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Yamareco

記録ID: 489441
全員に公開
沢登り
剱・立山

2回目の赤木沢 詰めは花咲く赤木岳の尾根へ

2014年08月02日(土) 〜 2014年08月03日(日)
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sobacha その他1人
GPS
32:00
距離
26.3km
登り
1,889m
下り
1,878m

コースタイム

8/2(土) 曇り時々晴れ
7:25折立→ 10:40太郎平小屋→ 12:45薬師沢小屋

8/3(日)曇り一時小雨
4:58薬師沢小屋→ 6:13赤木沢出合い→ 7:43大滝→ 9:07沢から離脱(標高2400m)→ 9:40登山道→ 11:15太郎平小屋→ 13:50折立
天候 8/2 晴れ一時曇り
8/3 曇りときどきパラパラ雨
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
コース状況/
危険箇所等
沢登りをしている人なら(そうでない人も)、一度は行ってみたい!といわれる美渓、赤木沢。
比較的容易で開けていて明るいうえに、黒部奥ノ廊下から入渓する秘境感も加わって、とても人気の沢です。

黒部ダムなどの大分手前から黒部川本流を遡行して行く場合もありますが、通常は薬師沢小屋までは登山道を使い、その後黒部本流(黒部奥ノ廊下)を遡行して、出合いにたどり着きます。
詰め上がった先は、北ノ俣岳のある稜線であり、登山道を使って下山や継続縦走等します。

今回は、折立から入り登山道を使って薬師沢小屋へ行き、赤木沢の遡行後は、北ノ俣岳の登山道から折立へ戻りました。
なお、赤木沢は大滝の後、すぐに右から流入する支流の沢に入って詰め上げています。
通常はこのような支沢に入らず、赤木沢本流を詰め上げます。
本流、支沢ともに詰め上げたところは、せいぜいハイマツが生えるだだっ広い草原斜面なので、そんなに難しいところがあるわけではありません。
本流の様子を私は知りませんが、支沢は登るのが容易な3-4m程の滝が10個ほど連続し、簡単なボルダリングのようで初心者でも楽しめる沢です。


薬師沢小屋→赤木沢出合い
 5回くらい渡渉します。視点を遠くに持って、渡渉ポイントを早めに見極めないと、行き詰まり→戻って渡渉 で時間を喰います。
赤木沢
 沢自体は1級上くらいと思います。大滝の巻き道は、ちょっと戻った左岸にあるガレの細いルンゼを上ります。
詰めから稜線
 地形を良く見て西へ進みます。ハイマツと雪渓を巻くように、良く先をみてルート取りします。
その他周辺情報 富山駅から電鉄2駅の「満天の湯」に行きました。
綺麗で色々なお風呂がありました。
電鉄は1時間に1本くらいしかないので、ちょっと不便です。
毎日アルペン号と路線バスを乗り継いで折立へ
既にたくさんの登山者がいました
2014年08月02日 07:25撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/2 7:25
毎日アルペン号と路線バスを乗り継いで折立へ
既にたくさんの登山者がいました
たまに晴れ間がのぞく暑い中を登ります
2014年08月02日 10:16撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/2 10:16
たまに晴れ間がのぞく暑い中を登ります
折立から太郎平小屋への道は緩やかなうえに綺麗に石畳が敷いてあります
2014年08月02日 10:19撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/2 10:19
折立から太郎平小屋への道は緩やかなうえに綺麗に石畳が敷いてあります
太郎平小屋へ到着
大休止しようと思ったら雲行きが怪しくなってきたので薬師沢方面へ急ぎました
2014年08月02日 10:40撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/2 10:40
太郎平小屋へ到着
大休止しようと思ったら雲行きが怪しくなってきたので薬師沢方面へ急ぎました
薬師岳も雲の中
2014年08月02日 11:14撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/2 11:14
薬師岳も雲の中
谷に向って綺麗な道を進みます
2014年08月02日 11:22撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/2 11:22
谷に向って綺麗な道を進みます
沢に降り立ちました
2014年08月02日 11:48撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/2 11:48
沢に降り立ちました
薬師沢小屋に着きました
薬師沢小屋に着きました
ここの小屋はこのテラスがいいんです
2014年08月02日 12:47撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/2 12:47
ここの小屋はこのテラスがいいんです
さっそくウィンナー入りスープを作って、パンと一緒に乾杯!
2014年08月02日 13:28撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/2 13:28
さっそくウィンナー入りスープを作って、パンと一緒に乾杯!
翌朝、5時出発で黒部本流を遡行します
2014年08月03日 05:18撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 5:18
翌朝、5時出発で黒部本流を遡行します
たまにこういったヘツれない岩場が出てくるので、対岸に渡渉します
2014年08月03日 05:33撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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8/3 5:33
たまにこういったヘツれない岩場が出てくるので、対岸に渡渉します
赤木沢の出合いに着きました
出合いから黒部本流を見て
2014年08月03日 06:13撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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8/3 6:13
赤木沢の出合いに着きました
出合いから黒部本流を見て
出合いから赤木沢を見て
2014年08月03日 06:13撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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8/3 6:13
出合いから赤木沢を見て
いきなり赤い綺麗なナメです
2014年08月03日 06:20撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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8/3 6:20
いきなり赤い綺麗なナメです
登れる簡単な滝が出てきます
2014年08月03日 06:24撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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8/3 6:24
登れる簡単な滝が出てきます
ナメと階段の滝です
2014年08月03日 06:27撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 6:27
ナメと階段の滝です
滝の前で記念撮影したり、赤木沢をたっぷり堪能しました
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滝の前で記念撮影したり、赤木沢をたっぷり堪能しました
どれもこれも簡単に登れるか、巻けます
2014年08月03日 06:34撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 6:34
どれもこれも簡単に登れるか、巻けます
多段の綺麗な滝です
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多段の綺麗な滝です
うーん癒されます
2014年08月03日 07:36撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 7:36
うーん癒されます
大滝の下です
いつか、この滝を登りに来たいです
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大滝の下です
いつか、この滝を登りに来たいです
大滝の落ち口
2014年08月03日 07:55撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
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8/3 7:55
大滝の落ち口
大滝直後に右の支沢に入ります
2014年08月03日 08:01撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 8:01
大滝直後に右の支沢に入ります
30分ほどで傾斜が緩くなってきました
2014年08月03日 08:29撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 8:29
30分ほどで傾斜が緩くなってきました
薬師沢子やで頼んだお弁当は、中華ちまきです。
もち米がギュッと詰まっているので腹持ちがいいです
2014年08月03日 08:45撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 8:45
薬師沢子やで頼んだお弁当は、中華ちまきです。
もち米がギュッと詰まっているので腹持ちがいいです
標高2400m付近になったら、沢から離れます
この先の沢の詰めがどうなっているかはわかりません
2014年08月03日 09:07撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 9:07
標高2400m付近になったら、沢から離れます
この先の沢の詰めがどうなっているかはわかりません
一面、草とお花畑です
歩きやすいところを適当に歩きます
2014年08月03日 09:13撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 9:13
一面、草とお花畑です
歩きやすいところを適当に歩きます
お花があちらこちらに咲いています
踏むのが忍びないです
2014年08月03日 09:32撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 9:32
お花があちらこちらに咲いています
踏むのが忍びないです
Tさんからの指定で、ヘルメットを脱いでポーズとってお花畑で撮影!
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Tさんからの指定で、ヘルメットを脱いでポーズとってお花畑で撮影!
赤木岳直下の登山道に出ました
2014年08月03日 09:40撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 9:40
赤木岳直下の登山道に出ました
赤木岳から赤木平へ続く尾根を歩くTさんを登山道から撮影
2014年08月03日 09:40撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 9:40
赤木岳から赤木平へ続く尾根を歩くTさんを登山道から撮影
太郎の小屋へ向けて歩きます
だんだん晴れてきました
2014年08月03日 10:35撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 10:35
太郎の小屋へ向けて歩きます
だんだん晴れてきました
小屋到着
14時発のバスに乗るため、ゆっくりはしていられません
2014年08月03日 11:15撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 11:15
小屋到着
14時発のバスに乗るため、ゆっくりはしていられません
登山道をたったったーと下ります
2014年08月03日 11:34撮影 by  FinePix XP70 XP71 XP75, FUJIFILM
8/3 11:34
登山道をたったったーと下ります

