夏休みの冒険12 白峰三山縦走

2021年08月28日(土) 〜 2021年08月30日(月)

• GPS: 16:14
• 距離: 27.1km
• 登り: 2,830m
• 下り: 3,350m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 0:19
• 合計: 5:59

6:33 広河原山荘
6:48 6:48 白根御池分岐
8:06 8:08 大樺沢二俣
9:12 9:20 草すべり分岐
9:25 9:35 小太郎尾根分岐
11:50 11:50 北岳肩ノ小屋
12:06 12:06 両俣分岐
12:20 12:20 北岳
12:33 宿泊地

2日目

• 山行: 3:40
• 休憩: 0:45
• 合計: 4:25

7:07 北岳肩ノ小屋
7:18 7:19 両俣分岐
7:33 7:35 北岳
7:52 7:53 吊尾根分岐
8:07 8:08 トラバースルート分岐
8:24 8:26 北岳山荘
8:56 8:59 中白根山
9:47 10:25 間ノ岳
11:34 農鳥小屋

3日目

• 山行: 6:23
• 休憩: 0:44
• 合計: 7:07

11:34 農鳥小屋
6:48 6:48 西農鳥岳
7:21 7:24 農鳥岳
7:50 8:13 大門沢下降点
9:59 10:18 大門沢小屋
11:52 11:52 早川水系発電所取水口
12:14 12:15 森山橋
12:42 12:42 大門沢ゲート
13:00 13:01 奈良田駐車場
13:11 13:11 奈良田バス停
13:21 13:21 奈良田湖バス停
13:22 ゴール地点

コース状況／危険箇所等

奈良田〜肩の小屋はよく整備された急坂。
肩の小屋〜下降点手前までは岩場。マーキング多数、濃霧時でも道迷い心配なし。
下降点〜大門沢小屋までは急坂、雨天時スリップ注意。
大門沢小屋から下は渡渉がいくつか、増水時は不慣れな人には危険ではないか。小屋に停滞や経験者と組んで渡渉の可能性あり。

写真

8/28 6:28

奈良田から広河原に移動して出発です。
今日は二泊三日分のテント装備なので重いですよ。

8/28 6:29

広河原からいきなり北岳山頂が見えますね。

8/28 9:04

右俣コースから。
急登だけど難しくはない登山道。
体力自慢になってきた我々親子はどんどん登って行きますよ！

8/28 9:27

小太郎尾根分岐だったか、開けたところに出ました！
甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳連峰。

8/28 9:28

テント場まであと少し。

8/28 9:34

中央アルプスから八ヶ岳連峰までのパノラマ。

8/28 9:35

8/28 9:52

テント場からは富士山の絶景。

8/28 11:46

3時間半で肩の小屋まで来ました。
テントを設営して北岳山頂に向かいます。

8/28 11:48

徐々に設営されていってます。
僕らは早かったのでどこでも好きなところに張れました。

8/28 12:00

8/28 12:12

肩の小屋から上は岩場。

8/28 12:14

山頂を望むまる。
あとわずか。

8/28 12:28

日本百名山71座目、北岳登頂！
百名山ばんざい🙌
Σd(°∀°d)ｵｳｲｴ!
重い荷物で標高差もある急登でしたが、サクサクと登ってこれました。
普段のトレーニングのおかげでしょう。

