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Yamareco

記録ID: 4121146
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

小泉口から木戸口泊で権現岳

2022年03月27日(日) 〜 2022年03月28日(月)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
13:14
距離
14.3km
登り
1,566m
下り
1,564m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:47
休憩
0:26
合計
4:13
距離 4.5km 登り 965m 下り 5m
9:30
49
10:19
10:22
6
12:46
13:09
34
2日目
山行
7:00
休憩
1:43
合計
8:43
距離 9.8km 登り 606m 下り 1,560m
6:07
111
7:58
8:00
4
8:04
62
9:06
9:17
49
10:06
10:18
3
10:21
65
11:26
12:40
15
12:55
77
14:12
14:14
2
14:16
14:18
32
天候 一日目 晴れ/強風のち暴風 
二日目 晴れのち曇り/強風
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
小淵沢駅-小荒間信号 ¥2630 大泉タクシー
小荒間信号-パノラマの湯 ¥3890 大泉タクシー
コース状況/
危険箇所等
・小荒間信号からヘリポート跡 ゲートは閉まっている。ほぼ雪無でヘリポート手前で積雪が増える。ツボ足。 三ツ頭分岐まで残雪ある箇所は古いワカンとスキーのトレースがあった。

・ヘリポート跡から木戸口 ヘリポート跡付近から踏み抜くようになったのでワカンに換装したが、途中は雪が消え夏道の出ている箇所も多くツボ足で充分。 木戸口付近は積雪が多くルートを外れると股下まで踏み抜く。

・木戸口から前三ツ頭分岐 積雪は良く締ってアイゼンがよく効く。2350m辺りからは夏道ではなくそのまま直登したので、藪とシュカブラで歩きにくかった。アイゼン、ピッケル使用。

