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Yamareco

記録ID: 357793
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

一足遅かった紅葉の涸沢に初冠雪~寒っ!〈上高地-涸沢-北穂高ーパノラマコース〉

2013年10月12日(土) 〜 2013年10月14日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
52:03
距離
34.4km
登り
2,083m
下り
2,066m

コースタイム

1日目(12日)
7:30 上高地
9:51-10:31 横尾
13:20 涸沢(テント)

2日目(13日)
7:38 涸沢出発
10:33-11:13 北穂高山頂
13:02 涸沢

3日目(14日)
6:12 涸沢出発(パノラマコース)
7:22 屏風のコル
9:30 新村橋
11:21 上高地
天候 1日目(12日)-曇り時々小雨、夜、降雪
2日目(13日)-快晴 稜線は一時強風
2日目(14日)-快晴
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡大橋駐車場にバイク駐車 300円/1日
(バイクは市営Pには駐車出来ないようです。民間P利用との事)
バスで上高地まで 往復2000円
ハイシーズン中は15~20分間隔で運行みたいです。
コース状況/
危険箇所等
●上高地-涸沢
上高地-横尾間は一般ハイキングコース
横尾-涸沢は登山道で一部急登もある。危険箇所は無し。

●涸沢-北穂高岳
終始急登。ザレ、ガレ場多い。
中腹から上、鎖場、梯子がある。
鎖は使わなくても昇降出来るくらいだった。
日陰なく、夏場は暑そう。
落石注意。

●涸沢-(パノラマコース)新村橋
涸沢から屏風のコルまで足場の悪い道を
アップダウンを繰り返しながら標高を上げていく。
鎖、ザイルが5~6箇所はあったか?
朝イチで歩くにはワイルドだった。
尾根に出て10分程で屏風のコル。
コルからは長い下り。危険箇所はほとんど無い。
奥又の分岐くらいまで急斜面で浮き石多い。

