留浦から雲取山周回 ・・・1月にしては穏やかで心地よい山行

2015年01月13日(火) 〜 2015年01月14日(水)

• GPS: 15:53
• 距離: 33.7km
• 登り: 3,230m
• 下り: 3,226m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:15
• 休憩: 0:21
• 合計: 6:36

8:14 留浦
8:22 8:25 鴨沢バス停
8:51 8:51 丹波山村村営駐車場(権現平)
10:25 10:25 堂所
11:26 11:31 七ツ石小屋
12:01 12:03 七ツ石山
12:32 12:32 ブナ坂
13:04 13:04 奥多摩小屋
13:13 13:16 ヨモギノ頭
13:38 13:39 小雲取山
13:58 13:58 雲取山避難小屋
14:11 14:18 雲取山
14:50 雲取山荘

2日目

• 山行: 8:03
• 休憩: 1:11
• 合計: 9:14

6:06 雲取山荘
6:37 6:55 雲取山
6:58 6:59 雲取山避難小屋
7:47 7:47 三条ダルミ
9:41 10:15 三条の湯
12:32 12:45 サオラ峠(サヲウラ峠)
13:20 13:21 丹波天平
14:19 14:21 高畑集落跡
14:36 14:37 親川
14:46 14:46 お祭バス停
14:55 14:55 所畑バス停
15:01 15:02 鴨沢西バス停
15:13 15:13 鴨沢バス停
15:19 15:19 留浦
15:20 ゴール地点

天候

1日目：快晴　弱風　少し風
2日目：晴後曇　微風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行き：圏央道　日の出ICから411号線　留浦駐車場
帰り：留浦駐車場から411号線　日の出ICへ

411号線は凍結注意の掲示板が多数ありましたが、それ程でもありま
せん。普通タイヤでも十分でした。（1/15は雪のようなので、厳し
いかと思います）

鴨沢駐車場に停める予定でしたが、登山用途はNGの看板があり、小
袖の村営駐車場に停めるか留浦しかありません。周回予定だった為、
留浦にしました。30分以上のロス。

トイレは留浦駐車場にあります。

コース状況／危険箇所等

1/15は雪のようなので、あまり参考にならないかも知れませんが、一
応書いておきます。

全体的に迷う所はありませんでした。危険個所は、雲取山から三条の
湯の間でちょっとした崩壊箇所と、落石注意の箇所があります。その
他は適所で軽アイゼンを使えば大丈夫でしょう。
ポストは、411号線鴨沢から入ったすぐの所の交番にあります。

・鴨沢〜雲取山経由雲取山荘まで：七ッ石山近くまで雪もなく道が乾
　いていたので、気持ち良く歩けました。危険個所もありません。
　七ッ石山近くから雲取山までは、積雪、凍結箇所と乾いた道が断続
　していましたが、登りという事もあり結局軽アイゼンは使わずにス
　トックだけで通しました。雲取山荘への下りは、勢いでそのままで
　いきました。
・日の入を見る為に山荘から雲取山に登り返す時は時間も遅くなるの
　で軽アイゼンを使用しました。
・2日目雲取山荘から三条の湯経由親川の舗装路まで：1/14は気温が
　高いというものの（雲取山荘で−1℃）、凍結した急な下りもあるの
　で、軽アイゼン等、滑り止めは必須でしょう。
　又、三条ダルミからは急斜面のトラバースですので、落石、崩壊箇
　所、凍結箇所は注意が必要です。
　私は途中で軽アイゼンを外しましたが、日蔭の凍結箇所が随所に出
　てきますので、一度片側が崖で凍結した所は着けなおしました。
　岩場でもないので、サオラ峠まで、着けたままの方が無難かと思い
　ます。
　山と高原地図だと丹波天平から親川への道は不明瞭で迷い易いとあ
　りましたが、赤いリボンが随所にあり、平な林の中でも迷う事はな
　くなっていました。整備して頂いたのでしょう。感謝です。
　但し、急斜面のトラバースは舗装路近くまでありますので、注意は
　必要です。

