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Yamareco

記録ID: 5439142
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
剱・立山

快晴でも死闘だった毛勝三山縦走!

2023年05月02日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
12:43
距離
28.1km
登り
2,569m
下り
2,571m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:00
休憩
0:41
合計
12:41
4:30
6
スタート地点
4:36
4:36
40
5:16
5:17
7
5:28
5:29
64
6:33
6:33
30
7:03
7:03
23
7:26
7:26
191
10:37
10:42
11
10:53
11:15
8
11:23
11:24
7
11:31
11:32
7
12:25
12:25
59
13:24
13:30
84
14:54
14:55
44
15:39
15:40
86
17:06
17:07
4
17:11
ゴール地点
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
そこらに駐車スペースがあります。

南又谷方面は一般車両通行止めです。
コース状況/
危険箇所等
残雪期でも雪山としては上級となると思います。かなり危険です。GWに人気の雪山だと軽い気持ちで行くとえらい目に遭いますw 行方不明になる要素が満載なのでソロでの入山は控えましょう。
ただし、難易度は大したことないと書かれていることも多いので、雪山エキスパートから見れば大したことないのかもしれません。
(雪壁の難易度や緊張感は雪面の硬さで大分変わります。この日はカチカチでは無いけれど、全く沈み込まない硬さでずっと緊張しながら登りました。)

雪渓は標高差約1000mの急斜面です。スリップしたら数百メートル滑落です。12本爪アイゼン、ピッケルが必要です。
落石だらけなので頭上に注意を払いましょう。上から人が落ちてきても巻き込まれないように、ラインは外して登った方がいいと思います。

縦走路にもかなり急なアップダウンがあります。オーバーハング気味の雪壁もあります。
猫又山への登りと頂上からの下りはじめは藪を抜ける必要がある場所があります。ダウンロードしたログを正確に辿るといいです。
木の近くのツリーホールはどんどん広がってます。特にソロの人は床抜けに注意。余裕で上半身まで埋まることがあります。

