北穂高 東陵「ゴジラの尻尾を踏んづけて下山は徳本の紅葉狩り」の巻

2022年11月02日(水) 〜 2022年11月05日(土)

• GPS: 80:06
• 距離: 50.9km
• 登り: 2,708m
• 下り: 3,484m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:46
• 休憩: 1:22
• 合計: 8:08

6:52 上高地バスターミナル
6:56 6:57 無料トイレ
7:01 7:01 河童橋
7:55 8:00 明神館
8:05 8:06 徳本口
8:47 8:52 徳沢公衆トイレ
8:54 9:17 徳澤園
10:59 11:09 横尾
11:26 11:27 横尾岩小屋跡
12:09 12:24 本谷橋
13:13 13:14 大崩落地
13:34 13:54 Sガレ
15:00 涸沢

2日目

• 山行: 9:19
• 休憩: 0:01
• 合計: 9:20

5:18 涸沢
5:22 5:23 涸沢小屋
14:38 北穂高小屋

3日目

• 山行: 5:29
• 休憩: 1:00
• 合計: 6:29

7:04 北穂高岳
7:04 7:04 北穂高小屋
7:05 7:11 北穂高岳
9:25 9:25 涸沢小屋
9:29 10:00 涸沢
10:09 10:11 涸沢ヒュッテ
10:31 10:32 Sガレ
10:45 10:45 大崩落地
11:28 11:28 本谷橋
12:01 12:01 横尾岩小屋跡
12:17 12:37 横尾
13:31 13:31 徳澤園
13:33 徳沢公衆トイレ

4日目

• 山行: 8:58
• 休憩: 1:12
• 合計: 10:10

4:48 徳沢公衆トイレ
5:22 5:26 徳本口
7:36 7:55 徳本峠
8:26 8:48 力水
10:20 10:42 岩魚留小屋
11:26 11:27 瀬戸上橋
11:36 11:36 瀬戸下橋
12:49 12:50 戻り橋
13:05 13:05 行き橋
13:27 13:28 二俣
13:59 14:00 小嵩沢渓流入口
14:26 14:26 奥樽沢渓流入口
14:45 14:45 第１ゲート
14:54 14:55 島々
14:58 ゴール地点

天候

1日目：快晴　行動中4度くらい
2日目：快晴　行動中4度くらい
3日目：小雪　2000m以下は小雨
4日目：

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

■往路：
・マイカー組：ひるがのSAで仮眠、アカンダナ駐車場（無料だった）からタクシー（定額）、上高地バスターミナル
・夜行バス組：
■復路：
・上高地下山組：上高地バスターミナルからバスでアカンダナ駐車場、帰京
・新島々下山組：

コース状況／危険箇所等

往路
・上高地〜涸沢ヒュッテ：標高2200メートルくらいから凍結、積雪
・涸沢ヒュッテ〜北穂高東陵：積雪10-30センチでゴジラの背は危険と判断され懸垂下降で離脱し東陵北面をトラバースして2ピッチロープを出し登頂
復路
・北穂高（冬道から南陵に合流）〜涸沢ヒュッテ：積雪10−30センチ、冬道はガレ場に積雪＆急斜面で歩きにくい
・たむチャンとssは徳澤園から往路と同じルートで帰京。残る3名はログ通り。
※涸沢〜北穂間は夏道（南陵）では無く冬道になっていました。

その他周辺情報

ひらゆの森（露天風呂たくさん）、国八食堂（豆腐鉄板焼き）

写真

11/2 6:07

今回の山行は贅沢三昧。まずはあかんだな駐車場からタクシーで一気に上高地入り！
SS：というか誰かさんが時間を勘違いしていたのでやむを得ずです。Mさんタクシーの手配ありがとう！

