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記録ID: 347229
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トレイルラン
白馬・鹿島槍・五竜

栂海新道から白馬岳

2013年09月20日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 富山県 長野県
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GPS
16:20
距離
40.2km
登り
4,683m
下り
3,426m

コースタイム

親不知海岸AM00:00 → 白鳥山荘AM02:45 → 栂海山荘AM04:50 → 黒岩山AM06:15 → 朝日岳AM08:35 → 雪倉岳AM11:20 → 白馬岳AM14:30 → 猿倉AM16:20
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自家用車にて親不知にある栂海新道前の駐車場に移動。
コース状況/
危険箇所等
栂海新道は良く手入れがされており、特に問題はありません。
大雪渓は台風に伴う大雨の影響で大量の土砂が堆積しており、歩き難くなっています。私が誰かを連れて歩くとすれば、栂池〜白馬三山〜鑓温泉という行程を選ぶでしょう。
親不知の海岸。日付変更で行動開始。
親不知の海岸。日付変更で行動開始。
国道8号線の脇にある栂海新道の表示。
国道8号線の脇にある栂海新道の表示。
楽しい標識を追って標高をあげてゆきます。
楽しい標識を追って標高をあげてゆきます。
尻高山。
坂田峠で一旦車道とクロスします。
坂田峠で一旦車道とクロスします。
山姥平とあります。
山姥平とあります。
白鳥小屋に到着。フラッシュ撮影で中の人を脅かしてたら、ゴメンナサイ。
白鳥小屋に到着。フラッシュ撮影で中の人を脅かしてたら、ゴメンナサイ。
白鳥山 1286.9m 山荘へ3H : 日本海へ4H とあります。
白鳥山 1286.9m 山荘へ3H : 日本海へ4H とあります。
暗くて景色の写真はありません。1209.8m菊石山 とあります。
暗くて景色の写真はありません。1209.8m菊石山 とあります。
黄連の水 つがみ山荘水場 とあります。 が 随分遠い水場もあったもんですが、水場は少ないので要チェックです。
黄連の水 つがみ山荘水場 とあります。 が 随分遠い水場もあったもんですが、水場は少ないので要チェックです。
木製の板に、かすれた文字で黄蓮山と書かれています。
木製の板に、かすれた文字で黄蓮山と書かれています。
栂海山荘です。左は入り口、右は建屋の様子です。早起きの登山者が中でゴソゴソしていました。フラッシュたいてゴメンナサイ。
栂海山荘です。左は入り口、右は建屋の様子です。早起きの登山者が中でゴソゴソしていました。フラッシュたいてゴメンナサイ。
栂海山荘のすぐ傍には、犬ヶ岳の山頂があります。夜っぴてで標高1591mまで上げてきました。
栂海山荘のすぐ傍には、犬ヶ岳の山頂があります。夜っぴてで標高1591mまで上げてきました。
今日は満月の日。明るい月が日本海を照らします。写真がショボイので分かりにくいですが、超キレイでした。
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今日は満月の日。明るい月が日本海を照らします。写真がショボイので分かりにくいですが、超キレイでした。
山頂に沢ガニが居たとか…。さわがに山1612.3mとあります。
山頂に沢ガニが居たとか…。さわがに山1612.3mとあります。
頸木山群から日が登ってきました。
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頸木山群から日が登ってきました。
文子ノ池と看板にありました。
文子ノ池と看板にありました。
黒岩山 1623.6m とあります。
黒岩山 1623.6m とあります。
この辺りから国立公園になるのだと思います。民間と役所の意匠の違いが面白いです。
この辺りから国立公園になるのだと思います。民間と役所の意匠の違いが面白いです。
黒岩平の全景です。紅葉の時期は凄い事になります。
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黒岩平の全景です。紅葉の時期は凄い事になります。
黒岩平から来たりし方(黒岩山、沢ガニ山、犬ヶ岳方面)を振り返ります。
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黒岩平から来たりし方(黒岩山、沢ガニ山、犬ヶ岳方面)を振り返ります。
もう少しすると、黄金色の平原になります。ナウシカの一シーンみたいに。「その者、あおき衣をまといて…」だったかな?
もう少しすると、黄金色の平原になります。ナウシカの一シーンみたいに。「その者、あおき衣をまといて…」だったかな?
ちなみに、エスケープルートの中俣新道はJR小滝駅まで続きますが、ここからヒスイ峡までの間は、走ると結構楽しい所です。
ちなみに、エスケープルートの中俣新道はJR小滝駅まで続きますが、ここからヒスイ峡までの間は、走ると結構楽しい所です。
超よい天気の時だけ、日本海の上に引かれるブルーライン。
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超よい天気の時だけ、日本海の上に引かれるブルーライン。
長栂山 ←犬ヶ岳 朝日岳→ とあります。広々していて、景色が良くて、最高の場所。ここでビビィに入って一晩寝たら、どんな夢が見られるでしょう。ちなみに、幕営禁止です。
長栂山 ←犬ヶ岳 朝日岳→ とあります。広々していて、景色が良くて、最高の場所。ここでビビィに入って一晩寝たら、どんな夢が見られるでしょう。ちなみに、幕営禁止です。
照葉ノ池 キャンプ禁止 だそうです。それにしてもこのユニークな標識の数々は、実になごみます。
照葉ノ池 キャンプ禁止 だそうです。それにしてもこのユニークな標識の数々は、実になごみます。
照葉の池全景です。
照葉の池全景です。
吹上げのコル 栂海新道を至て親不知日本海へ さわがに山岳会 
吹上げのコル 栂海新道を至て親不知日本海へ さわがに山岳会 
朝日から見下ろした吹上げのコル。右に下ると五輪尾根を経て蓮華温泉へ。左に進むと日本海へ。
朝日から見下ろした吹上げのコル。右に下ると五輪尾根を経て蓮華温泉へ。左に進むと日本海へ。
朝日岳山頂です。左から白馬、旭、清水、劍が見えます。
朝日岳山頂です。左から白馬、旭、清水、劍が見えます。
朝日小屋に寄らず、直に雪倉方面に下ります。左手にこれから越す雪倉岳が見えます。
朝日小屋に寄らず、直に雪倉方面に下ります。左手にこれから越す雪倉岳が見えます。
秋の花も少なくなってきました。トリカブトです。
秋の花も少なくなってきました。トリカブトです。
小桜ヶ原の木道から朝日岳を振り返ります。この辺は水の流れがいたる所にありますが、幾筋かはタンニンの成分が強く苦い味がするので、汲み置きにする前に味見をした方が良いでしょう。
小桜ヶ原の木道から朝日岳を振り返ります。この辺は水の流れがいたる所にありますが、幾筋かはタンニンの成分が強く苦い味がするので、汲み置きにする前に味見をした方が良いでしょう。
朝露キラキラ。ワレモコウの葉?だと思います。
朝露キラキラ。ワレモコウの葉?だと思います。
朝日岳(左)五輪尾根(右)です。
朝日岳(左)五輪尾根(右)です。
タカネマツムシソウも数少なくなってきました。
タカネマツムシソウも数少なくなってきました。
雪倉の頂上です。左が白馬岳。
雪倉の頂上です。左が白馬岳。
タデの仲間だと思うのですが。火焔山みたいです。
タデの仲間だと思うのですが。火焔山みたいです。
雪倉避難小屋付近は風が強く、冬でも雪に覆われる事はありません。冬の夜長に風の轟音を聞きながら、ここで過ごす一晩は最高です。
雪倉避難小屋付近は風が強く、冬でも雪に覆われる事はありません。冬の夜長に風の轟音を聞きながら、ここで過ごす一晩は最高です。
鉢ヶ岳です。冬以外は山頂は巻いてゆきます。鉢ヶ岳と雪倉岳は明治頃に地図を引いたさいに、山名を取り違えて記されたという話もあります。
鉢ヶ岳です。冬以外は山頂は巻いてゆきます。鉢ヶ岳と雪倉岳は明治頃に地図を引いたさいに、山名を取り違えて記されたという話もあります。
三国境(右が新潟、左が富山、後は長野)まできました。相変わらずブルーラインがクッキリ。
三国境(右が新潟、左が富山、後は長野)まできました。相変わらずブルーラインがクッキリ。
草紅葉が進みつつある白馬岳。右に劍が霞んでいます。
草紅葉が進みつつある白馬岳。右に劍が霞んでいます。
白馬頂上から杓子、白馬鑓、鹿島槍方向を望みます。
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白馬頂上から杓子、白馬鑓、鹿島槍方向を望みます。
白馬山頂の様子。冬期に主稜を登るとこの辺にぬけます。
白馬山頂の様子。冬期に主稜を登るとこの辺にぬけます。
白馬山荘の入り口。それと、遠くに劍。
白馬山荘の入り口。それと、遠くに劍。
大雪渓を下ります。写真では解り難いと思いますが、台風に伴う豪雨で杓子側から崩れた堆積物が厚く覆っており、歩きにくくなっています。
ここから先はカメラが壊れたので写真はここまで。
大雪渓を下ります。写真では解り難いと思いますが、台風に伴う豪雨で杓子側から崩れた堆積物が厚く覆っており、歩きにくくなっています。
ここから先はカメラが壊れたので写真はここまで。