雪渓の下の方は沢になっていて雪解け水の激流が流れてます。ところどころ穴が空いてるので転落注意です。踏み抜いて沢に落ちたら終わりです。
片貝第四発電所の駐車スペース
2023年05月02日 04:41撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
5/2 4:41
片貝第四発電所の駐車スペース
一応、片貝第四発電所までで通行止めになっていますが、強行突破している車がありました。
2023年05月02日 04:42撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
5/2 4:42
一応、片貝第四発電所までで通行止めになっていますが、強行突破している車がありました。
発電所の施設しかないと思ってたらあれが片貝山荘でした。
2023年05月02日 05:20撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
5/2 5:20
発電所の施設しかないと思ってたらあれが片貝山荘でした。
夏道登山口(左)を横目に林道を進みます。
2023年05月02日 05:33撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
5/2 5:33
夏道登山口(左)を横目に林道を進みます。
道端に沢山咲いてた花
2023年05月02日 05:46撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
5/2 5:46
道端に沢山咲いてた花
あそこから雪があります。
2023年05月02日 05:49撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
5/2 5:49
あそこから雪があります。
せっかく持ってきたのでチェーンスパイク着けました。行ければこれで最後まで行くつもりでしたw
2023年05月02日 05:59撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
2
5/2 5:59
せっかく持ってきたのでチェーンスパイク着けました。行ければこれで最後まで行くつもりでしたw
しばらく上には登らずに横移動です。
2023年05月02日 06:21撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
1
5/2 6:21
しばらく上には登らずに横移動です。
ここはロープがありました。道標など一切ありません。
2023年05月02日 06:31撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
1
5/2 6:31
ここはロープがありました。道標など一切ありません。
ボコボコで歩きにくい
2023年05月02日 06:41撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
2
5/2 6:41
ボコボコで歩きにくい
2023年05月02日 06:59撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
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5/2 6:59
登る雪渓が見えてきました。
2023年05月02日 07:36撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
2
5/2 7:36
登る雪渓が見えてきました。
斜度が上がってきたのでピッケル・アイゼンに換えました。
2023年05月02日 07:56撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
3
5/2 7:56
斜度が上がってきたのでピッケル・アイゼンに換えました。
まるで壁のようです💦
2023年05月02日 08:48撮影 by  iPhone 14, Apple
5
5/2 8:48
まるで壁のようです💦
上部アップ。
2023年05月02日 08:49撮影 by  iPhone 14, Apple
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5/2 8:49
上部アップ。
なかなか進みません💦登っても降りるのも大変そう。リタイアしよかな。内心泣きが入ってますw
2023年05月02日 09:00撮影 by  iPhone 14, Apple
4
5/2 9:00
なかなか進みません💦登っても降りるのも大変そう。リタイアしよかな。内心泣きが入ってますw
急斜面のところだけで標高差1000m以上あります。斜面では休憩できないので端の岩場で休憩してます。
2023年05月02日 09:26撮影 by  iPhone 14, Apple
4
5/2 9:26
急斜面のところだけで標高差1000m以上あります。斜面では休憩できないので端の岩場で休憩してます。
振り返って
2023年05月02日 09:26撮影 by  iPhone 14, Apple
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5/2 9:26
振り返って
なんとかかんとか稜線にでました。前の写真撮ってから1時間以上たってますw 頑張ったご褒美ですが、右のほう、肝心の剱岳は雲の中です💦
2023年05月02日 10:43撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
5
5/2 10:43
なんとかかんとか稜線にでました。前の写真撮ってから1時間以上たってますw 頑張ったご褒美ですが、右のほう、肝心の剱岳は雲の中です💦
とりあえず毛勝山に向かいます。
2023年05月02日 10:49撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
1
5/2 10:49
とりあえず毛勝山に向かいます。
毛勝山に着きました〜!
2023年05月02日 11:00撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
7
5/2 11:00
毛勝山に着きました〜!
さっき登ってきた雪渓が見えます。登山者がゴマ粒みたいです!
2023年05月02日 11:01撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
2
5/2 11:01
さっき登ってきた雪渓が見えます。登山者がゴマ粒みたいです!
あれが釜谷山です。
2023年05月02日 11:15撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
1
5/2 11:15
あれが釜谷山です。
残念ながら劔岳は雲の中。
2023年05月02日 11:16撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
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5/2 11:16
残念ながら劔岳は雲の中。
これから目指す釜谷山と猫又山
2023年05月02日 11:16撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
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5/2 11:16
これから目指す釜谷山と猫又山
後立山連峰。白馬岳が雲の中。
2023年05月02日 11:34撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
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5/2 11:34
後立山連峰。白馬岳が雲の中。
もうバテバテで山頂で会った人も下山するとのことで弱気の虫が顔を出しましたが、安定した晴れ予報なので進みます。
2023年05月02日 11:40撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
3
5/2 11:40
もうバテバテで山頂で会った人も下山するとのことで弱気の虫が顔を出しましたが、安定した晴れ予報なので進みます。
2023年05月02日 11:49撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
5/2 11:49
白馬岳の雲が取れました。
2023年05月02日 11:56撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
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5/2 11:56
白馬岳の雲が取れました。
剱岳も見えてきました!
2023年05月02日 12:00撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
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5/2 12:00
剱岳も見えてきました!
剱岳アップ!
2023年05月02日 12:00撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
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5/2 12:00
剱岳アップ!
釜谷山に着きました〜!
2023年05月02日 12:21撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
6
5/2 12:21
釜谷山に着きました〜!
剱岳をアップで!
2023年05月02日 12:22撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
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5/2 12:22
剱岳をアップで!
次に目指す猫又山越しの剱岳
