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Yamareco

記録ID: 511397
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳〜阿弥陀岳(テント泊)

2014年09月14日(日) 〜 2014年09月15日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
16.6km
登り
1,609m
下り
1,608m

コースタイム

1日目
山行
3:22
休憩
0:00
合計
3:22
10:28
43
11:11
11:11
159
13:50
2日目
山行
6:05
休憩
2:26
合計
8:31
5:00
54
5:54
5:54
49
地蔵ノ頭
6:43
7:20
37
赤岳
7:57
7:57
8
中岳
8:05
8:13
30
中岳のコル
8:43
9:00
20
阿弥陀岳
9:20
9:00
51
中岳のコル
9:51
11:08
80
行者小屋
12:28
12:35
36
美濃戸山荘
13:11
美濃戸口
天候 14日:概ね晴れ
15日:曇り(時折り晴れ間)
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
◆行き
07:00 新宿ST(特急)
09:08 茅野ST
09:35 茅野駅BS(\930)
10:12 美濃戸口BS
◆帰り
13:13-13:20 美濃戸口BS〜もみの湯(タクシー¥2000)14:30
14:55 もみの湯BS(巡回バス「セロリン号」¥800)
15:30 茅野駅BS
15:50 茅野ST(特急)
18:06 新宿ST
コース状況/
危険箇所等
◆登山ポスト:八ヶ岳山荘(美濃戸口バス停)
◆コース状況:
■美濃戸口〜行者小屋:
・南沢ルートの前半(標高1922付近)に現れる坂は濡れた土や岩が露出しており、滑りやすいので注意。
・涸れ沢に出てからはルートが左右に広くなる。念のため現在地を確認しながら進みました。
■行者小屋〜地蔵尾根〜赤岳:
・地蔵尾根、梯子とその先の急な岩場は目印を頼りに三点支持で。
・赤岳への上り後半急な岩場が続き、全身手足を使います。
■赤岳〜文三郎尾根分岐
・稜線直下から急な岩場下りが始まります。落石しないよう慎重に。
岩場の後は九十九折のザレ場が続くため転倒注意。
■中岳〜阿弥陀岳〜行者小屋
・阿弥陀岳への登り返しで、梯子以降続く急な岩場は要注意。
足場が脆いので目印を確認しつつ落石には要注意。
・コルから行者小屋までは特に問題はありません。
尾根を巻きながら下るため傾斜は比較的なだらかです。
一箇所滑りやすい斜面があり、補助ロープを使う場所があります。
その他周辺情報 ◆温泉
もみの湯(¥500)
http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/mominoyu.html