・前三ツ頭分岐から権現岳 天女山からの固いトレースが確り、アイゼンがよく効く。核心のトラバースもまだステップが確りしていたが、賞味期限切れは近いかもしれない。アイゼン、ピッケル使用。
その他周辺情報 パノラマの湯 \850 食堂が営業短縮で17:00からに変更になっていた。
1400m 重機による仕事道が三度横切り、見ると左の斜面が皆伐されている。思わぬ南アルプスの展望が得られた。
2022年03月27日 09:50撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 9:50
1400m 重機による仕事道が三度横切り、見ると左の斜面が皆伐されている。思わぬ南アルプスの展望が得られた。
伐採地より 甲斐駒 鋸尾根
2022年03月27日 09:50撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
1
3/27 9:50
伐採地より 甲斐駒 鋸尾根
伐採地より 鳳凰 早川尾根 北岳
2022年03月27日 09:51撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 9:51
伐採地より 鳳凰 早川尾根 北岳
伐採地より 鳳凰 早川尾根 北岳 甲斐駒
2022年03月27日 09:51撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 9:51
伐採地より 鳳凰 早川尾根 北岳 甲斐駒
11:40 1920m AL1903(-17) 稜線の南側のトラバースするようになると苔とダケカンバの気持ち佳い場所。
2022年03月27日 11:40撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 11:40
11:40 1920m AL1903(-17) 稜線の南側のトラバースするようになると苔とダケカンバの気持ち佳い場所。
12:04 2020m 右隣の枝尾根間の緩斜面が気持ちよさそう。
2022年03月27日 12:04撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 12:04
12:04 2020m 右隣の枝尾根間の緩斜面が気持ちよさそう。
12:07  2030m コメツガ・シラビソ樹林の中「長坂山岳 ガンバレ」岩
2022年03月27日 12:07撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 12:07
12:07  2030m コメツガ・シラビソ樹林の中「長坂山岳 ガンバレ」岩
12:14 2070m ヘリポート手前で勾配が増し積雪も増える。
2022年03月27日 12:14撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 12:14
12:14 2070m ヘリポート手前で勾配が増し積雪も増える。
2130m ヘリポート跡より 北岳 甲斐駒 仙丈ヶ岳 鋸岳
2022年03月27日 12:50撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 12:50
2130m ヘリポート跡より 北岳 甲斐駒 仙丈ヶ岳 鋸岳
ヘリポート跡より 鳳凰 北岳 甲斐駒
2022年03月27日 12:51撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
1
3/27 12:51
ヘリポート跡より 鳳凰 北岳 甲斐駒
ヘリポート跡より 甲武信 小川山 瑞牆山 金峰山
2022年03月27日 12:51撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 12:51
ヘリポート跡より 甲武信 小川山 瑞牆山 金峰山
ヘリポート跡より 金ヶ岳 茅ヶ岳
2022年03月27日 12:51撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 12:51
ヘリポート跡より 金ヶ岳 茅ヶ岳
ヘリポート跡より 金峰山から茅ヶ岳 手前の比志山地
2022年03月27日 12:51撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 12:51
ヘリポート跡より 金峰山から茅ヶ岳 手前の比志山地
13:38 木戸口幕営地の横より ギボシ 権現岳 2590m圏峰 三ツ頭
2022年03月27日 13:38撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 13:38
13:38 木戸口幕営地の横より ギボシ 権現岳 2590m圏峰 三ツ頭
木戸口幕営地の横より ギボシ 権現岳 2590m圏峰
2022年03月27日 13:39撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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3/27 13:39
木戸口幕営地の横より ギボシ 権現岳 2590m圏峰
14:46 設営完了
2022年03月27日 14:46撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/27 14:46
14:46 設営完了
木戸口幕営地の横より ギボシ 権現岳 2590m圏峰 三ツ頭
雲の流れるのが速い。昨日と違って寒々しい。
2022年03月28日 05:58撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 5:58
木戸口幕営地の横より ギボシ 権現岳 2590m圏峰 三ツ頭
雲の流れるのが速い。昨日と違って寒々しい。
6:24 2270m 一旦降って登り返す。曲がりくねったダケカンバが多い。
2022年03月28日 06:24撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 6:24
6:24 2270m 一旦降って登り返す。曲がりくねったダケカンバが多い。
6:34  2300m シラビソに遷移する。 まだ夏道が出ている箇所がある。
2022年03月28日 06:34撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 6:34
6:34  2300m シラビソに遷移する。 まだ夏道が出ている箇所がある。
2330mより ギボシ 権現岳 2590m圏峰
2022年03月28日 06:40撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 6:40
2330mより ギボシ 権現岳 2590m圏峰
2360m シュカブラと藪
2022年03月28日 06:58撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 6:58
2360m シュカブラと藪
2380m
2022年03月28日 07:06撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 7:06
2380m
2380mより 鳳凰 北岳 甲斐駒
2022年03月28日 07:06撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 7:06
2380mより 鳳凰 北岳 甲斐駒
2380mより 北岳 甲斐駒 仙丈 鋸岳
2022年03月28日 07:06撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 7:06
2380mより 北岳 甲斐駒 仙丈 鋸岳
2380mより 富士山
2022年03月28日 07:07撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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3/28 7:07
2380mより 富士山
2420mAL2423(+3) 少し藪が解消 D-1.2℃
2022年03月28日 07:22撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 7:22
2420mAL2423(+3) 少し藪が解消 D-1.2℃
2440mより 十二山尾根 茅ヶ岳 富士山
2022年03月28日 07:29撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 7:29
2440mより 十二山尾根 茅ヶ岳 富士山
7:42 2480m 漸く藪から抜けすっきりして傾斜が増す。
2022年03月28日 07:42撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 7:42
7:42 2480m 漸く藪から抜けすっきりして傾斜が増す。
2500mより 北岳 アサヨ岳 甲斐駒 仙丈
2022年03月28日 07:48撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 7:48
2500mより 北岳 アサヨ岳 甲斐駒 仙丈
2500mより 富士山 
2022年03月28日 07:48撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 7:48
2500mより 富士山 
2500mより 来し方 木戸口 南アルプス
2022年03月28日 07:48撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 7:48
2500mより 来し方 木戸口 南アルプス
7:58 2560m 前三ツ頭分岐
2022年03月28日 07:58撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 7:58
7:58 2560m 前三ツ頭分岐
三ツ頭より 甲武信岳 金峰山
2022年03月28日 08:06撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 8:06
三ツ頭より 甲武信岳 金峰山
降った2560mより ギボシ 権現 
2022年03月28日 08:11撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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3/28 8:11