写真

1/13 7:29

留浦の駐車場。トイレがあります。

1/13 8:19

鴨沢の駐車場は使えません。調査不足でした。一旦戻って、留浦に停めました。

1/13 8:22

411号から雲取山に向かう所にある交番。ここにポストがあります。

1/13 8:30

登山路に入っていきます。

1/13 8:33

杉林の中の道です。

1/13 8:47

小袖の村営駐車場。ピストンではないので、ここは使いませんでした。平日なので空きがあります。

1/13 9:02

杉林から植生が変わります。

1/13 9:38

又、杉に戻ります。

1/13 9:56

丁寧な看板。

1/13 10:17

左右で木が違います。

1/13 10:29

山と高原地図にもありましたが、アセビが多い道に着きました。

1/13 10:51

富士山が頭を見せています。今日も快晴。

1/13 11:15

向かいの斜面にはうっすらと雪が見えます。

1/13 11:25

七ッ石小屋。営業中です。

1/13 11:33

少し行った所の水場。流れています。

1/13 11:40

雪が出てきました。凍結しています。

1/13 11:47

雪と岩が入り混じった道。

1/13 11:55

七ッ山山頂に着きました。

1/13 12:01

富士山もくっきり。

1/13 12:04

南アルプス白峰三山も。

1/13 12:05

雲取山への稜線です。雪はあまり見られません。

1/13 12:15

七ッ石山の広場。積雪数センチ。

1/13 12:24

南アルプスが甲斐駒から赤石岳まで見渡せます。杓子山に行った時より澄んでいます。

1/13 12:34

凍結箇所以外は乾いた道です。

1/13 12:51

青空に木の枝が映えます。

1/13 12:56

雪道も出てきます。

1/13 13:01

奥多摩小屋。

1/13 13:08

青空だと何を撮っても綺麗。

1/13 13:13

小雲取山から来た道を振返ります。

1/13 13:14

稜線と遠くに丹沢の山々も。

1/13 13:18

雲取山に向かう道は積雪しています。

1/13 13:29

踏み固められて完全凍結も。傾斜が緩いので軽アイゼンは使いませんでした。

1/13 13:33

このコースではトレランの方と3人すれ違いました。一番元気な短パンの若者が走って下ります。すごい。

1/13 13:43

青空、枯木？、雪道　綺麗。

1/13 13:44

稜線は雪道。もうすぐです。

1/13 13:57

雲取山避難小屋に着きました。

1/13 14:00

山梨県側の山頂碑。

1/13 14:09

東京都側の山頂にて。カップルの女性に撮ってもらいました。構図がいいです。

1/13 14:15

山座が同定できます。見晴最高。

1/13 14:25

飛龍山方面。

1/13 14:26

富士山と手前大菩薩嶺。

1/13 14:26

下に見える街。うっすらと都心のビル群も。

1/13 14:30

雲取山荘への下り。急ですが、乾いた岩も出ているのでアイゼンを着けなくても大丈夫でした。

1/13 14:39

ごやっかいになる雲取山荘到着。小屋の前で10cmちょっとの雪でしょうか。

1/13 16:35

夕陽に合わせて登り返しました。

1/13 16:43

丹沢の山々も染まっています。ここからだと大山が一番左です。

1/13 16:44

夕陽で赤く見える稜線の木。

1/13 16:46

仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳も。

1/13 16:49

南アルプス悪沢岳の右に夕陽が沈んでいきます。

1/13 16:51

富士山も違った色に。赤富士とはいきませんが。

1/13 17:41

小屋の入口。個室も含め綺麗です。

1/13 17:41

部屋の窓から撮った街の灯。手持ちなのでぶれていますが。

1/14 6:05

2日目の朝、山荘前から。空が白みがかってきました。

1/14 6:13

ランプを点けて山頂に向かいます。軽アイゼンを着けて出発です。

1/14 6:34

誰もいない山頂。

1/14 6:50

鷹ノ巣山の上から日が昇ってきました。

1/14 6:55

空も綺麗。雲がもう少し欲しい。

1/14 6:56

東京都側山頂碑。

1/14 7:04

朝なので左から日が当たります。時間によって色が違います。宿泊者だけの贅沢。

1/14 7:07

三条の湯に向かいます。

1/14 7:08

最初から凍結路です。アイゼンがあるから大丈夫。

1/14 7:09

富士山から丹沢までの山と空。

1/14 7:12

そこそこ急な下りです。

1/14 7:34

三条ダルミの分岐。雪と土がまだら模様です。

1/14 7:40

綺麗に見える富士山もこれが最後。

1/14 7:41

雲取山と三条ダルミを振返ります。

1/14 7:53

左が断崖の雪道。アイゼンがあるので大丈夫です。

1/14 8:04

橋がかかる登山道。ここで一旦アイゼンを外しました。

1/14 8:18

まだまだ凍結が。ここは傾斜が緩く短かったので脇を通りました。

1/14 8:29

崩落注意の看板が。

1/14 8:34

ここはやばかったので、アイゼンを着けなおしました。
通過後、又外しましたが、峠まで登り返すので、そのまま着けていた方が良かったかも。