横尾へ降りるより人が格段に少なく静かに歩け、
「パノラマ」って言うだけあって、眺望は最高です。
穂高からキレット、槍ヶ岳まで見えて得した気分になれます。
予約できる山小屋
横尾山荘
おはようございます!
今日も相棒で埼玉から北ア遠征です♪
しかし寒いアルヨ(^^;
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おはようございます!
今日も相棒で埼玉から北ア遠征です♪
しかし寒いアルヨ(^^;
バスにて上高地入り今年二回目。
朝から人が沢山!
三連休だからむりもないか・・・
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バスにて上高地入り今年二回目。
朝から人が沢山!
三連休だからむりもないか・・・
うげっ!!
なんやあの雲!!?
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うげっ!!
なんやあの雲!!?
穂高の上空には不気味~な雲が超高速で流れてました~(◎-◎;)怖っ!
穂高の上空には不気味~な雲が超高速で流れてました~(◎-◎;)怖っ!
この辺りの紅葉はこれからなのかな?
この辺りの紅葉はこれからなのかな?
一転晴れてきた・・・!
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一転晴れてきた・・・!
人で賑わう徳沢
何かまた怪しい雲が来やんしたヨ。
何かまた怪しい雲が来やんしたヨ。
相変わらず横尾までが長い。
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相変わらず横尾までが長い。
うひょ!
トイレ渋滞ハンパない!!
この後、念の為オイラも並びました(笑)
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うひょ!
トイレ渋滞ハンパない!!
この後、念の為オイラも並びました(笑)
すっきり?して一路涸沢へ!
すっきり?して一路涸沢へ!
去年はガスでハッキリ見えなかった屏風が見えます。
去年はガスでハッキリ見えなかった屏風が見えます。
もう少し黄色に色付くのかなぁ・・・?
もう少し黄色に色付くのかなぁ・・・?
本谷橋の休憩者の数にびっくり!!
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本谷橋の休憩者の数にびっくり!!
晴れてればもっと綺麗なんだろうなぁ・・・
この辺りから小雨がポツポツ降ってきました。
晴れてればもっと綺麗なんだろうなぁ・・・
この辺りから小雨がポツポツ降ってきました。
あ、涸沢ヒュッテとテント場が見えました。
ぬぉ!去年と同じく、上には雲が・・・
あ、涸沢ヒュッテとテント場が見えました。
ぬぉ!去年と同じく、上には雲が・・・
あいやぁー、でもキレイですねぇ〜
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あいやぁー、でもキレイですねぇ〜
屏風を振り返ると少し空が顔出してるんですけどね・・・
屏風を振り返ると少し空が顔出してるんですけどね・・・
ヒュッテの下の方はまだキレイに染まってます。
ヒュッテの下の方はまだキレイに染まってます。
そこを抜けてテント場へ。
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そこを抜けてテント場へ。
テント場、下方部は傾斜がキツイですが、
紅葉の中に泊まれるのってイイですね。
テント場、下方部は傾斜がキツイですが、
紅葉の中に泊まれるのってイイですね。
テント設置後、遅い昼飯〜。
食い始めたら、雨が本格的に・・・
幕営後だから良いが・・・いや、良いわけない!
テント設置後、遅い昼飯〜。
食い始めたら、雨が本格的に・・・
幕営後だから良いが・・・いや、良いわけない!
常念側は晴れ間も出てるんですが・・・
常念側は晴れ間も出てるんですが・・・
一眠りして・・・
雪に変わって・・・
しかも積もり出して・・・
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一眠りして・・・
雪に変わって・・・
しかも積もり出して・・・
寒いし、あすの予定も未知数になって来たし、
とりあえず、ハンバーグで乾杯♪(意味分からん)
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寒いし、あすの予定も未知数になって来たし、
とりあえず、ハンバーグで乾杯♪(意味分からん)
こーなると、もう撤退すら考えます(--;
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こーなると、もう撤退すら考えます(--;
AM3:00寒さで目が覚める。
手で持つ前は1.1℃!
しかもテント内部で!!
外は一体何度やねん!
AM3:00寒さで目が覚める。
手で持つ前は1.1℃!
しかもテント内部で!!
外は一体何度やねん!
寒いがモルゲンは外せない。
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寒いがモルゲンは外せない。
北穂も奥穂も上はみんな真っ白やん!
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北穂も奥穂も上はみんな真っ白やん!
みんな、あーだコーダ、大騒ぎ!(^^)
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みんな、あーだコーダ、大騒ぎ!(^^)
北穂すら登られんへんのか!?
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北穂すら登られんへんのか!?
これが一番赤いかな?!
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これが一番赤いかな?!
涸沢岳と涸沢槍かな。
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涸沢岳と涸沢槍かな。
稜線上は真っ白ですね。
稜線上は真っ白ですね。
朝日の色が・・・
朝日の色が・・・
ドンドン変わって・・・
ドンドン変わって・・・
イって気がつくと・・・
イって気がつくと・・・
小屋まで日がかかってきちゃった。
小屋まで日がかかってきちゃった。
今日のテント場
この辺で北穂ピストン開始!
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この辺で北穂ピストン開始!
小屋の右脇を上がります。
小屋の右脇を上がります。
オイラにもご来光♪
オイラにもご来光♪
登る先
終始、急登の連続です。
登る先
終始、急登の連続です。
テントいっぱい!
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テントいっぱい!
大きな岩のガレ場に出ました。
この辺りで振り返ると・・・
大きな岩のガレ場に出ました。
この辺りで振り返ると・・・
ヤツがいました!
Mt.富士君
ヤツがいました!
Mt.富士君
次々に登ってきます。
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次々に登ってきます。
鎖場もありましたが、
無くても登れました。
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鎖場もありましたが、
無くても登れました。
穂高、北尾根カッコいい!
穂高、北尾根カッコいい!
写真で見た目より傾斜キツイです。
写真で見た目より傾斜キツイです。
楽しい鎖場が続きま〜す
