雨と強風の西穂 〜縦走は断念〜

2014年11月02日(日) [日帰り]

• GPS: 06:29
• 距離: 8.5km
• 登り: 1,029m
• 下り: 821m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:14
• 休憩: 1:59
• 合計: 7:13

距離 8.5km 登り 1,039m 下り 821m

9:04 西穂高口
9:24 9:27 旧ボッカ道分岐
9:55 10:28 西穂山荘
10:38 西穂丸山
11:13 11:34 西穂独標
11:48 12:06 ピラミッドピーク
13:01 13:19 西穂高岳
14:11 14:16 ピラミッドピーク
14:29 14:41 西穂独標
15:11 西穂丸山
15:18 15:27 西穂山荘
16:17 西穂高口
16:17 ゴール地点

雲が厚かったせいか、帰りの西穂山荘のトイレ以降GPSロストしてます。

天候

曇〜霧雨（山荘）〜小雨（独標）〜中雨（主峰）〜少雨（独標）〜濃霧（ロープウェイ）　14時以降、風速は15m以上（ロープウェイ運休基準越え）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

自宅より中央高速（諏訪まで）、中部縦貫道（安房峠道路）を併用して片道5時間以上。さすがに遠いので前日入り車中泊。駐車場は、高山市営新穂高第3駐車場（無料）を利用。ガラガラでした。第2駐車場はさらにロープウェイに近いですが、6時間ごとに500円なのでちょっと…観光用ですね。

駐車場マップURL
http://www.hida.jp/kita_alp/sinhotaka_p_map.pdf

コース状況／危険箇所等

西穂主峰直下の「○」「×」「→」「↑」指示がやや現状に沿っていないかも？自分の判断でいけるところを行った方が良さそうです。登りはともかく下りは一回詰まりました。滑落のリスクを考えると一部「×」を通った方が安全なような。なお、雨の日の下りはめちゃくちゃ滑ります。浮石もあるので気は抜けません・・・。ルート標識はいっぱいあるので無雪期ならガスってても割と迷いにくいと思います。

その他周辺情報

ロープウェイ手前の登山指導センターに登山届・下山届・ポストあり。書きやすい登山届けなので、その場で十分書けます。12/1より岐阜県条例で提出が義務化されるそうです。

写真

11/2 7:50

高山市営第3駐車場。ガラガラでした。

11/2 8:13

指導センター。登山届けを提出（下山届けも出しました）。

11/2 8:20

ザックは30Lですが、軽アイゼン・マット・ツェルト・シュラフ・バーナー類もろもろあるので、荷物券も買います。

11/2 8:45

下界ではこんなものですが・・・雲が低い。

11/2 8:50

登りロープウェーの途中で雲に突入。視界が無くなった...orz

11/2 8:54

1000メートル登るのに20分もかからない！ロープウェーってすごい！

11/2 9:02

一応サイレンサーつき熊鈴持って来ました。東京ベルのイイ音色のヤツです。

11/2 9:02

らしいっす。雪降ってから行かれる方の参考まで。

11/2 9:02

駅の扉のすぐ外。三角点1個ゲット！ラッキー！

11/2 9:06

播隆上人の石像。山の神様（仏様）の一人ですね。

11/2 9:25

園地を越えしばらくすると登山道へ。

11/2 9:56

上高地側との分岐。西穂山荘があります。

11/2 9:57

山荘。まだ雪が降っていない上に雨が降ってるのでお客さんは少なそう。

11/2 10:07

あえてラーメン食べていく。

11/2 10:33

まだ歩きやすい登山道です。

11/2 10:38

ケルン。有名な山は大きくていいですよねえ。

11/2 10:40

丸山。このあたりで小雨が降り始め、風速5m超えた感じ。少し行った先でハイカーっぽいやや壮齢の男性と若い女性の二人組みに会う。彼らはおそらく引き返したはず。

11/2 11:11

独標への道。相当視界が落ちてきた。この付近で山慣れしていそうな男女2人連れに会う。独標で引き返したとのことだが正しい判断だと思う。自分は行き過ぎた感がある。

11/2 11:17

このあたりのクサリは少し古めなので使わなかった。

11/2 11:19

独標。風が強くなってきた。おそらく7〜8メートル。

11/2 11:28

まだルート指標は見える。いけるところまでは行く。

11/2 11:39

小雨から普通の雨になってきた。もはや西穂より先はリスクが高すぎる。

11/2 11:42

9峰、先は長い。

11/2 11:43

念のため、帰りはGPSトレースをセットすることにする。

11/2 11:56

8峰、ピラミッドピーク。風速10メートル前後か。結果から言えばここで撤退がよりベターな判断だった。

11/2 11:57

視程はさらに低下。

11/2 12:13

このクサリは新しい。行きは使わなかったが、帰りは風で体を持っていかれそうだったので使わせてもらった。

11/2 12:13

見える「次の峰」に登ることだけを考える。

11/2 12:18

6峰。この先はガレているのでホールドに気を使う。

11/2 12:39

4峰。1セット目のレイングローブ（防滴レベル）が浸水で死亡。2セット目の雪山用防水グローブに切り替える。

11/2 12:54

2峰、次でラスト！

11/2 13:00

主峰直下。濡れているとこの指示通りでは登りづらい＆下りれない。

11/2 13:06

見えた！主峰！今日は2.4キロが長かった・・・。

11/2 13:07

西穂は穂高入門のイメージがあるんですが、濡れてると重太郎新道や釣り尾根に劣らずハードっす。

11/2 13:07

この先ジャンへの縦走路。しかし、風は強まり、雨も止む気配はなし。行ったら死にます。撤退です。

11/2 13:07

今日はお賽銭出すと浸水するんで拝むだけ・・・。

11/2 13:08

試しに水泳用ゴーグル持って来ました。実際に使うと中が蒸れて役に立たないことが判明し、行動中はオーバーサングラスでしたf^^;

11/2 16:36

戻ったらロープウェーは強風で運休。風速15mオーバーで運行停止だそうです。14時・・・ピラミッドピークにしがみついてた頃かな。確かに帰りはきつかった！

11/2 16:46

従業員も帰らないといけないので、（徐行運転ですが）最終便は出ました。窓からの景色が見えないので車内放送は穂高の歴史案内。帰れるだけありがたいっす。

11/3 16:29

おまけ。翌日は嘘みたいに良い天気。通りすがりに朝霧高原から富士山を撮ってみました。

撮影機器：

iPhone 5s Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 調理用食材 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ ポール シェラフ ヘルメット

備考

強いて言えば、雨＋強風でも水が染みないバラクラバが欲しいです。

感想

yusuke_s

【詳細は写真コメントで】
せっかくの3連休なので西穂ージャンー奥穂縦走を計画したものの、土曜は雨の予報。仕方ないので1日スライドして日〜月にしましたが、日曜も悪天候で西穂が限界でした。当初の予報では日曜はギリギリ曇、風も10メートル以下で持ちそうだったんですが・・・。残念ながら悪天下ではとても行ける道ではないため撤退。戻りのピラミッドピーク付近で風が最も強くなり、岩影で休み休み風の合間を縫って帰還。

あ、戻ったら山頂駅のシャッターは下りていました（しばらくしたらヘッデンの光に気づいた食堂の方が開けてくれました）。風が強い日の運行情報には気をつけた方がよさそうです（普通行かないか・・・）。