2023年05月02日 12:28撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
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5/2 12:28
次に目指す猫又山越しの剱岳
後立山連峰の雲も全部取れました。
2023年05月02日 12:28撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
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5/2 12:28
後立山連峰の雲も全部取れました。
とりあえず激下ります💦
2023年05月02日 12:40撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
1
5/2 12:40
とりあえず激下ります💦
釜谷山から激下った時に尻セードなどしてカメラが濡れてましたw
猫又山への登りはじめの雪壁。上の方は踏み跡見えませんが、ピッケルと出っ歯を刺して登ります。
2023年05月02日 12:48撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
1
5/2 12:48
釜谷山から激下った時に尻セードなどしてカメラが濡れてましたw
猫又山への登りはじめの雪壁。上の方は踏み跡見えませんが、ピッケルと出っ歯を刺して登ります。
ここは右手の藪の中を抜けます。よく見るとピンテがありました。
2023年05月02日 12:57撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
1
5/2 12:57
ここは右手の藪の中を抜けます。よく見るとピンテがありました。
振り返って釜谷山
2023年05月02日 13:06撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
4
5/2 13:06
振り返って釜谷山
猫又山に着きました〜。白馬岳がバックです。
2023年05月02日 13:14撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
6
5/2 13:14
猫又山に着きました〜。白馬岳がバックです。
直前の猫又山のレコの代表写真に感化されましたw
ずっと晴れてた剱岳に雲が掛かってますが、バテていて撮りなおす気力がありませんでした。
2023年05月02日 13:19撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
7
5/2 13:19
直前の猫又山のレコの代表写真に感化されましたw
ずっと晴れてた剱岳に雲が掛かってますが、バテていて撮りなおす気力がありませんでした。
2023年05月02日 13:29撮影 by  iPhone 14, Apple
5/2 13:29
唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳
2023年05月02日 13:25撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
4
5/2 13:25
唐松岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳
剱岳
2023年05月02日 13:25撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
4
5/2 13:25
剱岳
ここからズーム写真。剱岳
2023年05月02日 13:30撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
3
5/2 13:30
ここからズーム写真。剱岳
鹿島槍ヶ岳
2023年05月02日 13:30撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
3
5/2 13:30
鹿島槍ヶ岳
爺ヶ岳
2023年05月02日 11:15撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
2
5/2 11:15
爺ヶ岳
五竜岳
2023年05月02日 13:30撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
3
5/2 13:30
五竜岳
唐松岳。小屋も見えます。やはり居並ぶ百名山と比べると小粒ですね。
2023年05月02日 13:30撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
3
5/2 13:30
唐松岳。小屋も見えます。やはり居並ぶ百名山と比べると小粒ですね。
白馬三山
2023年05月02日 13:25撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
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5/2 13:25
白馬三山
白馬岳
2023年05月02日 13:30撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
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5/2 13:30
白馬岳
朝日岳?
2023年05月02日 11:15撮影 by  Canon EOS 6D Mark II, Canon
1
5/2 11:15
朝日岳?
下山します。剱岳に向かって歩きます。ここは右手の藪を抜けるのが正解です。他のログを見ると皆ここで迷走しています。
2023年05月02日 13:32撮影 by  iPhone 14, Apple
2
5/2 13:32
下山します。剱岳に向かって歩きます。ここは右手の藪を抜けるのが正解です。他のログを見ると皆ここで迷走しています。
この稜線で初めて人と会いました! ブナクラから上がってこられたそうです。迷いやすいところ藪を抜けるといいと教えてもらいました。
2023年05月02日 13:38撮影 by  iPhone 14, Apple
2
5/2 13:38
この稜線で初めて人と会いました! ブナクラから上がってこられたそうです。迷いやすいところ藪を抜けるといいと教えてもらいました。
猫又谷。ここは適度に雪が緩んでスイスイ下れました。
2023年05月02日 13:49撮影 by  iPhone 14, Apple
4
5/2 13:49
猫又谷。ここは適度に雪が緩んでスイスイ下れました。
下ってきました。沢には雪解け水の激流が流れてます。
2023年05月02日 14:46撮影 by  iPhone 14, Apple
3
5/2 14:46
下ってきました。沢には雪解け水の激流が流れてます。
2023年05月02日 14:51撮影 by  iPhone 14, Apple
1
5/2 14:51
雪渓を過ぎるとえらく荒れた林道を歩きます。
2023年05月02日 15:20撮影 by  iPhone 14, Apple
5/2 15:20
雪渓を過ぎるとえらく荒れた林道を歩きます。
ここにきて渡渉。なんとか靴を濡らさずに渡れました。
2023年05月02日 15:27撮影 by  iPhone 14, Apple
5/2 15:27
ここにきて渡渉。なんとか靴を濡らさずに渡れました。
ようやく歩きやすい林道に出ました。
2023年05月02日 15:39撮影 by  iPhone 14, Apple
5/2 15:39
ようやく歩きやすい林道に出ました。
振り返って。右手の荒れた雪道を歩いてきました。
2023年05月02日 15:39撮影 by  iPhone 14, Apple
5/2 15:39
振り返って。右手の荒れた雪道を歩いてきました。
発電所。ここから長い車道歩きです。
2023年05月02日 16:05撮影 by  iPhone 14, Apple
5/2 16:05
発電所。ここから長い車道歩きです。
車道の途中の見どころ1。大きな洞杉
2023年05月02日 16:13撮影 by  iPhone 14, Apple
2
5/2 16:13
車道の途中の見どころ1。大きな洞杉
見どころ2。龍石
2023年05月02日 16:28撮影 by  iPhone 14, Apple
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5/2 16:28
見どころ2。龍石
ぜんまい? 道端に一杯生えてました。
2023年05月02日 16:47撮影 by  iPhone 14, Apple
5/2 16:47
ぜんまい? 道端に一杯生えてました。
ようやく戻ってきました。車が三台に増えてます。お疲れさまでした〜。
2023年05月02日 17:11撮影 by  iPhone 14, Apple
1
5/2 17:11
ようやく戻ってきました。車が三台に増えてます。お疲れさまでした〜。
おまけ。翌日登った鍬崎山から良く見えた(僧ヶ岳と)毛勝三山。どう見ても真ん中の釜谷山が標高も一番高いし主峰ですね。なんで左のピークに毛勝山の山名を与えたんだろ?
2023年05月03日 08:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
5/3 8:09
おまけ。翌日登った鍬崎山から良く見えた(僧ヶ岳と)毛勝三山。どう見ても真ん中の釜谷山が標高も一番高いし主峰ですね。なんで左のピークに毛勝山の山名を与えたんだろ?
当日の心拍数。高心拍数のところはバテてる時間帯。もうずっとバテてた感じですね。
当日の心拍数。高心拍数のところはバテてる時間帯。もうずっとバテてた感じですね。
後日、毛勝谷と比べるために日本一の急坂を歩いてきました。川崎市麻生区の十番坂で傾斜は42度ありますが、毛勝谷の方が断然急だと思いました。何より全然怖くないw
2023年05月29日 13:16撮影 by  iPhone 14, Apple
5/29 13:16
後日、毛勝谷と比べるために日本一の急坂を歩いてきました。川崎市麻生区の十番坂で傾斜は42度ありますが、毛勝谷の方が断然急だと思いました。何より全然怖くないw