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楽しい鎖場が続きま〜す
想像通りの急登!
疲れた〜
想像通りの急登!
疲れた〜
右のコブが山頂みたい。
右のコブが山頂みたい。
雪は解けたのかな?
雪は解けたのかな?
やっとこ分岐に到着。
やっとこ分岐に到着。
トラバースして登り返すと山頂。
トラバースして登り返すと山頂。
コイツを登れば山頂。
コイツを登れば山頂。
コレ、何とか言うんだよなぁ・・・忘れたわい。
コレ、何とか言うんだよなぁ・・・忘れたわい。
はい、山頂。
順番待ちして、槍をバックに撮ってもらいました。
ありがとうございました。
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順番待ちして、槍をバックに撮ってもらいました。
ありがとうございました。
憧れの大キレット。
8月は南岳から。
今度は北穂側から。
後は行くだけ?(笑)
憧れの大キレット。
8月は南岳から。
今度は北穂側から。
後は行くだけ?(笑)
南峰の先ッチョに一人立ってますね
南峰の先ッチョに一人立ってますね
常念は何処から見てもカッコいいッス!!
来年はあちら側も歩こう〜!!
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常念は何処から見てもカッコいいッス!!
来年はあちら側も歩こう〜!!
立山
剱岳は見えてるのか?判別不可能。
立山
剱岳は見えてるのか?判別不可能。
8月歩いた槍〜南岳稜線
槍の傾き具合に釣られカメラ傾いてる?!
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8月歩いた槍〜南岳稜線
槍の傾き具合に釣られカメラ傾いてる?!
北穂から北側
すげぇ!
北穂から北側
すげぇ!
さて、下山開始。
さて、下山開始。
何かに乗って飛んで降りたい(笑)
何かに乗って飛んで降りたい(笑)
クドイがカッコいい・・・
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クドイがカッコいい・・・
テントちょっと減った!?
テントちょっと減った!?
まことによい天気です。
まことによい天気です。
真っ青で気持ち良いです。
真っ青で気持ち良いです。
涸沢小屋の周囲もキレイでした。
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涸沢小屋の周囲もキレイでした。
すっかり乾いた自宅に帰宅。
もう一泊寒さに耐える事を決断する!(涙;
すっかり乾いた自宅に帰宅。
もう一泊寒さに耐える事を決断する!(涙;
すっかり雪も消えたね。
すっかり雪も消えたね。
こっちは薄っすらまだあるね。
こっちは薄っすらまだあるね。
すっかり秋の空でした。
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すっかり秋の空でした。
腹へって服部先生のチキンカレー食らう。
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腹へって服部先生のチキンカレー食らう。
あ、まあ相変わらずですね(^^;
それでも去年の今頃より少ないそうです。
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あ、まあ相変わらずですね(^^;
それでも去年の今頃より少ないそうです。
日が陰ってきました
一気に気温が下がります。
また寒〜い(−−;
日が陰ってきました
一気に気温が下がります。
また寒〜い(−−;
パノラマコースを少し入った所。
明日の下見に行ったら、とんだベストショットが!
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パノラマコースを少し入った所。
明日の下見に行ったら、とんだベストショットが!
やっぱ先週だったんですね・・・
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やっぱ先週だったんですね・・・
はい、具沢山ラーメンとビーちゃんでカンパ〜イ!
はい、具沢山ラーメンとビーちゃんでカンパ〜イ!
昨夜よりは少し高いが寒いものは寒い!!
昨夜よりは少し高いが寒いものは寒い!!
せっせとテント撤収。
せっせとテント撤収。
ヒュッテで渋滞トイレに並び、下山開始・・・
ヒュッテで渋滞トイレに並び、下山開始・・・
・・・する頃にはすっかり明るくなって(笑)
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・・・する頃にはすっかり明るくなって(笑)
パノラマコースで楽しんで帰りましょう!
パノラマコースで楽しんで帰りましょう!
明るい方がキレイですかね。
明るい方がキレイですかね。
まだ寝起きで、身体ボケてんのに
険しい難路が始まりました。
まだ寝起きで、身体ボケてんのに
険しい難路が始まりました。
刻々と表情が変わってきます・・・
刻々と表情が変わってきます・・・
あ、槍見えるんですね!!
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あ、槍見えるんですね!!
細い痩せた登山道が続きます。
細い痩せた登山道が続きます。
崩れてる個所も多く気が抜けない。
崩れてる個所も多く気が抜けない。
1時間ほどで、尾根に出ます。
反対側の梓川も見え・・・
1時間ほどで、尾根に出ます。
反対側の梓川も見え・・・
そして、キレット南岳、槍ヶ岳がこの通り!
そして、キレット南岳、槍ヶ岳がこの通り!
屏風のコルから梓川へ下ります。
写真の屏風の耳には登りませんでした。
屏風のコルから梓川へ下ります。
写真の屏風の耳には登りませんでした。
涸沢、北穂にはココでお別れです。
涸沢、北穂にはココでお別れです。
さいなら北穂。また来ます。
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さいなら北穂。また来ます。
下りの道も険しそうですな。
下りの道も険しそうですな。
コルの分岐
新村橋まで4kmひたすら下ります。
コルの分岐
新村橋まで4kmひたすら下ります。
ここを下ります。
ここを下ります。
序盤は結構急降下。
ガレてて落石注意。
序盤は結構急降下。
ガレてて落石注意。
中腹で一時迷子になったかと思ったが大丈夫だった。(ほっ
中腹で一時迷子になったかと思ったが大丈夫だった。(ほっ
この辺の紅葉もキレイ。
この辺の紅葉もキレイ。
新村橋っぽいのが見える沢で小休止。
日差しが気持ちいい。
新村橋っぽいのが見える沢で小休止。
日差しが気持ちいい。
今日も真っ青な空。
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今日も真っ青な空。
この辺はまだ青々しいですね。
この辺はまだ青々しいですね。
不意に止まって振り向いたら、
目に入りました。
不意に止まって振り向いたら、
目に入りました。
ナイロンザイル事故の慰霊ケルンでした。
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ナイロンザイル事故の慰霊ケルンでした。
なだらかになり、やがて林道になりました。
なだらかになり、やがて林道になりました。
新村橋到着。
ここからはノーマルルート、
一般ハイキングコースです。
新村橋到着。
ここからはノーマルルート、
一般ハイキングコースです。
15分程で徳沢。ここはスルー。
15分程で徳沢。ここはスルー。
河童橋
入山日の空がウソの様です。
河童橋
入山日の空がウソの様です。
多くの観光客で賑わってます。
多くの観光客で賑わってます。
上高地到着。
待ち無しで滑り込み乗車。
待ち無しで滑り込み乗車。
オマケでバスの車窓から大正池

