5年ぶりの立山周回(おまけの剱御前)

2022年07月02日(土) [日帰り]

• GPS: 06:10
• 距離: 13.1km
• 登り: 1,170m
• 下り: 1,172m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:03
• 休憩: 1:25
• 合計: 6:28

8:17 室堂
8:58 9:02 一の越山荘
9:42 9:56 雄山
10:09 10:12 立山
10:15 10:29 大汝休憩所
10:39 10:45 富士ノ折立
11:07 11:08 真砂岳
11:45 11:49 別山南峰
12:09 12:15 剱御前小舎
12:22 12:23 剱御前山（最高点）
12:37 12:49 剱御前
13:01 13:02 剱御前山（最高点）
13:08 13:16 剱御前小舎
13:52 13:52 浄土橋
13:58 13:58 雷鳥沢キャンプ場
14:05 14:05 雷鳥沢ヒュッテ
14:11 14:11 雷鳥荘
14:24 14:35 みくりが池温泉
14:45 室堂

天候

AM🌞
PM⛅→☔🌩→⛅

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

・立山駅駐車場を利用。意外と空いていたので一番近場の駐車場に停められた。
・キャンペーン割引を利用。（富山県とその周辺の県だけでなく愛知・静岡・三重も対象になっている）。往復5,500円。これにクーポン券が4,000円分付いて実質往復運賃は1,500円となるので、破格の値段。
キャンペーン適用要件は、免許証などの本人確認書類＋ワクチン3回接種証明or陰性証明。

コース状況／危険箇所等

・一ノ越〜雄山間は毎年整備が進められ、前回来た時と較べてもかなり登りやすくなっていた。足場が良くなったうえ、下山路も分けられているので渋滞が起きにくくなっている。
・別山の巻道は既に雪は無いように見えた。
・雷鳥坂は途中まで夏道を辿れるが、下部は雪渓を降りる。目印のポールあり。もっと上部の雪が出て来た所から浄土沢上流方面に向かって滑り降りる事も可能だが、逐次状況が変わるので注意。
・浄土橋は落ちたままとなっていた。なので上流方面のまだ雪に覆われた箇所まで回る必要あり。小さい沢の徒渉、スノーブリッジ、クレバスなどに注意。

その他周辺情報

・亀谷温泉白樺の湯。大人440円。現金のみ。
・浴室に石鹸類はないので、持参又はシャンプー&ボディーソープセット（100円）を購入。因みに、ドライヤーも有料。2分20円他、機種によって5分100円というのもあった。貴重品ボックスは100円返却式。
・水風呂（冷泉）は源泉100％かけ流しとなっているとの事。内湯&半露天は加温濾過している。ほのかに硫黄の匂いがする（単純硫黄泉）。アルカリ性の湯なので、肌触りがツルツル。
・白樺ハイツ自体は閉館してしまったが、貴重な良い温泉が銭湯として生き永らえている事に感謝・・。

