界に近く、わけわからん状態になっていたのではないか。30分も逆走に気付かないなどとは遭難一歩手前だ。水分、塩分、カロリーの補給は意識していたが、或いは熱中症に近い状態だったかもしれない。下山直後の無感動な状態も頷ける。

今回は自分の山行でも一区切りのつもりで臨んだものだった。結果的に念願のコースを完歩することが出来たのだが、天候など状況次第では危険な状態になった可能性も否定できない。体力面、栄養面を含めた日頃の準備に加え、行程や装備を含む計画のより細かな検証を行う必要を感じた。或いは、年齢を考えるとテント泊山行の限界もあるのかもしれない・・・などとやや弱気になったりもした。

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コメント

ハードな山行、お疲れさまでした。念願達成しましたね。
レポートからも大変さが伝わりました。1日10時間以上の山行はさすがにきついですよね。私にはもう無理!!
いろいろとあったと思いますが、無事で何よりです。
私はこの3連休にワクチン2回目接種し、昨日は1日苦しんでました。今はもう回復してますが。
それではまた。
2021/8/9 10:33
お疲れさまでした。
栂海山荘の一階に夫婦で寝ていたKeishoといいます。
私たちは蓮華温泉から朝日小屋経由の栂海山荘泊でした。

私たちも最終日は暑くて、暑くて、水をがぶ飲みしながら歩きました。
親不知観光ホテルに着いたのは14:00でしたが、途中で電話をしたところ、宿泊を断られてしまった事と入浴は男湯しかあいていないとの事などが有り、入浴・宿泊をあきらめました。

また、ここまで来て海岸まで行かないと後悔すると思い、海に足だけは浸けてきました。

結局、下山後は疲労が激しいため糸魚川までタクシーで戻り糸魚川に宿泊して来ました。
そして、夜に夕食を食べに行ったところテント泊の青年の方とお店でばったり、またまた大変びっくりしました。
色々な縁が有るものだと感心しました。

また何処かでお会いできたらと思います。
2021/8/9 17:48
keishoさん、栂海山荘ではご一緒させていただきありがとうございました。
最終日の朝、私が早い時間にアラームを鳴らしてしまい、ご迷惑をおかけしたのではないでしょうか?
それにしても、辛い行程でしたが、お二人の健脚ぶりには圧倒されました。
山には普段からお二人で出かけておられるのですか?
いつも単独行の自分としては、とってもうらやましいです。
またどこかの山でお会いしたいですね。
2021/8/9 19:55
すげぇ
2021/8/11 17:08
ありがとー
2021/8/11 19:26
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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