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Yamareco

記録ID: 346888
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

快晴の初秋、飛越新道から黒部五郎、雲の平周回

2013年09月19日(木) 〜 2013年09月21日(土)
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yamaoojii その他1人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
57:27
距離
48.6km
登り
3,883m
下り
3,875m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9/19(木)
5:46 飛越新道登山口発
8:08 寺地山、9:03 北ノ俣避難小屋
11:11 北ノ俣岳(昼食)
12:06 赤木岳、12:44 中俣乗越、14:17 黒部五郎の肩
14:26 黒部五郎岳
16:05 黒部五郎小舎
9/20(金)
5:20 黒部五郎小舎発
6:23 三俣蓮華岳巻道分岐、巻道で休憩(朝食)、7:27 三俣山荘
8:44 鷲羽岳
9:33 ワリモ北分岐、10:20 祖父岳
12:11 スイス庭園(昼食)
13:34 雲ノ平山荘着、休憩後祖母岳散策
14:06
9/20(金)
5:00 雲ノ平山荘発、5:18 奥日本庭園、5:39 アラスカ庭園
7:14 薬師沢小屋(朝食)
9:18 太郎平小屋
9:28 太郎山
10:54 神岡新道分岐
11:50 北ノ俣避難小屋(昼食)、
12:45 寺地山、〜打保分岐
14:47 飛越新道登山口着
天候 3日間、快晴
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
松本IC〜R58安房トンネル〜R471高山市上宝町中山〜山吹峠へ向かい山之村を越えて
飛越トンネルへ
参照:http://www.yamanomura-makiba.jp/img/yamano_map_new.gif
コース状況/
危険箇所等
飛越トンネル〜北ノ俣岳:
ぬかるみで有名な飛越新道だが、台風18号の影響もなく少し歩き難い登山道。しかし距離があり小さくもアップダウンがある樹林帯は疲れる。非難小屋から北ノ俣岳はながい急勾配でチョッと大変。
祖父岳〜雲ノ平山荘:
植生回復で大きく迂回路が設定されて、スイス庭園まで這松の中を長くたどる。
祖母岳(ばあだけ):
山頂まですべて木道の散策コース
飛越新道の標識
2013年09月19日 07:00撮影 by  CX5 , RICOH
9/19 7:00
飛越新道の標識
神岡新道と主稜線の合流点
2013年09月19日 10:54撮影 by  CX5 , RICOH
9/19 10:54
神岡新道と主稜線の合流点
黒部五郎のカールと水晶方面
2013年09月19日 14:19撮影 by  CX5 , RICOH
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9/19 14:19
黒部五郎のカールと水晶方面
黒部五郎小屋
2013年09月19日 16:00撮影 by  CX5 , RICOH
9/19 16:00
黒部五郎小屋
黒部五郎小屋の夕食です
2013年09月19日 18:00撮影 by  CX5 , RICOH
9/19 18:00
黒部五郎小屋の夕食です
朝日に当たる黒部五郎岳
2013年09月20日 05:45撮影 by  CX5 , RICOH
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9/20 5:45
朝日に当たる黒部五郎岳
鷲羽の稜線から三俣山荘、三俣蓮華岳方面
2013年09月22日 09:19撮影 by  CX5 , RICOH
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9/22 9:19
鷲羽の稜線から三俣山荘、三俣蓮華岳方面
鷲羽池
2013年09月20日 08:37撮影 by  CX5 , RICOH
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9/20 8:37
鷲羽池
水晶岳。別名黒岳は???
2013年09月20日 10:19撮影 by  CX5 , RICOH
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9/20 10:19
水晶岳。別名黒岳は???
祖父岳からの槍ヶ岳
2013年09月20日 10:31撮影 by  CX5 , RICOH
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9/20 10:31
祖父岳からの槍ヶ岳
雲ノ平山荘と水晶岳
2013年09月20日 14:03撮影 by  CX5 , RICOH
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9/20 14:03
雲ノ平山荘と水晶岳
山荘の明け方の月(十五夜の翌日)
2013年09月22日 09:25撮影 by  CX5 , RICOH
9/22 9:25
山荘の明け方の月(十五夜の翌日)
薬師沢小屋
2013年09月21日 06:54撮影 by  CX5 , RICOH
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9/21 6:54
薬師沢小屋
小屋の前のつり橋と小屋には沢のグループがストレッチをしていた
2013年09月21日 06:57撮影 by  CX5 , RICOH
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9/21 6:57
小屋の前のつり橋と小屋には沢のグループがストレッチをしていた
太郎平への木道
2013年09月21日 08:58撮影 by  CX5 , RICOH
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9/21 8:58
太郎平への木道
ショウジョウバカマの紅葉
2013年09月22日 09:27撮影 by  CX5 , RICOH
9/22 9:27
ショウジョウバカマの紅葉
「平湯の湯」平湯民俗舘の中にあり、入浴料は寸志(¥300.程度)シャンプー・ボディーソープ・洗い場は無し
2013年09月21日 16:23撮影 by  CX5 , RICOH
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9/21 16:23
「平湯の湯」平湯民俗舘の中にあり、入浴料は寸志(¥300.程度)シャンプー・ボディーソープ・洗い場は無し
撮影機器:

感想

9/19(木)〜9/21(土)台風18号の影響がないことを確認して、飛越新道〜黒部五郎〜鷲羽岳〜祖父岳〜雲ノ平〜太郎平の周回を行った。宿泊は黒部五郎小屋と雲ノ平山荘で、双方とも改装されて部屋はきれいで、しかも平日のスキスキでのんびり泊まる事ができた。また3日間とも快晴に恵まれ、雲ノ平の周りの名峰を十二分に目に焼き付けることができた。
9/19(木)(飛越トンネルから北ノ俣岳)は台風の雨も影響なく登山道はよく乾いて、噂の滑りやすく歩き難さはなく普通の道だった。・・・が、距離も長く小さな上り下りもあり、最後の北ノ俣へが急登で、連合いが眩暈をおこして、一瞬は撤退か?と危ぶまれたが、しばらく休んで様子を見ながらゆっくり北ノ俣岳まですすみ、なんとか調子を取り戻し継続できた。
(北ノ俣岳から黒部五郎小屋)北ノ俣岳からは目指す黒部五郎岳のコースが見渡せて、しかし赤木岳・中俣乗越・黒部五郎までの長い距離と大きなアップダウンが続き、壮大なルートだが先の長さに気持ちが萎えそうだった。しかし、黒部五郎の山頂は以前登った時にはガスの中で全く様子がわからなかったのが、今回は快晴の中で山の大きさ、山容全体像を実感できた。
赤木岳の下りでは、飛越トンネルを5分くらい前に出発したソロの山ガールが黒部五郎を日帰りピストンで登っての戻りに出会って、素晴らしい早さに驚かされた。それに比べて、中俣乗越からの登り返しがきつく『なんでそんなに早く登れたの?』を思い知らされた。最後の黒部五郎のカタまでの登りのきつかったこと。山頂でゆっくりする時間もなく、即小屋を目指す。しかしカタではカールの底の小屋がみえたが、カールの底まで行くと樹林の中に入り最後の最後まで見えないままでつらかった。小屋は改装されてきれいになっていて、しかも平日で宿泊者が少ないため、個室として割り当ててもらえた。
9/20(金)(黒部五郎小屋から鷲羽岳、雲ノ平)本日は雲ノ平までなのでCTも短くゆっくりした行動となる。三俣蓮華への登りで黒部五郎の山頂に白い十五夜の月が沈むのが眺められた。(写真に撮ったと思ったが写っていなかった。)三俣蓮華岳の山頂は何回か登っているので、今日は巻き道を通るようにし、その途中で遠く雲ノ平山荘を眺める場所で朝食をとった。三俣山荘に着くと、山荘の前に干した布団の向こうに槍ヶ岳が見えた。鷲羽への登りは小屋から400mの標高差を一気だが歩き易く比較的楽に山頂に辿り着けた。途中、青い水を湛えた鷲羽池もきれいだった。ワリモ岳への登り返しは見た目ほどではなく、40分ほどで着く。そこから祖父岳へは見た目よりか変化に富んで、意外と最後の最後までてこずる。しかし前回登った時は三俣山荘から下り、黒部源流からを登り返したのがきつかったが、鷲羽岳から下った今回の方が楽だった。祖父岳山頂で一休みして、雲ノ平に向かい下ると山荘に向かうコースは植生保護のため大きく迂回されていた。スイス庭園で昼食をとり、キャンプ場の水場で給水した後、山荘に向かった。山荘で受付後一休みして、祖母岳(ばあだけ)の道を確認すると、木道を辿るのみとのことで少しガッカリ。しかしアルプス庭園からの薬師岳、水晶岳、黒部五郎岳、大きな槍の穂先、その他をを楽しむことができた。改築された小屋の内部は、無垢の太い柱を釘を使わずに建てられたもので頑丈で気持ちよく足音のきしみ音もなかった。
9/21(土)(雲ノ平から太郎平、神岡新道から飛越トンネル)下山コースは距離が長いので5:00に小屋をでてアルプス庭園、日本庭園、アラスカ庭園と木道を進む。その先から薬師沢小屋にむかいゴーロの急降下の歩き難いコースを降りる。三連休に雲ノ平に向かう大所帯のグループにも出会いながら下ると、黒部川のつり橋の前に建った薬師沢小屋に着いた。小屋の前では沢に向かうグループがストレッチをおえて、『冷たいからできるだけ濡らさない様に』と言いながら出発していった。そこで朝食をとり、太郎平に向かったが、渡渉の橋の区間が長くアップダウンの繰り返しでで標高を稼げず、最後の橋の先から急な登りの連続になり、けっこう堪えた。それでも足を前に出していると、薬師岳が優美な姿を見せ始め、2Hほどで太郎平小屋に到着できた。その先は太郎山〜北ノ俣岳へとたおやかに登っていくが、ばててきたせいか、なかなか足が進まない。やっとのことで神岡新道分岐にたどり着くと、そこを登って来た人が腰をおろして休んでいた。そこから避難小屋までな急降下を一気に下ったが、行き会う人たちは急登にあえいでいた。避難小屋分岐の先で雲ノ平山荘の弁当を昼食にしたが、ご飯の量が多くて、夕べ作って時間が経つのでパサパサ気味でチョッと食べ難かった。そこから寺地山まではすんなりたどり着けたが、その先が距離が長くアップダウンがあり飛越トンネルまでが精神的にきつかった。いつものことだが、下山は目標達成がなく「早く帰り着きたい」との思いが強いので余計に疲労を感じてしまう。飛越新道の下りで、時間的にも避難小屋泊まりらしき人が結構多く登ってきているのを見たが、定員オーバになりそうな様子であった。避難小屋ではなく、無人小屋になっているようである。
(日帰り入浴)距離は遠いが「平湯の湯」が寸志の入浴料にひかれて入ったが、シャンプー・石鹸が使えず、3日間の汗を流せず失敗だった。場所は平湯民俗舘のなかで、駐車も十台程度用意されていた。

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