雲取山:実は一人になりたかったのさ〜一期一会の出会い
- GPS
- 15:20
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 2,412m
- 下り
- 2,833m
コースタイム
天候 | 全般的に晴れ!特に13日は快晴でした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
帰り:西東京バス鴨沢BS〜JR奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
それなりに危険箇所はあります。 今回のように荷物が普段より多い場合、やせ尾根の岩稜帯や細い巻き道を進む際はバランスに注意。 お清平〜白岩小屋〜白岩山付近は岩場多し。 七ツ石小屋〜鴨沢までは延々下りなので、ぼ〜〜っとして注意力散漫になります。転倒に注意。 鴨沢バス停横の、消防署2階は待合室になってる模様。 |
写真
感想
仕事仕事の9月後半から10月序盤をこ〜〜んな怖い顔して乗り切り、しばらくヤマレコとのお付き合いが途切れていました。
さて3連休!
どうしようか?
先月UPのレコで、テン泊するぞっ!と宣言、せっかくなので人多すぎが予想される奥秩父の大人気スポット雲取を目指し出発。
今回は、秩父在住の友人が三峰口の駅から車で太陽寺まで送ってくれるとのこと、ラッキー!!
と言うわけで、太陽寺から出発です。
今回の山行、ハイカーさんたちとの会話やちょっとしたハプニングで、結構一人で盛り上がりました。
地蔵峠分岐でお清平へ。
ベンチで休憩していた年配の女性、75歳になるそうですが、お祭から雲取山荘一泊で歩いてきたそうです。
お元気そうで、先に三峯方面へ歩いて行かれましたが、凛とした歩きにびっくり!
カクシャクとされていました。
ああいう年の取り方をしたい物ですなぁ、、
さて目指すは白岩小屋、急登に次ぐ急登です。
やはりブランクというのは体に関してもあるようで、イマイチ山感が取り戻せない。
でも、ブナやダケカンバ、苔のオンパレードを堪能できました。
白岩小屋到着。
ザックを降ろし、水場へ。
地図によると10分とありましたが、なんのなんの、細い巻き道を片道15〜20分はかかるんじゃないかと。
水をくみ終え戻ろうとすると、なにやら右太ももに違和感が。
どうやら軽いけいれんを起こしたようです。
初めての経験。
テント場に戻ると、雲取山荘テン場を諦めたハイカーの方が設営されていました。
しばらく雑談、秋田から単身赴任されてるとか、先週は秩父御岳に登ったとか、川苔山は滝しかないですよねぇ、とか、カミさんは山行き大反対なんですよ、とか、色々小一時間話し込み。
まったくこういう風に、話し込むのは珍しいこと。
まさに一期一会。
さて山メシ。
写真でもご紹介。
最近の登山番組でも紹介されてましたが、ペミカンという保存食。
色々調べたら、要するに油で固めて長期保存を可能にする調理法と解釈、自宅でいそいそと作り持参しました。
定番のカレーじゃあ芸がない?と思い、ガラスープと水溶き片栗粉で中華丼もいけるだろ!!と。
結果は大正解でまずまずの美味(って、表現おかしいか??)
お腹も一杯になり、和名倉山に落ちる夕日を眺めながらお茶していると、三峯方面から3人連れが歩いてきました。
年配のご婦人とその娘さん息子さんのようで、雲取山荘までの時間を聞かれ「いやぁ、もうこの時間(17時前後)ではヘッデン点けないと無理でしょ?」などと答えます。
三峯神社駐車場に車を置いて、雲取山荘宿泊の予定とか。
白岩小屋に泊まれますか?と聴かれ、「泊まれないことはないですけど、相当荒れてますよ」
すかさず娘さんが「暗くなるからお母さん無理だよ、寝るところがあればいいから小屋に泊まろうよ」
その後色々話してたみたいですけど、結局小屋に一泊する羽目になりました。
息子さんと話をしたところカンタンに登れると思ってたみたいで、霧藻が峰〜白岩小屋間の急登が、お母さんには相当堪えたみたいです。
他にもたくさんのお話をしたりされたり。
聞けば、自分と同じ沿線にお住まいとか。
山は苦手なんだけど、娘さんが行こうと誘ってくれたとか(お母さん)。
色々ハプニングあって楽しかった、ってのはご本人たちには失礼ですけど。
水はありますか?食料は?と、柄にもなく気を遣いましたが、お菓子ももってます、水もありますとのことで一安心。
陽が落ち、南西の夜空に半月が。
星もうっすらと目立ち始めます。
約半月の間多忙を極めたのが、まるで嘘のような静けさ。
そうだよな、こんな静けさは滅多にないよな、なんて思い、ラジオも消して静寂を楽しみます。
幸いなことに携帯の電波も届かないから仕事の電話もパスできるし、ソ☆トバ☆クだし(笑)
初めてのテン泊では、とにかく静寂が怖かったのを覚えていますが、今では真逆。
ただ、いろんな想いが頭の中を巡ります。
寒くなってきたので、シュラフに潜り込み、頭だけ外に出して再び夜空を見上げると、なんとまぁ満天の星!!
ごまんとある星空の表現が、すべて陳腐に聞こえるような、それはそれはもうなんというか、想像してくださいスイマセン語彙の欠如。。
でも写真失敗、頭の中に残ってるから、まいっか(笑)
ただ頭の中の映像は現像できないから、勉強して今度こそ星空を!!
