舟山十字路からキレット周回(御小屋尾根↑西岳北西尾根↓)

2022年01月08日(土) [日帰り]

• GPS: 14:08
• 距離: 25.5km
• 登り: 2,458m
• 下り: 2,456m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:28
• 休憩: 1:31
• 合計: 13:59

3:19 スタート地点
3:55 3:55 舟山十字路
3:59 4:01 船山十字路
4:50 4:50 美濃戸口・舟山十字路分岐
5:03 5:03 緒小屋山
5:32 5:40 不動清水
6:56 6:57 西ノ肩
6:58 6:58 西の肩（岩場）
7:02 7:17 阿弥陀岳
7:33 7:33 中岳のコル
7:47 7:48 中岳
8:05 8:06 文三郎尾根分岐
8:14 8:14 キレット分岐
8:20 8:21 竜頭峰分岐
8:24 8:30 赤岳
8:34 8:35 竜頭峰分岐
8:39 8:40 真教寺尾根分岐
8:52 8:58 天狗尾根 稜線分岐
9:33 9:33 キレット小屋
10:21 10:22 ツルネ
11:20 11:27 旭岳
11:58 11:58 縦走路分岐
12:03 12:20 権現岳
12:21 12:21 縦走路分岐
12:34 12:37 東ギボシ
12:46 12:47 西ギボシ
12:54 12:55 のろし場
13:09 13:20 青年小屋
13:41 13:43 編笠山
13:55 13:55 青年小屋
14:01 14:09 乙女の水
14:45 14:45 西岳
16:00 16:07 信玄の隠岩
16:33 16:33 広河原
16:47 16:48 舟山十字路 水場
16:52 16:53 舟山十字路
17:27 ゴール地点

天候

快晴！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

八ヶ岳中央高原四季の森 販売管理センターの向かいのスペースに駐車。駐車場の表示は無いため、推奨はできません。ここまでの道中に雪氷無し。
※舟山十字路は駐車可能です

コース状況／危険箇所等

・積雪
1. 駐車位置〜舟山十字路
区間のほぼ全ての路面が凍結しています。勾配は緩いのでスピードを出さなければ大丈夫だとは思いますが車は注意が必要でしょう。

2. 舟山十字路〜阿弥陀岳
圧雪です。

3. 阿弥陀岳〜赤岳
文三郎道分岐点までは消えかかったトレース、深さ70cmパウダー、雪稜あり。以降は圧雪です。

4. 赤岳〜ツルネ〜権現岳
赤岳南斜面は融雪が進み雪岩ミックス。樹林帯は踏み抜き、極一部のみラッセル。小さな雪庇あり。逆方向からのトレース1人分あり。

5. 権現岳〜ギボシ〜編笠山〜西岳
圧雪です。

6. 西岳北西尾根〜舟山十字路
消えかかったトレースあり。西岳付近は70cmパウダー、高度を下げると徐々に減って10cmパウダー。尾根筋を外してからのトラバース区間は雪が緩んでイヤらしかった。

・風
常時10m/s以下(体感)

写真

1/8 3:19

こちらの道路挟んだお向かいに駐車させていただきました。(責めを負うかとヒヤヒヤしてましたが大丈夫でホッとしました)

