白馬岳（猿倉IN〜栂池OUT、山頂宿舎テント泊）

2022年07月24日(日) 〜 2022年07月25日(月)

• GPS: 16:52
• 距離: 30.0km
• 登り: 2,449m
• 下り: 2,888m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:07
• 休憩: 2:14
• 合計: 9:21

5:37 猿倉荘
5:39 5:39 猿倉登山口駐車場
6:40 6:40 白馬尻荘
6:43 6:53 白馬尻小屋
9:25 9:33 岩室跡
9:57 10:14 避難小屋
11:04 12:29 白馬岳頂上宿舎
12:36 12:37 丸山
13:34 13:45 杓子岳
14:48 14:50 丸山
14:58 白馬岳頂上宿舎

2日目

• 山行: 6:26
• 休憩: 0:56
• 合計: 7:22

4:37 白馬岳頂上宿舎
4:59 5:17 白馬山荘
5:32 5:47 白馬岳
6:27 6:28 三国境
7:09 7:12 小蓮華山
7:57 7:59 船越ノ頭
8:33 8:43 白馬大池山荘
9:17 9:18 乗鞍岳
10:04 10:04 風吹大池方面分岐
10:08 10:09 天狗原/白馬岳神社
11:06 11:09 栂池山荘
11:10 11:10 栂池ヒュッテ
11:18 11:18 栂池パノラマウェイ 自然園駅
11:27 11:28 栂池パノラマウェイ 栂大門駅
11:34 11:35 ゴンドラリフト栂の森駅
11:57 11:57 栂池パノラマウェイ 栂池高原駅
11:59 ゴール地点

ログ止めないでロープウェイとゴンドラに乗ってしまいました。

天候

曇りときどき晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

行き：毎日あるぺん号白馬猿倉行き　都庁23時発〜猿倉5時10分着
帰り：毎日あるぺん号栂池高原始発 15時発

猿倉行きの毎日あるぺん号は小型の4列シートSTD車のみの運行です。
帰りは栂池〜八方ルートの便なのでお好みで。

コース状況／危険箇所等

危険箇所は特になし。大雪渓もよく締まっていて歩きやすいです。
小雪渓、白馬乗鞍近辺の小規模な雪渓トラバースあり。軽アイゼンあると安心です。

その他周辺情報

栂池高原は営業している立ち寄り温泉が1軒も無くなってしまったのですね……帰りお風呂に入りたい方は八方まで移動しましょう。
栂池高原のお蕎麦さん「ふるさと」でジンギスカン定食食べました。美味しかったです。

写真

7/23 22:57

都庁大型バス乗り場から毎日あるぺん号搭乗。
都庁から乗るのは初めてでしたが、混んでいる便は竹橋から乗ったほうが良さそうですね。毎ぺんは席選べないので途中乗車だと通路側率高いです。
猿倉行きの便は小型車両での運行のみです。快適とは程遠いけど致し方なし。

7/24 5:16

まるっきり眠れませんでしたがつつがなく到着しました。

7/24 5:37

身支度して5:30に出発。この山域は小屋・テン場ともに現在完全予約制です。気を付けましょう。

7/24 5:47

大雪渓までは緩やかな林間の道歩きです。

7/24 5:57

目的地はほぼ初めから見えている。

7/24 6:42

1時間ほどで白馬尻着。今年は小屋の設置は無くトイレのみ設置となっていました。

7/24 6:49

さすが白馬、すごい人。客層がバラエティ豊かなのもこの山ならではですかね。

7/24 7:16

うっ、眩しい。眩しすぎる（論理）……
普段奥秩父あたりに最適化された私の眼にはキラキラしすぎて直視できない光景である。

7/24 8:37

大雪渓危険箇所ありません。いちおう軽アイゼン持っていきましたがチェンスパでも問題無いでしょう。
左側のガレ場から時折カラカラ石の音がする。落石には注意しましょう。ヘルメット持参の方も多かったです（4割くらい？）

7/24 9:18

長い大雪渓を抜けると花盛りでした。クルマユリが眩しい。

7/24 9:51

小雪渓、きれいにステップ切られています。

7/24 9:55

この間天気がずっと悪く不安だったのですが予想外の晴れ間。空が青い。

7/24 10:21

村営頂上宿舎が見えてきました。11時には着けそうですね。

7/24 10:42

雲が上がってきた。今日は杓子岳に行くけど雲に飲まれる前に着けるかな？

7/24 11:03

頂上（頂上ではない）宿舎着いた。
あれだけ予約制だとあちこちこれでもかと告知されているのにやはり予約なしで突撃してきたおじさんがすったもんだしてました。

7/24 11:42

昼前にテント張れた。荷物軽くして白馬三山の杓子岳だけサクッと往復してきます。

7/24 12:24

振り返って白馬山頂。要塞みたいな白馬山荘がでかい。人類ってすごいなあ。

7/24 12:26

テン場はこんなかんじです。

7/24 12:30

たいへん美しい稜線歩きになります。

7/24 12:38

白馬鑓〜唐松方面。残念ながらガスってきました。

7/24 12:55

ガスってきたけど、この稜線を歩けるだけで満足です。

7/24 13:35

杓子岳直下最後の急登だけガレガレのガレ石を15分ほど登ります。山頂でカメラクルーがなにやら番組制作っぽい撮影をしていました。見たことあるカメラマンだな？と思ったら、山岳カメラマン兼登山YouTuberのタケミさんでした。BS-TBSの紀行番組の撮影だそうです。TAKE MOVIE面白いので私も大好きです。

