緊張の大キレットを歩く・北穂高岳


- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,668m
- 下り
- 2,569m
コースタイム
9/14 南岳小屋7:00−北穂高岳11:10−涸沢岳13:40−穂高岳山荘14:00
9/15 穂高岳山荘6:40−白出沢出合9:55−新穂高11:00
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
登山口に深夜2時半に到着。車内で仮眠。
13日快晴。登山者であふれる駐車場を出発し、澄んだ青空に映える山々を望みながら快適に歩く。槍平小屋で昼食。この後の南岳新道がしんどかった。樹林帯の急こう配の道が続き、いつしか会話は途切れ、「よいしょ」というかけ声と荒い息だけが聞こえる。熟れた木いちごのつまみ食いと、秋の花、高度感のある景色に励まされて歩き続け、尾根道、岩の道を経て南岳小屋に到着。小屋に荷物を置いて、南岳山頂、そして中岳と天狗原の分岐までピストン。7月に霧の中を登った中岳と槍ヶ岳がくっきりと近くに見えて、友人に再会したような親しみを感じた。
14日快晴。朝一番の混雑を避け、少し遅めに出発。さっそくクサリやハシゴのある急坂が続く。三点支持に気を付けながら降りて登って、展望に驚いて…気が付いたら長谷川ピーク。緊張と興奮のせいか時間が過ぎるのが早い。長谷川ピークのすぐ後のナイフリッジの稜線歩きが、今回のコース中で一番緊張した。ヘリコプターが眼下の滝谷の辺りでホバリングしていたのは、滑落した遭難者を探していたのか。北穂高小屋で昼食、北穂高岳山頂で記念写真。ここからは楽勝!と気を抜いたのは間違いで、涸沢岳までの道もハシゴとクサリが連続する急坂。この日は最後まで緊張するコースだった。穂高岳山荘に到着し、まだまだ元気なCLは奥穂高岳に一人チャレンジ。他の3人は一足早く祝杯をあげた。穂高岳山荘は登山客であふれ、テントもテン場にはおさまらず小屋周囲のそこかしこに詰めて張られていく。前日の宿泊者数は約600人だったとか。3000メートルの山の上に、こんなにもたくさんの人がいることが何だか不思議な感じ。自分もその一人なのだけれど
15日曇り。長いガレ場の下りの後は岩切道と、バランスをとるのに気を使う道が続くが、沢の水量は少なく、重太郎橋も問題なく通過した。穂高平小屋で穂高連峰を望みながら、最後の休憩と昼食。下山後は平湯温泉で入浴し帰神。
昨年の夏山修了山行で登った奥穂高岳から見た大キレット。いつか行けるといいなと憧れていたが、思いのほか早く夢がかなった。特に今回は天気に恵まれて最高でした。
<コース状況>南岳〜北穂高〜涸沢岳は、浮石、落石、ハシゴ、クサリ等があり、歩行に注意が必要。連休中で登山者が多く、対向者とのすれ違い等のための待ちが数か所であり、コース時間に影響した。
(記録:K)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する