今回も楽しい山行になりました。
久しぶりに筋肉痛に(笑)

おつかれさまでした。
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オマケでバスの車窓から大正池

今回も楽しい山行になりました。
久しぶりに筋肉痛に(笑)

おつかれさまでした。

感想

夏の槍、秋の立山、剱に続き3回連続の北アルプスです。
立山、剱では、紅葉にはまだチョッと早かった様子だったので、
紅葉狩り目的にもう一回と、どこに登るか悩んでました。
テント1泊で八ヶ岳、仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳辺りか、はたまた北アか。
散々悩んだ挙げ句、最初の目的の「紅葉狩り」から、少し外れて(^-^;
北穂から涸沢岳、奥穂の稜線ルートを歩こうという計画に...(^_^;)

当初の計画は、
1日目-上高地から涸沢(テント)
2日目-テント担いで北穂、稜線ルートで穂高岳山荘(テント)
3日目-奥穂、ジャンダルム、前穂を経て、重太郎新道で上高地。

なぁ~んて、妄想してたんですが、(いつの間に2泊になっとるやん)
前日の夜、穂高岳山荘のTwitterを見て固まりました(@_@)

「今夜から寒気の流入が予想され、穂高稜線では雪の予報です。」
「明日からの連休、また悲しい事故が起こらぬよう切に願います

ぎょえ!(@_@)
一気にテンションダウン(×_×)
初心者のオイラには厳しい環境みたい。

涸沢でマッタリ山行に変更?
南アか、八ヶ岳にするか?
考えてたら大した仮眠も出来ず出発時刻に。
とりあえず、向かう方向はおなじなので中央道へ。

考えてたら意外にも早く、南ア方面出口、甲府昭和通過。
八ヶ岳方面、小淵沢も通過....
こーなったら、沢渡を目指す。
しかしまぁ、北アを目標に走ってると、南アの近いこと!(笑)

早朝から混雑気味の沢渡大橋に到着。
待ち時間もなく、バスに乗り上高地入り。


河童橋からは、穂高の山頂こそ見えましたが、
その上にはなんとも言えない不気味な雲が立ち込め、
それがもの凄いスピードで流れていました。
12日の朝方、山頂付近にいた人にはどんな風に見えたんでしょうか...。

でもまぁ、横尾までは穏やかな天気で時より日差しもあったり...

