【神話と噴火口】霧島山 西国遠征#4

2021年11月17日(水) [日帰り]

• GPS: 06:15
• 距離: 12.0km
• 登り: 1,167m
• 下り: 1,163m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:43
• 休憩: 0:37
• 合計: 3:20

8:55 韓国岳登山口
9:44 9:47 韓国岳五合目
9:58 9:59 韓国岳七合目
10:17 10:50 霧島山
11:23 11:23 韓国岳避難小屋
12:08 12:08 つつじヶ丘登山口
12:14 12:14 えびの高原
12:15 ゴール地点

日帰り

• 山行: 2:28
• 休憩: 0:22
• 合計: 2:50

12:54 高千穂河原
12:57 12:57 霧島神宮古宮址
13:07 13:07 高千穂峰登山道・自然探勝路分岐
13:19 13:19 森林限界
13:42 13:45 御鉢(火口壁到達点)
13:49 13:49 御鉢
14:01 14:02 脊門丘（鞍部）
14:25 14:42 高千穂峰
14:55 14:55 脊門丘（鞍部）
15:04 15:04 御鉢
15:09 15:09 御鉢(火口壁到達点)
15:21 15:21 森林限界
15:29 15:30 高千穂峰登山道・自然探勝路分岐
15:44 高千穂河原ビジターセンター

天候

はれ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

熊本〜えびの高原 九州縦貫自動車道経由2で時間ほど
えびの高原第一駐車場 500円
高千穂河原駐車場 500円
高千穂〜鹿児島中央駅 一般道で2時間ほど

コース状況／危険箇所等

危険箇所は全くなし
よく整備された登山道

高千穂峰には幼稚園児たちも登っていた

その他周辺情報

コンビニはえびのIC近くに3軒ほどあり

◆霧島神社◆
瓊瓊杵尊を祀った神社
奥に山神社あり

◆エクセルサウナタイセイ◆
https://www.taisei-grp.co.jp/excelsauna/
鹿児島中央駅からすぐの出張サラリーマン御用達のサウナ
出張じょうずプラン3200円