降った2560mより ギボシ 権現 
2520m鞍部 東側
2022年03月28日 08:20撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 8:20
2520m鞍部 東側
8:39 2590m圏峰の西側を巻く
2022年03月28日 08:39撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 8:39
8:39 2590m圏峰の西側を巻く
8:47 2610m 権現岳の登りに掛かり傾斜が増す。
2022年03月28日 08:47撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 8:47
8:47 2610m 権現岳の登りに掛かり傾斜が増す。
2630mより 来し方のアトノ尾根 アトノ尾根のピークは2430m圏、2360m圏、2320m圏、木戸口かな。富士山 南アルプス
2022年03月28日 08:50撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 8:50
2630mより 来し方のアトノ尾根 アトノ尾根のピークは2430m圏、2360m圏、2320m圏、木戸口かな。富士山 南アルプス
2630mより 奥秩父 川俣尾根
2022年03月28日 08:50撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 8:50
2630mより 奥秩父 川俣尾根
8:55 2650mより 核心のトラバースを見る。
2022年03月28日 08:55撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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8:55 2650mより 核心のトラバースを見る。
2660m トラバースを終えて山頂を見上げる。
2022年03月28日 08:59撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 8:59
2660m トラバースを終えて山頂を見上げる。
9:03 2690m 祠と赤岳
2022年03月28日 09:03撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 9:03
9:03 2690m 祠と赤岳
2690m 祠から権現岳山頂を見上げる
2022年03月28日 09:03撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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2690m 祠から権現岳山頂を見上げる
9:07 権現岳山頂 2715m 鉄剣
2022年03月28日 09:08撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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9:07 権現岳山頂 2715m 鉄剣
権現岳山頂より ギボシを見下ろす。
2022年03月28日 09:08撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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権現岳山頂より ギボシを見下ろす。
権現岳山頂より 編笠山 中央アルプス
2022年03月28日 09:08撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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権現岳山頂より 編笠山 中央アルプス
権現岳山頂より 阿弥陀岳 中岳 大同心 小同心 赤岳
2022年03月28日 09:09撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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権現岳山頂より 阿弥陀岳 中岳 大同心 小同心 赤岳
権現岳山頂より 甲武信 小川山 金峰
2022年03月28日 09:15撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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権現岳山頂より 甲武信 小川山 金峰
権現岳山頂より 三ツ頭の先に富士 下山開始
2022年03月28日 09:15撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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権現岳山頂より 三ツ頭の先に富士 下山開始
9:30 2610m 傾斜が緩み安全圏から望む。三ツ頭の先に富士。 雪庇が発達している。
2022年03月28日 09:30撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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9:30 2610m 傾斜が緩み安全圏から望む。三ツ頭の先に富士。 雪庇が発達している。
2580mより 奥秩父 大菩薩
2022年03月28日 09:34撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 9:34
2580mより 奥秩父 大菩薩
三ツ頭より 西岳 ノロシバ ギボシ 権現
2022年03月28日 10:07撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 10:07
三ツ頭より 西岳 ノロシバ ギボシ 権現
三ツ頭より ギボシ 権現 阿弥陀
2022年03月28日 10:07撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 10:07
三ツ頭より ギボシ 権現 阿弥陀
三ツ頭より 赤岳
2022年03月28日 10:10撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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三ツ頭より 赤岳
三ツ頭より 阿弥陀 中岳 赤岳
2022年03月28日 10:10撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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三ツ頭より 阿弥陀 中岳 赤岳
三ツ頭より ギボシから赤岳
2022年03月28日 10:11撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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三ツ頭より ギボシから赤岳
三ツ頭より ギボシ 権現 D0.8℃
2022年03月28日 10:11撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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三ツ頭より ギボシ 権現 D0.8℃
三ツ頭南側より アトノ尾根 南アルプス
2022年03月28日 10:15撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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三ツ頭南側より アトノ尾根 南アルプス
三ツ頭南側より 中央アルプス
2022年03月28日 10:17撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 10:17
三ツ頭南側より 中央アルプス
10:28  2480m 藪開始
2022年03月28日 10:28撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 10:28
10:28  2480m 藪開始
2340mより 傾斜が緩んだ先のダケカンバ林は2320m圏峰か。
2022年03月28日 10:59撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 10:59
2340mより 傾斜が緩んだ先のダケカンバ林は2320m圏峰か。
2340mより 御嶽山
2022年03月28日 11:01撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 11:01
2340mより 御嶽山
11:09 2290m 夏道の露出と凍結が見られる。
2022年03月28日 11:09撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 11:09
11:09 2290m 夏道の露出と凍結が見られる。
11:12  2282m点 ダケカンバ。先のこんもりが木戸口。 
2022年03月28日 11:12撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 11:12
11:12  2282m点 ダケカンバ。先のこんもりが木戸口。 
12:49 2170m 微動だにしないカモシカ
2022年03月28日 12:49撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
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12:49 2170m 微動だにしないカモシカ
12:54  2130mヘリポート跡
2022年03月28日 12:54撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 12:54
12:54  2130mヘリポート跡
2130mヘリポート跡より 南アルプス
2022年03月28日 12:56撮影 by  DMC-LX7, Panasonic
3/28 12:56
2130mヘリポート跡より 南アルプス
撮影機器:

感想

2020年1月に日帰りでトレースのない三ツ頭を目指して、2350m辺りから夏道ルートのラッセルで行き詰まって敗退してからの懸案だった。そうこうしている内にコロナ禍により中央線の始発が繰り下り、もはや朝発日帰りは不可能となっていた。今回は時期的には遅いが今年の積雪が多かったので、残雪が残っていることを期待し、核心のトラバースの雪が緩む前に通過する山中一泊権現岳の計画とした。

期待より雪解けは早く大分消えていたが、木戸口以降は何とか春山を楽しめた。幸いなことに二日目は気温が下り、核心部も安心して通過。登頂後は核心部が緩みだすの心配して早々に下山を開始する。リベンジに安堵しながら展望を楽しみつつ木戸口到着して撤収する。ヘリポート跡で最後の展望を楽しんだ後は下部の小笹カラマツ帯にウンザリしながら下山後の風呂とビールに思いを馳せた。

一日目は強風であったが木戸口泊の夜はうまく風を避けられる場所に張れたのでテントが風に叩かれることはなかった。ただしジェット機通過の爆音で夜半に叩き起こされた。

翌日は強風で徐々に弱くはなったが権現岳の登り手前まで続いた。権現岳の登りでは風が弱まって助かった。おそらく地形に因るものだろう。下山時も鞍部からは再び強風となった。三ツ頭先の鞍部がガイド記事では幕営適地となっているが、平坦ではあるものの風は強く避けられそうになかった。

一日目
9:29 1271mCAL 小荒間信号  D19.1℃ ゲートは閉まっている。雪無。
トレッキングポール、ツボ足、パワードライフーディー、Haloキャップで出発。 舗装された林道を歩く。
9:40 1340m 鐘掛松・小泉登山口 
9:50 1400m 重機による仕事道が三度横切り、見ると左の斜面が皆伐されている。思わぬ南アルプスの展望が得られた。伐採された木で作らたと思われる真新しいベンチもある。
9:55 1420m 親子石 小笹とカラマツ植林の中を行く。
10:14 1530m 八ヶ岳神社 「木戸口公園2時間20分-三ツ頭登山口40分」道標 「観音平-三味線滝」道標の横断道が横切る。
10:25 1580m AL1577(-3) D18.1℃ 「八ヶ岳横断歩道5」道標 ベンチがある。 
10:36 1630m AL1626m 初めて残雪を見るが一時的でまだまだ雪無。
10:48 1690m 延命水  「水」ペンキ印「甲斐小泉駅-三ツ頭 権現岳」道標がある。延命水への腕木は切り落とされている。道中には延命水使用不可の掲示があった。ベンチあり。「木戸口公園2K-小泉駅桶石2K」道標が転がっている。
10:59 1750m AL1738(-12) カラマツに食害防止で何かが巻かれている。
11:09 「三ツ頭-延命水」道標 夏道に残雪が残るが、限定的。
11:16 1830m カラマツからコメツガ・雑木に遷移する。
11:20 1850m AL1832(-18) 「雲海」道標 残雪が増えてくる。
11:40 1920m AL1903(-17) 稜線の南側のトラバースするようになると苔とダケカンバの気持ち佳い場所。「小泉口登山道」の達筆道標あり。
11:59 2010m AL1983(-27) 稜線に復帰
12:04 2020m 右隣の枝尾根間の緩斜面が気持ちよさそう。
12:07  2030m コメツガ・シラビソ樹林の中に「長坂山岳 ガンバレ」岩あり。 凍結が見られるようになる。
12:14 2070m ヘリポート手前で積雪が増える。傾斜が増して踏み抜きながらヘリポート跡の20m下で枝尾根に合流する。大展望を背に登って、
12:38 2130m ヘリポート跡 雪は確りあるが日当たりが良いので土が露出して箇所もある。最近の篤志家寄贈らしいベンチで、南ア、奥秩父、富士の展望を楽しみながら休憩。幕営適地だが時間も早くもう少し距離を稼いでおきたいので先に進むことにする。
13:03 ワカン着用 テムレスで出発
13:38 2230m 木戸口の少し手前で西側が開け、編笠山、ギボシ、権現岳、2590m圏峰 三ツ頭の展望を得る。西風が強い。
13:42 2230m 木戸口 現地表記2240m 「三ツ頭1時間30分-八ヶ岳神社1時間35分」道標あり。幕営適地の三ツ頭先の鞍部まではまだ時間が掛かり、展望のあった箇所の東側が平坦で風が避けられそうなので、ここで幕営決定。
14:13 整地完了
14:46 設営完了 ウイスキーと麻婆春雨、18:00には就寝。

