八ヶ岳(赤岳〜横岳〜硫黄岳〜本沢温泉)
- GPS
- 27:26
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,920m
- 下り
- 1,835m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:44
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 7:19
天候 | 曇り風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:みどり池入口バス停から小海線小海駅行きバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸口〜行者小屋:危険な箇所はないが長距離かつ地味に登るためペース配分注意 行者小屋〜地蔵の頭:後半にハシゴ状の階段および鎖場があるが難易度は低い 赤岳〜横岳〜硫黄岳:赤岳直下と地蔵の頭から横岳の少し先まではハシゴ鎖場多数だが、高度感のある場所は少なく通過は容易。ただし逆コースだと難所の大半が下りになるため難易度が上がる 硫黄岳〜夏沢峠:ガレ場の急な下り、落石注意 夏沢峠〜稲子湯方面:危険な箇所はないが、しらびそ小屋〜みどり池入口バス停までは陽を遮るものが少ないので暑さに注意 |
その他周辺情報 | 本沢温泉は2022年8月時点では日帰り入浴は露天風呂のみ。入浴料1000円は本沢温泉小屋で支払うが、小屋のスタッフ曰く夏沢峠から下ってきた場合は先に風呂に入って後から入浴料を支払っても良いとのこと。 |
写真
感想
当初の予定は槍ヶ岳で小屋やバスを予約していたのだが、天気予報が今ひとつだったことから出発前日に予定変更。たまたま赤岳天望荘が空いていたことから、地蔵尾根を登って一泊二日で降りる計画にした。下りはオーソドックスに美濃戸口に戻るつもりだったが、下調べしているうちに本沢温泉経由で稲子湯に下りるルートが取れそうなことが判明。本沢温泉といえば最近劇場版ゆるキャン△に出てきた温泉ということで、これは聖地巡礼しない手はない。あとは天気が良くなることを祈るだけだったが……
登山当日はあずさ1号で茅野入りして美濃戸口行きのバスへ。あずさは激混みだったが、バスはちょうど全員座れるくらいの人数だった。諸々準備して歩き始めたが、久々の本格登山かつ暑さで身体が全然動かず、比較的楽なはずの行者小屋までの道中で何度も足が止まる有様。この調子で地蔵尾根はどうなるかと思ったが、こちらのほうが階段やら鎖場やら変化があって楽しめる道ではあった。そうしてゆっくりではあったが、何とか15時過ぎくらいに赤岳天望荘に到着。部屋で重いザックから解放された時は心底ホッとした。この時点で外は曇って景色は全く見えない状況。赤岳に行ってもガスで何も見えないのはほぼ確定の状況だったが、翌日好転するとも限らないためこの日のうちに登っておくことに(結果この判断は正しかった)。案の定山頂からの眺望はなかったが、それでも山頂を踏めたこと自体に安堵した。
翌日は朝から数メートル先しか見えないレベルのガスに強烈すぎる爆風。硫黄岳までの周回を諦める人もいるほどだったが、とりあえず横岳方面へ行ってみることに。実際のところ確かに風は強かったが歩くのに支障があるほどではなく、ハシゴや鎖場の通過も難なくこなすことができた。相変わらずガスで何も見えないものの、アスレチックのようなコースで高山植物も多いし、歩いててとても楽しい道だった。横岳通過後のカニのヨコバイ状の箇所を過ぎると難所も終わり、途中のコマクサの大群落が圧巻。硫黄岳はだだっ広い山頂だが、結局ここまで景色は全くなし。
夏沢峠へは急な下りを経て今回の目的の一つである本沢温泉へ。ゆるキャン△看板のお出迎えが嬉しい。本沢温泉で1000円支払っていよいよ露天風呂へ。幸い誰も入っておらず、遠慮なく温泉にイン。最初こそ日焼け痕に染みたが、熱すぎずぬるすぎずでずっと入っていられそうな温度、そして硫黄岳の絶景。幸い人が来なかったこともあって最高の時間をじっくり堪能できた。温泉後は稲子湯方面に下りて、みどり池入口バス停から帰宅。
お天気と自分の体力こそ残念だったが、赤岳〜硫黄岳のコースは素晴らしかったし、ゆるキャン△聖地巡礼で最高のお湯に巡り会えたしで、終わってみれば大変良い山行だった。次回は天気の良い日に稜線をじっくり堪能したい。
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