感想

今年のGW休みは5月2日〜4日が晴れ予報。
GW中に最優先で登る景鶴山には一緒に行く友人の都合で5月4日に。
それで5月2日と3日はかつて残雪期にしか登れなかったという毛勝山とその近くの鍬崎山に登ることにしました。

ヤマレコの毛勝山の記録を見てみると、残雪期はなぜか皆さん毛勝山ピストンじゃなく三山周回してる。なんと馬場島からも道が繋がっているらしく、縦走して馬場島へ抜ける人もいるみたいで、いずれにせよ残雪期は三山縦走がメインのよう。調べてみると縦走路は残雪期しか歩けないらしく、三山登ってこそ毛勝山だという記事もあったりして、これは三山縦走しないとなということで行ってきました。

昨年、カムエクはじめ200名山の難関を結構登ったけど、登るにあたって不安を覚える難関がまだぞろぞろ残っていて残雪期の毛勝山もその一つ。でも天気予報では安定した晴れ予報が出ていて、最高のコンディションだしまあ行けば登れちゃうだろうと軽い気持ちで登ったら雪渓でエライ目に逢いました。
今まで雪山はそこそこ登ってきたけど、どこも人が沢山いてほとんどの人はストック、ピッケルの人もぶらぶら持ってるだけって山ばかりでした。モンベル10本アイゼンでどこでも行けるだろって思ってましたが、毛勝山は違いました。
標高差800メートルの急斜面で、いくら登っても稜線は近づかず、ゆっくり休憩できず、徒に体力を消耗して途中で完全にバテてしまいました。これはヤバいな、登れても下山できないかも、リタイアした方がいいかなと何度も思ったけど、ここまで登ったのだからと時に四つ這いで少しずつ登って何とか雪渓を登りきりました。
毛勝山の頂上でも体力は使い果たしてしまったし、頂上にいた人はピストンで帰るというので、また弱気の虫がうずきましたが、安定した晴れ予報だし最悪暗くなっても帰れるだろと意を決して他に誰も居ない稜線を進みました。
稜線では結構なアップダウンでしたが完全にバテてしまっていたので、少し登る度に息が切れて大変でした。登りも下りも超急斜面があって、初めてピッケルとアイゼンの出っ歯をフル活用して何とか猫又山まで行くことができました。
それから後ろ向きの四つ這いで下らないといけなかったら大変だと不安だった猫又谷の下りは雪が緩んで前向きでスイスイ下ることができて良かったけど、それから先も道が荒れてて最後の車道も長くて本当に疲れました。
こんなにバテてしまったのは、もちろんコーススペックが過去随一だったせいもあるけど、毛勝谷の急斜面で早々にバテてしまった。急斜面でのペース配分に失敗したのが大きいように思うけど、それに加えて雪山フル装備に加えて一眼レフに望遠レンズまで持って行ったせいなのか、前立腺がんの治療のために先月手術して、男性ホルモンを抑える薬を飲んでるせいなのかわかりません。

難関の200名山はいくつか登ってきたけど、必要な体力・危険度ともに毛勝山が飛びぬけていたという感じでした。
人からいままで登った中で一番大変だった山はと聞かれて、これまで明確な答えがなかったけど、これからは毛勝山で決まりですw

(最難関200名山シリーズ)
①大無間山
(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4509330.html)
②カムイエクウチカウシ山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4539771.html)
③鋸岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4576458.html)
④赤牛岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4743279.html)
⑤笈ヶ岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4871673.html)
⑥毛勝山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5439142.html)

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コメント

あ〜ハラハラしました😳
だんだんレベルアップして凄いですね。
無事帰還できて良かった良かった😊
2023/5/7 13:07
あいわん🐕さん
快晴予報だったので行けば登れちゃうと思ったのですが甘かったですね。一人で行ってはいけない危険な山行でした。
2023/5/7 23:04
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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