新穂高から水晶岳日帰りと雷鳥遭遇
- GPS
- 17:35
- 距離
- 47.6km
- 登り
- 3,601m
- 下り
- 3,581m
コースタイム
- 山行
- 16:02
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 17:36
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://www.okuhida.or.jp/archives/5001 連休でない日曜夕方6時時点で6割がた埋まっている状態で路駐車が多数 月曜の夜8時時点でも同じような状況 簡易トイレ有(2台) ・インフォメーションセンター前の県有駐車場(P3)は夜間閉鎖 2022/7/25時点 営業時間:AM8:00 〜 PM4:00 時間外は鎖で施錠されていて係員はいないので注意 ※営業時間は変わる可能性あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所 ・水晶岳手前岩場 |
その他周辺情報 | 新穂高温泉 |
写真
感想
平日の人が少なさそうな日を狙って初の北アルプス、水晶岳へ。
日帰りだと、どの登山口からも往復で40kmを超え、累積標高が3000m超えなので、20時間近い歩きになることを覚悟する。
登山口は新穂高から双六岳と鷲羽岳を経由する新穂高側からを選んだ。
前日、日曜日の夕方に新穂高の無料駐車場に着くが、すでに半分以上停められて路駐も多い。月曜日を休んで小屋泊やテント泊の人が多いのかと思ったが月曜の夜も同じような状況だったので、いつも混んでる様子。
暗闇の中を7km近く林道歩き。熊が出てこないか心配なので熊鈴を勢いよく鳴らしながら歩くが、雪解け水で増量した沢の音でかき消される。
1時間と少しで小池新道の入り口に到着。
岩の多い登山道を淡々と登って、1時間半くらいで鏡平山荘へ到着。
山荘では何人かが出発準備をしていた。
こんな山奥に自動販売機があるのも意外だが、いつでも買えるという安心感。
山荘ではまだ小さな男の子が手伝いをしていた。
夏休みの間だけかもしれないが、ここで過ごせるとはうらやましい。
双六小屋までは途中に残雪のある箇所があるが、傾斜はないので特に問題なかった。
この稜線辺りの標高から上は雲が多くなり始め眺望は全くなくなる。
双六小屋に着く頃にはそこそこの人で賑わっていた。
ここで水補給。無料で補給できることがありがたい。
双六岳は雲に覆われて全く眺望が無い。
眺望が無いので気が重いが途中に何度か雷鳥に遭遇。
丸山の手前付近では3匹の雷鳥と遭遇して少しの間登山道を一緒に歩いた。
人に慣れていて数mまで近寄っても逃げようとしない。
ぴょんぴょん跳ねながら歩く姿は愛らしい。
三俣蓮華岳に着いても全く雲が晴れる様子は無いので早々に三俣山荘に急ぐ。
この時点で計画から少し遅れが出始めてきていた。
三俣山荘も数分休んで先に進む。
鷲羽岳への登りは急坂が続く。大きな浮石が多いので落石に注意。
途中で雲の中に入り、周りの景色が全く分からないまま鷲羽岳山頂。
そのまま、降りて登ってワリモ岳。ワリモ岳北分岐まで一気に進む。
眺望が良くないので水晶岳が見えず、どのくらい進めば着くのか不安になる。
12時までに水晶岳に着く予定だったが、12時手前に水晶小屋に到着。
計画から1時間遅れだったが、帰りはヘッドライト覚悟で水晶岳へ。
この辺りから徐々に雲が晴れ始めて水晶岳に着く頃には、これまで歩いてきた稜線が見えるくらい晴れた。少しの間山頂で景色を楽しんですぐ折り返す。
帰りはペースを早くしたいが疲れていて思うように上がらない。
鷲羽岳の登りと三俣蓮華岳分岐への登りが堪える。
三俣蓮華岳の分岐からは巻道を使って双六小屋へ。
その後は多少のアップダウンをこなして、夕方18:00に鏡池に到着。
まだ明るいうちに林道まで行きたいので、少々飛ばし気味で石の多い登山道を降りる。石や岩が多いと降りやすいのだが、膝に負担がかかる。
何とか完全に暗くなる前に林道合流地点に到着。
ワサビ小屋でヘッドライト装着で林道をひたすら歩く。
途中ににわか雨に降られるが、夜8時過ぎにインフォメーションセンターに到着。
すでに真っ暗で人の気配はない。
歩行距離が40km超えは初だったがさすがにきつかった。
久々に膝と足の筋肉痛が痛い。
前半は雲に覆われて修行のような状況になると思われたが、頼翔に出会えたのと、帰りは少し晴れてくれたので、とても満足できる山行だった。
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