平標山仙ノ倉山〜三国山周回・花の稜線歩き
ぐろさん
体力度について
- GPS
- 10:27
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 1,826m
- 下り
- 1,813m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:27
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
自転車
・自転車：新三国トンネル湯沢側駐車場にデポ。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・一の肩からガスで気温3℃、平標山からは強風、仙ノ倉山山頂では0℃。平標山に戻った10時半から晴れとなり暑くなった。三国峠で気温22℃。気温差22℃。 ・全ての道において、ロープや看板などで立ち入りを規制された保護地に入ってはならない。踏み跡があっても同様。 ・松手山〜山頂までは雨後で泥濘の道。 ・2合目〜松手山：アカモノ、タニウツギ、ドウダンツツジ、イワカガミ、イワナシ、ヤマツツジ、マイヅルソウ、ミツバオウレンなど開花。 ・松手山〜一の肩：ムラサキヤシオ、シャクナゲ、ハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、ヨツバシオガマなど開花。 ・平仙鞍部：ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ。シャクナゲなど開花。ミヤマキンバイは終演。 ・平標山の家〜三国山：フデリンドウ、イワカガミ、イワナシ、ミツバオウレン、ミツバツチグリ、ムラサキヤシオ、シャクナゲ、シラネアオイ、ツバメオモトなど開花。 ・三国山〜登山口：ドウダンツツジ、ウラジロヨウラク、レンゲツツジ、ヤマツツジ、クルマムグラ、ユリワサビなど開花。 |
| その他周辺情報 | ・スノーカントリートレイルは、一部の群馬県長野県と新潟県雪国観光圏3県7市町村をつなぐ全長約307kmのロングトレイルです。 http://snowcountrytrail.jp/ ・スノーカントリートレイル概念地図。PDFで閲覧できます。 http://snowcountrytrail.jp/?a=corp&id=3&sub=3 |
写真
木階段下にあるハクサンイチゲの群生。強風で揺れる。私は立入禁止ロープ前で望遠で撮影したが、次に来た60代の夫婦は、ロープを跨いで中に入り、奥まで行って撮影していた。先に進んでしまったが注意すべきだった。
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八合目のハクサンイチゲの群生。ロープなど跨がず撮影できるのに、先ほどの愚か者を見て憤りを感じる。「みんな行っているから」「踏み跡があるから」他人のせいではなく、いま踏み荒らしているのは、あなたの足跡なのだ。
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感想
谷川主脈縦走を予定していたが、深夜からガスに覆われ、晴れの予想は11時から。中止にし先々週半縦走したので、残り西側を行くことにした。平仙鞍部ではガスに覆われるので、大源太山〜三国山稜線の花街道に期待する。
自宅を3時45分に出発。上武道路からは美しい朝焼け。赤城山と利根川、真っ赤に燃える朝焼けを見ると、自然豊かな前橋に生まれて良かったと思った。渋川ICから関越道。月夜野ICから国道17号。武尊山も谷川岳も予想通りガスの中だった。
新三国トンネルを初めて通る。旧トンネルの2倍近い広さ。自転車で旧トンネル通った時は、横ギリギリを車が走り抜けていくので怖かった。新三国トンネル湯沢側の駐車スペースに自転車をデポした。