◆魚菜丸中央駅店◆
飛び込みで入った居酒屋
若い方がやってるようだが色々良くしてくれた

写真

11/17 8:48

霧に煙る高速道路を走り抜けてえびの高原に到着。見事な青空。

11/17 8:49

階段登ってみるも登山口は下だと。

11/17 8:52

しばしこんな遊歩道を歩く。

11/17 8:56

ここから登山道ということか。

11/17 9:00

隣の車のちゃちゃ丸くん。下山後にも会ったが全然懐いてくれなかった。

11/17 9:20

硫黄山。あそこも立入禁止区域。

11/17 9:25

ドライ綿毛。

11/17 9:26

駐車場。ビジターセンター。遊歩道。

11/17 9:29

モクモクと噴煙。

11/17 9:39

白紫池。六観音御池。甑岳。

11/17 9:40

すぐに5合目。

11/17 9:42

雲に浮かぶは桜島。

11/17 9:49

人吉の街は雲海の底に。

11/17 9:59

大浪池が顔を出した。

11/17 9:59

牧場にズーム。

11/17 10:03

韓国岳の火口には水がない。

11/17 10:04

隣にあるのに水が捌けるのと溜まるのとある不思議。

11/17 10:08

お鉢沿いを進んでいくと。

11/17 10:10

だいぶ見えてきた。

11/17 10:11

高千穂峰と新燃岳。なんだよ格好良いぞ。

11/17 10:12

火口にはずっと雲の影が落ちている。

11/17 10:13

山頂到着。このご夫婦としばしおしゃべり。

11/17 10:15

宮崎県防災救急航空センターの救助ヘリ「あおぞら」が飛んでいった。

11/17 10:18

目を凝らすと昨日登った祖母山と傾山も見えた。

11/17 10:27

ご機嫌で自撮る。

11/17 10:28

時間があったので魚眼に付け替えて。

11/17 10:32

でっかいお山。

11/17 10:33

あそこを横切って高千穂峰まで行きたいのだが。

11/17 10:36

なんとなく九州っぽいのをチョイス。一緒に休憩していたご夫婦に話しかけたら安曇野から遠征だと。長野県民！

11/17 10:50

木段を大浪池方面へ下る。

11/17 10:51

やっぱり高千穂峰にも行こうと決心。

11/17 10:55

終わりの見えない木段。

11/17 11:06

樹林帯へ突入。

11/17 11:08

紅葉愛でつつ。

11/17 11:17

鞍部の避難小屋。賑やかな一団がお昼休憩中。

11/17 11:21

お鉢は巡らず高千穂に向かう事に。

11/17 11:22

静かな森林歩き。

11/17 11:50

落ち葉の道が足に優しい。

11/17 12:03

足下の青空。

11/17 12:04

車道に合流。

11/17 12:05

ピクニックスポットも多数あり。

11/17 12:09

街路樹愛でつつ。

11/17 12:10

ゴール。

11/17 12:11

駐車場は大賑わい。

11/17 15:57

15分ほど移動して高千穂河原駐車場。各々500円払う事に。

11/17 12:44

こちらも賑わい。すでに下山した方もちらほら。

11/17 12:44

遅ればせながら登ります。と思ったらこっちは自然探求道だった。

11/17 12:48

気を取り直して。

11/17 12:49

大鳥居くぐって。

11/17 12:52

天孫降臨斎場へ。

11/17 12:52

2度の噴火で遷祀してイマココ。

11/17 12:53

ここに天孫がねえ。

11/17 12:53

鳥居越しのお鉢。

11/17 12:54

振り返れば中岳。

11/17 12:58

石段をしばらく登る。

11/17 13:13

あっという間にお鉢の直下。

11/17 13:16

赤い砂地の斜面。

11/17 13:18

ちょっと富士山っぽい。

11/17 13:19

桜島が徐々に姿を現す。

11/17 13:40

お鉢の壁面の素晴らしいチャート。

11/17 13:43

韓国岳が顔を出す。

11/17 13:50

たまらん色が出ている。

11/17 13:51

タモリさんが興奮しそうなやつ。

11/17 13:52

神々しく抉れた山容。

11/17 13:54

巨神兵とかそういう感じのフォルム。

11/17 13:58

鞍部のお社。

11/17 13:59

西暦540年。仏教が伝来して豪族が古墳を作っていた頃からここに信仰の地があったとか。

11/17 14:00

山頂はすぐそこ。

11/17 14:06

新燃岳は縁までしか見えず。

11/17 14:19

霧島の街と錦江湾に浮かぶ桜島。

11/17 14:19

山頂到着。

11/17 14:22

天の逆鉾。

11/17 14:22

さっきまでいた韓国岳。

11/17 14:23

葦原の瑞穂の国のゆたけきは天津御祖のをかげなりけり。由緒ある歌碑かと思ったが新興宗教の匂いが。

11/17 14:32

とりあえず自撮る。

11/17 14:32

傍に避難小屋。

11/17 14:32

都城方面。全く見えず。

11/17 14:32

暖かな山頂。しかし虫がすごい。

11/17 14:33

傷を負うた新燃岳かっこええ。

11/17 14:35

ブンブンブン。

11/17 14:41

山頂から見下ろす御鉢。

11/17 14:50

輝く水面に浮かぶ桜島に向けて下山開始。

11/17 14:53

西陽を浴びてより色鮮やかに。

11/17 14:53

御鉢沿いは歩きやすい道。

11/17 14:56

ここも水は溜まらないタイプ。

11/17 14:56

さよなら高千穂峰。

11/17 15:00

さよなら韓国岳。

11/17 15:08

ゴツく見えるが幼稚園児もスイスイ歩いていた。

11/17 15:16

水蒸気か雲か？

11/17 15:26

自然探究路の森の中を歩く。

11/17 15:28

ちょいちょいこんなクイズも。

11/17 15:29

ススキと中岳。

11/17 15:39

無事下山。

11/17 16:16

麓にある霧島神社にお詣り。

11/17 16:24

本殿の奥にある山神社。登山道で会った方数名と再び邂逅。

11/17 16:33

奇しくも龍馬の新婚旅行と同じコースを巡っていたらしい。

11/17 20:30

鹿児島中央駅に移動。本日のお宿。

11/17 21:08

地魚と蒸し牡蠣でプシュー。

撮影機器：

PENTAX KP ボディ ペンタックス

iPhone XS 64GB SIMフリー Apple

感想

otkme

天孫降臨。ニニギノミコト。日本神話の最重要キャラクター。

初めて触れたのは手塚治虫のライフワーク「火の鳥」の黎明編。馬に乗って高天原からやってきて、ヤマタイ国を滅ぼした侵略者。

戦いと殺戮を繰り返し、やがてヤマト朝廷を作り、日本の礎を築いた神武天皇として語り継がれる人物だ。
---
霧島山と言っても連山。とりあえずえびの高原から標高の一番高い韓国岳山頂を目指すもあっという間に登頂。

大浪池のカルデラよりも、新燃岳越しに見えた高千穂峰の格好の良さに一目惚れ。一旦下山して高千穂河原駐車場から天孫降臨の頂を目指す。

神話や逆鉾はさておき、2度の噴火により形成された火口と、悍ましく抉れた岩峰が、今回の旅で一番神々しく胸に焼き付いた。
---
「火の鳥」のヤマト編では、豪族政権による古事記の編纂の有り様を、ヤマトタケルの九州討伐に絡めて描いている。

ぼくらの知らされている日本の歴史は、争いの勝者が残した記録であって、滅ぼされた者達の思いは駆逐されている。

視点を変えれば神話も変わる。噴火口に吹き抜ける風を浴びながら、そんなことを思った。