8/28 12:46

間ノ岳方面の稜線。
右手に塩見岳、左手に西農鳥岳、農鳥岳。

8/28 12:55

間ノ岳をバックにガッツポーズ。

8/28 13:57

北岳山頂からは雄大な眺望が望めました。
周りの山々が皆低く見えます。
ここは晴れの日に来たいですね。
鳳凰山と瑞牆山、金峰山方面。

8/28 14:05

絶妙なバランスのケルン。

8/28 14:51

山頂では色々な方々にお会いしました。
それぞれの想いとそれぞれの山旅。

8/28 15:02

椅子を持ち込んでしばらくゆったりとした時を過ごしました。
ここは幸せな所、なぜって来る人が皆笑顔だから。

8/28 15:15

幸せそうなご飯もありました。

8/28 15:37

さてと、陽も傾いてきたし、間ノ岳にも別れを告げていったんテント場に戻ります。

8/28 15:41

今日は絶好のテント泊日和、結構な数のテントが張られてますが、まだまだ空きはあるようです。

8/28 17:57

今日もお気に入りの牛とじ丼。
しっかり食べるぞ！

8/28 18:27

富士山が夕陽に染まっていきます。

8/29 4:46

翌朝、天気が良さそうな気配。

8/29 6:53

8/29 6:55

鳳凰山と雲海に浮かぶ奥秩父山域。
結局テント場には十分な空きがありました。
快晴の土日がこうなので、ここが埋まることはよほどないでしょう。

8/29 6:59

中央アルプスがすっきりと。

8/29 6:59

仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳方面

8/29 6:59

甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳方面

8/29 7:32

昨日隠れていた乗鞍が見えました。

8/29 7:36

雲海と富士山。

8/29 7:51

北岳は素通りして間ノ岳へ。
結構な岩場のアップダウン。

8/29 8:38

振り返ると雄大な北岳。
いかにも"山"といった風情ですね。

8/29 8:56

ここを超えて間ノ岳へ。
岩稜の連続です。

8/29 9:56

日本百名山72座目、間ノ岳登頂！
百名山ばんざい🙌
Σd(°∀°d)ｵｳｲｴ!

8/29 10:18

寝転べる岩を見つけると寝てしまう小学生。

8/29 10:29

左から
農鳥岳、西農鳥岳、荒川岳、赤石岳、塩見岳
奥の山塊はわかりません。

8/29 10:31

間ノ岳から農鳥小屋のおっちゃんがつけてくれたマーキングがたくさんあります。
不気味ですがありがたい。

8/29 10:38

小屋が見えてきました。

8/29 11:16

農鳥小屋到着。
色が統一されていて美しいです。

8/29 12:32

大門沢小屋まで下ろうか迷いましたが、ここで張ることにしました。
ゆったりとした時間を過ごします。

8/29 13:55

屎尿処理がなされないトイレ。
下は草やハイマツが繁っていました。

8/29 13:56

近くによると西農鳥岳が近くに、農鳥岳が遠くに見えます。

8/29 15:11

おっちゃんは左手のドラムの定位置に。

8/29 15:13

特異な雰囲気の小屋を探索します。
小さな建屋がたくさん。
発展途上国の田舎に来たような雰囲気です。

8/29 15:17

おっちゃんは甲高い声でですます調、ごめんねが口癖、荒れたらすぐ小屋に避難してと、優しかったですよ。
でも18時半くらいに寝る前にトイレに行ったら見つかって猛烈に怒鳴られました。
こういうのが混在するのがおっちゃんですね。
評判的に、定型発達ではない気がしていて心の準備はしてましたが、なるほど。
過度な擁護も否定も僕にはできません。
ここでは臨床も診断もしようがなく、何も開示されていない以上健常としてみるわけだけど、特定の事象で易攻撃性がみられるようなので、そこに配慮すれば優しい部分だけ見ることができるかなと。

8/30 5:17

翌朝、空は曇ってますが、朝焼けは綺麗です。

8/30 6:41

しかし、小屋を出てからはかなりの濃霧と強風。
こういう時はおっちゃんがつけてくれた道しるべがとても心強いです。
ありがとうございます。

8/30 6:43

西農鳥岳登頂。
かなりの強風で煽られて千鳥足だった。
岩のヤセ尾根では突風も吹くので"耐風姿勢！"と指示を出して。
写真ももちろん座りながら。

8/30 7:14

岩稜を超えて農鳥岳登頂！
風がマシなので立って写真が撮れました。

8/30 7:14

雨が降っていないのが良かった。
ダウンパンツは脱ぐと飛んでいきそうなので履いたまま。

8/30 7:15

山頂の向こう側にテントが張れそう＆張られていた痕跡が。
国立公園内は指定地しか張れないことになってますが、いろいろな事情や考え方のもと、単に指定地外に張られている事実のみをもって他人を責めることは僕にはできません。

