記録ID: 5736314
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬岳/栂池から大雪渓を経て猿倉 母の念願の山でした
2023年07月16日(日) 〜
2023年07月18日(火)



体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,399m
- 下り
- 1,957m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 4:48
12:47
2日目
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:11
天候 | 16日:曇りのち晴れ 17日:晴れ 18日:曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ゴンドラ乗り場まで徒歩数分ですが、回収時には登りとなります。 猿倉に下山後、白馬駅行、栂池高原行のバスを乗り継いで車を回収しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白馬大雪渓の雪は例年より少なく、雪渓を歩けたのは1650m〜2010mの間のみで、 前後は夏道歩きとなります。高度感ある急斜面のトラバースが印象深い小雪渓は消失していました。 |
その他周辺情報 | 白馬八方温泉・みみずくの湯にて汗を流しました。 |
写真
8:17 自然園登山口登山口(1850m)出発
トイレ休憩を挟んでいよいよ登山道へ。「完全予約制」の案内に隔世の感が否めません。
いつも直前に計画する自分にとって、予約制はムダな手間であり、登山の障壁以外の何物でもない。
コロナは風邪の一種であり予約制を維持する理由はありません。早く廃止してほしいです。
トイレ休憩を挟んでいよいよ登山道へ。「完全予約制」の案内に隔世の感が否めません。
いつも直前に計画する自分にとって、予約制はムダな手間であり、登山の障壁以外の何物でもない。
コロナは風邪の一種であり予約制を維持する理由はありません。早く廃止してほしいです。
これまでは通過点でしかなかった白馬大池。
母としっかり満喫した午後のひと時でした。
19時前には就寝するも、夜遅くまでおしゃべり(夫婦?)が聞こえて、耳栓をしてても熟睡に支障あり。
下界のキャンプ場ではないので夜は静粛に願いたいものです。
母としっかり満喫した午後のひと時でした。
19時前には就寝するも、夜遅くまでおしゃべり(夫婦?)が聞こえて、耳栓をしてても熟睡に支障あり。
下界のキャンプ場ではないので夜は静粛に願いたいものです。
船越ノ頭が近くなると後立山連峰の絶景が見えてきます!
この景色を母に観てもらいたかった。
まもなく船越ノ頭というところでライチョウに遭遇。
母も久しぶりのライチョウに心癒されたようです。
自分は見守りに徹したので写真はありません。
この景色を母に観てもらいたかった。
まもなく船越ノ頭というところでライチョウに遭遇。
母も久しぶりのライチョウに心癒されたようです。
自分は見守りに徹したので写真はありません。
5:09 船越ノ頭(2612m)
大池から1時間余で船越ノ頭に到着。ここから見る小蓮華山が本当に美しい。
自分の初アルプスのきっかけになったのが「坂の上の雲」で、
小蓮華への尾根がエンディングの背景に使われたと母に説明しました。
大池から1時間余で船越ノ頭に到着。ここから見る小蓮華山が本当に美しい。
自分の初アルプスのきっかけになったのが「坂の上の雲」で、
小蓮華への尾根がエンディングの背景に使われたと母に説明しました。
小蓮華山を過ぎると三国境の手前までなだらかな稜線が続きます。
次第に近付く白馬岳に母は期待と不安が半々のよう。残す標高差は250m程度。
偽ピークが3つほどあると言って、母に心の準備を促します。
この辺りから数え切れない下りの登山者の方々とすれ違いました。
次第に近付く白馬岳に母は期待と不安が半々のよう。残す標高差は250m程度。
偽ピークが3つほどあると言って、母に心の準備を促します。
この辺りから数え切れない下りの登山者の方々とすれ違いました。
7:26 三国境(2720m)
多くの方々が休憩中の三国境。
自分も母もこの先の急登に備えます。緑鮮やかな雪倉岳を眺めて一息入れました。
7:33 出発
すれ違い待ちを小休止のきっかけにしつつ、じわじわと登り詰めていきます。
多くの方々が休憩中の三国境。
自分も母もこの先の急登に備えます。緑鮮やかな雪倉岳を眺めて一息入れました。
7:33 出発
すれ違い待ちを小休止のきっかけにしつつ、じわじわと登り詰めていきます。
8:43 白馬岳山頂(2932.3m)到着!!
着きました!!
白馬大池を出発してから5時間弱。母にとって楽ではない登りでしたが、
それでもゆっくり着実に登り詰めました!
自分は何度となく登っている白馬岳ですが、単独行では得られない達成感。
母の初登頂が快晴に恵まれて本当に良かったです。
着きました!!
白馬大池を出発してから5時間弱。母にとって楽ではない登りでしたが、
それでもゆっくり着実に登り詰めました!
自分は何度となく登っている白馬岳ですが、単独行では得られない達成感。
母の初登頂が快晴に恵まれて本当に良かったです。
9:09 白馬岳山頂出発
母と共に白馬岳山頂を満喫しました!
山頂滞在30分弱で出発。あとは今日の幕営地、白馬岳頂上山荘までゆるりと下ります。
ちょうど前方に見えるのが劔岳と母に伝えると喜んでくれました。
劔岳も4年前の19年に母と共に登頂。やはり登ったことのある山を眺めるのは格別です!
母と共に白馬岳山頂を満喫しました!