平成バブル遺産のリゾートマンションは、令和になると老人ホームと化していた。早朝でひと気のない浅貝、フジロックの熱気とは裏腹に、苗場プリンスホテルは静かにたたずんでいた。
5時20分、平標山登山口元橋駐車場に停めた。すでに20台以上の車が停まっていた。下山後は臨時の駐車場まで停まっていた。花時期らしい混雑。トイレ横ではカフェカーまで出店していた。
二居川のせせらぎが聞こえ、タニウツギ咲く道を歩いて登山口へ。松手山までは何気に急登が続く。アカモノ、ホウチャクソウ、ギンランも咲いていた。前日の雨で泥濘の道。ぬかるみを避けながら歩いていった。
松手山すぐ先は新しい道が刈払いされていた。ヤカイ沢側に崩壊が激しい。予想通り一の肩から先ははガスに覆われていた。ガレ場に差し掛かるとハクサンチドリが咲いていた。シラネアオイは大きな葉を茂らせ、一輪も咲いていなかった。
木階段を上がる途中にハクサンイチゲの群生地。ロープで立入禁止があったので、望遠に付け替えて撮影。強風で花がぶれたが仕方ない。上にも群生があるからと先へ進んだ。
しばらく行くとヨツバシオガマが咲いていた。ふと下を見ると、60代夫婦がロープを跨いでハクサンイチゲの群生へ歩いていった。目を疑った。人目をはばかることなく行く神経。
「みんな行ってるし、踏み跡があるから良いだろう」と言う、日本人的な同調と集団主義の考えか？この夫婦は花や自然が好きなのでなく、撮影しか考えていない愚か者。今となっては、しっかりと注意すれば良かったと後悔している。
八合目の斜面にもハクサンイチゲの群生。ここなら目の前で観賞や撮影ができる。ロープなど跨がず、花や草木も踏まずにだ。自然保護は一個人だけでは成り立たない。自然に入る人の方が異物なのだ。アヤメ平を思い出すべき。何万年とかけて培った美しい自然が僅か10年で破壊され荒野となり、もう二度と戻らない。
後悔と自問しているうちに平標山山頂へ。強風とガスで気温2℃。晴れ予想の11時まで時間調整で仙ノ倉山へ向かう。強風で花が揺れ平仙鞍部は撮影どころではない。鑑賞しながら歩いていった。
50分で仙ノ倉山山頂に到着。強風とガスで気温0℃。他に二人居ただけだった。眺望もなく記念撮影して平標山へ戻る。ミネザクラは散り、ここもシャクナゲは外れ年だった。
平仙鞍部から登り返すと青空が見え始めた。ベンチ脇からゆっくりと歩く。徐々にガスが去りあっという間に10時過ぎには青空。予想より早く青空となった。強風は収まらないが花々や風景を撮影した。日が差すと虫も湧き出てきて森林香を炊いた。
上空にはハロが見えており、夜からの悪天候を告げていた。一部残雪を歩く。ベンチには登山者が休憩していた。ここと鞍部にもオコジョが居る。イワカガミとフデリンドウ咲く道を下って平標山の家に到着。神社に参拝して仙平清水を汲む。
東側のベンチをお借りして昼食。お湯を沸かす間にバッチを購入した。鰻丼とどん兵衛の蕎麦を食べた。目の前には仙ノ倉山とエビス大黒ノ頭が見える。デザートを摂りながらまったりと過ごした。
鐘を鳴らして出発。ミツバオウレン、イワカガミ、イワナシ、アカモノが咲き連ねる道。左手には平仙鞍部を源流とした笹穴沢と小出俣山の美しい景色。ムラサキヤシオはここでも満開だった。当たり年。
ブナの斜面をトラバースするように歩くとツバメオモト街道。白い可憐な花が咲き連ねていた。沢の残雪を横目にながら大源太山方面へ曲がる。小さな沢にも残雪がああり、サンカヨウはつぼみだった。
足元にはツバメオモト、頭上にはムラサキヤシオが咲いていた。笹の藪漕ぎが少しあり大源太山山頂へ。晴れ渡る青空に谷川主脈が横たわる。この景色が見られて良かった。キアゲハと追いかけっこして遊んでもらった。
稜線へ戻り三国山へ。三角山山頂すぐ下にシラネアオイが2株残っていた。大輪のシラネアオイは美しかった。そこから三国山までは4回アップダウンを繰り返す。ワラジカケマツノ頭からは、谷川主脈の平標山から谷川岳と爼�瑤�見渡せた。雄大な景色。
