荒川三山〜赤石岳 (椹島より一泊二日にて周回)
- GPS
- 14:26
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 3,292m
- 下り
- 3,284m
コースタイム
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 7:51
- 山行
- 5:08
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:23
天候 | 7月29日(火) :晴れのち曇り 7月30日(水) :快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・新東名 新静岡IC下車より県道27号〜県道187号〜県道60号経由にて畑薙第一ダムまでアクセスしました。 (夜間走行で約2時間) ・道路状況は全区間にて舗装されていますが道幅は狭くカーブの連続なので、運転にはかなりの神経を使います。(殆ど山岳道路と変わりありません) 【畑薙第一ダムよりバスにてアクセス】 ・本来ならば8時始発のバスですが、状況次第によっては(混雑状況)、始発時間より早く臨時便が出ます。 今回は平日では有りましたが7時に臨時便が出ました。 【駐車場】 畑薙第一ダム夏期臨時駐車場に駐車場しました (約100台位駐車可能、無料、 仮設トイレ有り、近くに水場有り) 《マップコード》 777 517 173 【ネット情報】 www.t-forest.com/alps/(東海フォレストHP) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 夏期畑薙第一ダム臨時駐車場に有ります 下山時も下山届の提出が必要となります(ボランティアの山岳会の方が常備しています) 用紙ペン有り 【コース状況】 《椹島〜千枚小屋》 椹島より出発しなだらかな登山道を辿っていきます。 瀧見橋を越えた辺りより登山道は深い樹林帯へと入っていきます。 マーク等は頻繁に有りますが、登山道は若干、不明瞭なところが有りますので注意が必要です。 鉄塔下の通過地点より登山道は明瞭になり高度を上げていきます。 展望が殆どない樹林帯の登りなので千枚小屋まで約1500メートルの登りをひたすら登っていきます。 特に危険個所は無いと思います。 《千枚小屋〜悪沢岳》 千枚小屋からすぐに急な登りとなり、森林限界を越え少し行くと千枚岳到着。 これより稜線歩きとなり本日、初めての3000メートル峰である丸山のピークを目指します。 この区間、意外と体力を消耗します。 丸山山頂より先に進むと岩ゴロの岩稜地帯の歩行となるので注意が必要です。 慎重に進むと悪沢岳山頂のピークです。 《悪沢岳〜荒川小屋》 悪沢岳からは一度大きく高度を下げます。 かなりの急斜面ですが、鎖やロープは無いので慎重に通過する必要が有ります。 いったんコルまで下がり登り返すと荒川中岳避難小屋に到着です。 避難小屋から中岳ピークはすぐそこです。 少し進むと荒川前岳分岐到着で、前岳までは分岐点からすぐそばです。 分岐点から荒川小屋まではカールを大きく下ります。 途中、お花畑の風景は圧巻です。 樹林帯までおり、少し進むと荒川小屋到着です。 《荒川小屋〜赤石岳》 荒川小屋裏手より一旦急な樹林帯を登ると森林限界に入ります。 山腹をトラバースするように進むと大きく開けた場所に出ます。 ここが大聖寺平となります。 この付近からの景色は目前に広がる山々が大きく雄大で南アルプスの象徴です。 大聖寺平より赤石岳へと取り付きます。 登山道は急登ですが、九十九折の道は付けられているのでペースを乱さず登ることが出来ます。 小赤石岳の肩からは穏やかな稜線歩きが続き、進むと赤石岳へ到着です。赤石岳から少し下ると赤石避難小屋が有ります。(1分) 《赤石岳〜椹島》 赤石岳からは急坂になります。 砲台型休憩所から富士見平までは山腹をトラバースするように進み細かいアップダウンを繰り返し進みます。富士見平からは荒川岳・赤石岳・聖岳・富士山など360度の眺望を堪能できます。 富士見平から赤石小屋まではすぐに到着です。 赤石小屋からはつづら折りの登山道を急激に高度をさげほどなくすると椹島到着。 |
写真
感想
いよいよ梅雨が明け週間天気予報にも太陽のマークが並び始めました。
そして、待ちに待ったこの日がやってまいりました。
本来ならば、昨年の秋に三連休で行くはずだったのに台風の影響で中止。
今年はどうにもこうにも二連休までしか取れない感じ…。
ならば、2日間で行っちゃえっ♪ということで1泊2日山小屋泊(素泊り)への旅をしてきました。
いざ、日程を決めたもののどうにもこうにも厳しいかもと毎日葛藤。
最悪は途中撤退も…と視野に入れ、決行してきました。
28日11時30分自宅を出発し、登山口の畑薙第一ダムの駐車場に4時に到着。新静岡ICからのくねくね道に思った以上の車酔い。到着してからもtanukigo妻はぐったり。今回は今までで一番厳しかったと言ってました。
駐車場は広く多くの車が止まっていました。
とりあえず、臨時便が出ることを願って5時まで仮眠をとります。
ふと目が覚めると、バスが止まっています。急いで行ってみるとアルペン号で来た登山者達がザックを並べて順番待ちを始めています。
自分たちもザックだけでも並べておこうと急ぎます。
準備をし、時間までのんびりしていると、バス停の方からおじさんたちの叫び声「25,6人揃ったら臨時便出るよ〜」って。待ってましたの一言です。
駐車場で準備をしていた人たちも慌ててバスに向かいます。人数が揃い7時に出発。
本来ならば8時ですが、1時間で早く出発で本日の山行日程に余裕が出て気持ち的に少しホッとしました。