・美濃戸口〜茅野駅間のバスは今はもみの湯経由ではないので、
タクシー(¥2000)かバスで実践大学校前下車(徒歩20分程度)。
・もみの湯前に村の循環バス「セロリン号」のバス停があり、茅野駅まで乗ることができる。(¥800)
http://www.vill.hara.nagano.jp/www/info/detail3.jsp?id=3418
・運転手さん情報によると、8末〜10/26までセロリン号運行。
美濃戸口バス停。
3連休半ばだけあって人で大賑わい。
路肩も延々車が連なってました。
美濃戸口バス停。
3連休半ばだけあって人で大賑わい。
路肩も延々車が連なってました。
登山口を目指してスタート。
3
登山口を目指してスタート。
こちらと平行して進むお隣の御小屋尾根方面。
青空が爽やか。
こちらと平行して進むお隣の御小屋尾根方面。
青空が爽やか。
秋の気配がもうここにも。
1
秋の気配がもうここにも。
やまのこ村。コスモスがお出迎え。
2
やまのこ村。コスモスがお出迎え。
赤岳山荘。
ほどなく、登山道玄関口の美濃戸山荘。
ほどなく、登山道玄関口の美濃戸山荘。
南沢ルートへ。
苔むした林道。フラットで歩きやすいです。
苔むした林道。フラットで歩きやすいです。
南沢ルートで数少ない急な坂。日が当たらない土と岩がとても滑りやすい。(ロープあり)
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南沢ルートで数少ない急な坂。日が当たらない土と岩がとても滑りやすい。(ロープあり)
延々続く緩やかなガレ場。
1
延々続く緩やかなガレ場。
涸れ沢へ出ると視界が開けます。
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涸れ沢へ出ると視界が開けます。
ヘリポート。小屋で後もう少しです。
ヘリポート。小屋で後もう少しです。
涸れ沢を進むと、赤岳がドーンと広がる。
涸れ沢を進むと、赤岳がドーンと広がる。
すでにテン場はいっぱい・・
2
すでにテン場はいっぱい・・
奥の小高い林道沿いに
なんとかスペース確保。
奥の小高い林道沿いに
なんとかスペース確保。
好天の赤岳。
週末山でこんなに晴れたのは何時ぶりかな。
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好天の赤岳。
週末山でこんなに晴れたのは何時ぶりかな。
明日行く阿弥陀岳。
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明日行く阿弥陀岳。
仮眠後、
あたりはすっかりアーベントロート。
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仮眠後、
あたりはすっかりアーベントロート。
橙に染まる赤岳。
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橙に染まる赤岳。
横岳はきれいな赤。
1
横岳はきれいな赤。
夜は結構冷え込みます。
おでんで体もあったまりました。
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夜は結構冷え込みます。
おでんで体もあったまりました。
2日目。地蔵尾根ルートで赤岳へ。
5:00でもまだ真っ暗でした。
2日目。地蔵尾根ルートで赤岳へ。
5:00でもまだ真っ暗でした。
梯子が続きます。
梯子が続きます。
後半は全身使って
岩場の手がかりを確保しつつ登り切る感じでした。
後半は全身使って
岩場の手がかりを確保しつつ登り切る感じでした。
地蔵ノ頭。お地蔵様に癒やされます。
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地蔵ノ頭。お地蔵様に癒やされます。
これから進む稜線と赤岳。
そしてその奥には・・
2
これから進む稜線と赤岳。
そしてその奥には・・
凛と佇む、朝の富士。
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凛と佇む、朝の富士。
天望荘から山頂へ続く道の全容が見えてきた。
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天望荘から山頂へ続く道の全容が見えてきた。
山頂へ続く九十九折の道。その先は急な岩場が続きます。
山頂へ続く九十九折の道。その先は急な岩場が続きます。
右が県界尾根。
朝日の光線が幻想的な雰囲気を醸し出します。
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右が県界尾根。
朝日の光線が幻想的な雰囲気を醸し出します。
諏訪湖方面を照らす光線と雲海。
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諏訪湖方面を照らす光線と雲海。
頂上山荘へ到着
左が県界尾根、右が真教寺尾根。
今度来るときはこちらから登りたい。
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左が県界尾根、右が真教寺尾根。
今度来るときはこちらから登りたい。
こんなにきれいな富士は初めてかもしれない。
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こんなにきれいな富士は初めてかもしれない。
やっと赤岳を踏むことができました。
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やっと赤岳を踏むことができました。
これから行く阿弥陀。
ド迫力。
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これから行く阿弥陀。
ド迫力。
遠くに槍穂がくっきり。
次回のターゲット^^
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遠くに槍穂がくっきり。
次回のターゲット^^
続々と人だかりができました。
2
続々と人だかりができました。
横岳より北の八ヶ岳がすべて眼下に。
赤岳を残して周りの山をほとんど登ってきたので
感動もひとしお。
横岳より北の八ヶ岳がすべて眼下に。
赤岳を残して周りの山をほとんど登ってきたので
感動もひとしお。
中岳へ進むはじめの急下りの坂。
登ってくる方がいるのでここは要注意。
岩場の後は九十九折のザレが続きます。
中岳へ進むはじめの急下りの坂。
登ってくる方がいるのでここは要注意。
岩場の後は九十九折のザレが続きます。
文三郎尾根分岐。
前方の中岳へまっすぐ下り上り返します。
文三郎尾根分岐。
前方の中岳へまっすぐ下り上り返します。
中岳山頂。
赤岳から下ってきた稜線を振り返る。
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赤岳から下ってきた稜線を振り返る。
ウメバチソウ
この日見た数少ない高山植物。
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ウメバチソウ
この日見た数少ない高山植物。
中岳のコルと阿弥陀岳への登り返し。
気分に任せ、ザックはデポせずこのまま進む。
中岳のコルと阿弥陀岳への登り返し。
気分に任せ、ザックはデポせずこのまま進む。
阿弥陀岳山頂着。曇り模様。
短いけど、赤岳より急だったように感じた。
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阿弥陀岳山頂着。曇り模様。
短いけど、赤岳より急だったように感じた。
降りようとしたとき、
一瞬日が差したので山頂へ戻る。
降りようとしたとき、
一瞬日が差したので山頂へ戻る。
今日は富士山に愛される日。
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今日は富士山に愛される日。
今年登った権現と編笠。
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今年登った権現と編笠。
こちらから見る稜線も最高です。
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こちらから見る稜線も最高です。
落石しないよう慎重に・・
落石しないよう慎重に・・
ここまでくると安心。
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ここまでくると安心。
行者小屋への下り。
尾根を巻きながら下るので比較的傾斜は緩めでした。
一箇所滑りやすい斜面があり、補助ロープを使う場所があります。
行者小屋への下り。
尾根を巻きながら下るので比較的傾斜は緩めでした。
一箇所滑りやすい斜面があり、補助ロープを使う場所があります。
テント撤収。
順調に予定通り。
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テント撤収。
順調に予定通り。
名残惜しいので、最後にパチリ。
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名残惜しいので、最後にパチリ。
予定より早めに下山。
足にもさほど負担無く、最近のストレッチ効果を実感^^
予定より早めに下山。
足にもさほど負担無く、最近のストレッチ効果を実感^^
お疲れ様でした。
1
お疲れ様でした。