23時頃、ジェットエンジンの爆音で叩き起こされる。それまではよく眠れたが、以降は音がうるさくうつらうつらだった。風自体はうまく避けられたので、テントが叩かれる事はなかった。

二日目
4:00起床 結露無し  D-1.4℃ 昨夜の残りで朝食。
5:53 D-1.9℃ アイゼン着用、ピッケルとトレッキングポール両手持ち、ミレーメリノとテムレス着用、ツルギJKTのフードを被り出発。雲の流れが速い、編笠山から三ツ頭の景色も昨日と違って寒々しい。
6:00 木戸口 2240m AL2226(-14) GPSのログ取開始を忘れ為、一旦戻る。 6:07 再出発するも風が強い。 暴風から強風程度になってはいるが、サングラスが吹き飛ばされそうな勢い。この風での権現の登りを心配するが、行けるところまで行くことにする。一旦降って登り返す。曲がりくねったダケカンバが多い。
6:34 2300m シラビソに遷移する。 まだ夏道が出ている箇所がある。
6:40 2330m AL2324(-6) 傾斜は緩み再び西側が開ける。 東側で幕営できそうだ。
6:49 2350m 夏道ルートを離れ直登する。樹間から富士山を見る。シュカブラと藪で歩きにくいが、雪山らしくなってきた。段々と展望が良くなる。
7:42 2480m 漸く藪から抜けすっきりして傾斜が増す。三ツ頭が近づく。
7:58 2560m 前三ツ頭分岐
8:03 三ツ頭 2580m D0.8℃ 「権現山頂1時間-前三ツ頭分岐10分」この雪質だったら権現に進める。権現、赤岳は雲が掛かる。
8:11 平坦な尾根を進み2560mの「刀利大権現」石碑から鞍部に降る。
8:16  幕営適地の2520m鞍部も風が強い。
8:39 2590m圏峰の西側を巻く。
8:47 2610m 権現岳の登りに掛かり傾斜が増す。風が弱まる。
8:55 2650m 核心のトラバース前、ステップは安定している。
9:03 2690m 祠あり。西側をトラバース後、雪の消えた岩を登る。
9:07 権現岳山頂 2715m 鉄剣あり。展望を楽しむ。
9:15 核心のトラバースが緩む前に早々に下山する。
9:20 2660m トラバース前から来し方をみる。アトノ尾根のピークは2430m圏、2360m圏、2320m圏、木戸口かな。 
9:30 2610m 傾斜が緩み風が復活。2590m圏峰まで東側に雪庇が発達している。
10:07 三ツ頭 「三ツ頭」「二五三四米」石柱、奉納碑等複数あり。
10:22 前三ツ頭分岐2550m
10:28 2480m 藪開始
10:36 2440m 気温が上がり風も弱まったので、つるぎJKTのフードを脱ぐ。
11:09 2290m 夏道の露出と凍結が見られる。
11:12 ダケカンバの2282m点から先にこんもりした木戸口を見る 
11:27 木戸口2240m
11:32 幕営地 ランチを済ませて撤収。
12:39 ワカン、トレッキングポール2本で出発。
12:49 2170m 微動だにしないカモシカを見る。
12:54 2130mヘリポート跡
13:10 2060m 雪が消えて来たのでワカン脱。
13:12 2050m 夏道がはっきり。
13:13 2030m 小笹が出てくる。
13:21 1970m 南へ尾根を外すようになる。
13:25 1940m 岩と苔とダケカンバのアトノ尾根下部で唯一気持ち好い場所。「小泉口登山道」達筆道標あり。
13:38 1850m 「雲海」「三ツ頭-延命水」道標
13:55 1710m 小笹とカラマツが続きウンザリ気味
13:57 1710m 「甲斐小泉駅-三ツ頭 権現岳」道標 延命水
14:10 八ヶ岳横断歩道5 1580mAL1528(-52)
14:17 八ヶ岳神社 1550m 山行の無事を御礼。
14:31 伐採地で最後の展望を得る。
14:38 小泉登山口 
14:52 小荒間信号でタクシーを呼びパノラマの湯へ。

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