北岳〜間ノ岳〜両俣小屋（テント泊）

2023年07月21日(金) 〜 2023年07月22日(土)

• GPS: 14:21
• 距離: 27.3km
• 登り: 2,500m
• 下り: 1,959m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:35
• 休憩: 1:09
• 合計: 10:44

距離 15.0km 登り 2,079m 下り 1,573m

6:28 広河原インフォメーションセンター
6:32 6:34 広河原山荘
6:49 6:50 白根御池分岐
7:11 7:12 第一ベンチ(1880ｍ)
7:29 7:30 第二ベンチ(2059ｍ)
8:05 8:15 白根御池小屋
9:26 9:33 草すべり分岐
9:37 9:45 小太郎尾根分岐
10:19 10:21 北岳肩ノ小屋
10:35 両俣分岐
10:54 11:03 北岳
11:18 吊尾根分岐
11:34 11:35 トラバースルート分岐
11:57 12:09 北岳山荘
12:41 12:42 中白根山
13:44 13:51 間ノ岳
14:38 14:41 三峰岳
16:36 16:43 野呂川越
17:12 両俣小屋

2日目

• 山行: 2:44
• 休憩: 0:32
• 合計: 3:16

距離 12.4km 登り 428m 下り 399m

7:35 両俣小屋
8:01 中白根沢
8:08 8:09 荒倉沢
8:24 8:25 奥仙丈沢
8:44 8:45 大仙丈沢
8:59 9:01 小仙丈沢
9:32 9:41 野呂川出合
10:25 仙丈ヶ岳二合目登山口
10:30 10:35 北沢峠
10:37 10:51 北沢峠 こもれび山荘
10:54 ゴール地点

天候

北岳〜間ノ岳間はガス

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

パークジャパン甲府東口に駐車(2日間1200円）

◯行き　甲府駅（4:28)〜広河原(6:28)
1,990円+300円
乗車前に係りの方が徴収しました。（協力金は300円で現金のみ）乗車券を現金で購入なら係りの方より購入。交通系IＣならバス乗車時に使用。