思い出したように聞こえる鹿の鳴き声と木々のざわめき、風の音、枯れ葉の擦れ合う音、様々な山の声。
人によっては気味が悪く聞こえるんでしょうけど、今の自分には文字通り子守歌代わり。
知らぬ間に眠りについたみたいです、実は覚えていない(笑)
翌朝は4時前に目が覚めました。
快適な目覚め、とは言い難かったです。
実はマットを忘れて、少々堅めの寝床だったので、背中が痛い(笑)
ツェルトから出て体をほぐしていると、ヘッデンの光が。
ナイトハイクの若者でした。
いやぁ、鹿の眼が光って、超怖かった〜〜などと話してました。
お茶を沸かし、一息ついて出発の準備。
小屋で明かした親子も雲取行きを断念したようで、「眠れましたか?」「はい!全然(笑)」「お世話になりました〜〜」「いいえぇお世話してませんけど〜〜」などと交わしながら、別れました。
まさに一期一会の出会いを実感。
さて雲取山へ。
太ももはたいじょぶか?
膝は?
とりあえずテーピングを貼り直し、出発します。
白岩山急登の途中、GPSスイッチの入れ忘れに気づく。
ま、いっか、皆さん空白は赤線引いてくださいな。
小屋から雲取までは、ほぼ眺望ありません。
でも三峯〜白岩小屋同様、原生林と苔の世界を楽しめます。
例によってキョロキョロしながら、時折立ち止まりながら苔を観察、花は皆無に近いです。
ゆるゆる歩きで時間の浪費はいつものことと割り切り。
芋ノ木ドッケ〜大ダワを経て、閉鎖中のヒュッテを通り過ぎ。
この間、崩壊しかかっている箇所も何カ所か確認されましたので、お気を付けください。
テン場は情報通り満員、いや満テンか(笑)
雲取山荘を何気なく通り過ぎ、山頂へ。
いやぁ、富士が見えたぁ!!
何ヶ月ぶりの富士?
出世しましたねぇ、世界遺産とは(笑)
それも世界文化遺産ですから。
山頂はまさに老若男女入り乱れて、わいわいがやがや。
さすが奥秩父の名物山、しかも3連休。
富士の御山をカメラに納め、早々に山頂を後に。
目指すは七ツ石〜鴨沢。
稜線歩きはさわやかな印象を持ってましたが、なにせ季節外れの高温で暑い!!
ザック放り投げて素っ裸で歩けば、さぞ気持ちいいだろなぁ、と不謹慎なことを考えながら歩きます。
警☆庁ヘリにて即タイホ(笑)
七つ石山急登を四苦八苦し、ふたたび富士とご対面。
てっぺんで、パンと雲取力水を補給し再出発。
七つ石小屋〜鴨沢間は延々下ります。
登ったんだから下るのは当たり前だけど、たまには登りたくなる(笑)
よって写真も無し。
ようやく里へ。
途中、にゃんこが昼寝。
そ〜〜〜っと近づいて一枚。
シャッターの音で飛び起き、にゃんこ悪いことしたなぁごめんなぁ、と独り言言ってると、後から続いていたハイカーに苦笑されました。
実は無類の猫好きなので、本能がそうさせるのです。。。
鴨沢バス停に、無事下山しました。
実は、前々から膝に違和感を覚えていて、テーピングをしながらの山行でした。
加えて多忙に多忙を極めた2週間だったせいか、山の虫が騒ぎ始めていた矢先、少々の不安はあったけど、まずまずの山行でした。
補足:ツェルト泊もなかなかのものです(笑)
お一人の時間、満喫されたようですね(*^^*)
でも、やっぱり夜は怖いですよね。。
何事もなくて何よりですよぉ(汗
山で出会う年配の方って、ホントお元気ですよね。
私なんていつもアッサリ追い抜かれてしまってます(笑)
久々の山行でお疲れになりましたか?
お体は大丈夫ですか?
次はどちらへ行かれるのかな(^-^)
またのレコ、楽しみにしています♪♪
お清平で出会った年配のご婦人、ホントにお元気そうでした。
自分もすいすい追い抜いていきかれそうで(笑)
初体験のテント泊では、静けさが怖くて一睡もできませんでしたが、いまでは満喫していますよ(笑)
ときたまラジオを付けたりしますが、うるさくなって結局消してしまい、文庫本を読んだり人けの無いのを良いことに歌うたったり。
だから鹿もくまさんも寄ってこなかったりして(笑)
次週も実は3連休なんですね、でも2週続けてのテン泊じゃあ息子に怒られるかなぁと、日帰りの近場を計画しています。
上州の山々にも今年中には訪れてみたいんですが、おすすめを教えていただければ!!
可愛いですね〜。
私も猫を見ると、ニャーニャー言いながら近付いて行ってしまいます。
奥多摩駅周辺にも、猫が多いですよね!
やはり、三峯からの雲取は雰囲気が好きです。
ツェルト泊、楽しそうですね〜。
首だけ出して、星空を眺めるのは本当に憧れます。
出会いや会話も、山旅の思い出になりますね。
バナナカステラも中華丼も美味しそうです。
膝の調子、良くなるといいですね^_^
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する