写真

7/1 19:19

前夜7時過ぎ、自宅ベランダからの薬師と夕日に染まる積乱雲

7/2 6:36

当日朝6時半。さほど並んでいない様子。WEB予約の人は階段を上がって左手にある発券機でチケットを受け取る

7/2 6:40

普通、立山駅-室堂往復で6,320円だから、5,500円でも安いのに更に4,000円分のクーポンも付くとは・・。ありがたや🙏

7/2 8:09

始発（7:00）のケーブルカー→高原バスを乗り継ぎ、8時過ぎに室堂到着。まずはここをチェック

7/2 8:17

準備完了。さて出発！

7/2 8:31

まだまだ雪は多いが、ツボ足で問題なし

7/2 8:43

斜度が出てくる。一ノ越までもうちょっと

7/2 8:47

振り返ると室堂平と大日連山。けっこう標高上がってきたな

7/2 8:57

で、一ノ越到着。高山なのであまり急ぎ過ぎないように少し休憩

7/2 8:59

展望バッチリ！

7/2 9:02

さて、雄山に登るぞっ！

7/2 9:01

今日は雪渓歩きも多いので、ゲイター付きのトレランシューズを履いて来た

7/2 9:11

もう大日を見下ろす位置まで来た

7/2 9:28

みくりが池！　形容し難いほどの青さ😲

7/2 9:12

ミヤマキンバイ

7/2 9:16

凄く分かりやすい&登りやすい。基本的に赤ペンキが登り用で黄色ペンキが下り用になっている

7/2 9:19

この日も整備されている方が何人もおられました。ありがとうございます🙏

7/2 9:24

見えてからが遠い

7/2 9:41

雄山に到着

7/2 9:42

立山以南の北アルプスが一望のもとに

7/2 9:43

白山も（下の近景は浄土山）

7/2 9:43

燕方面の稜線から、常念・大天井

7/2 9:43

槍穂高

7/2 9:43

水晶・乗鞍・御嶽・笠

7/2 9:43

黒部五郎・薬師

7/2 9:44

手前に鳴沢岳と赤沢岳。奥に四阿山と少し雲に隠れた浅間山

7/2 9:44

蓮華・スバリ・針ノ木

7/2 9:48

それでは峰本社に参拝

7/2 9:50

昨日から開山しているが、自由に参拝していいようだ

7/2 9:50

社殿の前にある、3003mの基礎となった岩

7/2 9:53

白馬方面から、唐松・五竜・鹿島槍・爺ヶ岳の山並み

7/2 9:51

次に目指すは大汝

7/2 9:52

毛勝三山と剱岳

7/2 9:55

ここから大汝方面へ

7/2 10:08

10分ちょっとで大汝山頂

7/2 10:11

Top of Toyamaで自撮り

7/2 10:10

雄山越しに薬師方面

7/2 10:10

眼下は黒部ダム

7/2 10:19

ここで早めのランチ。立山サンダーバードで買ってきたサンドイッチ（BBQチキン）

7/2 10:40

いつもはスルーしてしまう富士ノ折立に初めて登った😲

7/2 10:41

ここからは遮るものが無くなったので、海から朝日岳〜白馬岳も見える

7/2 10:47

ザレた急斜面を下る。ここから見ると、真砂岳も別山も大したことないように見えるが・・・

7/2 10:54

ここが内蔵助氷河かな

7/2 10:58

鞍部から見上げると、真砂岳も「山」

7/2 11:07

山頂通過

7/2 11:13

真砂岳以上に壁の如く立ちはだかる別山

7/2 11:41

立山を振り返ると雲が湧いてきていた。これは予報どおり午後から白い世界になるかな？

7/2 11:45

で、無事に別山山頂。壁のような圧があったが、鞍部からは30分ほどで登れる

7/2 11:47

ここから一人剱撮影会（笑）

7/2 11:47

雲さん、もうしばらく待って下せえ

7/2 11:48

7/2 11:53

剱沢はまだ雪

7/2 12:21

剱御前小舎を経由して、剱御前山へ

7/2 12:30

ハクサンイチゲ

7/2 12:31

コバイケイソウはまだ蕾

7/2 12:33

”たわわ“なアオノツガザクラ

7/2 12:37

で、こっちは「剱御前」。剱岳隠れてしもた〜

7/2 12:39

あ、出てきた

7/2 12:39

7/2 12:43

雲があると結構絵になりますな

7/2 12:44

7/2 12:45

剱御前からの、たおやかな別山

7/2 12:56

さて戻ろう。この辺りはさすがに剱に近いので、岩も峻厳な感じ

7/2 13:00

イワウメ

7/2 13:13

小舎に戻った。コーラを買ってグビグビ飲んだ。さて下山しましょう

7/2 13:04

地獄谷の「ゴォ〜〜ッ」という音がここまでしっかり聞こえてくる

7/2 13:18

雷鳥坂というだけあって、ここを通ると高確率で雷鳥に遇える

7/2 13:19

登山道に座り込んでしまった

7/2 13:19

砂浴びを始めた

7/2 13:20

ではごきげんよう

7/2 13:27

坂を下っている途中に雨が降り始めた。レインウェアを出す

7/2 13:44

時々雷がゴロゴロ鳴る中、なんちゃってグリセードで滑る。この後、結構な土砂降りに・・・☔

7/2 14:28

体が濡れていて寒いが、どうしてもブルーベリーソフト🍦が食べたくて・・😅

7/2 14:40

雨のみくりが池

7/2 14:40

流氷気分

7/2 16:07

15時過ぎのバスに乗り、帰途に就いた。体は冷え切ってしまった

7/2 16:36

亀谷温泉であったまろう・・・♨

7/5 20:55

クーポン券の一部は地ビールに変身しました♪　玉殿の湧水を使っているそうです🍺

撮影機器：

α6300 ILCE-6300 ボディ SONY

装備

MYアイテム

でぶねこ山

重量：-kg

備考

💧消費水分・・・スポーツドリンク、コーラ　計1.5ℓ

感想

でぶねこ山

予想し得なかった最速の梅雨明けからの、連日猛暑という不意打ちに耐えられず、涼しい雲上の世界に避難すべしと5日ほど前からWEB切符を予約。
富山県民・地域ブロック県民割引の恩恵（往復実質1,500円）を享受して易々と室堂へ。やっぱり涼しい😁

今日は午後から天気が崩れるかもしれないので、出来ればお昼くらいには別山まで到達したいなと思っていた。
標高が高いので、本当は少しゆっくり目で歩けば良かったのだが、あまり気にせずに歩いたら若干頭痛や気持ち悪さの症状が出てきた。水はガバガバ飲んだが、固形物はあまり欲せず、結局サンドイッチを食べたのみだった。

いつもスルーしてしまう富士ノ折立にも今日はちゃんと登り、真砂岳まで下りたら気分は大分良くなっていた。
でも足はちょっと疲れたので、ここからはストックのお世話になった。（別山の登り返しがきついしね・・・）。
振り返ってみると、立山方面には雲が湧き出していた。剱の方も雲が掛かってきていたが、丁度良い絵になる雲だった。

計画よりも早めに別山乗越に着いたので、剱御前にも行ってみる事にした。この山も、いつも行こうと思いつつなかなか機会に恵まれない山だった。
先端部に着いた時、剱の山頂が丁度雲に隠れるか隠れないかというのを繰り返しており、写真を撮る手が止まらず、なかなか離れ難い場所となってしまった。
雷鳥坂を下り始めると、空はどんより。雷鳥さんの砂浴びをのほほんと撮影している間は良かったが、次第に雨が降り始めたので雨具を羽織った。
更に、急斜面の雪渓をグリセードっぽく滑り降りている間に上空では雷もゴロゴロ鳴り始め、ヒヤヒヤしながら浄土沢まで下りた。

浄土沢の橋はまだ落ちたままだったので、上流方面まで徒渉地点（結局、スノーブリッジを渡らざるを得ない）を探さねばならなかった。幅は小さいが深いクレバスもあり、浄土沢が本日の核心部であった。
雨脚も強まり、黙々と階段地獄を登り返し室堂へ。みくりが池温泉に寄って、楽しみにしていたブルーベリーソフトを食べて外に出たら、濡れた体が更に冷えてしまい迂闊であった。美味しかったが。
そして、ターミナルに着く頃に漸く雨は止んだ。

帰りは亀谷温泉白樺の湯で冷えた体を温めた。ほのかな硫黄臭の、ぬるめで気持ちの良い温泉だった。アルカリ性なので肌がツルツルになった。