山頂滞在30分弱で出発。あとは今日の幕営地、白馬岳頂上山荘までゆるりと下ります。
ちょうど前方に見えるのが劔岳と母に伝えると喜んでくれました。
劔岳も4年前の19年に母と共に登頂。やはり登ったことのある山を眺めるのは格別です!
9:45 白馬尻小屋(1540m)到着!
アイゼンを外してから約30分でようやく白馬尻小屋に到着。
8年前はここから雪渓に入れており、自分はそれが当たり前だと思っていました。
白馬尻小屋は今夏も営業されていませんが、トイレと水場は設営されておりテント泊は可能となっています。
(飲用にするためには煮沸が必要とのことです)
アイゼンを外してから約30分でようやく白馬尻小屋に到着。
8年前はここから雪渓に入れており、自分はそれが当たり前だと思っていました。
白馬尻小屋は今夏も営業されていませんが、トイレと水場は設営されておりテント泊は可能となっています。
(飲用にするためには煮沸が必要とのことです)
11:30 猿倉荘(1250m)到着!!
頂上宿舎を出発してから6時間半。
母もしっかり歩き切って猿倉に下山しました。
3日間の行程、本当にお疲れさまでした!
あとは栂池にデポしている車を回収するのみ。
猿倉荘で冷たい飲み物で涼をとりながらバスを待ちました。
お急ぎの方にはタクシーも待ってくれています。
頂上宿舎を出発してから6時間半。
母もしっかり歩き切って猿倉に下山しました。
3日間の行程、本当にお疲れさまでした!
あとは栂池にデポしている車を回収するのみ。
猿倉荘で冷たい飲み物で涼をとりながらバスを待ちました。
お急ぎの方にはタクシーも待ってくれています。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
一眼レフカメラ
広角ズームレンズ
望遠ズームレンズ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
三脚
熊鈴
折畳みイス
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
母とはいくつものアルプスの山々を登ってきていますが、いろいろあって抜けていた白馬岳。
梅雨がまだ明けきらない夏山シーズン始まって直後。母が長野に来てすぐに登ることができました。
母は大雪渓を歩きたがっていましたが、登りに使うとちょっとハード過ぎると判断。
より楽に登頂できるよう栂池を起点として登りに2日掛けるよう行程を組みました。
白馬大池でのテント泊。絶好の登山日和に恵まれた2日目の稜線歩きと白馬岳登頂。
白馬岳頂上宿舎でのテント泊から3日目のお花畑から大雪渓の下りまで。
母にも自分にも大事な思い出がまた一つできた快心の3日間となりました。
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御登頂、おめでとうございまーす
ゆっくり拝見させていただきます
初テントでしたねー★
3日間
あるきとおされ、お疲れ様でした。
すばらしい、景色を沢山、
見せていただきました。
白馬大池へは、木道あり
雪あり、岩ありと、変化にとむたのしいみちですね
2日目の
大池越しのご来光は、ほんとに、ほんとに、素晴らしいです。登った人にだけの、ご褒美ですね。
小蓮華の、伸びやかさがよくわかる
お写真の連続、
独特な白馬のトンガリが見え
左には雲海、このお写真も絶品です。
雪渓下りは気を使われたことでしょう。
が、お二人共ベテランのアルピニスト
余裕感じます。
5月の雪渓滑りが、嘘のような
季節の移り変わりですね。
帰路でも、車の中で
反省会、思い出のお話に
盛り上がられたことでしょうね。
(≡^.^≡)(≡^.^≡)(≡^.^≡)
ありがとうございました、(≡^.^≡)
さっそくご覧いただきましてありがとうございます!
白馬岳は3年前辺りから母は登りたがっていましたが、いろいろあって後回しになっていました。
母の体力のあるうちによりハードな南アルプスを優先したこともあります。
白馬岳へはいくつかのルートがありますが、今回の栂池からの行程が最も堅実かと考えました。
2012年に友人を連れて初めて訪れた北アルプス。その時にも選んだ行程であり、
白馬大池までの変化に富んだ景色と、小蓮華を越える稜線歩きが魅力です。
話のタネにと一見さんのつもりで行ったのが、長野移住まで繋がってしまいました。
ということで自分にとっても今回の行程はある意味原点ともいえるところです。
今回は梅雨が明けきらないうちでしたのですが、肝心の2日目が絶好の登山日和だったのが良かったです。
初日と最終日はやや雲が多くて鮮やかさは欠けますが、
暑さは控えめだったので母も比較的体力を奪われずに済んだのではと思います。
白馬岳を越える2日目の翌日は大雪渓下り。
最初の花畑こそ穏やかでしたが、雪不足の大雪渓はガレ場やトラバースの連続。
5月には一面に雪面が広がっていたのに溶けるのは早いですね。
3日目は標高差1500mの下りながら、母は安定して歩けていたので良かったです。
6本爪アイゼンを付けての雪渓下りも母は大いに楽しんでくれていました。
今年に入ってアイゼンを使うのは3回目だったようで、想像以上に使い慣れてるのに驚きました。
自分としては白馬三山を越えて鑓温泉まで案内できれば更に良かったですが、
余裕のある行程に抑えるほうがいいかなと考えました。
白馬から長野市まではほぼ1時間で着くので、今回は車の運転も楽でした。
母も白馬の近さには改めて驚いていました。
第一候補の白馬岳に首尾よく登れたので、次の候補だった甲斐駒へ行くことになったのですが、
それはまたの機会にレポにまとめますね。
今回も本当にありがとうございました!
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