感想

8/2(土) 曇り時々晴れ
7:25折立→ 10:40太郎平小屋→ 12:45薬師沢小屋

夜行バスと路線バスを乗り継いで折立に着くと、既に駐車場には車がいっぱい。
たくさんの登山者に混ざって登り始める。樹林帯を過ぎると、時折射す直射日光が暑い。
時間に余裕があるので太郎平小屋で大休止しようと思っていたら、西から黒い雲が近づいてくるので、小休止で薬師沢小屋へ向かう。
薬師沢小屋には大分早く到着したので、外のテラスでTさんが持ってきてくれたウィンナー入りのスープとビールを飲みながらのんびり過ごす。
小屋の宿泊者には、他にも赤木沢を目指すパーティが3つほどいた模様。



8/3(日)曇り一時小雨
4:58薬師沢小屋→ 6:13赤木沢出合い→ 7:43大滝→ 9:07沢から離脱(標高2400m)→ 9:40登山道→ 11:15太郎平小屋→ 13:50折立

5時に出発。黒部の本流を何度か渡渉しながら遡行していく。岩魚止めの滝で左岸を巻くが、巻きから降りるタイミングを誤り、
沢床から一段上がった藪と泥の平坦地をしばらく進んでしまう。
藪と泥がひどくなってきたので、木を掴みながら沢床に降りると、すぐに赤木沢の出合いに着いた。
ここで、3人連れのパーティを抜く。
赤木沢に入渓するとすぐに赤いナメが広がる。去年の9月に遡行したとき、ここはアクアステルスでかなり滑ったところだが、
今年履いているモンベルのラバーソール靴ではあまり滑らない。靴の性能差というより、季節によって水垢の状態が違うからだろう。
Tさんは赤木沢遡行が念願だったので、写真をたくさん撮影しながら、ゆるい滝を進んでいく。
のんびりしたいところだけれど、帰りのバスの時間もあるので、そうもしていられない。
赤木沢を堪能しているなーと実感していると、すぐに大滝にたどり着く。大滝を見学した後、少し戻ったところにあるガレの細いルンゼから巻きを開始する。
大滝を巻いてすぐに出てくる右の支沢に入る。
この支沢は赤木沢本流よりは北に流れているので、詰め上がったところは若干太郎平小屋に近くなり、帰りの時間を短縮できるという算段だ。
支沢に入ると、苔むした簡単な滝が続く。
それも30分ほどすると樹林帯を抜けて斜度が無くなり、源流の様相になってくる。
標高2400m付近になると、赤木岳から続く尾根が一旦落ちてコルになり、赤木平へ登り返している地形が右手に見えてくる。
ここで沢から上がり、この尾根に向かう。赤木沢の名物の一つである、草原とお花畑が続く緩やかな地形を歩き、尾根の高いところを目指す。
途中、ハイマツと雪渓があるので、地形をよく観察して避けるように登って行くと、30分程で突然登山道に飛び出した。
沢装備を解除し、後は登山道を歩く。14時の最終バスに間に合わせるため、ちょっと早めのペースで折立へ向かった。

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技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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