1/14 8:51

崩落個所。3カ所位あります。足が少し埋まって、通るとズルズル滑ります。この少し手前で10cm位の落石が数メートル位の近さで落ちて行きました。

1/14 8:52

通った後、振り返るとまだ崩落の土煙が続いています。

1/14 9:14

アセビが多い所まで下りました。

1/14 9:10

アセビの実。前日登る道では実も枯れた感じでしたが、ここは綺麗です。

1/14 9:29

トラバース路の右に鎖が付いています。掴むほどではありませんでしたが。このコースはこんな道が多いです。

1/14 9:39

途中の沢。少し凍っています。

1/14 9:40

奥に入ると氷瀑が。

1/14 9:42

三条の湯に到着。

1/14 9:59

久々にコンロを使い、コーヒーを飲んでゆっくりします。

1/14 10:23

サオラ峠に向かいます。下は三条の湯のお風呂場。

1/14 10:41

まだ青空が続きます。

1/14 10:50

又、雪が残る沢。

1/14 11:13

落葉で埋まった道。今倉山からの下りを思い出し慎重に歩きます。ここは浮石か木の根に注意。

1/14 11:31

凍結路を振返ります。斜面が比較的緩いのでアイゼンは着けませんでしたが、滑ってコケかけました。

1/14 11:44

上を見ると日の当たる右側と左側で積雪が違います。

1/14 11:50

まだ凍結路が出てきます。

1/14 12:23

完全凍結。凍結していない所に足を置いて通過。

1/14 12:27

サオラ峠に到着。ここまで来ると、取り敢えず凍結は安心。

1/14 12:46

留浦の駐車場に戻るので天平尾根を進みます。明るく広い尾根です。

1/14 13:09

途中にこんな広場が。

1/14 13:15

真ん中の木に行ってみると花が咲いています。蝋梅でしょうか。

1/14 13:18

丹波天平のアンテナ。

1/14 13:25

親川方面に向かいます。

1/14 13:37

地図通り、アカマツの林です。1本曲がった木が。

1/14 13:41

ここは広い林の中ですが、視界に必ず赤い目印があり、方向音痴の私でも迷いません。

1/14 14:06

下りが急になってきました。

1/14 14:14

住居跡が所々にあります。

1/14 14:17

こんな注意看板が。今出てこられても・・・。　少し落石に注意しながら歩きましたが、大丈夫でした。

1/14 14:35

親川の舗装路（411号）到着。結構長かった。

1/14 14:54

小袖の村営駐車場にはここから脇に登るようです。鴨沢からは入れません。

1/14 15:05

丹波川の水面は薄い氷が張っています。もうすぐ留浦の駐車場です。

撮影機器：

PENTAX K-30 ペンタックス

OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 靴 ザック サブザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

nino33

積雪を期待して行きましたが、1月半ばというのに、雲取山頂近くと
そこから雲取山荘まで以外はあまりありません。

積雪はあまりありませんが、穏やかな天気で快晴。雲取山山頂から日
の入、日の出を見られて大満足です。

特に日の出は、山頂に私1人だけ。得した気分です。

雲取山荘は、宿泊者は私含めて5人だけ。個室で炬燵もあり、とても
快適でした。1人でないともっと楽しめたでしょう。（今回誘った方
の都合が悪く、やむを得ず単独行）
食事もリーズナブルで、オヤジさんも親切。とても良かったです。

2日目の雲取山から三条の湯、サオラ峠経由親川への道は、急斜面の
トラバースが多く、落石、崩壊、凍結、深い落ち葉　と色んな経験
をさせてもらいました。
ヤマレコの皆さんの記録（皆様有難うございます）と天気図を見た上
で行ったので、大丈夫でしたが、1/15に雪が降ったとすると、凍結の
上に新雪が積もるわけで、雪崩もあり得ます。暫くは遠慮したい道で
す。

今年2週連続の快晴。ちょっと贅沢ですね。
写真が多くなりすぎましたが、2日分なのでご容赦下さい。

コメント

トミー

大変参考になりました。
初めまして。大阪のtomytomyと申します。17日18日と雲取山に行ってきました。鴨沢から登り雲取山山頂を踏み、三条の湯へ下りそこで宿泊の予定でした。
当日予定通り山頂へ着き、三条の湯方向へ下ろうとすると全くトレースがありません。道標の方向のかなり下にリボンらしきものはありましたが、雪は膝ぐらいあり危険と判断しました。もし、nino33さんのアドバイスを見ていなかったら恐らく頑張って下ってしまっていたことと思います。
その後天気は一気に悪くなり吹雪いたこともあり、そこで諦めて本当によかったです。ありがとうございました。

nino33

Re: 大変参考になりました。
tomytomyさん

初めまして。
返信が遅れ、済みませんでした。
年末から4週連続で山に行き、ちょっと休憩という事で、ヤマレコもお休み
していました。

凍っていたり、積雪で道が分からなかったりするとすると危ない道ですよね。
きちんと判断されて諦めた由、私なんか分かっていても、途中まで行っちゃ
いそうですので、その判断に脱帽です。

明日、天気が良さそうなので大菩薩嶺にいきますが、雪の状況で無理をしな
い山行を心掛けたいと思います。