雨の奥穂-西穂(上高地から周遊)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 2,014m
- 下り
- 2,015m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:55
天候 | 初日:晴れ 2日目:雲/雨→下山後に晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■ヘルメット推奨。西穂-奥穂ではほとんどの人がヘルメットをしている。 雷鳥沢から紀美子平までは落石の危険大(石を落とされる) 前穂〜奥穂の吊尾根はやや狭い箇所もあるので滑落に注意 奥穂高岳〜西穂高岳は総じて滑落、落石の危険大。被害加害の両方注意。 奥穂→西穂は歩いて2分以内に目印が無ければ誤ったルートと思ってよい。 しかもハッキリと踏み跡がある誤った道 があるので注意。 雨の日は滑るので避けた方がよい。 雨の日の天狗岳付近の逆層スラブは妙義の鷹戻しのごとくパワープレイ。 ソロは避けた方がよい。 岳沢小屋から穂高岳山荘まで水場が無い。 穂高岳山荘から西穂山荘まで水場が無い。 奥穂-西穂間は非常時のテン場がいくつもある。 |
写真
感想
<前日>
翌週の超ロング縦走に備えてテント泊しようとどこに行くか悩んでいたが、どうせ行くなら行きたいところに行こうと思い、奥穂-西穂に決定。
翌週に備えて行く山が奥穂-西穂はハードルが高すぎるか。
最近まで奥穂西穂が一般縦走路だとは知らず、目印も鎖もないバリエーションルートかと思っていた。
そうではないとわかったとしても一般縦走路で北ア最難ルート。
長い、危険のイメージがつきまとい、既に心が押しつぶされそう。
登山前日は仕事を早く終わらせて、その日に備えるつもりが、帰る間際で仕事が・・・。
放送禁止用語を連発しながら仕事に取りかかる。仕事が終わり、帰宅して準備。
あっという間に24時30分過ぎていた。車の中でも放送禁止用語を発しながら沢渡まで2時間弱で着いた。
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<初日上高地-穂高岳山荘>
今回も睡眠時間が短い。
スタート時は気持ちいい晴れ、西穂の山々もスカっと見える。
前回の奥穂-北穂では重太郎新道で完全にバテてしまったため、同じ手はくらうものかと、スラムダンクの陵南戦における流川のごとく、すべては後半で勝つため前半はともかくペースを抑えて登る。
今年も大量の韓国人登山者が下りてくる。彼らはマナーが悪いというか日本の登山ルールを知らないみたい。
登り始めてわずか4時間で足がつる。
しまった、足がつらないように気にかけていたのが、今回は早過ぎだろうと歩くペースが落ちる。
ここから足つり地獄。足をいたわりながら歩く。
後日わかったことだが芍薬甘草湯が効くらしく、速攻でドラッグストアに行き買いました。
他には睡眠不足とミネラル不足、トレーニング不足が原因らしい。特にトレーニング不足については反省。
紀美子平に着く頃、周囲はガスっていたので前穂山頂はパス。そのまま奥穂に行く。
そうこうして14時前に穂高岳山荘に着。
今年はテントが多い。
いい場所を確保せねばと急いで受付を済ませ、走ってテン場に向かう。
食料の一部をザックに詰め忘れてしまったので食事もそこそこに、翌日に備え早々に寝る。
今年の穂高はヘルメット被っている登山者が多かった。
北アの危険地域はヘルメットを被って登山することを長野県が推奨しているようだ。
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<2日目穂高岳山荘-西穂山荘-上高地>
3時に起床し、まずは外をチェック。
星がでていない。
とりあえずブルーになる。
4時にスタートするつもりが結局4:30になってしまった。
薄暗いガスの中、奥穂山頂に向けて登山開始。足の調子もいい。長丁場になるのでゆっくり呼吸を整えながら登る。
山頂付近は相変わらずガスっている。
風をよけるために岩場に隠れてガスが晴れるのをひたすら待つことに。
暇なのでワンピースの最新巻を読むことに。
待てど暮らせどガスは晴れず、下山の関係もあり耐え切れずに6時45分にヘルメットをかぶり、スリングで簡易ハーネスを作ってガスガスの中、スタート。
奥穂-西穂は丁寧なくらいに目印がある。
穂高界隈では一番多いのではないかと思うくらいに。
これほどありがたいことはない。
ただし今回はガスって2、3個先の目印しか見えないので常に先の目印に注意しながら歩く。
スタートして、いきなり馬の背がお目見え。岩のコンディションはウェット。