7/24 13:43

山頂碑。

7/24 13:48

テントに戻ります。

7/24 14:19

吸い込まれそうな夏の山ですね。

7/24 15:10

山頂宿舎で生ビール。いやあ、白馬に来るのに必要な装備はテントじゃなくて現金なんじゃないかなあ、みたいなことをちょっと思いました。だって人いっぱいでみんな小屋泊小屋食の軽装キラキラハイカーばっかりなんですもん！

7/25 4:12

夜は風が出てきたけど天気もよく快適な一夜でした……一部の客を除いては。さすが白馬岳、様々な客層の方がいます。ベテラン山屋に子連れのハイカー、グループ客。みんなそれぞれ楽しんでいるはずなのですが。。
あまり思い出したくもないので詳しくは書きませんが、私の近くにとある迷惑客がいて、周囲の他の方と申し合わせて私が朝4時前に一声掛ける羽目になりました。気が重い一晩になってしまった。

7/25 4:58

気を取り直して4時半出発、白馬山荘で少し休憩しました。しかしすごい小屋ですよね、要塞か山城にしか見えない。

7/25 5:22

山頂まではあっという間です。

7/25 5:32

夜明けの白馬岳に到着しました。天気もってくれて良かった。

7/25 5:32

後立山連邦を望む。ガスかかっていますが剱立山もきれいです。

7/25 5:32

東方面。写真に写っていませんが浅間山、四阿山、八ヶ岳はよく見えました。

7/25 5:37

剱と立山。去年剱で嵐にぶち当たって撤退したのでまた近々行かなくてはならない。

7/25 5:37

日本海方面、ぎりぎり海まで見えました。

7/25 5:38

もう一回振り返って松本方面。

7/25 5:38

これから歩く小蓮華への稜線です。

7/25 5:56

山頂を振り返って一枚。

7/25 6:11

とても快適な道です。月曜日とはいえ人は多い。

7/25 6:21

キンバイにハクサンイチゲに満開です。美しい。

7/25 6:26

雪倉岳も美しい山ですね。あれの北はもうここより高い山は存在しないポイントになります（余談ですが雪倉岳の次に北緯上北にある高い山は日光白根山で、400メートルくらい北緯が高い）。
いつか栂海新道を歩かなければ。

7/25 6:30

白馬大池までは白い砂礫の道が続きます。

7/25 7:04

小蓮華山についたので軽く補給しました。なにやら剣が刺さっている。

7/25 7:14

コバイケイソウの群生地がありました。きれいだけどくっさいんですよねー

7/25 7:24

大雪渓に晴れ間が出ました。稜線はガスに飲まれてしまったので朝一で通過してきて良かった。

7/25 7:28

チングルマにハクサンイチゲ、大量に咲いています。

7/25 7:43

お、ライチョウくんがいますね。

7/25 7:44

小さいのもいる。親子でした。

7/25 7:57

船越ノ頭を過ぎるとあとは標高を下げていきます。

7/25 8:05

白馬大池が見える。

7/25 8:26

白馬大池のテン場も良さそうなロケーションですね。

7/25 8:54

登山道は池を回り込んで白馬乗鞍のゴロ石を登って行きます。パトロールの方がステップを切って赤を撒いていました。頭が下がります。

7/25 9:19

白馬乗鞍まできたところ、だんだん小学校の遠足児童が増えてきました。さすが長野県。
ところでこの山、ピークに山頂碑があるわけではないんですね。ゆるやかな台地状の山頂のちょっと低いところに三角点があります。

7/25 9:27

あの猫みたいな岩は何て言うんですか？

7/25 9:30

この先は岩と雪渓でぐいぐい標高を下げていきます。

7/25 9:58

森林限界下まで降りてきた。

7/25 10:04

天狗原と言われている湿地帯です。ワタスゲが綺麗ですね。

7/25 10:08

遠足っぽい一段が続々やってきます。

7/25 10:28

最後の水場。あとは下るだけ。

7/25 11:06

栂池に着きました。

7/25 11:14

ロープウェイに乗ります。ゴンドラとセットで2,000円。jROの会員証を見せると200円引きになります。

7/25 11:32

ゴンドラリフトに乗り換え。

7/25 11:56

20分ほどで栂池高原駅まで降りてきました。
正午前に着いたけど、バスの時間は15時。。早く着きすぎた。。

7/25 12:35

栂池で唯一残っている日帰り入浴可能施設に行ってみたところ休館でした（後で観光案内に聞いたところ今年はずっと開いていないとのこと）。
仕方なく、隣にあったお蕎麦屋さんでお昼にしようと思ったところジンギスカン定食なる強力なメニューがありました。しかも安くてうまい。

7/25 13:01

蕎麦屋「ふるさと」です。隣にあるのが休館中の元湯栂の湯（でしたっけ？）

7/25 14:42

帰りは3列シートの大型バスで快適に帰宅しました。
自転車乗りとしてはとても思い入れのある仁科三湖を通って、七倉ダムに寄って乗客を拾って、乗客はぜんぶで5名。
途中渋滞あって21:10に新宿西口着。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

備考

白馬でもヘルメット持参の方が半数近くになっていました。

感想

つっしー

白馬岳は当たり前ですが観光地白馬らしく華のある山だなあと思います。大雪渓、お花畑、豪華な山小屋に美しい稜線の眺望とひととおり満喫しました。普段地味山ばかり登っているので景色も人もキラキラに見えましたね。
ずっと天気悪かったのですが2日間比較的天候に恵まれて良かった。
来週は2週続けての後立山連峰2泊3日の予定なのですが天気が悪そうです。