11/2 6:42

上高地に到着。白い西穂高にテンションMAX！

11/2 6:47

夜行バスでいち早く上高地入りしていたサモアとHくんに合流。たむ：気合い入っとるのー！
気合が抜けてるのはアンタだけ

11/2 7:00

河童橋のライブカメラにちゃっかり収まるおのぼり5人組

11/2 7:09

ダラダラと長い苦痛と苦行の林道歩きの始まりです。

11/2 7:34

良い具合に日が差してキレイ

11/2 7:44

明神岳。行きたいなー。行くなら夏かな？ いや雪がある時に決まってるやん！
じゃあ、今からどう？　賛成ー！！

11/2 7:56

明神到着。今日は重荷なので各駅停車で歩きます。

11/2 8:08

カッコエエな。日本じゃ無いみたい

11/2 8:36

期待を裏切らない唐松の紅葉。

11/2 8:43

遠くは常念かな。良いねーこの開放感

11/2 8:57

徳沢が見えたよ

11/2 9:06

徳沢といえばソフトクリーム。コーヒー味を頼んだらコーヒーの中にソフト…。いわゆるウィンナーコーヒーてヤツね。
たむ：ややこしいわ！しかもアイスコーヒーって。寒いやろ！

11/2 9:01

サモアはコーヒーとソフトをちゃんと別々に注文。
たむ：金にモノを言わせやがって！

11/2 9:37

何やら迂回路が

11/2 9:39

そこはサルの楽園

11/2 9:35

モンキーパークでした。
サモアだけヤバイくらい威嚇されていました
たむ：きっと同種と思われていたに違いありません

11/2 9:43

子ザルも楽しそうに遊んでいましたよ。

11/2 10:20

おぉ！白い山と紅葉。いわゆる三段紅葉てやつか！？
ん〜、残念だが2段。

11/2 10:24

青空と紅葉のコントラストがバツグン！

11/2 10:32

横尾到着。

11/2 10:34

大迫力！

11/2 10:35

栄養補給で少し休憩。　のさんからの差し入れ。ありがとうございます！

11/2 11:08

お腹も満足なので、いざ出発

11/2 11:17

これが屏風岩？　
全員：登りた〜い！
じゃあ来年の岩合宿で！

11/2 11:51

おっ、前方に見えるのは？

11/2 12:06

あれが北穂やん！ 知らんけど。

11/2 11:54

でも小屋も見えてるね

11/2 12:02

しつこく屏風岩

11/2 12:13

通常時の橋は片付けられていて、こんな橋が掛けてありました

11/2 12:46

ようやく登山道らしくなって来ました

11/2 12:49

ここが横尾本谷への下降地点ね
たむ：何年行きそびれていることか
サモア：日頃の行いですね

11/2 12:53

遠くに白銀の山が。まるでエベレスト街道を歩いているみたい

11/2 13:17

11/2 14:16

道にも雪が出てきました

11/2 14:36

そして涸沢カール到着

11/2 14:38

おぉー！これが涸沢カールか！
ほとんどのメンバーが初涸沢カールという悲しい性…

11/2 16:38

テントを張っているとヘリが飛んできてご遺体を収容。北穂へ向かう最中の事故だったらしい。ご冥福をお祈りします。

11/2 16:50

日も暗くなってきたので

11/2 17:22

晩ご飯。特製カレーめし。
何をもって特製だったのか最後まで分からず…

11/2 18:40

夜は満天の星空でした

11/2 18:49

真ん中に縦に走っているノイズぽいのは天の川。

11/3 3:34

翌朝。いつも寝起きが悪いタムちゃん。最大級の愛想でおはようのご挨拶

11/3 3:46

朝食はスープパスタにバゲットも投入。

11/3 4:36

一番暗い夜明け前。こぼれ落ちそうな星たち

11/3 5:23

30分ほど遅れで北穂東陵に出発です。

11/3 5:50

シルエットの前穂北尾根がカッコイイ

11/3 5:58

まずは一般道を上がります

11/3 6:14

プチモルゲン！

11/3 6:10

そして東の空には。からのー！

11/3 6:17

ご来光！　素晴らしい朝です！！
おはよう朝日です。時刻は6時17分。気をつけて行ってらしゃい！by関西ローカルTV

11/3 6:32

11/3 6:37

さてと、この辺りから一般道を離れましょうかね

11/3 6:38

振り返ると、富士山も見えていましたよ

11/3 6:42

一般道を離れ東陵へ向かいます

11/3 7:06

11/3 7:15

ゴジラの背では無くゴジラの尻尾（笑）が見えました

11/3 7:26

アルピニストたむちゃんて感じで格好よろすな