横尾から、登山道に入るやいなや、どんより雲って、
本谷橋で、おにぎり食ってたら、ポツポツ雨が落ちてきました。

その先、涸沢までは長い登りの中、雨は降ったりやんだり。
無休で登り続けてギリギリ何とか、カッパの出番はま逃れました。

テント場は中々の混雑ぶり。
でも、まぁ張るところはボチボチありました。

涸沢テント場では、テントは張ってから受付します。
適当な所に張って受付の行列に並びました(丿 ̄ο ̄)丿ひぃ
受付時に日程を書きますが、
北穂-奥穂-岳沢-上高地
と、書いて出したら、
受付「今回のコースは何度か歩かれたことありますか?」と、
オイラ「いえ、始めてです。」
受付「では、今一度コース検討を強くお勧めします。」
オイラ「ほぇ?!」
受付「稜線では今夜、降雪が予想されます。明朝、見上げて白く色づいていたら、大変危険です!」
「状況次第では、ピストンも厳しい行程になるかもしれません」
オイラ「....へ、へい、よく検討しやす...」

小雨の中、テントに戻りながら、
(いや~、ビックリだよ~、あまりの的確な注意勧告、ビビりました(--;))

18:00を過ぎ暗くなると、雨は白い物に変わり、辺りのテントや、岩の上には雪が積もり出しました。
上、どころか涸沢にまで降雪です。

結局、0時くらいまで断続的に降ってました。
そんな天気なんで、テントの中も寒かった~。
3時頃、寒さで目が覚めましたが、テント内で1.1度しかありません!
寒いわコリャ!(@_@)
mont-bellのシュラフ#3+シュラフカバーではギリギリ...
つーか、ギリギリアウト!って気分でした(×_×)

予定通りだと、動き出す時間ですが、寒くて動けません。
ちっちゃく丸まってまた寝ました。

少しして、外の声で気付き、頑張って出て見ると....
素晴らし快晴です!
そして、肝心な...
はい、上は真っ白けです。

この時点で、北穂-奥穂は完全に消えました。
まぁ、初心者なオイラには賢明な判断でしょう?!
あまりの寒さにこのまま、上高地に下山も考えましたが、
ここまで登って来たのに、涸沢止まりじゃ勿体無いので、
まだ未踏の北穂高に登ることにしました。

結構な人数が、続々登って行きます。
みなさん、イケイケですねぇー。
オイラも後に続きまーす。
涸沢小屋の左側からスタート。
いきなり待ったなしで急登!
結局最後まで急登でした(^-^;
一時間ほどで大岩地帯に出ます。
後ろには南アルプス、遠く富士山まで見えます。

中腹から、鎖場や梯子もありましたが、
オイラでも、鎖なしで登れました。
そんなに厳しい鎖場ではない印象でした。
それでも、当然注意は必要です。

へいこら、亀並の?マイペースで登り、
奥穂、北穂分岐に到着。
ここまで来ると、冷たい風が吹き荒れてました。
寒い~!

上部には昨夜の雪も少し残ってましたが、
南斜面のおげか、支障になる凍結などなく、無事に
山頂。

山頂は広く、多くの人で賑わってます。
360度のパノラマ。大展望です。
順番待ちして、記念撮影してもらい、北穂高小屋へ。
小屋へは北側の階段を30秒降りたら直ぐです。
でもその階段が氷っててヤバい。
行程中、一番危険だったかも!(^_^;)
稜線上の北斜面では、こんな状況もあり得るんですね。
やっぱり単独初心者なオイラには奥穂へのルートは厳しい状況なのかもしれませんね。

小屋のテラスからは、真下に大キレット。
その先には夏に歩いた南岳、槍ヶ岳がクッキリみえました。
いつか、越えてみたい、憧れのルートです!

