剱岳〜源次郎尾根から北方稜線へ
富山県
yogins
その他1人 - GPS
- 56:00
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 3,010m
- 下り
- 3,958m
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09:03 室堂
11:07 剱沢キャンプ場
2014.09.15
03:39 剱沢キャンプ場
05:00 源次郎尾根取付
07:00 源次郎尾根一峰
07:55 源次郎尾根二峰
09:12 剱岳
10:48 池ノ谷乗越
13:30 小窓
14:40 池ノ谷小屋
2014.09.16
05:30 池ノ谷小屋
10:05 内蔵助平
12:50 黒部ダム
| 天候 | 2014.09.14 晴れ 2014.09.15 曇り時々晴れ 2014.09.16 曇り時々晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
23:20 新宿発富山行き夜行バス 電鉄富山→ケーブルカー→高原バスにて室堂入り |
| コース状況／ 危険箇所等 |
源次郎尾根はバリエーションルート(要ロープ)、北方稜線は破線ルートです。 行かれる方は下調べと天候の検討など充分に準備してください。 室堂→剱沢：夏道 剱沢→源次郎尾根取付：途中から雪渓下り。昼間は腐っているが、早朝は若干凍結気味。軽アイゼンなどの装着を強く推奨。 剱沢を下る場合、平蔵谷出会の手前側に大きな岩があり、対岸に白い三角形の岩が見える。三角岩の右にトレースが伸びている。 源次郎尾根取付〜二峰：取付から10分ほどで核心部ともいえる部分がある。一応フィックスロープが垂れている。その後は樹林帯の枝の間を縫うように高度を上げていく。後半は高度感が楽しめる岩稜歩き。踏跡は明瞭で、一峰あたりから目指す剱岳山頂が見える。 源次郎尾根二峰〜剱岳山頂：二峰を越えてすぐの場所に懸垂下降点。立派な鎖が設置されている。山岳警備隊の推奨は60mロープだが、50mでも可能。 コルから先は山頂まで1時間ほどポクポク登る。 剱岳山頂〜池ノ谷乗越：岩稜歩き。長次郎の頭は左右にロープが垂れている。右側(剱沢側)の方が楽。池ノ谷乗越への降りは転落や落石などの注意が必要。 池ノ谷乗越〜小窓：まずは核心部の一つである池ノ谷ガリーの下降。ガレとザレで細心の注意が必要。前後にパーティーがいる場合はさらに注意すべし。基本的に左側(富山側)を降り、最後に対岸の取付地点へ渡るトレースがある。 三ノ窓からは発射台を登る。池ノ谷乗越から見る発射台は凶悪そうに見えるが、実際は草着きで池ノ谷ガリーよりよほど歩きやすい。 発射台を登り切ればあとは繭みたいな黒い岩まで降り、トラバースしていく。途中の有名な雪渓はトレースばっちりだが念のため軽アイゼンなど着けた方が無難。 あとは小窓まで普通の登山道。 小窓〜池ノ平小屋：小窓から雪渓に降り、鉱山道入口を目指す。降りはじめてすぐ右側に滝が流れており、もうしばらく降ると左側に滝が見えて(ガスっている場合は聞こえて)くる。鉱山道入口は左側(池ノ谷山側)にあり、赤い印のついた岩がある。手前に台形の大岩があるため目印になる。 ※二つ目の滝の横まで行くと降り過ぎなため、注意すべし。 池ノ谷小屋〜黒部ダム：夏道。内蔵助出会いまでの谷沿いの崩落地帯は注意が必要。 テント場：雷鳥沢、剱沢(一泊500円、2泊以上1000円)、池ノ平小屋(600円) 水場：各小屋 トイレ：各小屋 |
| その他周辺情報 | 扇沢から路線バスで大町へ行く途中に大町温泉郷がある。 日帰り入浴700円。 扇沢→大町温泉郷：1010円 大町温泉郷→大町駅：530円 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
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装備
| 備考 | JETBOILのフラックスリングフライパンは使えなかった。なんで買ったんだあんなもん… |
|---|
感想
去年は相方と水平歩道から裏剱へ回り、まだ実力不足と言って一人で北方稜線を往復してきた。
ジャンダルムや北鎌に行きたいというんで計画していたものの、天候が優れず何度も計画がポシャってきた。
この連休でなんとか天候にも恵まれ、念願の剱岳を登ることとなった。しかも源次郎尾根から北方稜線へ抜ける計画で。
2014.09.14
富山駅→室堂直通バスが要予約なことに出発日に気づき、当然満席だったが、立山経由で行けることを確認し、なんとか室堂に到着した。いやはや前途多難だ。
09:03 とりあえず室堂を出発し、剱沢を目指す。約一ヶ月ぶりの山行なんでじっくりと歩いた。
昼前に剱沢に到着し、テント設営後に源次郎尾根の取付地点を偵察に行く。大抵この取付地点を見つけるのが核心部だったりする。先人の記録にあった三角岩を確認し、ちょっと登ってみても間違いなさそうだった。
相方はチェーンスパイクを持ってきていたが、使わずに登下降してもらった。すべては慣れである。
その日は剱沢キャンプ場まで戻って英気を養った(ビール大)。
さて、夕食の時にJETBOILのフラックスリングフライパンを初導入したが、スゲー使い辛い。瞬間加熱型のフライパンなのにコーティング無しとか？である。
コーティング剥げるから施してないのか？
油使ったらゴアのテントがオシャカになるし、油なしだとこびり付くしでとりあえず困った。テント内での炊事禁止云々については置いておいても、これは使えないな。
何で買ったんだ、俺？
夕飯のピタパンはそこそこ美味かった。
2014.09.15
03:30 キャンプ場出発。暗い中雪渓を降りたが、やはり前日に偵察しておいてよかった。問題なく取り付けた。
源次郎の尾根ルートを登ったが、最初にお助け紐がぶら下がっている箇所に一番苦戦したかも。また、樹林帯の枝の間を縫うように登るのも荷物が引っかかって大変だった。
樹林他を抜ければ高度感が楽しめる岩稜歩きとなり、やがて一峰に到着。目指す山頂が望めて気持ちいい。
二峰の少し先に懸垂下降点があり、早速ロープの準備に取り掛かる。実は自分の50mロープを本番で使うのは初めてだったりする。
扱いてセットし、連れの準備を確認して先に降りてもらう。
ちょうどその時に後続で単独のおじさんが追い付いてきた。
詰所で50mロープで問題ないかと聞いたら怒られたらしい^^;
世間話やらしながら連れが降りるのを待ち、後から続く。
あとは1時間ほどひたすら登り、頂上に出る。なかなか気分が良かった。
相方と相談の結果、やはり北方稜線を降ることにする。
長次郎の頭を通る箇所や池ノ谷ガリーなどの難所も、まぁ問題なく着いてきたんでジャンダルムや北鎌も行けるだろうと思うった。
池ノ谷小屋はほかに誰もおらず、静かな夜を過ごした。
2014.09.16
朝起きて飯食ってテント撤収してダムに下山した。
今回の山行は一ヶ月ぶりにもかかわらずかなりハードなルートをテント装備一式担いで歩いたため、疲労感が大きかった。でもまぁ特に雨が降るでもなく、快適ではあった。
ただ一つ、JETBOILのフラックスリングフライパンは使えなかった。
いや、訂正しよう。
俺には使いこなすことが出来なかった…
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