運転手さんの饒舌な案内に耳を傾けながら、1時間バスに揺られて椹島に到着。
のんびりは出来ませんのですぐに出発します。
登山道は登りやすく、ペースを乱すことなく登ることが出来ました。
樹林帯の中ですが時々見える景色や多くの花に癒されながら、しかも、清水平の水は冷たく美味しかったです(^^♪
途中、BSで放送予定の撮影をしている人たちに会いました。放送は9月と言ってましした。
千枚小屋を通り過ぎ、千枚岳に着いた時にはあたりはガスに覆われ始めていて目指すべき悪沢岳も雲の中で若干、テンションダウン…。
tanukigo妻は千枚岳から丸山までの区間にペースがダウンし、危うかったですが丸山を超えると一気に回復し、悪沢岳までの岩場を楽しそうに歩いていました。
でも、あの悪沢岳への岩場は本当に悪かったなぁ〜と思いました。
気をつけて歩かないと岩と岩の間に落ちちゃいそうです。
ここで、塩見岳が顔を出してくれました。何とも言えないカッコ良さ。
いつか、また行きたいなぁと思いました。
荒川中岳避難小屋までいったん高度を下げ登り返すのを見て「えっΣ(゜Д゜)なんでっ」ってなっちゃいましたが、見た目よりも急登でなく登りやすかったです。
意外と近く感じました。
ただ、ここまでの疲労が足に…先を急がなければという気持ちについて来ません。なので、アミノ酸チャージで息を吹き返し作戦です。
荒川中岳避難小屋には本日宿泊の方なのかまったりしていました。中岳を過ぎ、ここで本日最後の前岳までひとっ走りです。
これで荒川三山すべてに登頂です。天気はガスの中で残念でしたが、一日で5座のピークを踏む事が出来、満足です。
さて、後は本日の宿泊地へ400メートルくらい高度を下げます。
途中のお花畑で写真を撮りながらゆっくりを下山です。
本日の宿も眼下に見え、あっという間に到着です♪
荒川小屋は多くの登山者でにぎわっていました。
本日の予定は素泊まりの予定ですが、もし混雑していたら小屋泊に切り替えようと小屋の外で会議をし、いざ確認してみると「本日は素泊まりの方は今のところいません」って。
ということは、もしかしたら貸し切りかもと期待に胸が膨らみます。
なぜかというと素泊まりの人は別宅なんです。だから、他に誰もいなければ自由。冬は冬季避難小屋みたいです。
受付を済ませ、ビールを片手に小屋の中へ。中はロフトのスペースも有り広く快適です。
電気もつくし、暖かいし山にいる感じがしません(笑)
夕飯を食べのんびりしていても他の宿泊者が来なかったのでここで確実に貸し切りだぁ〜となり、スペースを広く使いまったり。
本日の疲れも有ったからなのかいつの間にか眠りについてました。
翌日、朝3時半に起きると満点の星空。
これは、青空山行が出来そうです。
外を見ると山小屋で泊まった人たちが準備を始めています。
5時を登山開始とし、朝ご飯を食べ準備に取り掛かります。
キチンと掃除をしていざ、本日の目指す場所へと向かいます。
富士山を横目にご来光の日差しをたっぷりと身体に浴びるとスイッチが入ったかのように足がどんどん進みます。
登り始め大聖寺平までは緩やかです。ここを過ぎると一気に登ります。
小赤石岳を過ぎ赤石小屋分岐にザックをデポし赤石岳へと足を進めます。
赤石岳までは15分くらいで到着。ちょっと時間も有ったため赤石岳避難小屋に立ち寄り、その先にあるもう一つの赤石岳標識まで行ってきました。
ちょっと休憩し、下山を開始しました。
下山は富士見平まで細かいアップダウンを繰り返すため非常にきつく感じました。
富士見平では昨日から本日までの山々が見え圧巻でした。何とも言えない景色に感動しました。
ここからはひたすら下ります。
この辺りから帰りの椹島からのバス時間で10時30分か13時にするかで迷う。10時30分に間に合わせようとして間に合わなかったら2時間は暇になるし、かと言ってここからペースダウンするのも…。
とりあえず、頑張ってみるということになり先を急ぎます。
ひたすら下るのも疲れてきましたが富士見平から赤石小屋はすぐでした。
山小屋の人たちも宿泊者たちがいなくなったからか急いで掃除をしていて忙しそうでした。こんな風景を見ていると山小屋の方たちに感謝です。
ここで時計を見ると8時30分…バスの時間まで残り2時間。
でも、CTでは3時間。無理かもと考えながらひたすらくだっていると「椹島まで1時間」という標識が眼に飛び込んできます。時計を見ると、もしかしたら間に合うかもと期待大です。
ちょっと急ぎ気味に進むと、そこにヤマレコで見る最後の階段が目の前に。
「着いたぁ〜」の一言です。しかも、20分も余裕が有る。
バス発着所には本日、赤石小屋や千枚小屋から降りてきたと思われるたくさんの登山者。
急いで受付を済ませ整理券をもらい一安心。
椹島でテントを張ってのんびりしてる人たちを見るととキャンプも良いなぁ〜なんて思っちゃいました。時間があったらいつか…。
時間までのんびりし、バスに乗り駐車場へと向かいました。
行きも帰りも同じ運転手さんでした。
行きよりも運転手さんの近くに座れ、案内が良く聞こえあっという間に到着です。
また、いつか紅葉の時期に来てみたいと思いました。
実は今回、スピード重視の山行だったためトレランシューズで回ってきました。登山靴と違い軽くて歩きやすく楽でしたが、ソールが薄く最後のほうは足が痛かったです。でも、走ったりできるので楽しかった。
最初は心配や不安でいっぱいでしたが、1泊2日で回れたことCTを縮める山行が出来て自信がつきました。
日程は短かったですが、とても充実した2日間でした。
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