美濃戸口から赤岳・中岳・阿弥陀岳周回
- GPS
- 08:45
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,684m
- 下り
- 1,671m
コースタイム
美濃戸(赤岳山荘) 8:24(〜8:27)
行者小屋 10:01(〜10:08)
地蔵ノ頭 10:49
赤岳 11:19(〜12:09)
中岳 12:43(〜12:48)
中岳コル 12:55
阿弥陀岳 13:14(〜13:35)
行者小屋 14:22(〜14:24)
美濃戸(赤岳山荘) 15:55
美濃戸口 16:28
(計7時間11分 +休憩ほか1時間28分)
天候 | 曇り→晴れ→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
8時の時点で美濃戸の駐車場は満車(のはずが美濃戸へ歩いていると何台かに抜かれました??) |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回もちゃんとログをとりました。 美濃戸口〜美濃戸〜行者小屋(南沢) 八ヶ岳山荘左手から標識に従ってダート(一部舗装された所も)の道を進みます。緩く下って登り返すと平らになりやまのこ村、赤岳山荘の建つ美濃戸に到着。ここまでの路面は6月に通った時より凸凹が減り、よくなっていました。 赤岳山荘から沢沿いに少し進むと美濃戸山荘で、看板に従い南沢は右へ。ロープや黄テープを目印に登って行きます。始めは沢沿いと言うより山腹の道になっていて、何度か沢をわたって河原を歩き、林内から再び赤岳、横岳を見上げる河原を進むと行者小屋に着きます。 行者小屋〜地蔵ノ頭(地蔵尾根) 小屋から僅かに北へ進んだ所から登り始めます。最初は樹林帯でいきなりの急登、石段が作られている所もありました。しばらく登ると開けて岩っぽくなり、クサリが出てきますが足元はしっかりしているのでさほど心配ありません。右手に赤岳天望荘が間近に見えるとひょっこり地蔵ノ頭へとび出します。 始めから終わりまで急登が続くかわり、あっという間に高度が稼げて気持ちいい道です。 地蔵ノ頭〜赤岳 地蔵ノ頭から快適な主稜線を進んで赤岳天望荘、ここから赤岳北峰までは滑りやすい岩場が続きます。クサリと手を使い結構な急登を終えると頂上山荘が建つ赤岳北峰。赤岳本峰(南峰)は細い尾根の向こう、目と鼻の先です。お昼時は狭い山頂周辺が混雑するので、昼食をとるときは広い北峰の方がいいかと思います。 赤岳〜中岳〜阿弥陀岳 山頂からいったん権現岳方面に向かいまずはハシゴを下りますが、次から次に人が登ってくるのでなかなか進めませんでした。ハシゴを過ぎたらペンキ印に従い右に折れて下り、岩の隙間に指導標のある所から右へ。急な岩の斜面を下りクサリ場を通過します。 歩きやすくなると文三郎尾根分岐で、中岳へはジグザグ石が転がる斜面を下ります。ちょっと登り返して石碑が立つ中岳を越え、ハイマツのかぶる道を下って着く鞍部が中岳コル。 阿弥陀岳へはハシゴを上がって急な岩場を登ります。この辺はまだ点々とお花が咲いていましたが山頂までクサリはついておらず、浮石も多いので落石等注意です。 前が開けると山頂にポンととび出します。 阿弥陀岳〜行者小屋(中岳道) 中岳道は文三郎尾根、地蔵尾根と大きく(?)違ってクサリやハシゴはありません。道も全体的に樹林帯の中を進み、他より緩やかでした。 コルから始めは水平に進み、あとはジグザグに下って文三郎尾根からの道を会わせると行者小屋に出ます。 |
写真
感想
前回赤岳〜硫黄岳を周回したとき、文三郎尾根から見た阿弥陀岳がカッコ良く登ってみたくなったのもあり、また八ヶ岳へ行ってきました(^_^;)
どんよりあまり良くない天気のなか美濃戸口に着くと、時間が遅めのせいもあってか駐車場はすでにほぼ満車。先週先々週と天気がいまいちだったためこんなに混むのは久しぶりとのことです。
美濃戸へは駐車場が満車のため入り口にゲートが出来ており、今日はここからスタートしました。
美濃戸への未舗装路は車の底が摺る路面ガタガタの道ですが、新たに砂利が敷いてあったり前回よりは道が良くなっているように思いました(ただ単に歩いてるだけだからかもしれませんが)。
美濃戸でトイレを済ませいざ出発です。
南沢は緩い登りが続き、多くの人が歩いています。行者小屋に着くとこちらにもたくさんのハイカー、ベンチはすべて埋まり賑やかでした。
地蔵尾根に取り付くと始めからやや急な登り、あっという間に森林限界を越えて主稜線上の地蔵ノ頭に到着。赤岳天望荘からは山頂へ一気に突き上げる登りで、おじさんが山ガールに登り方をレクチャーしていました。
阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳とぐるり周りを見晴らし、暈を見つけたりしながら青空のもと登って行くと北峰直下で何といきなりのガス。やられた〜。
時々晴れ間の差す山頂でおにぎりの昼食にしました。
記念撮影の順番待ちでなかなか空かない山名標識を撮り、シャッター押すのを頼まれてついでに撮ってもらい山頂を後にします。どんどん登って来るハイカーを待ちながら文三郎尾根分岐を過ぎ、人が少なくなった尾根を下って行くとガスが晴れてきました。間もなく三角形が可愛い中岳が現れ、その山頂に着くと頭上に青空がのぞき始めます。
そして中岳から下ろうとしたそのとき、眼前のガスの切れ間に黒々とした山体が姿を現しました。
阿弥陀岳、、、何てかっこいいんだろう。何としても登りたくなり、小走りで中岳コルに降り立ちます。
その阿弥陀岳への登りは急でした。落石を起こさぬよう登り、振り返った向こうには先程立った赤岳がの迫力ある姿。登りきると、どこか信仰の山の雰囲気を残す阿弥陀岳山頂に到着です。
なだらか硫黄岳、ギザギザ横岳、他を圧倒する迫力の赤岳、そして雲の上には諦めていた富士山の頭も見つけ、大満足の眺めが広がっていました。来てよかった、そう思う瞬間です。
中岳道は涼しくて気持ちのいい秋の風が吹いていました。同じルートのため朝から何度か見かけていた方とちょっとお話をし、のんびり南沢を下ります。美濃戸口までの単調な緩い下りを歩いていると眠くなってきました。
美濃戸口へ着き、綾鷹で喉を潤して今日の山行も無事終了。30分後に同行者が下山し、小淵沢で温泉に浸かって帰宅しました。
ああ、今回もいい山だったなあ。
<今日踏んだ主なピーク>
赤岳 (2)
阿弥陀岳(初)
↓6月、ツクモグサの頃の記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-311337.html
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