11/3 7:30

さて、どこから登ろうかな？

11/3 7:41

では出発！

11/3 7:45

Hくんが偵察がてら先頭を行きます。若手リーダー育成中です！

11/3 7:52

しかし「朝からシンドイ事さすなや！」や「もっと楽な所から登れ！」や「早よ帰っておネエちゃんと遊びたいわ！」などと次々に野次が飛びます。

11/3 7:54

野次が快感に変換増幅され更に難易度の高いルート工作にいそしむHくん！
サスガ鮎川塾生、変態か！

11/3 8:04

そんなやり取りを涼しい目で見ながら撮影に没頭するリーダーたむちゃん
たむ：奥穂ちゃん実にナイスですね〜by村西監督 古っ

11/3 8:11

あてにならないリーダーを置いて渋々Hくんについて行くメンバー

11/3 8:17

たむ：おーい、リーダーを置いて行くとは勘弁ならん！

11/3 8:21

ゴジラの尻尾が見えた！

11/3 8:28

快晴の下気持ちいいー

11/3 8:28

おっ！槍だ！

11/3 8:30

11/3 8:34

安定している所でしばし休憩

11/3 8:35

槍にコーラで乾杯！

11/3 8:40

360度絶景が丸見えです！

11/3 8:37

これは何山？

11/3 8:46

こっちは八ツですね。

11/3 8:59

ゴジラの背中に乗るにはこれを乗り越えていかなくてはなりません。

11/3 9:03

みんなで登りやすい所を見つけながら

11/3 9:27

リーダー何してんねん！と押しだされ、タムちゃんも初めて先頭に

11/3 9:30

一つひとつ岩を乗っこすのに割と時間を割かれます

11/3 9:58

夏ならなんて事なくても中途半端な雪で判断や処理に手惑いそう

11/3 9:39

東陵に乗りました。ゴジラの尻尾を踏んづけたゾー！

11/3 9:41

しかし、この先結構難儀しそうです。
立ちすくむSSさん。

11/3 9:54

メンバーの力量や時間などを考慮して、ここから懸垂してゴジラの背は巻くことに

11/3 10:05

懸垂下降中のHくん

11/3 10:43

ゴジラの背を右から巻いて進みます

11/3 10:40

少々際どいトラバースも1

11/3 10:53

少々際どいトラバースも2

11/3 11:10

落ちたらヤバそう

11/3 11:04

おっ、北穂が見えた！

11/3 11:09

ゴジラの背の懸垂ポイントに合流しました。

11/3 11:17

とりあえず記念に。何の記念か分かりませんが。笑

11/3 11:20

証言1：ゴジラの背を歩いて来たドヤ顔を撮ってくれとヤラセ写真を撮らされました（SS）

11/3 11:25

証言2：ゴジラの背を撮ろうとしたら、おしっこをしている背を撮れと脅迫され自分もちびりました（たむ）

11/3 11:20

コルから見る前穂
また奥又白池から北尾根で前穂に登りたいね

11/3 11:31

さぁ、もう北穂の小屋も見えて来ました。ゴールは近い！とこの時はみんな思っていました。

11/3 11:31

意気揚々と進みます

11/3 11:32

キレイですねー

11/3 11:47

簡単な岩稜帯を登る

11/3 11:48

ゴジラの背も眼下に見え出しました

11/3 12:09

岩稜帯を登る1

11/3 12:10

岩稜帯を登る2

11/3 12:16

むむっ！この先

11/3 12:24

安全のためロープを出した方が良いかも

11/3 12:32

様子を見にサモアがロープを持って登って行きました

11/3 12:28

そんな様子を横目に槍の写真を撮るリーダーたむちゃん。
それでもリーダーか！
たむ：サモアくんには全幅の信頼を置いております！笑

11/3 12:45

念のためロープを出しました。

11/3 13:24

全員登ったことを確認して最後にたむちゃん

11/3 13:39

最終ピッチ。ここはリーダーのたむちゃんがルート工作してロープを張ります。
絵に描いたようなおいしい所取りです。

11/3 14:30

トップアウトした先は、まさに北穂小屋前！
たむ：実はこの時、みんなを放って置いて暖かい小屋に入ったら？と悪魔のささやきが聞こえました。

11/3 14:31

でもみんな引き上げます。
Hくん登頂です

11/3 14:34

一緒にいてくれると思ったら、何と先に小屋に入ってしまいました。
たむ：オイコラー！お前が悪魔やったんかー！！

11/3 14:43

次はSSさん。初めての冬季アルパインでしたお見事！

11/3 15:05

