丹沢主稜縦走(ヤビツ峠〜塔ノ岳〜蛭ヶ岳〜檜洞丸〜犬越路)
- GPS
- 27:55
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,821m
- 下り
- 3,033m
コースタイム
09:16 ヤビツ峠
10:39 三ノ塔 山頂
12:57 塔ノ岳 山頂 13:15
14:18 丹沢山 山頂 14:28
16:22 蛭ヶ岳 山頂(蛭ヶ岳山荘宿泊)
5月3日
05:12 蛭ヶ岳 山頂
06:23 臼ヶ岳 山頂 06:36
08:23 檜洞丸 山頂 08:36
10:52 犬越路 11:13
12:43 用木沢出合
13:11 西丹沢自然教室
天候 | 5月2日 くもり時々晴れ 5月3日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
西丹沢自然教室〜新松田:1台増発 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はなし。 |
写真
感想
東丹沢の縦走に行ってきました。泊りがけの山行は何年ぶりかわかりません。
秦野までの通勤電車は思った以上に混んで、しかもヤビツ峠行きのバスも、びっくりするくらいの長蛇の列(平日とはいえないのか。。。)。峠に着いた頃には、すでに疲れきっていました(^^; 表尾根も人が多く、自分たちのペースで歩けないので、気疲れしてしまいます。しかも予報では晴れだったのに、頂上は雲の中。。。でも塔ノ岳を過ぎると、一気に人が減って、段々天気も回復気味になってきました。
蛭ヶ岳の頂上はやっぱり雲の中だけど、登るにつれて段々雲が薄くなってきて、頂上に着くころには晴れて、夕方にはきれいな夕日と山々を見ることができました。
蛭ヶ岳山荘は40人くらいの宿泊者。でも、明日から数日は、100人を超えるらしく、ひとつの布団でふたり状態、食事も3回くらい入れ替えらしい。。。よかった(^^; ゆっくり寝られました。
翌日は快晴。すばらしい日の出を見ることができました。日の出前には食事を終え、すばやく出立。ここから檜洞丸まで、ほとんど人にも出会わず、鳥のさえずりにつつまれて、早朝の実に気持ちいい稜線歩きができました。臼ヶ岳では、シカにも出会い、数メートルに近寄っても全然逃げずに食事中でした。こういう体験をしてしまうと山から離れられなくなってしまいますね。
ビールはそんなに好きではないけれど、檜洞丸山頂で飲んだビールは、信じられないくらいおいしかった。
山頂から犬越路への道は、大展望ですね。もういいですというくらい、富士山を見ました。風もちょっと強めで気持ちよく、ほとんど汗をかかずに歩けました。
犬越路と用木沢の間は、あまり言われないけど、(登りでは)相当キツい道だと思います。それに、多分冬を越せなかった子ジカが2頭(>_<;
用木沢でひと休みして、冷たい沢で足を冷やしました。すぐ手前の標識で、出合まであと2キロと表示されていて、まだそんなかと思い、あまりゆっくりできなかったのですが、歩き出して割合すぐにあと数百メートルの表示が。あれ? 表示が変なのか、それとも気持ちの問題でしょうか。結局バスの時間の1時間半前に自然教室に到着。またビールを飲みました(^^;
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私にとっては初めての蛭ヶ岳と山小屋泊となりました!
<山小屋初心者視点の蛭ヶ岳山荘備忘録>
・前日に予約した。GWで込み合っているのか、なかなか繋がりにくかったが無事予約。
・一泊二食弁当無しで\7000
・夕食・朝食・翌日のお弁当の要不要は、到着時の受付で変更可能のようでした。
・食事は夕食PM5:00、朝食AM5:00。この日(5/2)は早出の方がいたのでAM4:30から食事可能だった。
・消灯は20:00厳守。
・夕食後〜消灯までは山頂のベンチで夕日を眺めたり、ビールを飲んだり、棚に置いてある本を読んだり、テレビを見たりして過ごす。
・ビールは350mlのショート缶で\500。
・この日は40人ほど宿泊者がいたため、寝る場所は指定とのことでした。(いつもは自由?)一人二マスずつの割り当てで、一人布団一式使えた。
・消灯後トイレに行くときなど、ヘッドライトが便利だった。
・気温は朝5:00時点で8度で寒い。軽量のダウンを着ている人が多かった。
・顔洗いなど用に、外のタンクに貯めてある雨水を自由に利用可能。
・夕食はカレーかもしくはおでんのようだが、この日はカレー。レトルトをトレーについでもらい、ご飯と漬物類は食べ放題。写真だと感じないかも知れないけど、お代わりしているとかなりお腹がいっぱいになる。一日歩き続けた末の空腹は極上のオカズ。
・夜は長いです。消灯後はひたすら目をつぶり、体を休めることに専念します。耳栓が役立ちました。途中何回か目覚めたけどまたすぐに眠りへ戻ったようです。
・朝食はご飯・味噌汁に漬物類食べ放題。欲張って漬物類を食べ過ぎるとその日、喉が渇いて仕方ないので要注意(実話)。
<その他感想や備忘録など>
・秦野駅発ヤビツ峠行きのバスは平日8:18だけとのこと。これに乗ると9:20頃峠に着き、9:40頃登山口から登山開始となるのですが、17:00前に蛭ヶ岳山荘へ行こうとすると、大きな休憩ができないことが判明。今回は山小屋泊ということでのんびり行けるかなぁと思っていたら大間違いで、始終時計を見ながらの歩きとなりました。
・蛭ヶ岳はさすが丹沢最高峰で、高度感のある景色が360度素晴らしかった!
そこで向かえた夜と朝はあまりにも美しかった・・・。
・檜洞丸山頂付近の青ヶ岳山荘はランプの宿とのことで、いつか泊まってみたいと思いました。今回ここで買ったビールが冷えていて最高に美味しかったです。ショート缶で\600。
・今回二日分の水として一人あたり2.5リットルを持って行きました。山小屋で雨水が使えたので飲料水以外は不要だったかもしれません。
・西丹沢自然教室前のバス停のベンチは、晴天もあってか居心地が良く、1時間半超の待ちもあまり苦になりませんでした。近くのキャンプ場の売店でビールを買って飲みながら疲れを癒しました。キャンプ場の売店、ショート缶\300。ビールの料金ばかり妙に覚えているのですが、あの立地であれだけ流通の大変そうな山小屋で、車道のある場所と倍程度しか違いがないというのは感心しました。
・しっかりとした木道が至るところで整備されていて、切り株の上に、水捌け+滑り止めと思われる切り欠きがあるのですが、WWWとかXXXが多い中で「山ラブ(はぁと)」とか、顔文字なんかがあって、その効能はさることながら、チェーンソーで曲線を彫るのは巧みの技に近いのではないかと思い、あのような危険な場所で木道を組みながら、そのような癒される遊び心を発揮して下さる作業の方に、一層感謝の念を覚えました。大事に歩きます。
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