さて、奥穂ルートも見に行こうかとも思いましたが、
昨夜の涸沢の寒さを思いだし、今夜もアノ寒さは勘弁願いたい。
このまま降りてテント撤収し、横尾か徳沢まで下山しちゃおうか?!
時間的にギリギリですが、サクッっと降りてみます。

途中、鎖場、梯子と待ち時間が発生。
時間にして10~15分でしたが、これが良いタイミングで休憩無しでテントまで降りれました。
だけど、ガンガン飛ばした結果、下りの筋肉使い切り、
これからテント撤収して、重荷担ぎ、横尾まではとても降りれる気がしません(×_×)
撃沈です...(丿 ̄ο ̄)丿

こーなったら、小屋に行って生ビールとおでんで乾杯~!
と、思ったら、生もおでんも売り切れ(--;)
仕方ないのでテントで缶ビール乾杯(^_^;)

一日中天気は良かったので、涸沢を楽しみました。
肝心な紅葉はピークは先週だった様子でした。
それでも「涸沢の紅葉」は楽しめました。

夕方、明日の予定を考えてたら、ただ同じルートで下山しても
つまらないので、パノラマコースで下山する事にしました。
暗くなる前に、取り付き点をチェックする為に、ヒュッテ裏へ。
登山道を少し進んで見ると、あら、なんと言うことでしょう!
ヒュッテ越しの涸沢の綺麗な事!!

気分良くなって、またビール買って帰りましたよ♪(^_^)v



寒くなる前にシュラフに入りましたが、
深夜はやっぱり寒かった~(×_×)

今日は頑張って行動です(笑)
お茶漬けとワカメスープで暖まり、テント撤収。

トイレの渋滞に並びます。
三連休だし、仕方ありませんね。
でも、ここ、涸沢ヒュッテのトイレはキレイなんですが、
それだけでなく、従業員さんの案内サービスが有難いんです。
順番待ちの整理、和式、洋式への優先案内、
トイレットペーパーの補充や、ゴミの回収など、ホント頭が下がります。
ありがとうございます!

さて、暗い夜道でもOKなように下調べしましたが、すっかり明るくなってからのスタートになりました(笑)
昨日の撮影ポイントでは、夕方とは違う素晴らしい景色が拝め、またも得した気分に♪

上機嫌もそこまで、細く頼りない登山道を進むと、いきなり危険地帯に入りました。
崩れた所やもの凄く細い道、鎖やザイルを補助にして、
地味に連続するアップダウン。
朝っぱらから正直、キツイっす(×_×)
寝ぼけて歩く所じゃないですね。

一時間程で危険箇所も抜け出す頃、
左側には北穂から大キレット、南岳に槍ヶ岳まで、すっきり見えて来ました。
やがて尾根に出れば、屏風のコルは直ぐです。
30分程で屏風の耳まで登れるらしいですが、今日はパスします(笑)

ここからは長い下り。
少しガレて足場が緩い所もありますが、危険箇所はありませんでした。
でも本当に長かった(笑)
傾斜が緩み、砂防壁が左に見える頃、
ふと立ち止まったら、左側にあの、ナイロンザイル事件の慰霊碑がありました。
普通に下ってたら気付きませんね(^-^;
本当、偶然に立ち止まりました。
合掌してまいりました。

林道に出てしばらく歩くと、新村橋へ分岐。
橋を渡り、残りはノーマルに徳沢、明神と帰ります(^o^)

河童橋は相変わらず、人で溢れてました(^-^;


結局、天候の影響で、大幅に予定変更となりましたが、
これはこれで良かったと思ってます。
はっきり言って、当初の計画はオイラにはやや無謀だったかもしれません。
もっと体力と技術を身に付けてから、また挑みたいと思ってます。

お疲れさまでした!

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コメント

楽しいレコ
muku-hideさん

コメント頂きありがとうございます、こちらも拝見させて頂きました。
・・いやぁ、ライブ実況感溢れる写真&コメ、楽しく堪能しましたww。同日に同じ北アの空の下に居たので、あの空気感、風、寒さww解ります解ります。

ザックとのカラーが揃いのバイクもキマってますね!山でも移動中のバイクブィブィ中でも遭遇できたらいいですね。
2013/10/25 1:06
hatsuさん、コメントありがとうございます!
hatsuさん、こんばんは!

わたしのテント泊装備は3シーズンしか想定していないので、
正直、あの寒さにはビビりました
それでも、また来年の紅葉シーズンも行きたいと思ってます。
何か、寒さ対策考えなくては...

しかし、hatsuさんのザックの搭載方法、斬新でビック
リしました!
アレなら高速何かで遭遇しても直ぐ気付きそうです。
ワタシのも黄色なんで目立ちますねぇ

これからは、寒くてバイクには厳しい季節になってきますが、
お互いに寒さに負けぬよう頑張りましょう
2013/10/26 20:57
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
重太郎
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

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この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
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