感想

 台風一過。しかも満月の夜。
 写真には写せませんでしたが、月明かりにの元に照らし出される日本海。重なり合う山のシルエット。葉を通してまだら模様に足元を照らす月明かり。
 月明かりを頼りにヘッデンを消して進むと、満月に色めき立つ動物や昆虫の物音や気配が手に取るようにわかります。山深いド田舎育ちの私には最高の夜遊びでした。
 …しかし…
 夏の間は忙しくて中々山に入れず悶々としていました。ストレス食いと夏バテで胃腸が根をあげており、ここ最近、時折胃がキリキリと痛む事もあり、「大丈夫かいな?」思っておりましたが、案の定、雪倉の登り返しから胃痛が。嘔吐と大休止を繰り返して何とか白馬の頂上に出ました。
 フラフラで下った大雪渓で愛機(カメラ)を壊すというオマケ付きで締めくくった栂海新道でした。
 体調を整えて再トライと思っております。

 大雪渓は先の台風で杓子岳側から土砂が押し出して、厚く堆積しています。他にザレて狭い高巻き道などもあり、雪上を歩く区間は全くありません。もし、私が連れを伴なって白馬岳に行くとしたら、栂池か鑓温泉から出入りすると思います。その方がこれからの紅葉の時期は景色も楽しめると思います。

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