感想

今回はじめて念願の赤岳を登頂しました。
これまで硫黄、横、天狗、編笠、権現と周囲の山を登り、
いろいろな角度から赤岳を見てはあこがれを強くしていった山であり、
いつの間にか最後にとっておきたい特別な山となっていた気がします。

それだけにどのコースから登ろうかとても迷いました。
真教寺尾根、県界尾根、御小屋尾根・・
登ってみたいコースはいっぱいあるけど、やっぱりはじめての山。
前回低い丹沢の低山を登ったときに感じた、尾根特有のアップダウンの多さからくる予想以上の体力の消耗が自分なりによい経験になったこともあり、
結果沢沿いからのアプローチで行けるこのコースを選択しました。

南沢ルート前半は、アップダウンも少なく斜度は比較的ゆるやか。
でも、沢沿いの陽の当たらない道が続くので、滑りやすいガレ場が続くのが印象的でした。
メジャールートな分、赤テープや踏跡などの目印、人の往来が豊富なので道迷いの要素はほとんど皆無です。
ただ、涸れ沢に出るととたんに左右が開け周囲の地形に特徴がなくなってくるので、
ここは一人で歩いていたらちょっと不安になるかも?なんて思えるところがありました。

行者小屋以降が、本格的な登り道となりますがどのルートから行くにも
かなり急な尾根を登ることになるので、改めて赤岳の凝縮された地形を感じました。
地蔵尾根も上りはハシゴのおかげで幾分楽に感じましたが、下りはなかなかスリルありそうです。

地蔵の頭の稜線に出てからは、幸いにして風も弱め。
急ではありますが、稜線の幅が広いので360度の大展望に浸りながら
安心して歩ける気持ちいい急登でした。

赤岳を中心に脈々と連なる尾根を稜線から見ると、ここでもやっぱり
赤岳の濃厚な地形を満喫できますし、次回のルート選びの楽しみが増えますね^^
その中でも県界尾根と真教寺尾根は大変そうだけど、強烈に惹きつけられるものがありました。

赤岳山頂は、遮る山のない360度の大絶景です。
今まで登ってきた南陵の山々を見下ろして、やっぱり最後に登ってよかったと
思いました。今年まだいけていない北アの展望もばっちり目に焼き付け、
来る錦秋の山行に向けテンション↑できました。

山頂から文三郎尾根分岐方面へ下る前に、前方に続くキレット小屋と権現岳への稜線はまだ歩いたことがないのですが、かなり精神的に緊張感を強いられそうなルートなのが印象的でした。

文三郎尾根もいつか登ってみたいです。
中岳コルと阿弥陀岳間はピストンされる方が多いせいか、ザックをデポする方が
多かったです。距離はたいしたことないのですが、急な上に浮石や脆い岩が多く
落石がおきないか心配でした。阿弥陀岳山頂は比較的広く平らな上、こちらもまた360度のパノラマを味わうことができます。

今回の赤岳と阿弥陀岳の登頂で八ヶ岳南陵をようやく制覇でき、
自分の中で何らかの節目になった気がしました。
自分が出会ってあこがれを持つのは独立峰よりも連峰が多く、
この八ヶ岳ははじめてそのことを感じた場所だったことを改めて実感。

まだまだ駆け出しだけど、次来る特はまたもう1歩成長して、尾根登ってぜひ赤岳へ^^


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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
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