8/30 7:18

西寄りの強風から、ここでようやく尾根の東に出れたところ、ほぼ無風。
さっきまでの強風は一体何だったのかと思うくらい。

8/30 7:24

風がなくなりすっかり笑顔。
霧も薄くなりました。

8/30 7:32

部分的な霧はおっちゃんの道しるべに導かれながら。

8/30 8:06

下降点まで来ました。
ここから上と下では全く天気が違ってます。

8/30 8:08

8/30 8:10

下はいい天気です。
農鳥岳だけが荒れていたのか、どうか。

8/30 8:32

ここにも指定地外の良い場所が。
張ることを責めはしませんが、わざと放置したとみられるゴミがあったのはいただけません。
指定地でも同じです。
一部回収してきました。

8/30 10:12

大門沢小屋に到着。
結構な急坂でした。
かつ農鳥小屋から少々遠め。
優しいお兄さんが小屋番でした。

8/30 10:20

小屋から下は危なっかしい橋や渡渉が連続します。

8/30 10:29

ここはまだしっかりした橋。
滑って落ちたら危険です。

8/30 11:04

山中にドラム缶が。
この少し上にはホースが。
いつ誰がどうやって運んだのでしょうか。

8/30 11:12

一人分の幅のトラバース道。
普通に歩いていれば何てことはないですが、バランスを崩して滑落すると、下の川に落ちるなどただでは済まないような箇所もたくさん。
実際行方不明者のチラシもいくつか。

8/30 11:24

危険な渡渉。実物は写真より厳しい。
上流に石で道を作りましたが、子供には不安定なのでここに橋を作り直して四つん這いでわたりました。
先に渡ったまるが心配そうに見ています。
まるが渡る時は、着衣で落ちたら死にかねないので、落ちた時の対処法を教え、いつでも飛び込んで救助できるよう準備して。

8/30 11:45

うーん、増水しとるのかな。
大人でも重荷でふらついて落ちる人もいるだろう、危なっかしい。

8/30 11:49

おお、しっかりした橋だ！
ここで釣竿だけ？持った軽装な人たちとすれ違いました。
えらいところまで釣りに来るんだね。

8/30 12:04

本来のルートはこの下の川の渡渉ですが、流れの強さと深さから安全に渡渉できないと判断、立入禁止とありますが、通らせていただきます。
ありがとうございます。
ピンクテープもあるし、皆ここを通っているのでしょう。

8/30 12:17

登山口まで下山できました。
今回も三日間、体力的には余裕があれど、テント泊で山中に三日いたことには気持ちが鍛えられたでしょう。
下降点からは天気がよく、水もなくなって予備水のみとなりました。

8/30 12:43

炎天下の林道4kmが堪える。
登山道の方がラクだった。

8/30 13:00

リニア用のトンネル工事箇所がたくさん。
ここはもともと登山者用駐車場だったとか。

8/30 13:27

駐車場まで戻ってきました。
今回も厳しい山行、よく頑張りました。

8/30 13:43

奈良田温泉、白根館で汗を流す。
秘湯を守る会の会員宿、最高の泉質の一つと思いました。

8/30 15:05

ご褒美ご飯は鍵屋で鹿肉のトマト煮。
臭みがなくとても美味しい！

8/30 15:07

僕は白鳳味噌の生パスタ。
こちらも最高！
奈良田には登山なしの静養にも来たいと思った！

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100M5A SONY

感想

Stormybluemica

小学3年生の夏休みの冒険は、好天〜荒天の白峰三山の二泊三日縦走で締めくくり。
まるは日本百名山71座目、72座目に登頂できました。
今回もたくさんの笑顔との出会いがあり、たくさんの方々から祝福され、とても素晴らしい山行になりました。
今回の一連の冒険、毎日の休みない厳しい山行や、重荷を背負ってのスピード、よく頑張ったと胸を張って言えるほどに成長しました。
ありがとうございました。