1/8 5:45

不動清水でアイゼンとゲイター装備。年末年始に実家猫が靴紐で遊んでいたら行方不明になったのでオレンジ色に新調。

1/8 6:12

茅野諏訪岡谷の夜景〜

1/8 6:32

南アルプスの朝

1/8 6:42

ビーナスも降りてきました。

1/8 6:58

道中遊んでたら阿弥陀岳山頂てモルゲンロート開始にわずかに間に合わず。でも、見かけの鞍部から出てくる朝日も良い絵です♪

1/8 6:58

素晴らしい世界

1/8 7:03

阿弥陀岳に登り詰めて最初にした事は南アルプスの撮影。やっぱり好きなんですよね。

1/8 7:03

中ア、御嶽、白山、乗鞍、

1/8 7:03

北ア〜！しかもそこに八ヶ岳が影を落としているのが分かります。アツい！！

1/8 7:03

絵になる山岳写真家さん

1/8 7:03

の絵になっている(?)横岳

1/8 7:06

赤岳は美しい。

1/8 7:32

阿弥陀岳〜中岳には雪稜がありました。注意はしましたが楽しかった。

1/8 7:46

阿弥陀岳は美しい。

1/8 8:27

折角なので赤岳登頂。常念岳東尾根クッキリ！

1/8 8:37

これから歩いてゆく稜線と南ア。あちらの方が反対方向のトレース作成者？

1/8 8:54

吸い込まれそうな谷感

1/8 9:31

樹林帯の雪が緩いのは仕方ないとして、木のない風衝地は締まって天国だと思いますよね。…そんなこともなかったです♫

1/8 9:34

振り返ると阿弥陀岳〜中岳〜赤岳の美しい稜線曲線美。赤岳右のギザギザも素敵。

1/8 10:34

小さな雪庇ありましたが、ハイマツや灌木は見えているし、トレースもあるしで恐怖はそれほどでもなく済みました。

1/8 10:54

急登の緩い雪は出来るだけ面積広げて沈まない工夫、赤ちゃんハイハイで突破。

1/8 11:16

阿弥陀岳から立場山へ派生する尾根にトレースあり。後日登っていた方のレポ上がってましたね。

1/8 11:47

権現岳レベルに至る直前の長梯子は緊張しました。

1/8 12:05

権現岳山頂から大展望！

1/8 12:29

東ギボシへのビクトリーロード。

1/8 12:35

東ギボシから振り返る赤岳等々。細かい沢筋が手前の旭岳(?)にあるのが好き。

1/8 13:40

編笠山とうちゃこ。

1/8 13:40

編笠山からは南アルプスが間近な大迫力。写真では全く伝わりませんが(笑&泣)。

1/8 14:46

西岳から編笠山と富士の重なり。どちらも美しいピラミダル形ですね。

1/8 15:59

西岳北西尾根は思ったよりスピードが出ず長丁場に。尾根筋外す辺りはこのように穏やかな雰囲気でしたが、

1/8 16:25

緩い雪のトラバースを強いられ、

1/8 16:34

渡渉も2回こなして、

1/8 16:53

ようやく舟山十字路。僕の目にはT字路にしか見えませんがww

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

SGtyuta

初心者の厳冬期登山の第二弾、前回に続いて八ヶ岳先生にお願いしました。人が少なく、それなりに厳しい環境を味わえそうな赤岳〜権現岳の周回です。

前回の反省を活かし、西側から登頂するものの山頂でモルゲンロートを見ようと計画。時間の見立ては完璧でしたが、道中はしゃいでしまって少し遅れる失態…笑
しかし、八ヶ岳主峰群の1つである阿弥陀自身が染まる様子を存分に体験する事ができたのでセーフ。前回登って(冬)景色にも慣れたので、写真撮影ではなく実物に集中できたのも良かったです。しかも前回より空気が澄んで広〜く見渡せました！谷川岳方面や妙高方面、恐らく筑波山も。
北アルプスに八ヶ岳が影を落とす様子が最高でした！

狙い通り雪稜や踏み抜き、雪庇やラッセルなど適度な強度で体感できたと思います。人が多い区間も点在し、何より終始オンラインの山で安心感は強かったです。
目標の(厳冬期の)南アルプス3000m峰は基本的にオフライン、人に会わない事も珍しくないので安全が保証された中での練習としては良かったのではないかと思います。

緩い雪に対して12爪とピッケルorストック(スノーバスケット無し)ではあまりにも時間がかかる事も実感。「浮力」と呼ばれる工夫に投資する決意を固めました。後日、
・スノーバスケット購入
・スノーシュー購入
(・冬靴購入)
の運びとなりました。自分には安くない投資金額ですが、やれる時にやる方を大切します。

それにしても…ストックとゲイターは素晴らしいですね。2021年2月に大無間山へ挑んだ時はどちらも無く、靴に雪が入り溶けて冷たいわバランス筋力をかなり消耗するわでめちゃくちゃキツかったのですが、今回は非常に快適に過ごす事ができました。道具って素晴らしい〜♫