◯帰り
1.北沢峠(12時頃)〜仙流荘（12:40)
南アルプス林道バス　1,370円

※本来13:10発でしたが乗車人数が揃ったので臨時便を出してくれました。乗車券は私のように帰りの片道切符の場合はバス停留所近くの係のおじさんから現金で購入。

2.仙流荘(17:00)〜茅野駅(18:24)
南アルプスジオライナー(普通のバスと同じで下車時に現金支払い）1,780円

3.茅野駅（18:15）〜甲府駅（19:17) 1,166円
バスが大幅に早く(18:10頃）到着したので急いで乗り込みました

その他周辺情報

仙流荘　日帰り温泉600円
食事は14:30まで

写真

7/21 6:25

甲府駅よりついにやってきました念願の広河原。
平日ですが中々の賑わいです。

7/21 6:30

よくレコでみる吊り橋を渡って出発！

7/21 6:37

気持ちの良い樹林帯を登っていきます。

7/21 7:29

皆さん黙々と急登を登っていきます。

7/21 7:51

土砂崩れ地点。上方の落石に注意しながら通過します。

7/21 7:54

ヤグルマソウ

7/21 7:54

急登で息があがります。率先して下山者に道を譲って登ります。

7/21 7:55

クガイソウ

7/21 7:58

ゴゼンタチバナ

7/21 8:09

急登を登り切り、白根御池山荘に到着。トイレ休憩&行動食を補給します。トイレは簡易ですが綺麗です。

7/21 8:14

本で読んだこともあり一度この山荘にも泊まってみたいのです。
食事も中々こだわっていそうですね。

7/21 8:16

この池のそばでのテント泊も候補でした😌
ここから草滑りルートで再び急登に突入です。
一気に500m程標高を稼ぎます。

7/21 8:20

ミヤマキンポウゲ？

7/21 8:24

ミヤマコゴメグサ

7/21 8:26

ハクサンフウロ

7/21 8:27

シモツケソウ

7/21 8:28

タカネナデシコ

7/21 8:30

ハクサンフウロ

7/21 8:38

振り返るとガスが湧いてきています。

7/21 8:42

あまりの急登に塩分チャージを補給。

7/21 8:46

マルバダケブキ

7/21 9:24

テガタチドリ

7/21 9:35

ツマトリソウ

7/21 9:40

ようやく急登が終わり小太郎山の分岐に着きました。これから稜線歩きが始まります。

7/21 9:41

チングルマ？チョウノスケソウ？

7/21 9:44

正面に仙丈ヶ岳が見えます。南アルプスの女王は巨大な山です。

7/21 9:46

北岳への稜線ですが、ガスってきてしまいました(＞人＜;)