そして最後は、ゴジラの背から登る事を夢にまで見たMさんとガイド役のサモア。無事全員登頂でした

11/3 15:29

ナント小屋に上がる梯子が撤収されていて少し怖い思いをして小屋に上がりました。笑

11/3 15:47

北穂高東陵、登攀おめでとう！

11/3 15:48

11/3 15:54

11/3 15:54

えっと彩雲と違って何やった？が出ていますね。明日は天気が悪いようです。

11/3 17:05

11/3 17:05

11/3 17:30

11/3 18:09

この日最後はワインで祝杯

11/4 5:37

11/4 7:02

11/4 7:55

11/4 8:05

11/4 9:21

11/4 13:43

徳沢。ここからたむちゃんとSSは上高地に降り、残り3人は徳本峠から新島々まで、長い長いクラシックルートを行きます。

11/4 13:47

11/4 14:09

11/4 15:11

11/4 15:17

11/4 17:03

11/4 18:52

その頃、タムちゃんとSSは地元の人も絶賛の豆腐ステーキの店国八食堂！

11/5 5:30

11/5 5:54

11/5 6:15

11/5 6:20

11/5 7:04

11/5 7:36

11/5 7:36

11/5 7:56

11/5 8:39

11/5 9:02

11/5 9:20

11/5 9:23

11/5 9:25

11/5 9:29

11/5 9:37

11/5 9:42

11/5 9:44

11/5 9:48

11/5 9:49

11/5 10:11

11/5 10:14

11/5 10:16

11/5 10:18

11/5 10:21

11/5 10:21

11/5 10:26

11/5 10:50

11/5 11:13

11/5 11:25

11/5 11:26

11/5 11:30

11/5 11:31

11/5 11:35

11/5 11:43

11/5 11:56

11/5 12:03

11/5 12:04

11/5 12:19

11/5 12:37

11/5 12:46

11/5 12:48

11/5 12:49

11/5 12:49

11/5 12:51

11/5 12:55

11/5 12:58

11/5 13:01

11/5 13:05

11/5 13:05

11/5 13:08

11/5 13:16

11/5 13:29

11/5 13:30

11/5 14:00

11/5 14:03

11/5 14:07

11/5 14:11

11/5 14:33

11/5 14:38

11/5 14:47

11/5 14:48

11/5 14:59

11/5 15:17

11/5 15:19

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

iPhone 11 Pro 256GB au Apple

Xperia 10 IV SO-52C docomo SONY

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター バラクラバ 毛帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 行動食 非常食 調理用食材 飲料 水筒（保温性） 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガムテープ 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス ナイフ ハーネス ヘルメット 確保器 登高器（タイブロック等） ロックカラビナ カラビナ セルフビレイランヤード アルパインヌンチャク長 アルパインヌンチャク短

共同装備

テント テント泊装備 救急セット シングルロープ（50m）

感想

tamu-chan

夏の北穂東陵は比較的容易に登れるバリエーションのようですが、今回は中途半端な雪の付き方で苦戦を強いられた。というより甘く見ていた感もあった。
尾根まで上がったがメンバーの力量や時間的なことも考慮して、懸垂して通常時の懸垂ポイントまでルーファイして巻いた。
そこから岩稜帯はフリーで登ったが、最後はロープを2ピッチ出して北穂高小屋直下にトップアウトしたカタチになった。
しかし、何はともあれドピーカンの青空の下、適度に緊張感もありながら楽しく登攀できた事は最高でした。
少々の課題はあれメンバーの実力も付いたものと確信し、無事全員登攀できたのでホッとしました。