ガスってても馬の背はナイフリッジだとハッキリわかる。なかなか歩き甲斐がある。
その先もワクワク系の岩稜が続き、あっという間にジャンダルムに到着。
事前情報で直登せずに奥穂から来たら左に回れとのアドバイスに従い、いったん左に巻く。
すると先行者のザックが置いていたので私も同様にザックを置き、ジャンダルムを直登する。さすがジャンダルム、登る目印が無い。
たくさんの先行者が頂上で騒いでいたので若干興ざめ。こんな天気で何が楽しいのだ。
ジャンダルムの看板はガスって墓標みたい。
ジャンダルムを降りる時に気づいたが、ちゃんと頂上までのルートがあったのね。
ジャンダルムを過ぎてハング気味の箇所もあり、さすが奥穂西穂と感心しながら落石に注意しながら慎重に進むと天狗沢のコルに着く。
小休憩後、天狗沢のコルにある垂直の鎖を登った辺りで雨が降り始める。
ガスが晴れて気持ち良い天気になるはずが何故雨に・・・。
アイゼンピッケルも無く天狗沢は下れないと判断。
ただし、進んだとしてもこの先に逆層スラブが待ち受けているので
引き返すか悩んだが、通り雨であることを願い、レインウェアを着て進む。
今回一番の核心は天狗の頭近辺だった。天狗岳頂上手前は巻く感じだが、岩が濡れて滑りやすい。
鎖も無いので3点確保で慎重に進む。
そして天狗の頂上から下る逆層スラブは横がスパッと切れ落ちていて思わず「なんじゃこりゃー」と絶叫。
鎖が絶壁側に振られたらどうしよう、などと嫌なことばかり考えてしまう。
が、ここはパワープレイで鎖に頼り岩と鎖をがっちりホールドして下りる。
この鎖ちょっと長い。
斜度など感覚が分からなかったが後で写真を見返すとなかなかの斜度。
その先はなかなかシビアなガレ場があった。
急坂だし大きい石ですら浮いている。
人が前後にいたら落石させそうで怖い。グループだったら安全に通り過ぎるまで一人一人待って歩くべきと思いつつ、慎重に下る。
ガスなのでルートも目印もわかりづらい。
このガレ場をずっと下るような雰囲気だったが、本来のルートを少し過ぎた辺りで
奥穂-西穂は稜線沿いをずっと歩くはずなのにここをずっと下るのはおかしい。
と、直感が働き、すぐに正規ルートに戻れた。
ともかく初めてな上、ソロだし、ガスで視界が悪いのでともかくグルグル辺りを見回してどのルートが正しいのか逐一確認する必要があった。
また、間ノ岳手前のコルでもわかりづらい箇所があった。
本来はそのコルから○や→と言った目印が上高地側にあるが、
飛騨側にもきっちりキレイな踏み跡がある。
飛騨側を歩いて数分経って矢印がまったく無いことにおかしいと思い、コルまで引き返して再度確認したら上高地側にやや分かりづらいが目印があり、正規ルートに戻ることが出来た。
その先も慎重に岩を登り降りして間ノ岳に着く。
間ノ岳頂上もどっちに進めばいいのか迷ったが道標を見つけて西穂高岳に向かって進む。
進んだ先の鎖を登ったらP1と書かれた石があり何かしらのピークに着いた。遠くから人の歓談の声も聞こえる。晴れていればはっきり見える西穂からだ。
P1で休憩中、通ってきた方向からガラガラと長い時間大きな落石の音が。どうも後続のパーティーが落石させてしまったらしい。
けっこう大規模に落としてるなーと思いつつ、怪我人などは無い模様でひと安心。
西穂高岳から西穂山荘に進むに従って人が増えていく。独標なんて足の踏み場が無いくらいの混雑ぶり。
ヘルメットかぶった私の格好が浮いてます。あーいやだいやだ。
独標-西穂山荘への道は、はじめのうちはまわりの皆様のペースに合わせて歩いていたが、このままでは日が暮れてしまうと穏やかな心が失われ爆走モードに突入。
けっこう長い距離を歩いてようやく西穂山荘に着く。
ここも大変賑わっております。
ごみごみしたところはイヤなので、小休憩して上高地に向けて降りる。
山荘から上高地の分岐はすぐそこと思っていたが意外に遠い。
樹林帯をひたすら降りてようやく西穂登山道入口に。
上高地は晴れていたが山の上は相変わらずガスっていた。上高地は山紫水明、風光明媚な場所なのでいつか家族を連れて行きたいと思った。
松本IC近くの行きつけのラーメン屋でラーメン食べてさっさと帰ろうと思ったが、そのラーメン屋は17時から営業再開と営業時間が変わっていた。
1時間以上時間があったので近くのスーパーを探検することに。
地元スーパー探検っていろんな発見があってほんとにおもしろい。
さすがキノコ王国長野県。しめじだけで7種類くらいあった。
野沢菜もたくさんの種類があった。翌週の山行の買い出しも兼ねて時間をつぶした後、ラーメンを頂いて帰宅。
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