7/21 10:19

私は北岳だけではなく間ノ岳も行っちゃいます。

7/21 10:14

今回の行動食。今日は食欲がなく中々進みません。一気に高度を上げた為か頭も身体も重い。

7/21 10:23

目指す北岳はあと30分程度ですが見事にガスっております。

7/21 10:55

ついに日本第二位の標高の北岳に到着！
周りはガスで真っ白けです。

7/21 11:09

北岳から間ノ岳に向かいます。山頂にはたくさん人が居りましたが、そこから先に向かう人がいません。

7/21 11:11

イワベンケイ

7/21 11:11

オダマキ

7/21 11:18

吊尾根分岐。ここから二重稜線となり、下の登山道を歩いている方もいました。

7/21 11:22

ものすごく険しい尾根が見えますが、右から巻いていきます。

7/21 11:28

仙丈ヶ岳上部はすっかり見えなくなってしまいました。

7/21 11:28

ガスがとれてくると進む稜線がきれいに見えます。

7/21 11:31

歩いてきた稜線を振り返ります。中々険しい道に見えます。

7/21 11:34

ガスってはいますが綺麗な稜線。

7/21 11:54

北岳山荘に到着しました。大きな山荘ですね。休憩がてらトイレをお借りします。綺麗なトイレです。

7/21 12:07

両俣小屋から来た男性にお話を聞くと昨夜は研究者の一団が泊まっていたそう。とにかく飯が美味かった！とのことでした😙

7/21 12:41

中白根山（3055m）に到着。山頂標記は中白峰山と記してあります。

7/21 12:41

誰も歩いていない稜線を進みます。雨だけは降ってこないことを祈っていました。

7/21 12:42

クックッ〜と近くで声がしたので見下ろすと、雷鳥さんがすぐそばにおりました。可愛いわ^_^

7/21 13:30

広い稜線ですが、迷いそうな場所はマーキングがしてあるので安心でした。

7/21 13:36

独り占めの稜線上を気持ちよく歩きます。

7/21 13:40

ハクサンイチゲ

7/21 13:42

ようやく日本で3番目の標高間ノ岳（3180m ）に到着です。

7/21 13:50

ガスが晴れることを期待してパンを食べながら少し休憩しましたが、一向に晴れないので三峰岳方面に進みます。

7/21 13:57

三峰岳への稜線。ガレ場もあり足場に気をつけながら降っていきます。マーキングはしっかりとついています。

7/21 14:07

農鳥岳と農鳥小屋が見えました。あちらも歩いてみたいコースです。

7/21 14:07

仙塩尾根が続いています。塩見岳は姿を見せてくれませんでした。

7/21 14:28

三峰岳分岐に到着。昨夜両俣に泊まっていたという研究の方とお話しさせて頂きました。1週間ほど山で調査するそう🤔ハエを研究されてるそうです。

7/21 14:28

歩いてきた稜線を振り返ります。ガスで展望が望めなかったのが残念ですが、またチャンスはあるでしょう。

7/21 14:28

これから歩いてみたかった仙塩尾根を下っていきます。美しい稜線です。

7/21 14:42

また誰も歩いていないのが南アルプスらしくていいですね〜😌

7/21 15:21

仙塩尾根の樹林帯に突入。

7/21 15:32

深い樹林帯の中、手書きの道標があるとホッとします。両俣小屋まで1時間40分。今の体力ではこの時間では辿り着けませんでした。

7/21 15:42

南アルプスらしい深い森です。とても静かで、なぜか懐かしい感じもします。

7/21 15:56

足元のシダの間を縫って仙塩尾根を歩きます。途中でトレランの方とすれ違いました。熊の平小屋まで行くそうです😮

7/21 16:41

ようやく仙塩尾根の両俣小屋との分岐、野呂川越に到着しました。予定より1時間も遅くなってしまいました。もう安心と水を補充し一息ついてから急登を下っていきました。

7/21 17:00

この下りはかなりの急登。この時点で体力的に明日の仙丈ヶ岳はキツイと感じていました。

7/21 17:47

ようやく両俣小屋に到着しました。到着が遅くなったことを詫びテント受付をします。ついに「41人の嵐」の現地に来れて星さんに会うことが出来ました。持参してきた本にサインをお願いすると、筆で書いてくれました😚

7/21 17:49

両俣小屋は水が豊富で汲み放題でお酒もキンキンに冷えています。

7/21 17:49

1982年の台風ではこの小屋裏から逃げたのですね🤔

7/21 17:49

小屋には釣り人達とトレランの方々がおりテントを貼っています。小屋には星さんの他にも男性の方と小学生位の男の子が。男の子に場内の案内をくれました。

7/21 17:50

すぐそばで野呂川が流れていて涼しい。釣り人に聞くと釣れるのはイワナだけだよ〜（笑）とのこと。本の中ではこの川が氾濫したのですね。

7/21 17:51

両俣のサイトは広くどこでも張り放題とのことで、人気のない場所に初テント泊をします。購入したモンベルドームシェルター1型です。とても軽い。黄色は虫がつきやすいとの口コミですが‥確かにそうかも。

7/21 18:54

本日の夕食の鳥炭火焼きカレーを作ります。お湯を沸かしアルファ米に入れ、レトルトカレーを温めました。この後、鳥を焼こうと火をつけた時に悲劇が起こるとは‥

7/21 18:56

ガスを出しジェットボイルに火をつけると火がボンベ全体に広がりとんでもないことに！急いで机から落とし鎮火しようと土をかけますが、ガスが出っぱなしで消えません。小屋の人も出てきて急いで水を汲んできてくれます。

7/21 19:07

星さんが「水はダメ！一斗缶があるからそれを被せなさい！」との言葉で空気を遮断し、なんとか鎮火に成功。危なかった。いざという時冷静になれないものですが、星さんさすがです！