下って三国山巻き道へ直進せず登り返す。ムラサキヤシオ咲く道を抜けると南側に眺望が開ける。三国峠を眼下に西は県境稜線、東は赤城山と沼田市街地が見えていた。切れ込む法師沢の斜面には国道17号が、流れ込む沢を縫うように続いていた。
三国山山頂にある錆びた幸福の鐘を鳴らして下山。開放的な木階段を下る。ツツジ系の花々が咲き、足元にはミツバツチグリやスミレが咲いていた。三国山から30分で御阪三社神社に到着。参拝。
いにしえ人も通った三国峠。三国街道は千年以上の歴史ある古道。ブナやカエデの新緑にカナカナとヒグラシ鳴く道を歩んでいく。御神水の所ではユリワサビが群生していた。
歩むに連れて車の喧噪が近づいてくる。浅貝川を渡ると登山口に到着。旧三国トンネルは閉鎖されていた。デポした自転車を回収して装備を換装。駐車場まで約6kmのサイクリング。
苗場プリンスまでの急下りの後は、火打峠まで約2kmのヒルクライム。景色を眺めながらゆったりと漕いでいった。約18分で駐車場に到着。臨時駐車場まで車が入っていた。着替えて帰路へ。駐車料金600円を支払う。
領収書と一緒に貰った「スノーカントリートレイル」のパンフレットに興味津々。道路脇に停めて熟読し、スマホでHPの紹介なども見た。これは徐々に挑戦したいと思った。ぐんま県境稜線トレイルは、上ノ間山〜稲包山だけ未踏。秋にも挑戦したい。
三国山から眺めていた国道17号を南下。月夜野大橋からは谷川主脈がきれいに見えていた。一方、赤城山は雨雲に覆われ、豪雨が降っていると思われた。レンゲツツジも見頃を迎えているので、来週あたり周回縦走も良いかなと思った。
初夏の花時期は忙しく、行きたい所がたくさんある。自然を愛する者にとっては、いかなる花木でも高嶺に有ると思い、優しく相対する気持ちが自然保護の基本だと思う。人に対しても同様なのは言うまでもない。
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ご無沙汰しております❗️
雪解けが進み高山植物が咲き誇る様は圧巻でしょうね‼️
稜線を歩きながら沢山のお花を見られるのは心癒されて最高ですね。
平標山、仙ノ倉山から三国山周回お疲れ様でした。
前半は悪天候でしたが、後半は青空と花が彩る稜線歩きができました。平日でも結構混雑していましたので、土日はさらに混雑するのでしょう。
標高差が1000ｍ近く残雪や風の影響などもあり、花の種類が豊富で開花時期も差があります。今年はシャクナゲが裏年ですが、ムラサキヤシオやハクサンイチゲが見事です。
流石ですよ、一日で平標登山口より仙ノ倉山、そして大源太山から三国山の花トレイルを回る体力をお持ちになっていて凄いですね。
花トレイルだけあっていろんな花が咲き誇り目を楽しませてくれましたね、大源太山分岐から次の沢越えの所に咲くサンカヨウまだ蕾で残念でしたね。
お疲れ様でした。
三国山大源太山は先週に、平標仙ノ倉は土曜に行かれたのを見ました。天候的に平標山や鞍部の花観賞だけと分かっていましたから、予想より40分早く青空が現れてガッツポーズしましたよ。ハロが出現しましたが、強風のおかげで雲の北上を送らせてくれました。
晴れたら晴れたで今度は暑さです。ほぼ開放的な稜線ですからね。ムシもたくさん出てきました。山の家からは花街道でした。ミツバオウレン、イワカガミ、ツマトリソウ、ミツバツチグリは咲き連ね圧巻でした。ツバメオモトも結構ありました。志賀で散々見ましたがやはり可憐な花には魅了されますね。三角山にシラネアオイが残っているとは思いませんでした。
次は稜線から見た頂上台地行きですかね。只見方面も気になってます。
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