7/21 19:23

長年愛用していたジェットボイルも火に包まれて最後を迎えてしまいました。お湯を入れたアルファ米と温めたカレーで夕食としました。

7/22 6:31

両俣の朝。すでにトレランの方々の姿はなく、釣り人と私だけです。お湯を頂きコーヒーとパンでゆっくり朝食を取りました。

7/22 7:40

バーナーを失ったので持参したチリトマトヌードルのビッグと塩ラーメンは小屋の方に渡し、鎮火のお礼を言い、両俣を後にしました。

7/22 7:55

台風の為、土砂崩れで林道が封鎖されているので放置されたバン。キレイなのでたまに洗っているのでしょうか。

7/22 7:59

この分だと復旧するにはかなり時間がかかりそうですね。

7/22 8:25

ホタルブクロ

7/22 8:41

大仙丈ヶ岳、仙丈ヶ岳は朝から快晴です。今朝は展望が良いだろうな😙

7/22 8:48

土砂崩れの箇所は岩の上を超えていきます。

7/22 9:00

小仙丈沢は渡渉するつもりでしたが、歩いてきた男性は少し上の倒木を渡れたそうで。

7/22 9:01

私も渡ってみましたが、テント装備だとバランスとるのが難しく怖かったです。

7/22 9:09

林道歩きも快晴の下ですと気持ち良いものです。すれ違ったハイカーは両俣への差し入れでネギを背負っていました。皆に愛されている小屋なんだなと感じます。

7/22 9:29

野呂川土合に到着。ここから北沢峠まで舗装路歩きで約50分です。

7/22 10:35

ようやく北沢峠のバス乗り場に到着。今回のテント泊装備。かなり選別したつもりも総重量は13kぐらい。軽い方かな？

7/22 10:38

クリンソウ

7/22 11:22

北沢峠では13:10発のバス待ちでしたが、乗車人数が揃ったので12時前の臨時便に乗りました。

7/22 12:44

仙流荘にて温泉につかり疲れもとれサッパリ。宇宙からのエネルギー的な身体に良さそうな湯船もありました。

7/22 13:37

仙流荘にてラーメンを注文。今回の山行で一回も食べれなかったので美味しい！😚

この後茅野行きのバス3時間待ちでしたが、名古屋からいらした方と楽しくお話しさせて頂きましたので良い時間を過ごせました🙂

7/22 20:35

帰り道の談合坂でラーホー坦々(1080円)。ほうとうの麺を使いピリ辛で食欲がなくても美味しくいただけました。

7/22 22:14

帰宅してから本を取り出してサインを見てみましょう。

7/22 22:13

「春夏秋冬それぞれに花」深イイ言葉で綴られておりました😚狭山図書館に寄贈しようと思います。

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

banbans

念願の初テント泊は「41人の嵐」の舞台となった南アルプスの両俣小屋。

絶対に両俣に泊まる前提でルートを考え、欲張って百名山3山登ってしまおうと計画。エスケープとして林道での下山を設定しました。
※結局エスケープしました😟

広河原と北沢峠間で徒歩での移動も禁止（一応）されてるのでこのような交通機関を使いました。

今回は
1.本の舞台となった両俣小屋でテント泊し、出来　　　　　　　ればサインを頂きたい
2.一部だが仙塩尾根を歩き、3つの百名山を登る

でした。1は達成。2は残念ながら体力的にも厳しく仙丈ヶ岳には登れませんでした。テント泊装備は想像以上に重く、体力を奪い、また軽い高山病にもなり予定より1時間遅く(17時）に小屋に到着。計画の甘さと自身の力不足が分かりよい経験となりました。

装備に関してももっと軽量化を図る必要があり、10年程使用してきたジェットボイルも炎に包まれて燃えてしまい、次機はもう少し軽量な物を購入しようと思います。

テント泊装備は重く、歩いている時は厳しいものですが、下山した後の満足感は日帰りとはまた違う良いものがあると感じた山行となりました。

※花には疎いので誤りは教えて頂きたいです。
※「41人の嵐」を狭山市図書館に寄贈した（図書館側が貸出図書として扱ってくれれば）ので興味のある方は読んで見てください。※日野のカフェ「ネロ」でも購入できます。

コメント

Mon-Day

banbansさん　こんばんは

初のテント泊、やりましたね！
マイカーのデポからバス・電車の乗り継ぎとかなり綿密に計画されたようで尊敬します
25の写真はチングルマでしょう。花は似てるけど葉っぱが違うから撮っておくと後から比較し易いと思います

両俣小屋は調べたことがありませんでした。小屋主さんが執筆されてるとは、ちょっと興味を持ちました
ジェットボイルは残念でしたね。ボヤでテントが焼けたのかと思いました💧
私はPRIMUS(プリムス) P-153 ウルトラバーナーを使ってますがお湯を沸かすだけなので軽くて良いですよ

banbans

Mon-Dayさん　こんばんは

コメントありがとうございます！
初テント泊は色々と予測できないことばかりで計画通りにいきませんでした。

25はチングルマでしたか〜。少しはMon-dayさんのように花が分かるようになれればよいのですが…勉強中です。
ジェットボイルですがモンベルに問い合わせしましたらＯリングの劣化のようです。一回も交換してないので当然ですね…テント火災にならなくて良かったです。
Mon-dayさん先日の笠ケ岳テント泊もそうでしたが夏休みもガッツリ歩かれるのでしょうね〜。レコ楽しみにしています^_^